情報やアイデアを忘れないためには「メモを残すこと」が重要です。メモを残す方法は複数ありますが、近年では紙のメモではなく、PCやスマホで使える「メモアプリ」を使うケースが増えています。
一方、「メモアプリを使いたいが、どれを選ぶべきかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのアプリ9選や選定ポイントを中心にご紹介します。
- Windowsでメモ帳アプリを使いたいが何が良いかわからない
- メモ帳アプリの選定ポイントを知りたい
- 自社に最適な情報を一元管理できるツールを教えてほしい
という方はこの記事を参考にすれば、最適なメモアプリが見つかり、メモの作成から管理までを効率化できます。
目次
- 1 Windows PCのメモとは?
- 2 Windowsのメモ帳よりメモアプリを使うべき5つの理由
- 3 <無料あり>Windows・Mac対応のおすすめメモアプリ9選!
- 3.1 【Stock】最も簡単にPCでメモが取れるノート型アプリ
- 3.2 【Notion】会議のメモを共有・検索できるアプリ
- 3.3 【Evernote】画像付きのメモが残せる多機能アプリ
- 3.4 【OneNote】手書きでメモを残せるMicrosoftのアプリ
- 3.5 【Dropbox Paper】Dropboxと連携が可能なメモアプリ
- 3.6 【Google Keep】Googleが提供するシンプルなメモアプリ
- 3.7 【Sticky Notes】デスクトップにメモを残せる付箋アプリ
- 3.8 【Simplenote】シンプルで使いやすいメモアプリ
- 3.9 【Cosense】メモをリンク化して階層的に整理できるソフト
- 4 <比較表>パソコン・スマホでも使えるおすすめメモ帳アプリ一覧
- 5 【必見】メモアプリの選定ポイント4選
- 6 WindowsPCのメモ帳よりおすすめのメモアプリまとめ
Windows PCのメモとは?
Windows PCのメモ帳とは、WindowsのPCに搭載された「メモ帳」というアプリを指します。そこで以下では、Windows PCのメモ帳の場所や使い方を簡単にご紹介します。
Windows PCのメモ帳|どこにある?
Windows PCのメモ帳を起動する手順は以下の通りです。
- 画面左下の [Windowsボタン] をクリックして、[すべてのアプリ] を選択します。
- 検索窓に「メモ帳」と入力すると、アプリを起動できます。


このように、Windowsではアプリを別途ダウンロードすることなく、標準搭載のメモアプリを利用できます。一方で、メモをフォルダで管理したり、ほかのユーザーと共同編集したりする機能は無いので、ビジネスでの利用には不向きです。
Windows PCのメモ帳|使い方
「メモ帳」の基本的な使い方は以下の通りです。
- 「メモ帳」アプリを起動後、タイトルとメモしたい内容を入力します。
- 「見出し」や「太字」のタグを使えば、さらに見やすいメモの作成が可能です。


