日々、さまざまな情報が行き交うビジネスでは、「メモ」を取ることが欠かせません。また、昨今はデジタル化が進み、スマホやPC上に電子メモを残す機会が増えました。
しかし、メモのたびにWordのようなドキュメントファイルを作るのは手間がかかるので、気軽にメモできるアプリやサービスがリリースされています。とはいえ、「メモアプリは種類が多すぎて、どれが良いか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、備忘録や電子メモに最適なアプリ11選を中心にご紹介します。
- メモ帳アプリを使って情報を管理したい
- メモ帳アプリの選び方が分からない
- 誰でも簡単に使えるメモ帳アプリがあれば知りたい
という方はこの記事を参考にすると、自社に合ったメモアプリやサービスが分かり、ストレスなくメモを残せるようになります。
目次
- 1 備忘録に使える!無料のメモアプリ・サービス11選
- 1.1 【Stock】直感的に備忘録を記録・確認しやすいメモアプリ
- 1.2 【Evernote】メモ帳のように手書きで記録できる電子メモアプリ
- 1.3 【Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)】独自の記法を使い手書きのメモも残せるアプリ
- 1.4 【Simplenote】完全無料でテキストメモに特化したアプリ
- 1.5 【mimemo】ブラウザ上でメモを記録・共有できるサービス
- 1.6 【メモWeb】ダウンロードなしですぐに使えるメモサイト
- 1.7 【Google Keep】Googleが提供する手書き機能付きのブラウザメモ
- 1.8 【メモ】iPhone標準搭載の箇条書きでメモを残せるアプリ
- 1.9 【Notes】Android(Galaxy)標準搭載の思ったことを簡単に残せるメモアプリ
- 1.10 【付箋(Sticky Notes)】Windows標準搭載のデスクトップに付箋を貼れる一言メモ
- 1.11 【Keepメモ】LINEで使えるメモ機能
- 2 <比較表>備忘録に使える電子メモアプリ・サービス
- 3 メモアプリを選ぶときのポイント
- 4 業務でメモが活用される4つのシーン
- 5 メモは手書きとデジタルどちらがいい?メリット・デメリットとは
- 6 メモを取る3つのコツ
- 7 備忘録や電子メモに最適なアプリ11選まとめ
備忘録に使える!無料のメモアプリ・サービス11選
以下では、おすすめの無料メモアプリ・サービス11選をご紹介します。
メモアプリを選ぶときの重要ポイントは「保存したメモをすぐに探し出せるか」です。”精度の低い検索機能”なアプリでは、「どこに何のメモを書いたか分からなくなった」という事態に陥りがちです。
また、「メモを簡単に共有できるか」も重要です。共有機能が不十分だと、Wordに書き写したり、メールやチャットで送ったりする手間が発生し、業務のスピードが低下する恐れがあります。
結論、備忘メモに最適なアプリは、作成したメモを高度な検索機能で簡単に探せて、リアルタイムでメンバーに共有できる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモは、任意のメンバーにリアルタイムで共有されるので、共有URLをメールで送る必要もありません。また、高精度な複数キーワード検索によって、あとから振り返ったときにすぐに情報が見つかります。
【Stock】直感的に備忘録を記録・確認しやすいメモアプリ
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
<Stockで備忘録を作成した例>
以下は、Stockで備忘録を作成した例です。

Stockでは、画像のように備忘録を手軽にメモできます。表を作成しておけば、メモをしたいときにすぐに必要な情報のみを残せるのです。
また、備忘録に記入した内容をタスク設定すれば、対応漏れも防げます。
【Evernote】メモ帳のように手書きで記録できる電子メモアプリ

<Evernoteの特徴>
- スマホとパソコンで同期できる
- 共有機能
マルチデバイスに対応しているため、スマートフォンで気軽にメモした内容をパソコンでも確認できます。
Evernoteを利用していない人でさえも、情報を共有することができます。
<Evernoteの機能・使用感>

- テンプレート機能
- タスク機能
ノート上に「議事録」「プロジェクト管理表」「ToDoリスト」といった豊富なテンプレートを呼び出せます。そのため、ノートの記載内容を1から設計する手間を省きたい場合に便利です。
作成したタスクに関しては、!(ビックリマーク)の本数で重要度を設定できるため、優先順位をつけやすいです。
<Evernoteの注意点>
- 多機能すぎて使いこなせない
- 起動が遅い
Evernoteは多機能なツールなので、ITに不慣れな人は使いこなすのが難しいです。
利用しているユーザーからは「windowsPCを起動させて、その後にevernoteを起動してから使用できるまでが遅い。」という声があります。(引用:ITreview)
<Evernoteの料金体系>
- FREE:0円
- PERSONAL:1,100円/ユーザー/月
- PROFESSIONAL:1,550円/ユーザー/月
- ENTERPRISE:要問い合わせ
【Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)】独自の記法を使い手書きのメモも残せるアプリ

