仕事ではあらゆるシーンでメモを取る機会があるため、今日では多くの企業が「クラウドメモ」を活用して、社内の情報管理を効率化しています。クラウドメモを使えば、メモを複数の端末に同期したり、複数人で共同編集したりできて便利です。
しかし、「クラウドメモの導入を検討しているが、どれが自社に適しているのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのクラウドメモ8選やメリット・デメリットをご紹介します。
- 自社に適切なクラウドメモアプリを知りたい
- クラウドメモアプリの選定ポイントを把握したい
- チームでメモツールを用いて情報共有したい
という方はこの記事を参考にすると、自社に最適なクラウドメモアプリが分かり、業務効率につながる社内情報の一元化が容易になります。
目次
- 1 クラウドメモとは?
- 2 クラウドメモアプリの選び方のポイント3選
- 3 無料あり|オンラインでメモを共有できるクラウドメモ8選
- 3.1 【Stock】メモを最も簡単に共有・管理できるクラウドノートアプリ
- 3.2 【ナレカン】社内ナレッジの共有・管理に適したメモアプリ
- 3.3 【Evernote】PCとスマホで同期できる多機能メモアプリ
- 3.4 【Dropbox Paper】Dropboxのファイルとも連携できるアプリ
- 3.5 【Google Keep】メモ帳のように利用できる個人向けアプリ
- 3.6 【Qiita Team】エンジニアチーム向けのメモ共有アプリ
- 3.7 【Joplin】無料で使えるオープンソースのノート作成アプリ
- 3.8 【Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)】iPhoneでも使えるクラウドメモアプリ
- 4 <比較表>おすすめのクラウドメモ一覧
- 5 クラウドメモのメリット・デメリットとは
- 6 クラウドメモに関するよくある質問
- 7 おすすめのクラウドメモのまとめ
クラウドメモとは?
クラウドメモとは、メモを端末本体ではなく、クラウド(インターネット上の保存場所)に保存するツールのことです。
メモがクラウドに保存されていることでさまざまな端末からアクセスできるため、場所を問わず作成・編集・確認することができます。
また、ビジネス向けのツールであれば、簡単に情報共有できる機能やタスク管理機能、議事録作成が想定された機能が備わっているものもあり非常に便利です。
クラウドメモアプリの選び方のポイント3選
ここでは、クラウドメモの選び方のポイント3選をご紹介します。クラウドメモの導入に失敗したくないという方は必見です。
(1)複数デバイスに対応しているか
1つ目のポイントは、複数デバイスに対応していることです。
たとえば、PCのみ対応のアプリでは、移動中や外出先でのメモの作成・確認ができません。一方、スマホやタブレットにも対応しているものであれば、「移動中にスマホでメモを作成し、帰社後にPCでメモを確認する」といった使い方ができるのです。
このように、複数デバイスを使い分けることで、メモの自由度が格段に上がります。また、アプリを選ぶ際は、デバイスごとの操作性もあわせて確認しておきましょう。
(2)誰でも簡単に使えるか
2つ目のポイントは、誰でも簡単に使えることです。
クラウドメモの中には、メモ以外の多様な機能が備わっているものや、Markdown記法に対応しているものなど、高いITスキルが求められる場合があります。しかし、そのようなツールではITに不慣れな社員は使いこなせなせず、次第にアプリが使われなくなる恐れがあるのです。
したがって、「シンプルな操作性のアプリ」を導入しましょう。とくに、無料トライアルができるアプリであれば、「想像していた使い勝手と違っていた」といった事態を防げるうえ、導入前に具体的な運用イメージも深められます。
(3)タスク管理ができるか
3つ目のポイントは、タスク管理ができることです。
クラウドメモには、ToDoリストを作成してタスク管理ができるアプリもあります。メモの作成・共有と同時にタスク管理もできれば、業務の抜け漏れ防止につながるため、業務効率が高まるのです。
したがって、タスク機能が備わっているかどうか確認しましょう。たとえば、タスクの期限を設定でき、メンバーへのタスク依頼も可能な「Stock」のようなツールであれば、個人だけでなくチームのタスク管理にも役立ちます。
無料あり|オンラインでメモを共有できるクラウドメモ8選
以下では、おすすめのクラウドメモ8選をご紹介します。
クラウドメモを選定する際は、「複数デバイスへの対応」や「タスク管理ができるか」がポイントです。複数端末でメモを共有したり、チームで共同編集やタスク管理をしたりすることで、簡単に社内の情報共有ができるようになります。
ただし、多機能なクラウドメモは使いこなすのが難しく、ITに詳しくない社員が多い環境では、定着せずに放置される可能性が高いです。したがって、「誰でも簡単に使ええるシンプルなツール」を選びましょう。
結論、自社が導入すべきクラウドメモアプリは、非IT企業の65歳以上の方でも簡単にメモを作成・共有・管理できる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモはリアルタイムで任意のメンバーへ共有され、スマホからも簡単に確認・編集できます。また、ノートに紐づく「タスク」機能で、メモに関する業務を管理可能な点が、ほかのアプリにはないメリットです。
