気づきやアイデアを忘れないためには「メモを残すこと」が重要です。メモを残す方法は複数ありますが、近年では紙のメモではなく、PCやスマホで使える「メモアプリ」を使うケースが増えています。
一方、「メモアプリを使いたいが、どれを選ぶべきか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのアプリ9選や選定ポイントを中心にご紹介します。
- Windowsのメモ帳に代わるアプリを探している
- おすすめのメモアプリの機能や特徴を比較検討したい
- メモの作成だけでなく、管理・共有も効率化したい
という方はこの記事を参考にすれば、最適なメモアプリが見つかり、メモの作成から管理までを効率化できます。
目次
WindowsPCのメモ帳とは?
Windowsの場合、デフォルトのメモアプリとして、「メモ帳」が搭載されています。起動する手順は以下の通りです。
- 画面左下の [Windowsボタン] をクリックして、[すべてのアプリ] を選択します。
- 検索窓に「メモ帳」と入力すると、アプリを起動できます。
このように、Windowsではアプリを別途ダウンロードすることなく、標準搭載のメモアプリを利用できます。一方で、メモをフォルダで管理したり、ほかのユーザーと共同編集したりする機能は無いので、ビジネスでの利用には不向きです。
Windowsのメモ帳よりメモアプリを使うべき理由
ここからは、Windowsに備わっている「メモ帳」よりも、メモアプリを利用した方が良い理由を解説します。「Windowsのメモ帳と、ほかのメモアプリの違いが分からない」という方は必見です。
(1)PC以外の端末でもメモを見られる
メモアプリを使えば、作成したメモにスマホやタブレット端末からもアクセスできます。
Windowsの「メモ帳」の場合、作成したメモはPC本体に保存されるので、PCがなければメモを見られません。一方、マルチデバイス対応のメモアプリであれば、スマホやタブレットからも手軽に利用でき、場所を問わずメモを取れるのです。
端末によってメモするアプリを使い分けると、情報が分散して、「どこに何をメモしたのか」が分かりづらくなってしまいます。したがって、マルチデバイス対応のメモアプリを使って、端末を問わず同じメモにアクセスできるようにしましょう。
(2)生産性が向上する
メモアプリを使えば、生産性の向上が見込めます。
Windowsのメモ帳では、気軽に使える点が便利な反面、メモすることしかできないため、「メモして終わり」の状態に陥りやすいです。そのため、「やるべきことをメモしたが、見返さないまま忘れてしまった」といったケースは少なくありません。
一方、「フォルダ機能」や「タスク機能」を搭載した「Stock」のようなメモアプリを使えば、メモして終わりではなく、ノウハウとして蓄積したり、タスクとして管理したりと生産性の向上が期待できます。
<無料あり>Windows対応のおすすめメモアプリ・ソフト9選!
以下では、以下では、無料から使えるWindows対応のおすすめのメモアプリを9つご紹介します。
メモアプリで作ったメモには、インターネット環境があれば、PCだけでなくスマホからでもアクセスできます。そのため、「職場ではPCから、移動中はスマホから」といったように、状況に応じてスムーズにメモを閲覧・編集できるのが特徴です。
しかし、「ただメモをとるだけのアプリ」では、WindowsPCに標準搭載されているメモ帳と変わりません。そのため、アプリを選ぶときは、「メモの作成から共有・管理までがひとつで完結するか」を重視しましょう。
結論、メモの蓄積から共有までを効率化するには、「メモをはじめとする情報管理の機能」を過不足なく備えた、マルチデバイス対応の情報共有アプリ「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモは、任意のメンバーへ瞬時に共有されるほか、「フォルダ」で見やすく整理可能です。また、ノートに紐づく「タスク」「メッセージ」機能があるので、メモから派生したタスク管理や、メンバー間のやりとりも一か所で完結します。
【Stock】最も簡単にメモを残せるノート型アプリ
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【ナレカン】業務に関するノウハウを集約できるメモアプリ
ナレカンは、100名〜数万名規模の企業におすすめのメモアプリです。
「ナレカン」の「記事」には、テキストや画像、ファイルなどをメモとして残せるほか、多階層の「フォルダ」でテーマごとに整理が可能です。また、添付したファイルの中身まで検索可能なので、あらゆる情報に即アクセスできます。
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【Evernote】豊富な機能を搭載したメモアプリ
Evernoteは豊富な機能を搭載したメモアプリです。ノート形式で情報を残せるほか、機能を使いこなすことができれば、さまざまな用途で活用できます。