<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の特徴>
- リンク機能
- リアルタイムで編集できる
単語を[カッコ]で囲むだけでリンク化されるため、簡単に関連記事などと紐づけることができます。
複数人での同時編集機能が搭載されており、変更をリアルタイムで確認できます。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の機能・使用感>

- 画像、動画などを添付
- 独自の記法を使う
ドラッグアンドドロップやコピーペーストで画像や動画の貼り付けが可能なため、操作がしやすいです。
Markdownとも違う、独自の記法を使って記入する仕組みになっています。そのため、記法を覚えるのに時間がかかったり、思うように使いこなせなかったりする可能性があります。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の注意点>
- 管理が不安
- iPadでは使えない
「どの記事も誰もが編集できるようになっているが、誰が編集したのかが追えないため、記事の管理に若干の不安がある。」との声があります。
(参考:ITreview)
一部のユーザーからは「アイデア出しからテキスト作成に至るまですべてで重用しているので、iPadアプリ版がリリースされるといい。」との声もあります。(参考:ITreview)
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の料金体系>
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)は誰でも閲覧できる公開プロジェクトであれば、無料で利用できます。以下は、「非公開のプロジェクト」を利用する際の料金体系です。
- PERSONAL/EDUCATION:0円(個人、非営利向け)
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- BUSINESS ENTERPRISE:要問い合わせ
【Simplenote】完全無料でテキストメモに特化したアプリ

<Simplenoteの特徴>
- メモの管理設定を変更
- マルチデバイスに対応
設定によっては、タスクを古い順や新しい順、あいうえお順など、様々な形式で並び替えることができます。
iPhoneやAndroid、MacやWindowsといった複数のデバイスに対応しています。
<Simplenoteの機能・使用感>

- ノートを簡単にコピーできる
- ノートのピン留め機能
画面右上の[…]>[Copy Internal Link]をクリックするだけで、すぐにノートをコピーできます。「参考資料として、別のノートへのリンクを貼りたい」といった場面に便利な機能です。
画面右上の[…]>[Pin to top]にチェックを入れれば、重要なメモを画面上部にピン留めできます。そのため、定期的に見返すノートを探す手間を省けるのです。
<Simplenoteの注意点>
- ファイルを添付できない
- 作成日・更新日が不明
テキスト入力中心のメモアプリなので、PDFやWordなどのファイルを添付できません。
ユーザーからは「ソートした際に作成日もしくは更新日が分からない。」との意見もあります。(参考:ITreview)
<Simplenoteの料金体系>
- 無料で利用できます。
【mimemo】ブラウザ上でメモを記録・共有できるサービス

<mimemoの特徴>
- Markdown記法に対応
- 誰にでもメモを見せられる
- グループを作成できる
Markdown(マークダウン)記法に対応しており、読みやすいメモを作成できます。
メモを公開する対象を「自分だけ」「URLを知っている人だけ」「誰でも」の3パターンから選択可能です。また、メモを見せる相手は登録不要なので、相手に手間をかけさせずに共有可能です。
都度、公開する対象を設定するのは面倒だという場合は、グループ機能を利用すれば共有・編集の設定を省けます。
<mimemoの機能・使用感>

- 画像・リンクの添付
- 閲覧制限機能
画像やリンクを添付できるため、会議に必要な資料の画像や、関連メモのURLを貼り付けることができます。
「自分だけ」以外のメモは、URLを知っていれば誰でも閲覧できてしまうので、情報保護の観点からビジネスでの使用には不向きです。
<mimemoの注意点>
- 人によっては慣れるのに時間がかかる
- プレビューで違う表示がされる
Markdown記法でメモを入力するので、人によっては書き方を覚えるのに苦労する恐れがあります。
メモで書いた内容をプレビューで確認すると、異なる内容になっていることがあります。
<mimemoの料金体系>
- mimemo:0円
- mimemoプラス:220円/月
- mimemoグループ:0円
- mimemoグループプラス:1,100円/月
【メモWeb】ダウンロードなしですぐに使えるメモサイト