【Stock】メモを最も簡単に共有・管理できるクラウドノートアプリ
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【ナレカン】社内ナレッジの共有・管理に適したメモアプリ
クラウドメモに情報を蓄積しても、見返したい時にすぐに見つからない状態では非効率です。とくに、取り扱う情報量の多い大企業では、情報が散在しやすいため、「検索性に優れたツール」を導入すべきです。
そこで、「キーワード検索」やAIを活用して“上司に質問するように探せる”「自然言語検索」など、高精度の検索機能が備わっている「ナレカン」を利用すれば、目的の情報に即アクセスできます。
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【Evernote】PCとスマホで同期できる多機能メモアプリ
<Evernoteの特徴>
- 様々な端末と同期できる
- 高度な機能を豊富に備えている
Windowsパソコン、Macだけでなく、iPhone、iPadやAndroidのスマホ、タブレットで使用可能です。様々な端末で、場所を問わず利用できます。
「ノート」に加え、「ドキュメントのスキャン」「カレンダー管理」「AI機能」など、多様な機能が搭載されています。また、Evernoteのノートには、テキストだけではなく、ファイル・画像・音声などもまとめられます。
<Evernoteの機能・使用感>
- Webクリッパー機能
- タスク機能
Web上のコンテンツをノートに直接保存できます。そのため、メモとして残すために、わざわざコピー&ペーストする必要がなくなるのです。
期限日や依頼状況、ノートごとにタスクを確認できます。リマインダー機能も備えているので、業務の抜け漏れを防げるのです。
<Evernoteの注意点>
- 無料プランの制限が大きい
- 動作が重い場合がある
無料プランでは、利用できるノート数が50個、ノートブック数が1個に制限されているほか、同期できる端末も1台までとなっています。
ユーザーの口コミでは「写真を取り込むと動作が遅くなる」などの声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Evernoteの料金体系>
- FREE:無料
- PERSONAL:1,100円/月(月払い)
- PROFESSIONAL:1,550円/月(月払い)
- TEAMS:2,100円/ユーザー/月(月払い)
【Dropbox Paper】Dropboxのファイルとも連携できるアプリ
<Dropbox Paperの特徴>
- Dropboxとの連携が可能
- テンプレートが豊富
Dropboxのアカウントがあれば無料で利用でき、ブラウザでメモの作成が可能です。また、Dropbox Paperのサイズは、通常のドキュメントファイルの30分の1しかないので、容量を圧迫する心配がありません。
「議事録」「プロジェクト管理」「ブレインストーミング」など、さまざまな用途で使える豊富なテンプレートが用意されています。
<Dropbox Paperの機能・使用感>
- タスク機能
- 共同編集機能
チェックボックスで作ったToDoリストは締め切りの設定やメンバーのメンションも可能なため、個人だけでなくチームのタスク管理にも役立つのです。また、メモ上でタスク管理ができるため、たとえば会議中に発生したタスクを議事録と合わせて管理可能です。
ドキュメントをリアルタイムで共同編集できるので、チームでメモを効率よく作成できます。
<Dropbox Paperの注意点>
- 共有リンクの管理に注意が必要
- フォルダ保存で変換する必要がある
メモは共有リンクを通して、外部のメンバーにも共有できます。一方、共有リンクさえ知っていれば誰でもアクセスできるので、徹底した管理が必要です。
ユーザーの口コミでは、「そのままのフォルダ保存ができると変換の手間が省けてありがたい」という声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Dropbox Paperの料金体系>
Dropboxのユーザーは、Dropbox Paperを無料で利用できます。Dropboxの料金プランは以下の通りです。
- Basic:無料
- Plus:1,500円/月(月払い)
- Essentials:2,400円/月(月払い)
- Business:1,800円/ユーザー/月(月払い)
- Business Plus:2,880円/ユーザー/月(月払い)
- Enterprise:要問合せ
【Google Keep】メモ帳のように利用できる個人向けアプリ
<Google Keepの特徴>
- Googleアカウントで利用可能
- 入力手段が豊富
作成したすべてのメモは、Googleアカウント上に保存されます。そのため、Googleアカウントにアクセスできる端末であれば、PCとスマホの両方で利用可能です。
音声をテキストに変換する「音声入力」や、指先でメモができる「手書き入力」など、さまざまな方法でメモを作成できます。
<Google Keepの機能・使用感>
- リマインダー機能
- 記載できる文章量は少ない