このように、Windowsのメモアプリは、簡単な操作でメモを作成できます。ただし、共有には別で操作が必要なため、社員にメモを共有したい場合は不向きと言えます。
Windowsのメモ帳よりメモアプリを使うべき5つの理由
ここからは、Windowsに備わっている「メモ帳」ではなく、メモアプリを利用すべき理由を解説します。「Windowsのメモ帳と、ほかのメモアプリの違いがからない」という方は必見です。
(1)仕事のメモを簡単に整理できる
Windowsの「メモ帳」には、メモを整理する「フォルダ機能」がないため、整理や管理がしづらい恐れがあります。
一方、メモアプリでは、フォルダやタグ機能でメモを整理できるため、メモを簡単に一元管理できます。たとえば、営業チームが商談ごとにメモを作成し、必要に応じて参照できる環境を整えられるのです。
このように、メモアプリを活用することで、「どこに何をメモしたのかわからない」という状況を防ぎ、業務の効率化につながります。
(2)過去のメモへ瞬時にアクセスできる
Windowsの「メモ帳」はシンプルで使いやすい反面、検索機能がなく、保存したメモを探すのに手間がかかります。その結果、「重要な情報をメモしたのに、どこに保存したかわからない」という状況に陥ることもあります。
一方、フォルダ機能や検索機能を搭載したメモアプリを活用すれば、過去のメモを瞬時に検索・参照できます。たとえば、プロジェクトの経緯を振り返る場合、キーワード検索を使えば、関連する議事録やタスク管理のメモを即座に見つけることができます。
したがって、「フォルダ機能」や「高度な検索機能」を搭載した「Stock」のようなメモアプリを使えば、単なるメモ取りにとどまらず、蓄積した情報を有効活用できる環境が整います。
(3)画像・ファイルを一緒に管理できる
Windowsの「メモ帳」はテキスト情報のみの保存に限定されており、画像やファイルを添付することができません。そのため、会議資料や会議内容をメモしたホワイトボードの写真、PDFなどの関連情報を別のツールに分散して保存する必要があります。
一方、メモアプリなら、テキストだけでなく画像やPDF、音声ファイルも一緒に保存・管理できます。たとえば、企画会議のメモにプレゼン資料を添付しておけば、チームメンバーがすぐに参照できるため、情報共有の手間が省けます。
結論、メモアプリを活用することで、業務に関するあらゆる情報を一元管理し、必要な情報をすぐに見つけられる環境を構築できるのです。
(4)PC以外の端末からもメモにアクセスできる
Windowsの「メモ帳」はPC本体に保存されるため、PCがないとメモを確認することができません。外出先や移動中に情報をチェックしたい場合、メモを事前にメールで送るなどの手間が発生します。
一方、クラウド対応のメモアプリであれば、スマホやタブレットからもアクセス可能です。たとえば、外出先で顧客と商談中にメモを確認したり、その場で追記したりすることができます。
したがって、メモアプリを活用することで、端末を問わず同じ情報にアクセスでき、時間や場所に縛られずに業務を進められます。
(5)チームでの情報共有がスムーズになる
Windowsの「メモ帳」で情報を共有する場合、メモの内容をコピーしてメールやチャットツールに貼り付ける必要があります。そのため、リアルタイムでの情報共有が難しく、手間が増えてしまいます。
一方、メモアプリなら、作成したメモをチームメンバーとリアルタイムで共有できるため、情報伝達のスピードが向上します。たとえば、会議の議事録をチームで共同編集したり、タスクの進捗状況をメンバー間で共有したりすることが可能です。
そのため、メモアプリを活用することで、情報共有の手間を省き、スムーズなコミュニケーションと業務効率化を実現できます。
<無料あり>Windows・Mac対応のおすすめメモアプリ9選!
以下では、無料から使えるWindows・Mac対応のおすすめのメモアプリを9つご紹介します。
Windows PCに標準搭載されているメモ帳は、PCからしかアクセスできず、シンプルなメモ機能しか備わっていません。そのため、外出先などPCを開けない場面や、メモを他の人と共有するときに使いづらいのが難点です。
そこで、メモアプリを選ぶときは、「スマホ対応か」や、「メモの作成・共有・管理が簡単にできるか」を重視しましょう。ただし、多機能なアプリは便利な反面、操作が複雑で使いこなすまでに時間がかかるため、直感的に使えるツールを選ぶことが大切です。
結論、メモの蓄積から共有までを効率化するには、「メモをはじめとする情報管理の機能」を過不足なく備えた、マルチデバイス対応の情報共有アプリ「Stock」一択です。
Stockは、PCだけでなく、スマホやタブレットからも利用できるため、外出先や移動中でもメモをすぐに確認できます。また、作成したメモはリアルタイムでメンバーに共有可能なため、チャットツールやメールに書き写す手間がなく、スムーズな情報共有を実現できます。
【Stock】最も簡単にPCでメモが取れるノート型アプリ
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【Notion】会議のメモを共有・検索できるアプリ

Notionは、豊富なテンプレートが備わっており、議事録や進捗管理といった幅広い場面で、情報を残せます。また、AIによる検索機能が備わっているため、欲しい情報へのアクセス性が高い点が特徴です。
<Notionの特徴>
- 情報共有がしやすい
- マルチデバイス対応
各チームやプロジェクト専用のスペースを設けることで、情報の整理と共有が容易になります。
PC、スマートフォン、タブレットなど、さまざまなデバイスからアクセス可能で、場所を問わず作業を続けられます。
<Notionの機能・使用感>