<メモWebの特徴>
- 会員登録が不要
- 独自のURLが付与される
会員登録の手間がかからず、ページにアクセスしたらすぐに使い始められます。
メモWebでは「マイURL」が付与され、あらゆる端末からメモにアクセスできます。
<メモWebの機能・使用感>

- 操作がシンプル
- メモ以外の機能も備わっている
基本的な操作は、画面右上の「編集」と「保存」を切り替えるだけです。テキスト入力のみのメモ機能なので、個人用の備忘録に役に立ちます。
メモWebと同じサイト上から「電卓Web」や「ペイントWeb」といったページにもアクセスできます。そのため、個人で作業する際に、別の作業ツールを起動する手間がかかりません。
<メモWebの注意点>
- データの保存期限がある
- ファイルは保存できない
- 5つ以上メモを残せない
「マイURL」を管理していても、365日間アクセスしない状態が続くとデータが消えてしまいます。
テキストメモのみに特化しており、PDFやWord、Excelといったファイルは保存できません。
メモを残せる欄が5つしかないため、新規でメモを残すには、優先度の低いメモから削除していかなければなりません。そのため、長期的にメモを残しておきたいという場合には、不向きです。
<メモWebの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Google Keep】Googleが提供する手書き機能付きのブラウザメモ

<Google Keepの特徴>
- メモを付箋形式で残せる
- Google Workspaceと連携
メモを画面上に付箋形式で残せるので、メモの内容や重要度が一目で分かります。
Google Keep自体、Google Workspaceの一部であるため、他の機能と連携させることができます。
<Google Keepの機能・使用感>

- リマインド通知機能
- メモの固定
メモごとにリマインドの通知設定をすれば、重要なタスクをやり忘れるリスクを減らせます。また、Google カレンダーと連携すれば、リマインド内容をカレンダーに反映できるので便利です。
Google Keepでは、メモを固定することで上位に表示させておくことができます。
<Google Keepの注意点>
- オフラインでは利用できない
- 文字の色が変更できない
PCでGoogle Keepを利用するにはインターネットに繋がないといけないため、オフラインの場面では閲覧・編集ができない点に注意が必要です。
利用するユーザーからは「文字色は変更ができないので重要な部分が分かりにくい。」という声があります。(参考:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
- 無料で利用できます。
【メモ】iPhone標準搭載の箇条書きでメモを残せるアプリ

<メモの特徴>
- メモをピンで固定できる
- 共同作業
重要なメモや使う機会の多いメモをピンで固定して、目立たせることができます。
共有フォルダ全体または特定の共有メモを使って共同作業することができます。
<メモの機能・使用感>
- メモの書式を自由に決められる
- メモをフォルダ分けできる

箇条書きやチェックリスト、番号付きリストが使え、メモの書式を自由に決められます。そのため、メモだけでなくToDoリストとしても使えます。

カテゴリ別にメモをフォルダ分けすれば、テーマが入り乱れず情報を整理できます。
<メモの注意点>
- 個人利用向けのアプリ
- 容量を多く使う
メモを共有するには、URLをコピーして送ったり、ストレージサービスのiCloudを経由したりしなければなりません。メモの共有に手間がかかるため、個人利用に向いているアプリと言えます。
一部では「メモアプリだけでもほかのメモアプリに比べ、ギガを多く使うことになる。」というユーザーもいます。(参考:App Store)
<メモの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Notes】Android(Galaxy)標準搭載の思ったことを簡単に残せるメモアプリ

<Notesの特徴>
- マルチデバイス対応
- メモごとにロックをかけられる
スマートフォンやタブレットにも対応しています。ただし、Galaxy製品のみ利用できます。
メモごとにロックをかけることができるため、重要な情報も安全に守れます。
<Notesの機能・使用感>
- 文章を要約してまとめなおしてくれる
- 手書きでメモできる

Galaxy AIの機能に要約、自動フォーマットがあります。会議の記録やアイデアを形式に沿って書かなくてもAIが自動できれいにまとめてくれます。ただし、メモに200字以上書く必要があります。

文字列に関係なくどこでも手書きのメモが可能です。また、手書きの文字もAIで認識してくれます。アイデアをメモしたいけど文字にできないときに有効です。
<Notesの注意点>
- Android製品でしか使えない
- 表示形式が分けられている
Galaxy製品だけに対応しており、Apple製品やWindowsなどと同期して使うことはできません。
一部では「ノートと称しているため、ページ分けされていて見づらい」というユーザーもいます。(参考:Google Play)
<Notesの料金体系>
- Androidユーザーであれば無料で利用できます。
【付箋(Sticky Notes)】Windows標準搭載のデスクトップに付箋を貼れる一言メモ

