仕事ではあらゆるシーンでメモを取る機会があるため、今日では多くの企業が「クラウドメモ」を活用して、社内の情報を管理しています。クラウドメモを使えば、メモを複数の端末に同期したり、複数人で共同編集したりできて便利です。
しかし、「クラウドメモの導入を検討しているが、どれが自社に合っているか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのクラウドメモ7選やメリット・デメリットをご紹介します。
- クラウドメモがどのようなものか知りたい
- クラウドメモツールの特徴を比較して導入を検討したい
- 簡単に社内の情報共有ができるクラウドメモツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、自社に最適なクラウドメモアプリが分かり、業務効率につながる社内情報の一元化が容易になります。
目次
クラウドメモとは?
クラウドメモとは、メモを端末本体ではなく、クラウド(インターネット上の保存場所)に保存するツールのことです。
メモがクラウドに保存されていることでさまざまな端末からアクセスできるため、場所を問わず作成・編集・確認することができます。
また、ビジネス向けのツールであれば、簡単に情報共有できる機能やタスク管理機能、議事録作成が想定された機能が備わっているものもあり、非常に便利です。
icloudのメモを使うデメリット
iCloudのメモは、iPhoneやiPadといったApple製品に元々備わっており、わざわざ他のアプリを入れなくてもメモを書くことができます。しかし、iCloudのメモにはいくつかのデメリットもあります。
- 同期設定を変更するとメモが同期できないことがある
- Apple製品以外の端末と共有がしづらい
iCloudの同期設定を変更すると今まで確認できていたメモが確認できなくなることがあります。重要なメモが消えることのないよう、同期設定のやり方や変更の仕方を注意しなければなりません。
iPhone、ipad、MacといったApple製品間では、AirDropで簡単に送ることができます。しかしAndroidなどApple製品以外の端末にメモを送る場合は、メールに添付したりする必要があるため、手間がかかります。
このようにiCloudのメモは、情報共有がスムーズにできない場合があるため、ビジネス利用には注意が必要です。
無料あり|オンラインでメモを共有できるクラウドメモ7選
以下では、おすすめのクラウドメモ7選をご紹介します。
あらゆる業務にクラウドメモを横展開すれば、従来の面倒なファイル管理から脱却できます。とくに、複数端末でメモを共有したり、チームで共同編集やタスク管理をしたりできるアプリであれば、簡単に社内の情報共有ができるようになります。
ただし、多機能なクラウドメモは使いこなすのが難しく、ITに詳しくない社員が多い環境では、定着せずに放置される可能性が高いです。したがって「誰でも簡単に使えるシンプルなツール」を選びましょう。
結論、自社が導入すべきクラウドメモアプリは、非IT企業の65歳以上の方でも簡単にメモを作成・共有・管理できる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモはリアルタイムで任意のメンバーへ共有され、スマホからも簡単に確認・編集できます。また、ノートに紐づく「タスク」機能で、メモに関する業務を管理可能な点が、ほかのアプリにはないメリットです。
【Stock】メモを最も簡単に共有・管理できるクラウドノートアプリ
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【Evernote】手書きにも対応した多機能メモアプリ

<Evernoteの特徴>
- 様々な端末と同期できる
- 高度な機能を豊富に備えている
WindowsパソコンやMacだけでなく、iPhone・iPad・Androidのスマホ・タブレットで使用可能です。様々な端末で、場所を問わず利用できます。
「ノート」に加え、「ドキュメントのスキャン」「カレンダー管理」「AI機能」など、多様な機能が搭載されています。また、Evernoteのノートには、テキストだけではなく、ファイル・画像・音声などもまとめられます。
<Evernoteの機能・使用感>