- プロジェクトのタスク管理
- AI機能
プロジェクト内のタスクを可視化して、進捗状況を視覚的に把握できます。したがって、プロジェクトの遅延に早く気づき対策することが可能です。
Notion AIを活用することで、文章作成や口語形式での検索が可能です。そのため、メモの作成・検索においての業務負担を削減できます。
<Notionの注意点>
- 無料プランでは制限がある
- 使いこなすのが難しい
- 編集履歴が閲覧できない
無料のプランでは、ページ履歴が7日間しか閲覧できなかったり、アップロードできるファイルが最大5MBと決められていたりと制限があります。
利用しているユーザーからは「「Notionはできることが多く、習得が難しい」という声を聞くことがあります。バイアスを解消するためにも、使い方のコツや導入事例などのコンテンツ発信は今後さらに必要だと感じます。」という声があります。(参考:ITreview)
利用しているユーザーからは「複数人が同時編集・管理をしてしまうと、誰がどのパラグラフに何を加えたのかが分かりにくくなることがあります。競合ツールのGoogle Docsのように編集履歴の比較表示機能があると嬉しいです。」という声があります。(参考:ITreview)
<Notionの料金体系>
- フリー:0円
- プラス:2,000円/ユーザー/月
- ビジネス:3,800円/ユーザー/月
- エンタープライズ:要問い合わせ
【Evernote】画像付きのメモが残せる多機能アプリ

Evernoteは豊富な機能を搭載したメモアプリです。ノート形式で情報を残せるほか、機能を使いこなすことができれば、さまざまな用途で活用できます。
<Evernoteの特徴>
- 豊富な機能を搭載している
- 強力な検索機能
メモ機能だけでなく、「AI機能」「カレンダー機能」「タスク機能」などの豊富な機能を搭載しており、さまざまな場面で応用できます。
強力な文字認識機能が搭載されているため、写真やホワイトボード、名刺内の文書まで検索できます。また、検索・要約可能なAIを搭載しているので、欲しい情報がすぐに見つかるのです。
<Evernoteの機能・使用感>

- ノート機能
- Webクリッパー機能
ノートには、テキスト、画像、PDFファイルなどのあらゆる情報を残せます。また、タスクバーやカレンダーも挿入可能なので、プロジェクト管理にも活用できます。
Webクリッパー機能を使うと、インターネット上の記事やスクリーンキャプチャなどを直接保存できます。また、保存したコンテンツにはタグを付けられるので、検索しやすいように管理可能です。
<Evernoteの注意点>
- チーム全体への共有がしづらい
- 起動までが遅い
- 多機能で使いにくい
個人向けのメモアプリなので、チームで共有する場合にはEVERNOTE ENTERPRISEへの加入が必要です。
利用しているユーザーからは「windowsPCを起動させて、その後にevernoteを起動してから使用できるまでが遅い。このタイムラグが短縮すると、作業開始がスムーズになると大変嬉しい。」という声があります。(参考:ITreview)
利用しているユーザーからは「多機能ゆえの使い方が把握し難い感じはある。」という声があるため、初心者の場合は導入に注意する必要があります。(引用:ITreview)
<Evernoteの料金体系>
- FREE:0円
- PERSONAL:1,100円/ユーザー/月
- PROFESSIONAL:1,550円/ユーザー/月
- Enterprise:要問い合わせ
【OneNote】手書きでメモを残せるMicrosoftのアプリ

OneNoteはMicrosoftが提供するメモアプリです。手書きでメモしたり、画像やファイルを任意の場所に自由自在に貼り付けたりでき、カスタマイズ性の高さが特徴です。
<OneNoteの特徴>
- テキストや画像の自由な配置が可能
- Office製品との連携
テキストはもちろん、画像も自由な箇所に貼り付けられます。
Microsoftが提供するメモアプリのため、Office製品との連携がスムーズで、「Excelの表を直接挿入する」といった使い方が可能です。
<OneNoteの機能・使用感>

- 手書き機能
- ノートブック機能
手書き機能があるので、紙とペンのような感覚で手軽にメモを残せます。添付画像に直接書き込めるので、資料の添削時にも便利です。
作成したメモは、ノートブックでテーマごとに分類できるので、「どのメモがどこにあるか」がわかりやすいです。
<OneNoteの注意点>
- Microsoft製品のユーザー向け
- 管理しにくい
OneNoteは、ほかのMicrosoft製品と親和性が高く、Teamsなどと併用することでチームの連携がスムーズになります。一方、Microsoft製品を利用していない、という企業の場合は、使いづらいと感じる恐れがあります。
ユーザーからは「タブを増やしていく事ができるが、タブが増えすぎると監理しづらい。」という声が挙がっています。(引用:ITreview)
<OneNoteの料金体系>
※有料プランは、他のMicrosoft製品も含まれた「Microsoft 365」の料金です。
- 無料版:0円
- Microsoft 365 Business Basic:1,079円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Apps for business:1,483円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Standard:2,249円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Premium:3,958円/ユーザー/月
【Dropbox Paper】Dropboxと連携が可能なメモアプリ