<Evernoteの特徴>
- 豊富な機能を搭載している
- 強力な検索機能
メモ機能だけでなく、「AI機能」「カレンダー機能」「タスク機能」などの豊富な機能を搭載しており、さまざまな場面で応用できます。
強力な文字認識機能が搭載されているため、写真やホワイトボード、名刺内の文書まで検索できます。また、検索・要約可能なAIを搭載しているので、欲しい情報がすぐに見つかるのです。
<Evernoteの機能・使用感>
- ノート機能
- Webクリッパー機能
ノートには、テキスト、画像、PDFファイルなどのあらゆる情報を残せます。また、タスクバーやカレンダーも挿入可能なので、プロジェクト管理にも活用できます。
Webクリッパー機能を使うと、インターネット上の記事やスクリーンキャプチャなどを直接保存できます。また、保存したコンテンツにはタグを付けられるので、検索しやすいように管理可能です。
<Evernoteの注意点>
- チーム全体への共有がしづらい
- 動作が重くなりやすい
- 検索機能が弱い
個人向けのメモアプリなので、チームで共有する場合にはEVERNOTE TEAMSへの加入が必要です。
利用しているユーザーからは「写真を取り込むとやはり重いのか少し動作が遅くなる」という声があるので、導入する際は容量などに注意しましょう。(参考:ITreview)
利用しているユーザーからは「よりインテリジェントな検索と検出機能を実装することにより、Evernote内で関連情報をより簡単に見つけられるようになると思います」という声があります。(引用:ITreview)
<Evernoteの料金体系>
- FREE:0円
- PERSONAL:1,100円/月(月払い)
- PROFESSIONAL:1,550円/月(月払い)
- EVERNOTE TEAMS:2,100円/ユーザ/月
【OneNote】手書きでメモを残せるMicrosoftのアプリ
OneNoteはMicrosoftが提供するメモアプリです。手書きでメモしたり、画像やファイルを任意の場所に自由自在に貼り付けたりでき、カスタマイズ性の高さが特徴です。
<OneNoteの特徴>
- テキストや画像の自由な配置が可能
- Office製品との連携
テキストはもちろん、画像も自由な箇所に貼り付けられます。
Microsoftが提供するメモアプリのため、Office製品との連携がスムーズで、「Excelの表を直接挿入する」といった使い方が可能です。
<OneNoteの機能・使用感>
- 手書き機能
- ノートブック機能
手書き機能があるので、紙とペンのような感覚で手軽にメモを残せます。添付画像に直接書き込めるので、資料の添削時にも便利です。
作成したメモは、ノートブックでテーマごとに分類できるので、「どのメモがどこにあるか」が分かりやすいです。
<OneNoteの注意点>
- Microsoft製品のユーザー向け
- 構造が難しい
OneNoteは、ほかのMicrosoft製品と親和性が高く、Teamsなどと併用することでチームの連携がスムーズになります。一方、Microsoft製品を利用していない、という企業の場合は、使いづらいと感じる恐れがあります。
ノートブック、セクション、ページなどの複雑な構造を把握するのが難しい可能性があります。実際に「セクションを自ら設定する必要があり煩雑」という声もみられます。(引用:ITreview)
<OneNoteの料金体系>
※有料プランは、他のMicrosoft製品も含まれた「Microsoft 365」の料金です。
- 無料版:0円
- Microsoft 365 Business Basic:1,079円/ユーザー/月(月払い)
- Microsoft 365 Apps for business:1,483円/ユーザー/月(月払い)
- Microsoft 365 Business Standard:2,249円/ユーザー/月(月払い)
- Microsoft 365 Business Premium:3,958円/ユーザー/月(月払い)
【Dropbox Paper】Dropboxと連携が可能なメモアプリ
Dropbox Paperは、ほかのユーザーと共同でメモを残せるメモアプリです。Dropbox Paperで作成したドキュメントは、ファイル管理ツールのDropbox内に保存される仕様になっています。
<Dropbox Paperの特徴>
- 豊富なテンプレートを利用できる
- ガントチャートが挿入できる
Dropbox Paperには、議事録やプロジェクト、タスク管理で使えるテンプレートが用意されているため、一からメモを書く手間を省けます。
ファイルやタスク、ガントチャートを挿入できるので、チームのプロジェクト管理にも役立ちます。
<Dropbox Paperの機能・使用感>
- タスク機能
- キーボード ショートカット一覧がある