- カレンダーも同期可能
- タスク機能
カレンダー機能では予定を管理できるだけでなく、Googleカレンダーなどの他のカレンダーアプリと同期できます。Evernoteに全ての予定を書き換えることをしなくても、引き継ぐことができるのです。
期限日や依頼状況、ノートごとにタスクを確認できます。リマインダー機能も備えているので、業務の抜け漏れを防げるのです。
<Evernoteの注意点>
- 無料プランの制限が大きい
- 起動するのが遅い
無料プランでは、利用できるノート数が50個、ノートブック数が1個に制限されているほか、同期できる端末も1台までとなっています。
ユーザーの口コミでは「windowsPCを起動させて、その後にevernoteを起動してから使用できるまでが遅い。このタイムラグが短縮すると、作業開始がスムーズになると大変嬉しい」などの声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Evernoteの料金体系>
- FREE:無料
- PERSONAL:1,100円/月(月払い)
- PROFESSIONAL:1,550円/月(月払い)
- ENTERPRISE:要問い合わせ
【Dropbox Paper】Dropboxのファイルとも連携できるアプリ

<Dropbox Paperの特徴>
- Dropboxとの連携が可能
- テンプレートが豊富
Dropboxのアカウントがあれば無料で利用でき、ブラウザでメモの作成が可能です。
「議事録」「プロジェクト管理」「ブレインストーミング」など、さまざまな用途で使える豊富なテンプレートが用意されています。
<Dropbox Paperの機能・使用感>

- タスク機能
- 写真や動画も貼り付けられる
ToDoリストは締切の設定やメンバーのメンションができるため、チームのタスク管理にも役立ちます。また、メモ上でタスク管理ができるため、会議中に発生したタスクを議事録と合わせて管理することも可能です。
文字だけではなく、写真や動画も貼り付けられます。それぞれの動画や画像に対してのメモを作成できるのです。
<Dropbox Paperの注意点>
- 有料プランでもセキュリティに差がある
- フォルダ保存に手間がかかる
有料プラン内でも、低価格のプランは他のプランと比べるとセキュリティがやや劣っています。たとえば、Plusではリンクのパスワード保護の機能はないので、注意が必要です。
ユーザーの口コミでは「フォルダ保存の際に、そのまま保存できるようになると変換の手間が省けるのでありがたい。フォントサイズ、行間などのバランス調整できるようにして欲しい。」という声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Dropbox Paperの料金体系>
Dropboxのユーザーは、Dropbox Paperを無料で利用できます。Dropboxの料金プランは以下の通りです。
- Basic:無料
- Plus:1,500円/月(月払い)
- Professional:2,400円/月(月払い)
- Standard:1,800円/ユーザー/月(月払い)
- Advanced:2,880円/ユーザー/月(月払い)
- Enterprise:要問い合わせ
【Google Keep】Googleが提供するメモ帳アプリ

<Google Keepの特徴>
- Googleアカウントで利用可能
- 入力手段が豊富
作成したすべてのメモは、Googleアカウント上に保存されます。そのため、Googleアカウントにアクセスできる端末があれば、PCとスマホの両方で利用可能です。
音声をテキストに変換する「音声入力」や、指先でメモができる「手書き入力」など、さまざまな方法でメモを作成できます。
<Google Keepの機能・使用感>

- 共同編集者の指定
- メモごとに色分けできる
メモごとに共同編集者を指定できるため、自分と関係のないメモに間違って書き込んでしまう恐れがありません。
Google Keepのメモはタグの色ではなく、メモ自体の色や背景を選択できます。メモの内容ごとに色分けをすると、より管理がしやすくなります。
<Google Keepの注意点>
- メモを短くまとめる必要がある
- 検索機能が弱い
Google Keepは、議事録などより詳細にまとめる必要がある資料の作成にはあまり向いていません。会議日程や場所といった「短文で簡潔にメモできるもの」を書くのに適しています。
ユーザーの口コミでは「シンプルすぎて、整理や検索が少し不便に感じることがあります」などの声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
すべての機能を無料で利用できます。※Googleアカウントを作る必要あり
【Qiita Team】エンジニアチーム向けのメモ共有アプリ

<Qiita Teamの特徴>
- Markdown記法に対応している
- メモ作成の手間を省ける
Markdown記法に対応しており、読みやすい文書を作成できます。コードに慣れていない方でも、入力補助を使えば比較的簡単に編集が可能です。
「日報」や「議事録」で使える豊富なテンプレートが用意されているほか、補助入力機能も備えているので、メモをスムーズに作成できます。
<Qiita Teamの機能・使用感>