Dropbox Paperは、ほかのユーザーと共同でメモを残せるメモアプリです。Dropbox Paperで作成したドキュメントは、ファイル管理ツールのDropbox内に保存される仕様になっています。
<Dropbox Paperの特徴>
- 豊富なテンプレートを利用できる
- ガントチャートが挿入できる
Dropbox Paperには、議事録やプロジェクト、タスク管理で使えるテンプレートが用意されているため、一からメモを書く手間を省けます。
ファイルやタスク、ガントチャートを挿入できるので、チームのプロジェクト管理にも役立ちます。
<Dropbox Paperの機能・使用感>

- タスク機能
- キーボード ショートカット一覧がある
タスクの締め切りを設定したり、メンション(@)を使ってタスクを割り当てたりできるので、メモから派生したタスクの管理もスムーズです。
画面右下の【キーボードアイコン】を押すと、ショートカットのやり方をはじめとした書式設定の方法が一覧で表示されるので、操作に不慣れな方でも安心して利用できます。
<Dropbox Paperの注意点>
- 共有リンクの管理に注意する
- 各機能を覚えるのに時間がかかる
共有リンクを発行すれば、外部関係者にもメモを渡せますが、適切に管理しなければ情報漏えいにつながる恐れがあるので注意しましょう。
ほとんどの機能がアイコンのみで表示されているため、どのアイコンがどのような機能かを覚えるのに時間がかかります。
<Dropbox Paperの料金体系>
Dropbox Paperは、Dropboxのユーザーであれば無料で利用できます。以下はDropboxの料金体系です。(参考:Dropbox|料金体系)
- Basic:無料
- Plus(1人まで):1,500円/ユーザー/月
- Business(1人まで):1,800円/ユーザー/月
- Essentials(3人以上):2,400円/ユーザー/月
- Business Plus(3人以上):2,880円/ユーザー/月
- Enterprise:要問い合わせ
【Google Keep】Googleが提供するシンプルなメモアプリ

Google Keepは、Googleが提供しているメモアプリです。Googleアカウントがあれば、無料ですぐに使い始められます。
<Google Keepの特徴>
- Googleアカウントと連動
- 付箋形式でメモを管理する
Googleアカウントを持っていれば、端末に関係なく、どこからでもメモにアクセスできます。
メモは付箋形式で画面に表示されるので、一目で中身を確認できます。また、付箋の色は自由に変更可能なので、メモを分類しやすいです。
<Google Keepの機能・使用感>

- メモにラベルをつけられる
- リマインダーを設定できる
メモごとにラベルをつけて分類可能です。ただし、フォルダのように、情報を階層化して整理するといった使い方はできません。
時間や場所に基づいたリマインダーを設定でき、タスクの抜け漏れを防げます。
<Google Keepの注意点>
- メモが流れやすい
- メモを探すのに時間がかかる
Google Keepでは、フォルダ機能や階層管理ができないため、管理が煩雑になりやすいと言えます。そのため、多くのメモを作成・管理したい場合には不向きと言えます。
利用しているユーザーからは「メモが増えてくると一覧性が下がり、目的のメモを探すのに時間がかかることがあります。」との声があります。(参考:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
無料のGoogleアカウントを作成すれば、すべての機能を利用できます。
【Sticky Notes】デスクトップにメモを残せる付箋アプリ

Sticky NotesはWindows10/11に標準搭載されているメモアプリです。PCのデスクトップに、付箋形式でメモを残せる点が特徴です。
<Sticky Notesの特徴>
- 付箋形式のメモアプリ
- メモの作成に特化している
付箋形式のメモアプリで、Windowsではスタート画面から「Sticky Notes」と検索することで起動できます。
Sticky Notesには、メモを管理する「フォルダ機能」や、ほかのユーザーへの「共有機能」はなく、メモを取ることに特化したアプリとなっています。
<Sticky Notesの機能・使用感>