<付箋(Sticky Notes)の特徴>
- デスクトップにメモを貼れる
- Microsoftアカウントで同期できる
「付箋」で書いたメモは、PCのデスクトップに貼りつけられます。常にデスクトップの最前面に表示させ、他のウィンドウに隠れないようにすることも可能です。
Microsoftアカウントでサインインすると、他のPCやモバイル版「OneNote」アプリとメモを同期できます。
<付箋(Sticky Notes)の機能・使用感>

- 自動保存機能
- フォントの設定・画像の添付
入力や編集直後にデータは自動保存され、メモを閉じても内容が消える心配はありません。
太字、斜体、下線、取り消し線などの書式設定や、画像の添付が可能で、視覚的に見やすいメモを作成できます。
<付箋(Sticky Notes)の注意点>
- 共有できない
- 復元できない
- 動作が不安定
他のユーザーとメモを直接共有する機能は備わっていません。チームでの情報共有には別のツールを検討する必要があります。
一度削除したメモは復元できません。重要な情報を誤って削除しないよう、注意が必要です。
ユーザーからは「高頻度でサーバーとアクセス中になってしまい、編集ができない。」といった意見があります。(参考:Microsoft Store)
<付箋(Sticky Notes)の料金体系>
- 無料で利用できます。
【Keepメモ】LINEで使えるメモ機能

画像引用:LINE公式サイト
<Keepメモの特徴>
- LINEアプリで使える
- 自分専用のトーク
LINEのメモ機能のため、使い慣れた操作でメモを残すことが可能です。(※2024年8月28日に終了となった「Keep」機能とは別の機能になります。)
友達を招待することはできず、自分専用のトークルームとなります。
<Keepメモの機能・使用感>