「時間に基づくリマインダー」と「場所に基づくリマインダー」の2種類を設定でき、タスク漏れの防止に役立ちます。
Google Keepのメモは付箋のような形式になっています。そのため、個人用のメモには便利ですが、「マニュアルや議事録」など詳細な情報の記録には適していません。
<Google Keepの注意点>
- メモの共有に手間がかかる
- ラベル管理が使いづらい
Google Keepにはメモを一括で共有する機能がないため、ひとつずつ共有する手間がかかる点に注意です。
Google Keepにフォルダ機能はないため、ラベルをつけて管理します。そのため、ユーザーの口コミでは「ラベル分けの文化がいまいちなれずに使いづらい。単純にステータスなどを立てて管理をしたい。」などの声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
すべての機能を無料で利用できます。※Googleアカウントを作る必要あり
【Qiita Team】エンジニアチーム向けのメモ共有アプリ
<Qiita Teamの特徴>
- Markdown記法に対応している
- メモ作成の手間を省ける
Markdown記法に対応しており、読みやすい文書を作成できます。コードに慣れていない方でも、補助ボタンを使えば比較的簡単に編集が可能です。
「日報」や「議事録」で使える豊富なテンプレートが用意されているほか、補助入力機能も備えているので、メモをスムーズに作成できます。
<Qiita Teamの機能・使用感>
- 検索機能
- タグ機能
メモの作成者やタグ、グループ、タイトルなどの項目で絞り込める検索機能を備えています。また、検索した記事は「新着順」「関連順」「ストック順」に並び替えできるので、目的の情報を見つけやすいです。
タグを付与して、関連するキーワードの投稿をまとめることが可能です。ただし、つけるタグの種類をルール化しなければ、情報が錯綜する恐れがあります。
<Qiita Teamの注意点>
- 記事の検索・整理がしにくい
- エンジニア向けのツールである
利用しているユーザーからは、「記事の検索や整理がしづらかった。タグやテキスト検索のみだと限界があると感じることが多かった。」という声があります。(参考:ITreview)
エンジニア向けのツールであるため、ITに不慣れな社員にはオーバースペックとなりやすいです。利用しているユーザーからは「初心者にもかんたんに使えるように配慮したモードを追加してもらえると助かる。」という声があります。(参考:ITreview)
<Qiita Teamの料金体系>
- Personal:500円/月(1人)
- Micro:1,520円/月(〜3人)
- Small:4,900円/月(〜7人)
- Medium:7,050円/月(〜10人)
- Large:15,300円/月(〜17人)月
- Extra:15,300円/月〜(人数制限なし)
【Joplin】無料で使えるオープンソースのノート作成アプリ
<Joplinの特徴>
- オープンソースのメモアプリ
- Webクリッパー機能
Joplinはオープンソースのアプリなので、すべての機能を無料で使えます。また、拡張機能などを利用すれば、用途に合った独自のアプリを作成できるのです。
ChromeとFirefoxで利用できるWebクリッパー拡張機能を使えば、Webページを直接保存したり、スクリーンショットをメモとして残したりできます。
<Joplinの機能・使用感>
- 他社のツールと同期可能
- OCR(文字認識)機能
Joplinは、OneDriveやDropboxとの同期にも対応しています。データを同期すれば、パソコンだけでなくスマホやタブレットからも情報を確認できるので便利です。
OCR機能によって、画像内の文字を読み取り、テキスト形式に変換することができます。テキスト形式にすることで、情報が検索しやすくなり便利です。
<Joplinの注意点>
- Markdown記法に慣れていないと難しい
- 同期が不安定
メモはMarkdown記法で記入するので、慣れていない方は使いこなせない恐れがあります。
ユーザーの口コミでは「Androidアプリの同期動作が不安定。バージョンアップの度に不安定になっていく。」などの声が寄せられています。(参考:Google Play)
<Joplinの料金体系>
基本無料で利用できますが、クラウド版を利用するには以下の有料プランへの加入が必要です。
- Basic:2.99€/月(月払い)
- Pro:5.99€/月(月払い)
- Teams:7.99€/月(月払い)
【Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)】iPhoneでも使えるクラウドメモアプリ
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の特徴>
- 複数ユーザーで同時編集可能
- メモは一覧形式で管理される
チームメンバーとメモを共有して、リアルタイムで共同編集できます。また、文章は自動で保存されるため、保存のし忘れを防止できるのです。