- 検索機能
- コミュニケーションが取りやすい
メモの作成者やタグ、グループ、タイトルなどの項目で絞り込める検索機能を備えています。また、タグは記事の数だけでなく、アルファベット順・逆順でも並べられます。
リアクションやコメントで記事に関する議論やフィードバックができます。また編集リクエスト機能では、他の人に記事の修正をリクエストすることもできます。
<Qiita Teamの注意点>
- 色を使って識別できない
- タスク管理がしづらい
メモの内容によって色を変えることができないため、メモが増えていくと分かりづらくなる可能性があります。
利用しているユーザーからは「タスク管理機能がもっと強化されると使いやすくなると感じました」という声があります。(参考:ITトレンド)
<Qiita Teamの料金体系>
- Personal:500円/月(1人)
- Micro:1,520円/月(〜3人)
- Small:4,900円/月(〜7人)
- Medium:7,050円/月(〜10人)
- Extra:要問い合わせ(人数制限なし)
【Joplin】無料で使えるオープンソースのノート作成アプリ

<Joplinの特徴>
- オープンソースのメモアプリ
- 他社のツールと同期可能
Joplinはオープンソースのアプリなので、すべての機能を無料で使えます。また、拡張機能などを利用すれば、用途に合った独自のアプリを作成できるのです。
Dropbox、OneDriveなどの様々なサービスと同期ができるため、スマホやタブレット、macOS、Linux、Android、iOSなど多くの端末・アプリから利用できます。
<Joplinの機能・使用感>

- カスタマイズしやすい
- Webページもメモとして保存できる
箇条書き、ランキング、ラインなどの専用のボタンがあり、そこをクリックするだけで簡単に自分の作りたいノートを作成することができます。
Webクリッパー拡張機能が搭載されていることで、Webページを保存したり、スクリーンショットをメモとして撮ったりできます。貼り付ける手間が省かれるので便利です。
<Joplinの注意点>
- リマインド機能がない
- スマホで操作すると不具合が起こる
Joplinでは、Todoリストの作成はできますが、それをリマインドしてくれる機能はありません。業務のやり忘れがないように注意が必要です。
ユーザーの口コミでは「スマホで操作すると、編集中のノートが3つになり、編集も中断されることがある。 また、捨てていないはずのノートがいつのまにかゴミ箱に入っている」などの声が寄せられています。(参考:Google Play)
<Joplinの料金体系>
基本無料で利用できますが、クラウド版を利用するには以下の有料プランへの加入が必要です。
- Basic:2.99€/月(月払い)
- Pro:5.99€/月(月払い)
- Teams:7.99€/月(月払い)
【Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)】PCとスマホで同期できるアプリ

<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の特徴>
- 複数ユーザーで同時編集可能
- 検索機能の充実
チームメンバーとメモを共有して、リアルタイムで共同編集できます。また、文章は自動で保存されるため、保存のし忘れを防止できるのです。
画期的な日本語の検索技術と推薦システムによって、専門用語に詳しくない人でも、自身の言葉で必要な情報を探すことができます。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の機能・使用感>