- アナウンス機能
- チャット形式でメモを残せる
- 写真や画像の送信
特定のメッセージをアナウンスすれば、トークルームの上部に固定表示します。タスクや期限を表示しておけば、タスク忘れを防止できます。
通常のLINEでのやりとりと同様に、簡単にメモを残せます。
LINEと同じように操作できるため、会議の資料など、重要な写真・画像をメモしておくことができます。
<Keepメモの注意点>
- 機能に制限がある
- 保存期間がある
- セキュリティ対策に対しての不安
Keepメモトークの複数作成、名前やプロフィール画像の変更、ノート⋅アルバムの利用などはできません。
トークルームに送受信した画像や動画の保存期間は一定期間のみです。保存期間終了後は表示やダウンロードができなくなるため注意が必要です
スマートフォンのパスワード、又はLINEのパスワードが分かってしまうと誰でも開けてしまうため、セキュリティ対策の観点から見て不安が残ります。
<Keepメモの料金体系>
- 無料で利用できます。
<比較表>備忘録に使える電子メモアプリ・サービス
こちらは、備忘録に使えるメモアプリ・サービス11選の比較表です。(左右にスクロールできます)
| Stock【一番おすすめ】 | Evernote | Helpfeel Cosense(旧Scrapbox) | Simplenote | mimemo | |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
直感的に備忘録を記録・確認しやすいメモアプリ |
メモ帳のように手書きで記録できる電子メモアプリ |
独自の記法を使い手書きのメモも残せるアプリ |
完全無料でテキストメモに特化したアプリ |
ブラウザ上でメモを記録・共有できるサービス |
| シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単(中小規模の企業向け) |
多機能 |
多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
| PC・スマホ対応 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 注意点 |
5名以上での利用が前提 |
多機能すぎて使いこなせない |
管理が不安 |
ファイルを添付できない |
人によっては慣れるのに時間がかかる |
| 料金 |
・無料
・有料プランでも500円~/ユーザー/月 |
・無料
・有料プランは1,100円/ユーザー/月~ |
・無料
・有料プランは1,100円/ユーザー/月~ |
・無料 |
・無料
・有料プランは220円/月~ |
| 公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「Scrapbox」の詳細はこちら |
「Simplenote」の詳細はこちら |
「mimemo」の詳細はこちら |
| メモWeb | Google Keep | メモ帳 | Notes | 付箋(Sticky Notes) | Keepメモ | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
ダウンロードなしですぐに使えるメモサイト |
Googleが提供する手書き機能付きのブラウザメモ |
iPhone標準搭載の箇条書きでメモを残せるアプリ |
Android(Galaxy)標準搭載の思ったことを簡単に残せるメモアプリ |
Windows標準搭載のデスクトップに付箋を貼れる一言メモ |
LINEで使えるメモ機能 |
| シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
シンプルで簡単 |
シンプルで簡単 |
| PC・スマホ対応 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※ただし、iPhone・Macのみ対応 |
【×】※Androidのみ対応 |
【×】※Windowsのみ対応 |
【〇】 |
| 検索機能 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
| 注意点 |
データの保存期限がある |
文字の色の変更ができない |
個人利用向けのアプリ |
Android以外では使えない |
個人向けで共有できない |
機能に制限がある |
| 料金 |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
| 公式サイト |
「メモWeb」の詳細はこちら |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「メモ」の詳細はこちら |
「Notes」の詳細はこちら |
「付箋(Sticky Notes)」の詳細はこちら |
「Keepメモ」の詳細はこちら |
上記のうち、ビジネスでの利用を考慮すると、「複数人での利用が前提な機能に過不足がないメモアプリ」が適切です。
メモアプリを選ぶときのポイント
メモアプリを選ぶときには、以下のようなポイントを押さえ、使い勝手や目的に合った機能が備わっているかを見極めましょう。
- マルチデバイス対応
- 検索性
- 共有と権限管理
- セキュリティ
メモアプリがマルチデバイス対応であれば、スマートフォン、タブレット、PC間でデータをシームレスに同期できます。これにより、外出先やオフィスなど、どんな環境でもスムーズに情報を確認・編集できる利便性が得られます。
メモが増えるほど、必要な情報を素早く見つけられる「検索機能」の精度が重要です。たとえば、キーワード検索だけでなく、日付やタグで絞り込める機能があると、効率的にメモを活用できます。
チームや取引先とメモを共有できる機能があれば、業務の進行を円滑に進められます。また、共有時に閲覧権限や編集権限を細かく設定できれば、情報管理の安全性も確保できます。
業務で使う場合、メモに重要な情報が含まれるケースも少なくありません。アプリが暗号化通信やデータバックアップに対応していれば、情報流出やデータ損失のリスクを大幅に軽減できます。
これらの要素を総合的に比較し、自身やチームの用途に最適なアプリを選択しましょう。
業務でメモが活用される4つのシーン
以下では、業務上で使うメモの種類をご紹介します。状況に応じて適切な種類のメモを作成しましょう。
(1)備忘録として使う
個人的な記録だけでなく、会議の議事録も備忘録に含まれます。