タスクの締め切りを設定したり、メンション(@)を使ってタスクを割り当てたりできるので、メモから派生したタスクの管理もスムーズです。
画面右下の【キーボードアイコン】を押すと、ショートカットのやり方をはじめとした書式設定の方法が一覧で表示されるので、操作に不慣れな方でも安心して利用できます。
<Dropbox Paperの注意点>
- 共有リンクの管理に注意する
- 各機能を覚えるのに時間がかかる
共有リンクを発行すれば、外部関係者にもメモを渡せますが、適切に管理しなければ情報漏洩につながる恐れがあるので注意しましょう。
ほとんどの機能がアイコンのみで表示されているため、どのアイコンがどのような機能かを覚えるのに時間がかかります。
<Dropbox Paperの料金体系>
Dropbox Paperは、Dropboxのユーザーであれば無料で利用できます。以下はDropboxの料金体系です。
- Basic:無料
- Plus:1,500円/月(月払い)
- Business:1,800円/ユーザー/月(月払い)
- Essentials:2,400円/月(月払い)
- Business Plus:2,880円/ユーザー/月(月払い)
- Enterprise:要問い合わせ
【Google Keep】Googleが提供するシンプルなメモアプリ
Google Keepは、Googleが提供しているメモアプリです。Googleアカウントがあれば、無料ですぐに使い始められます。
<Google Keepの特徴>
- Googleアカウントと連動
- 付箋形式でメモを管理する
Googleアカウントを持っていれば、端末に関係なく、どこからでもメモにアクセスできます。
メモは付箋形式で画面に表示されるので、一目で中身を確認できます。また、付箋の色は自由に変更可能なので、メモを分類しやすいです。
<Google Keepの機能・使用感>
- メモにラベルをつけられる
- リマインダーを設定できる
メモごとにラベルをつけて分類可能です。ただし、フォルダのように、情報を階層化して整理するといった使い方はできません。
時間や場所に基づいたリマインダーを設定でき、タスクの抜け漏れを防げます。
<Google Keepの注意点>
- 文字装飾ができない
- フォルダ整理ができない
Google Keepでは、文字の大きさや太さを変更したり、色を付けたりといった装飾ができません。そのため、重要な部分を強調するといった使い方ができず、視認性が低いと感じる恐れがあります。
利用しているユーザーからは「メモが多くなると管理が煩雑になるので、しっかりとしたメモを保存したい場合には向いていない」との声があります。(参考:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
無料のGoogleアカウントを作成すれば、すべての機能を利用できます。
【Sticky Notes】デスクトップにメモを残せる付箋アプリ
Sticky NotesはWindows10/11に標準搭載されているメモアプリです。PCのデスクトップに、付箋形式でメモを残せる点が特徴です。
<Sticky Notesの特徴>
- 付箋形式のメモアプリ
- メモの作成に特化している
付箋形式のメモアプリで、Windowsではスタート画面から「付箋」と検索することで起動できます。
Sticky Notesには、メモを管理する「フォルダ機能」や、ほかのユーザーへの「共有機能」はなく、メモを取ることに特化したアプリとなっています。
<Sticky Notesの機能・使用感>
- 装飾機能
文字を太字や斜体にしたり、付箋の色を変更したりできるので、重要なメモを強調したいときに便利です。
<Sticky Notesの注意点>
- 共有・管理機能がない
- スマホとの同期が上手くいかない場合がある
Sticky Notesで作成したメモは、ほかのユーザーに共有したり、フォルダごとに分類したりできません。そのため、ビジネスで利用する場合は、別のメモアプリと併用する必要があります。
実際に利用するユーザーからは、「スマホ側と同期が上手くいかない事がある」といった声が挙がっています。(引用:Microsoft Store)
<Sticky Notesの料金体系>
Windows10/11の標準搭載されており、すべての機能を無料で利用できます。
【esa】情報を育てるドキュメント管理アプリ
esaは「情報をチームで育てること」をコンセプトにしたメモアプリです。複数人でメモを管理できる、ビジネス向けのアプリとなっています。
<esaの特徴>
- 不完全なメモでも公開できる
- メモを共同編集できる
全員で情報を作り上げることが目標のため、メモが未完成でも共有できます。未完成のメモは、「書き途中(Save as WIP)」としてメンバーに表示されます。
eraでは、ほかのユーザーと同時に記事を編集できるので、複数人で連携しながら効率よく文書を作成可能です。
<esaの機能・使用感>
- スラッシュでカテゴリを分けられる
- 編集履歴が残る