- 手書きで入力できる
- メモに対して資料を貼り付けられる
手書きで図形や描画を作成することもできます。メモに対しての補足説明としても利用でき、便利です。
メモを作成すると、そのメモにファイルをアップロードすることができます。資料が多い場合はメモごとに貼り付けられるためわかりやすくなります。
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の注意点>
- 無料プランは個人・非営利に限定されている
- QAが増えると使いづらくなる
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)無料プランもありますが、個人または非営利の利用に限定されています。そのため企業で導入する場合は注意が必要です。
ユーザーの口コミでは「利用部署が増えてQA情報が増大してくると、質問をできるだけ具体的に書かないと候補が挙がってこないことがあります」などの声が寄せられています。(参考:ITreview)
<Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の料金体系>
Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)は、誰でも閲覧できる「公開プロジェクト」であれば、個人・ビジネスを問わず無料で利用できます。以下は、「非公開プロジェクト」を利用する場合の料金体系です。
- PERSONAL / EDUCATION:無料
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- BUSINESS ENTERPRISE:要問い合わせ
※個人・非営利の利用のみ利用可能
<比較表>おすすめのクラウドメモサービス一覧
以下は、紹介したツールの比較表です。特徴や注意点を比較して、自社に合うツールを見つけましょう。(※表は左右にスクロールできます)
| Stock【一番おすすめ】 | Evernote | Dropbox Paper | |
|---|---|---|---|
| 特徴 |
メモを最も簡単に共有・管理できるアプリ |
手書きにも対応した多機能メモアプリ |
Dropboxのファイルとも連携できるアプリ |
| シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
| フォルダ管理 |
【〇】 |
【×】※有料プランはノートブックで整理が可能 |
【〇】 |
| メッセージ機能 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
| 検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 編集履歴機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 注意点 |
5名以上での利用が前提 |
無料プランの制限が大きい |
フォルダ保存に手間がかかる |
| 料金 |
・無料
・有料プランは500円/ユーザー/月〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,100円/月(月払い)〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,500円/月(月払い)~ |
| 公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「Dropbox Paper」の詳細はこちら |
| Google Keep | Qiita Team | Joplin | Helpfeel Cosense(旧Scrapbox) | |
|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
Googleが提供するメモ帳アプリ |
エンジニアチーム向けのメモ共有アプリ |
無料で使えるオープンソースのノート作成アプリ |
PCとスマホで同期できるアプリ |
| シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
| フォルダ管理 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
| メッセージ機能 |
【×】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
| 検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 編集履歴機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※バックアップは1日に1回 |
| 注意点 |
メモを短くまとめる必要がある |
色を使って識別できない |
リマインド機能がない |
無料プランは個人・非営利に限定されている |
| 料金 |
・無料※Googleアカウントを作る必要あり |
・無料プランなし
・有料プランは500円/月〜 |
・無料プランあり
・有料プランは2.99€/月(月払い)〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,100円/ユーザー/月〜 |
| 公式サイト |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「Qiita Team」の詳細はこちら |
「Joplin」の詳細はこちら |
とくに、使い方がシンプルでなければ、導入しても社内で使われずに放置される恐れがあります。自社に必要な機能を過不足なく備えているツールを選びましょう。
クラウドメモアプリの選び方のポイント3選
ここでは、クラウドメモの選び方のポイント3選をご紹介します。クラウドメモの導入に失敗したくないという方は必見です。
(1)同期機能があるか
1つ目のポイントは、同期機能があることです。