とくに、社内全体への共有が前提になる議事録メモなどは、「誰が読んでも分かりやすい形で記入する」「共有しやすい方法でメモをとる」といった工夫をしましょう。
具体的には「箇条書きを使って要点を簡潔にまとめる」「情報共有アプリでメモを取る」のような対策が効果的です。
(2)書類を作成する
アプリやサービスのメモ機能を使って「マニュアル」や「資料」の書類を作れば、書類管理が簡単になります。
紙媒体での書類管理は、棚やスペースの物理的な保管場所が必要になるだけでなく、紛失のリスクを伴います。一方、メモアプリで管理すれば、保管場所が不要なうえに情報の分散を防げるのです。
たとえば、マニュアルは記載すべき情報が多く、紙で作成した場合には保管が面倒ですが、メモアプリを使えば場所を取らずに簡単に保管できるのです。さらに、セキュリティの高いアプリを導入すれば、情報漏洩などのリスクも防げます。
(3)日報を作成して共有する
業務中にとっていたメモを活用すると、質の高い日報を効率よく書けます。
日報はメンバーの業務状況を把握できる重要な記録であり、内容の具体性が求められます。とくに、リモートワークでは個人の仕事の状況が分かりにくいので、日報での業務報告が分かりづらいと、コミュニケーションコストが大きくかかってしまいます。
そのため、就業中から業務メモの書き方に注意して、日報の質を高めましょう。たとえば、作業の要点や対応件数の数値を具体的にメモしておくことで、上司やメンバーに正確な情報が伝わる日報を作れます。
(4)ToDoリストを作成する
ToDoリストとは、やるべきことをまとめたリストを指します。
紙に手書きする方法もありますが、アプリを活用すると内容の修正が簡単になります。また、「各社員のToDoリスト」を共有すれば、進捗状況が可視化されるため、状況の把握が容易になるのです。
たとえば、メモと併せて簡単にToDoリストを作成・共有できる「Stock」のようなツールを活用すると、情報共有の負担が解消されます。
メモは手書きとデジタルどちらがいい?メリット・デメリットとは
以下では、メモを手書きとデジタルでとる場合のメリット・デメリットを解説します。メリットとデメリットを踏まえて、自社に最適な方法を選びましょう。
手書き
はじめに、手書きメモには以下のメリット・デメリットがあります。
- メリット
- デメリット
ペンで自由に情報を書き込めるのは手書きならではの利点です。たとえば、書く内容を自由に配置したり、余白に簡単な絵や図を書き込んだりして、手軽に情報を整理できます。
手書きメモは「メモが増えすぎると紛失しやすい」「保管場所が必要」といった点がデメリットです。また、検索などは使えないので、あとから情報を探したり振り返ったりするのが難しいです。
このように、手書きメモは誰でも手軽に書き始められる一方で、「保管」や「情報の振り返りやすさ」に課題があります。
デジタル
デジタルでメモを取る方法は「ブラウザ」と「アプリ」の2種類で、それぞれ以下のメリット・デメリットがあります。
<ブラウザ>
- メリット
- デメリット
ブラウザでメモを取るメリットは、開くだけですぐに書き込める点です。また、無料で提供されているサイトも多いので、気軽に利用できます。
ブラウザでは、メモを自動保存できないサイトが多いです。また、セキュリティ対策が充分とは言い切れないため、重要な情報を扱うビジネスシーンでの使用は不安が残ります。
<アプリ>
- メリット
- デメリット
アプリを使えば、アプリ内にメモが保存されるため、ブラウザのようにメモを別の保存場所に貼り付ける手間はかかりません。
アプリによっては「メモを整理、分類する機能がない」という場合や、逆に「メモ以外の機能が多すぎて使いづらい」というケースもあります。
したがって、デジタルでメモを取る場合、アプリによっては、多機能で使いこなせなかったり、欲しい機能が不足していたりする場合もあるのです。よって、必要な機能に過不足の無いアプリを選びましょう。
メモを取る3つのコツ
ここでは、分かりやすいメモを取るための3つのコツをご紹介します。個人で振り返るためだけでなく、ほかのメンバーにすぐ伝わるメモにするためにも、必ず押さえましょう。
(1)5W1Hを意識する
メモをとるコツの1つ目は、5W1Hを意識することです。
5W1Hとは「When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、What(何を)、Why(なぜ)、How(どのように)」の頭文字をとったもので、具体的で伝わりやすい文章に必須のフレームワークです。
5W1Hの要素を満たすメモを心がければ情報の抜け漏れを防げます。また、あとから見返した際に、どこに何が書いてあるのかすぐに分かることもメリットです。
(2)記号や矢印を活用する
メモをとるコツの2つ目は、記号や矢印を活用することです。
会議や打ち合わせで会話内容をメモする場合、一言一句記入しようとすると時間がかかりますが、あらかじめ記号や略語を設定すると入力速度が向上します。また、文字だけでなく矢印を活用して図式化すると、内容が一目で分かりやすくなります。
以上のように、分かりやすいメモを素早く取るコツとして記号や矢印を使いましょう。
(3)余白を残す
メモをとるコツの3つ目は、余白を残すことです。
余白を残しておくと、あとから追加の情報を記載できるのです。たとえば、会議のメモに余白を残しておけば「決定事項に対する個人的なタスク」や「保留事項に関するアイデア」をあとから書き足せます。
以上のように、関連する情報を近くに記載できるように、メモには余白を残しましょう。また、スペースいっぱいに書き込んだ場合に比べて読みやすくなるメリットもあります。
備忘録や電子メモに最適なアプリ11選まとめ
ここまで、備忘録に使えるメモアプリ・Webサービス11選を中心にご紹介しました。
メモアプリはメモとしての利用はもちろん、書類や資料の保存にも活用できます。また、共有機能が備えられていれば、簡単に進捗共有ができ、結果として素早く業務が進められるのです。
ただし、管理が不十分だと、必要な情報を探しづらくなります。 並び替えやフォルダ整理ができないアプリでは、増えたメモの中から目的の情報を見つけるのに時間がかかってしまいます。
そこで、メモを書き込めるだけでなく適切に管理できるアプリを導入すると、情報管理の煩雑さを解消できるのです。したがって、非IT企業の社員でも直感的にメモを作成・共有できる情報共有ツールの「Stock」を使いましょう。
ぜひ「Stock」を導入して、簡単にメモを記録・共有する体制を整えましょう。