ノートタイトルを記入する際に、「/(スラッシュ)」で区切ることによって階層を作れます。情報整理のために便利な機能ですが、特殊な記法を覚えなければならない点に注意が必要です。
口コミでは「作成途中の記事を参考にされると困るので、閲覧不可にできるようにしてほしい。」との声がしばしば見られていました。ただし、WIP(書き途中)状態として共有できるようになったため、従来の悩みを解消できます。
<esaの注意点>
- Markdownに慣れる必要がある
コードを使って整理されたメモを作成できるMarkdown記法に対応しているので、エンジニアでない社員が使いこなすのは難しい恐れがあります。
<esaの料金体系>
- 500円/ユーザー/月
【Cosense】独自記法でメモを整理できるアプリ
Cosenseは、個人の暗黙知を社内の共有資産として、ナレッジ管理していくことを目的としたアプリです。2024年5月より、サービス名が「Scrapbox」から「Cosense」に変更されています
<Cosense(旧Scrapbox)の特徴>
- メモをリンクでつなげられる
- あらゆる情報を添付できる
任意のテキストを[ ]で囲うと、自動的に別ページに飛べるリンクに変換されます。
「ドラッグ&ドロップ」や「コピー&ペースト」で、YouTube動画やGoogle Mapsなどの貼り付けも可能なので、あらゆる情報を集約できます。
<Cosense(旧Scrapbox)の機能・使用感>
- リンク機能
- セキュリティが高い
メモ内に別のメモのリンクを貼ると、メモ同士を紐づけて管理できます。リンク先メモのプレビューが下部に表示されるので構造は分かりやすいですが、フォルダのような階層管理ができない点に注意しましょう。
SSL暗号化通信によって保護されていたり、アクセス制限をかけられたりするため、機密情報でも安心して扱えます。
<Cosense(旧Scrapbox)の注意点>
- 独自の記法に慣れる必要がある
- 非階層で情報を管理
- アプリ版がない
「ブラケティング」というMarkdownのような独自の記法を採用しているので、使いこなすためには時間が必要です。
メモはリンクで管理するので、フォルダで階層化する運用に慣れている場合には使いづらいと感じる可能性があります。
利用しているユーザーからは、「iPadアプリ版がリリースされることを切に望んでいます」という声があり、スマホやタブレット版のアプリがないために不便に感じる恐れがあります。(参考:ITreview)
<Cosense(旧Scrapbox)の料金体系>
- PERSONAL/EDUCATION:0円
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- BUSINESS ENTERPRISE:要問い合わせ
<比較表>PC・スマホでも使えるおすすめメモアプリ一覧
以下は紹介したツールの比較表です。特徴や注意点を確認して、自社に合うツールを選びましょう。(※表は左右にスクロールできます)
Stock【一番おすすめ】 | ナレカン【おすすめ】 | Evernote | OneNote | Dropbox Paper | Google Keep | Sticky Notes | esa | Cosense(旧Scrapbox) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
メモを最も簡単に管理・共有できるアプリ |
業務に関する質問やノウハウがまとめられるメモアプリ |
豊富な機能を搭載したメモアプリ |
手書きでメモを残せるMicrosoftのアプリ |
Dropboxと連携が可能なメモアプリ |
Googleが提供するシンプルなメモアプリ |
デスクトップにメモを残せる付箋アプリ |
情報を育てるドキュメント管理アプリ |
独自記法でメモを整理できるアプリ |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
タスク機能 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】※ただし、締め日の設定はできない |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
選定ポイント1
シンプルな機能性か |
シンプルで簡単(大手~中堅企業向け) |
シンプルで簡単(中小規模の企業向け) |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
シンプルで簡単 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
選定ポイント2
あらゆる端末で使えるか |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※無料プランでは端末2台までという制限あり |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