たとえば、PCだけに対応しているアプリでは、外出先でスマホからメモを確認・編集できません。スマホにも対応し、リアルタイムで同期できるものであれば、「移動中にスマホで編集し、帰社後にPCですぐに確認する」といったシームレスな利用が可能になります。
また、端末ごとに操作性が異なる場合もあるため、導入前にデバイスごとの使いやすさもあわせて確認しておきましょう。
(2)誰でも簡単に使えるか
2つ目のポイントは、誰でも簡単に使えることです。
クラウドメモの中には、多様な機能が備わっているものや、Markdown記法に対応しているものなど、高いITスキルが必要な場合があります。しかし、こうしたツールではITに不慣れな社員は使いこなせなせず、次第にアプリが使われなくなる恐れがあるのです。
したがって、「シンプルな操作性のアプリ」を導入しましょう。とくに、無料トライアルができるアプリであれば、「想像していた使い勝手と違っていた」といった事態を防げるうえ、導入前に具体的な運用イメージも深められます。
(3)共有機能があるか
3つ目のポイントは、共有機能があることです。
メモを共有できること自体は便利ですが、全員に一律で公開されるだけでは、機密性の高い情報や特定のメンバー向けの情報まで広まってしまうリスクがあります。そこで、共有範囲を柔軟に設定でき、閲覧・編集権限を個別に管理できるアプリを選ぶと安心です。
たとえば、プロジェクト単位でメンバーを限定したり、閲覧だけ許可する設定ができる「Stock」のようなアプリであれば、セキュリティを保ちながら効率的に情報を共有できます。
クラウドメモのメリット・デメリットとは
ここでは、クラウドメモを利用するメリット・デメリットをご紹介します。クラウドメモの導入を検討している方は、メリット・デメリットの両方を踏まえたうえでアプリを選定しましょう。
クラウドメモのメリット
クラウドメモを使うメリットとして、以下の3つが挙げられます。
- 端末を問わずメモを確認できる
- 各メンバーへ情報共有しやすい
- 紛失の心配がない
複数の端末から同じメモにアクセスできるので、リアルタイムで更新内容が反映されます。そのため「移動中にスマホからメモをして、自宅や職場のパソコンでメモを確認する」といった使い方ができるのです。
クラウドメモであれば、離れた場所にいるメンバーにもリアルタイムで情報を共有できます。また、メモにメッセージが紐づく「Stock」のようなクラウドメモを使うと、仕事の情報管理と連絡業務が一か所で完結します。
紙のメモとは異なり、クラウドであれば大切なメモがデータ管理され、メモを紛失・破損するリスクが低いです。そのため、情報を安心して扱えます。
このように、クラウドメモには、メモの作成・管理・共有がスムーズになるメリットがあります。また、紛失のリスクも低いため、重要な情報を扱うビジネスの場面でも活用できるのです。
クラウドメモのデメリット
クラウドメモを使うデメリットとして、以下の3点が挙げられます。
- セキュリティのリスクがある
- インターネット通信での利用が前提
- 利用料金がかかる
外部からの不正アクセスなどにより、情報が漏えいする可能性があります。したがって、アプリを導入するときには「セキュリティ対策が万全か」を必ず確認しましょう。
クラウドメモの多くはインターネット通信での利用が前提となります。そこで、オフラインにも対応したメモアプリを選んでおくと、通信環境を問わず利用できるので便利です。
クラウドメモのなかには、無料で利用できるアプリもあるものの、多くは利用料金がかかります。とくに、多機能なアプリは利用料金が高額になりがちなので、費用対効果を検討したうえでツールを選びましょう。
クラウドメモには以上のデメリットがあるため、導入時には「セキュリティは万全か」や「十分な費用対効果を得られるか」を確認する必要があるのです。
クラウドメモに関するよくある質問
ここでは、クラウドに関するよくある質問とその回答を紹介します。
- Q.メモのクラウド同期とは何ですか?
- Q.クラウドメモは安全ですか?
- Q.どうやってメモをiCloudに保存しますか?
- Q.iCloudからメモが消えたのはなぜですか?
メモのクラウド同期とは、PCなどの端末から更新したメモの内容が、クラウド上に反映されることです。これにより、スマホやタブレットなど複数の端末からメモを閲覧・編集できます。
アプリごとのセキュリティ対策によって安全性は異なります。したがって、情報を安全に管理したい方は「国際レベルのセキュリティ基準を満たしているか」などを確認しましょう。
iPhoneやiPad、Macでは、設定アプリを開き、[ユーザー名]>[iCloud]を押し、メモアプリの同期をオンにします。この操作が完了すると、iCloudに保存されるようになります。
iCloudの同期やiOSのアップデート時に起きたエラーまたは、自分が誤って消してしまったことのいずれかが原因だと考えられます。iCloudデータから復元するか、データ復元ソフト等を使うと元の状態に戻せることがあります。
上記の内容を踏まえて、クラウドメモの性質や起こりうる危険を事前に理解しておくことは重要です。なお、iCloudのメモ機能は個人向けのメモアプリであるため、チームでの情報共有には不向きな点に注意しましょう。
おすすめのクラウドメモのまとめ
ここまで、クラウドメモの選び方のポイントやおすすめのクラウドメモ、利用すると得られるメリットをご紹介しました。
クラウドメモは、メモを紛失する心配がなかったり、社内でメモを共有しやすくなったりするメリットがあります。ただし「便利そうだから」という理由だけで多機能なクラウドメモを選ぶと、操作が難しく次第に使われなくなる恐れがあるのです。
そのため、アプリを導入する前に「誰でも簡単に使いこなせるか」を確認しましょう。操作しやすいクラウドメモアプリであれば、すぐ使いこなすことができ、社内のあらゆる業務にも役立ちます。
結論、自社が導入すべきなのは、クラウドメモに必須の「情報共有機能」を過不足なく備え、誰でも簡単にメモの作成・管理ができるツール「Stock」一択です。
ぜひ「Stock」を導入して、メモをスムーズに作成・管理・共有しましょう。