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)のメモは、フォルダで分類されずに一覧形式でまとめられます。そのため、メモの整理には工夫が必要です。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の機能・使用感>
- ページ間リンク機能
- 画像・動画の表示
単語をカッコ([])で囲むとリンク化できます。そのため、関連するメモ同士をネットワーク化してつなぐことで、メモを分類可能です。
[]の中に画像URLや動画URLを貼ると画像・動画が表示されます。そのため、内容確認のためにわざわざURLをクリックする手間が省けるのです。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の注意点>
- スマホのアプリがない
- 情報へのアクセス性が低い
Android・iOSに対応したアプリがないため、スマホではWebブラウザから利用する必要があります。
ユーザーの口コミでは「検索機能の精度が低く、ドキュメントの数が増えると情報を見つけるのが困難」などの声が寄せられています。(引用:ITreview)
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の料金体系>
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)は、誰でも閲覧できる「公開プロジェクト」であれば、個人・ビジネスを問わず無料で利用できます。以下は、「非公開プロジェクト」を使う際の料金体系です。
- PERSONAL / EDUCATION:無料
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- BUSINESS ENTERPRISE:要問い合わせ
<比較表>おすすめのクラウドメモ一覧
以下は、紹介したツールの比較表です。特徴や注意点を比較して、自社に合うツールを見つけましょう。(※表は左右にスクロールできます)
Stock【一番おすすめ】 | ナレカン【おすすめ】 | Evernote | Dropbox Paper | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
メモを最も簡単に共有・管理できるアプリ |
社内ナレッジの共有に適したメモアプリ |
PCとスマホで同期できる多機能メモアプリ |
Dropboxのファイルとも連携できるアプリ |
シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単(中小規模の企業向け) |
シンプルで簡単(大手~中堅企業向け) |
多機能 |
多機能 |
フォルダ管理 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】※有料プランはノートブックで整理が可能 |
【〇】 |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
編集履歴機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
注意点 |
5名以上での利用が前提 |
法人利用が前提なので、個人利用は不可 |
無料プランの制限が大きい |
共有リンクの管理に注意が必要 |
料金 |
・無料
・有料プランは500円/ユーザー/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料プランあり
・有料プランは1,100円/月(月払い)〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,500円/月(月払い)~ |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「Dropbox Paper」の詳細はこちら |
Google Keep | Qiita Team | Joplin | Helpfeel Cosense(旧Scrapbox) | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
メモ帳のように利用できる個人向けアプリ |
エンジニアチーム向けのメモ共有アプリ |
無料で使えるオープンソースのノート作成アプリ |
iPhoneでも使えるクラウドメモアプリ |
シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
フォルダ管理 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
メッセージ機能 |
【×】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
編集履歴機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※バックアップは1日に一回のみ |
注意点 |
メモの共有に手間がかかる |
エンジニア向けで、初心者には扱いにくい可能性がある |
Markdown記法に慣れていないと難しい |
スマホのアプリがない |
料金 |
・無料※Googleアカウントを作る必要あり |
・無料プランなし
・有料プランは500円/月〜 |
・無料プランあり