選定ポイント3
メモの検索性が高いか |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
【✕】 |
【✕】※個人で工夫が必要 |
【✕】※欲しい情報にアクセスするのに工数がかかる |
注意点 |
5名以上での利用が前提 |
法人利用が前提なので、個人利用は不可 |
チーム全体への共有はしにくい |
操作に慣れが必要 |
各機能を覚えるのに時間がかかる |
フォルダで管理できない |
共有・管理機能がない |
Markdownに慣れる必要がある |
独自の記法に慣れる必要がある |
料金 |
・無料プランあり
・有料プランは500円/ユーザー/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料プランあり
・有料プラン:1,100円/月(月払い)~ |
・無料プランあり
・有料プラン:899円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,500円/月(月払い)~ |
・無料 |
・無料 |
・無料プランなし
・有料プラン:500円/ユーザー/月 |
・無料プランあり
・有料プラン:1,100円/ユーザー/月~ |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「OneNote」の詳細はこちら |
「Dropbox Paper」の詳細はこちら |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「Sticky Notes」の詳細はこちら |
「esa」の詳細はこちら |
「Cosense」の詳細はこちら |
ビジネスシーンにおいて「メモ機能だけのアプリ」では、業務を効率化させるのに限界が来てしまいます。そのため、メモを残せるのはもちろん、「ビジネスに必要な機能を過不足なく備えたアプリ」を導入すべきなのです。
【必見】メモアプリの選定ポイント3選
ここでは、メモアプリを選ぶときに注意したいポイント3選を解説します。アプリの導入は「問題なく運用されてこそ成功した」と言えるので、以下を参考に自社に最適なアプリを選びましょう。
(1)マルチデバイスに対応しているか
1つ目の選定ポイントは、マルチデバイスに対応していることです。
複数のデバイスから利用できるアプリであれば、場所や時間を問わずメモを残せます。そのため、「スマホで残したメモを後からPCで確認する」「外出先でパソコンが開けない状況でもメモを書きこむ」といった使い方ができるのです。
このように、ストレスなく手軽にメモを取るために、複数のデバイスでメモを閲覧・編集できるアプリを選びましょう。
(2)検索機能があるか
2つ目の選定ポイントは、メモを見つけるための「検索機能」があることです。
たとえば、「タイトル、本文、ファイル名」に絞り込んでキーワード検索できるアプリであれば、メモを探すスピードが上がります。そのため、検索に時間と手間をかけずに済み、「探しているメモが見つからない」ストレスも解消されます。
このように、量が増えるにつれて煩雑になりやすいメモ管理も、高度な検索機能を利用すれば、素早く必要な情報にアクセスできるのです。
(3)シンプルな機能性か
3つ目の選定ポイントは、機能がシンプルであることです。
多機能なアプリはさまざまな用途に展開できる反面、操作が複雑で「ITに不慣れなメンバー」が使いこなせず、社内に浸透しない場合があるのです。また、社内でツールが活用されなければ、無駄な料金コストが発生し続けることになってしまいます。
したがって、「自社に合った機能が備わったシンプルなアプリ」を選びましょう。たとえば、メモの作成・共有・管理に必要な機能が過不足なく備わった「Stock」のようなアプリであれば、社内で上手く運用に乗せられます。
WindowsPCのメモ帳よりおすすめのメモアプリまとめ
ここまで、Windows対応のおすすめのメモアプリ9選をご紹介しました。
仕事のメモをメンバーへ共有すれば、業務を効率化できるだけでなく、ナレッジとして活用できます。しかし、社員個人のデスクトップ上で管理するWindowsの「メモ帳」では、共有機能が付いていないため、結果としてナレッジの属人化が起きやすいです。
したがって、メモを迅速に共有できるメモアプリを導入しましょう。ただし、多機能なアプリは使い方が難しく、社内メンバーがITに詳しくなければ浸透しづらいので、メモアプリは「使いやすさ」を重視して選ぶべきです。
したがって、導入すべきメモアプリは、非IT企業の65歳の方でも簡単にメモを作成・共有・管理できる「Stock」一択です。Stockには個人のメモを残すための「マイフォルダ」も用意されているので、個別でメモを残したいときにも使えます。
ぜひ「Stock」を導入して、メモを社内のナレッジとして活用しましょう。