・有料プランは2.99€/月(月払い)〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,100円/ユーザー/月〜 |
公式サイト |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「Qiita Team」の詳細はこちら |
「Joplin」の詳細はこちら |
とくに、使い方がシンプルでなければ、導入しても社内で使われずに放置される恐れがあります。自社に必要な機能を過不足なく備えているツールを選びましょう。
クラウドメモのメリット・デメリットとは
ここでは、クラウドメモを利用するメリット・デメリットをご紹介します。クラウドメモの導入を検討している方は、メリット・デメリットの両方を踏まえたうえでアプリを選定しましょう。
クラウドメモのメリット
クラウドメモを使うメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 端末を問わずメモを確認できる
- 各メンバーへ情報共有しやすい
- 紛失の心配がない
複数の端末から同じメモにアクセスできるので、リアルタイムで更新内容が反映されます。そのため、「移動中にスマホからメモをして、自宅や職場のパソコンでメモを確認する」といった使い方ができるのです。
クラウドメモであれば、離れた場所にいるメンバーにもリアルタイムで情報を共有できます。また、メモにメッセージが紐づく「Stock」のようなクラウドメモを使うと、仕事の情報管理と連絡業務が一か所で完結します。
紙のメモとは異なり、クラウドであれば大切なメモがデータ管理され、メモを紛失・破損するリスクが低いです。そのため、情報を安心して扱えます。
このように、クラウドメモには、メモの作成・管理・共有がスムーズになるメリットがあります。また、紛失のリスクも低いため、重要な情報を扱うビジネスの場面でも活用できるのです。
クラウドメモのデメリット
クラウドメモを使うデメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- セキュリティのリスクがある
- インターネット通信での利用が前提
- 利用料金がかかる
外部からの不正アクセスなどにより、情報が漏えいする可能性があります。したがって、アプリを選ぶうえでは「セキュリティ対策が万全かどうか」を必ず確認しましょう。
クラウドメモの多くはインターネット通信での利用が前提となります。そこで、オフラインにも対応したメモアプリを選んでおくと、通信環境を問わず利用できるので便利です。
クラウドメモのなかには、無料で利用できるアプリもあるものの、多くは利用料金がかかります。とくに、多機能なアプリは利用料金が高額になりがちなので、費用対効果を検討したうえでツールを選びましょう。
クラウドメモには以上のデメリットがあるため、導入時には「セキュリティは万全か」や「十分な費用対効果を得られるか」を確認する必要があるのです。
クラウドメモに関するよくある質問
ここでは、クラウドに関するよくある質問とその回答を紹介します。
- Q.メモのクラウド同期とは何ですか?
- Q.クラウドメモは安全ですか?
- Q.どうやってメモをiCloudに保存しますか?
- Q.iCloudからメモが消えたのはなぜですか?
メモのクラウド同期とは、PCなどの端末から更新したメモの内容が、クラウド上に反映されることです。これにより、スマホやタブレットなど複数の端末からメモを閲覧・編集できます。
アプリごとのセキュリティ対策によって安全性は異なります。したがって、情報を安全に管理したい方は「国際レベルのセキュリティ基準を満たしているか」などを確認しましょう。
iPhoneやiPad、Macでは、設定アプリを開き、[ユーザー名]>[iCloud]を押し、メモアプリの同期をオンにします。この操作が完了すると、iCloudに保存されるようになります。
iCloudの同期やiOSのアップデート時に起きたエラーまたは、自分が誤って消してしまったことのいずれかが原因だと考えられます。iCloudデータから復元するか、データ復元ソフト等を使うと元の状態に戻せることがあります。
上記の質疑応答を踏まえて、クラウドメモの性質や起こりうる危険を事前に理解しておくことは重要です。なお、iCloudのメモ機能は個人向けのメモアプリであるため、チームでの情報共有には不向きな点に注意しましょう。
おすすめのクラウドメモのまとめ
ここまで、クラウドメモの選び方のポイントやおすすめのクラウドメモ、利用すると得られるメリットをご紹介しました。
クラウドメモは、メモを紛失する心配がなかったり、社内でメモを共有しやすくなったりするメリットがあります。ただし、「便利そうだから」という理由だけで多機能なクラウドメモを選ぶと、操作が難しく次第に使われなくなる恐れがあるのです。
そのため、アプリの選定時には「誰でも簡単に使いこなせるか」を確認しましょう。操作しやすいクラウドメモアプリであれば、教育コストがかからず、社内のあらゆる業務にも横展開できます。
結論、自社が導入すべきなのは、クラウドメモに必須の「情報共有機能」を過不足なく備え、誰でも簡単にメモの作成・管理ができるツール「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、メモをスムーズに作成・管理・共有しましょう。