- 装飾機能
文字を太字や斜体にしたり、付箋の色を変更したりできるので、重要なメモを強調したいときに便利です。
<Sticky Notesの注意点>
- 共有・管理機能がない
- 不具合が多い
Sticky Notesで作成したメモは、ほかのユーザーに共有したり、フォルダごとに分類したりできません。そのため、ビジネスで利用する場合は、別のメモアプリと併用する必要があります。
実際に利用するユーザーからは、「しょっちゅうサーバと交信中?みたいなグルグル回転するモードになって編集がうまくできないときがある。 あと設定やメモの一覧も表示されなかったりして、いちいちアプリ終了して再起動させないと駄目なことも多い。」といった声が挙がっています。(引用:Microsoft Store)
<Sticky Notesの料金体系>
Windows10/11に標準搭載されており、すべての機能を無料で利用できます。
【Simplenote】シンプルで使いやすいメモアプリ

<Simplenoteの特徴>
- テキストベースのメモに特化している
- 自動バックアップ機能
Simplenoteには、テキストベースのメモのみ保存可能です。そのため、シンプルで使いやすいメモアプリ
メモは、自動でバックアップが取られます。そのため、保存を忘れたり、デバイスが故障したりしてもデータを失う心配がありません。
<Simplenoteの機能・使用感>

- 共同編集機能がある
- マルチデバイス対応
共同編集者を設定すると、複数人でノートを編集することができます。チームで仕事に取り組む場合に便利な機能です。
スマホ・タブレット・パソコンなどの端末に対応しています。そのため、移動中や訪問先、自宅などでもインターネット環境があれば使用可能です。
<Simplenoteの注意点>
- 画像を添付できない
- 検索機能が使いづらい
Simplenoteはテキスト入力に特化しており、画像やファイルの添付はできません。
実際に利用するユーザーからは、「文字検索した場合に、対象のノートはすぐにわかるのですが
ノートのどの位置にあるかがわからないので改善を希望します。」といった声が挙がっています。(参考:ITreview)
<Simplenoteの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Cosense】メモをリンク化して階層的に整理できるソフト

Cosenseは、個人の暗黙知を社内の共有資産として、ナレッジ管理していくことを目的としたアプリです。2024年5月より、サービス名が「Scrapbox」から「Cosense」に変更されています。
<Cosense(旧Scrapbox)の特徴>
- メモをリンクでつなげられる
- あらゆる情報を添付できる
任意のテキストを[ ]で囲うと、自動的に別ページに飛べるリンクに変換されます。
「ドラッグ&ドロップ」や「コピー&ペースト」で、YouTube動画やGoogle Mapsなどの貼り付けも可能なので、あらゆる情報を集約できます。
<Cosense(旧Scrapbox)の機能・使用感>

- リンク機能
- セキュリティが高い
メモ内に別のメモのリンクを貼ると、メモ同士を紐づけて管理できます。リンク先メモのプレビューが下部に表示されるので構造はかりやすいですが、フォルダのような階層管理ができない点に注意しましょう。
SSL暗号化通信によって保護されていたり、アクセス制限をかけられたりするため、機密情報でも安心して扱えます。
<Cosense(旧Scrapbox)の注意点>
- 独自の記法に慣れる必要がある
- 非階層で情報を管理
- 管理が不安
「ブラケティング」というMarkdownのような独自の記法を採用しているので、使いこなすためには時間が必要です。
メモはリンクで管理するので、フォルダで階層化する運用に慣れている場合には使いづらいと感じる可能性があります。
利用しているユーザーからは、「どの記事も誰もが編集できるようになっているが、誰が編集したのかが追えないため、記事の管理に若干の不安がある。」という声があり、複数人で利用したい場合には管理がしにくい恐れがあります。(参考:ITreview)
<Cosense(旧Scrapbox)の料金体系>
- PERSONAL/EDUCATION:0円
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- BUSINESS ENTERPRISE:要問い合わせ
<比較表>パソコン・スマホでも使えるおすすめメモ帳アプリ一覧
以下は紹介したツールの比較表です。特徴や注意点を確認して、自社に合うツールを選びましょう。(※表は左右にスクロールできます)
| Stock【一番おすすめ】 | Notion | Evernote | OneNote | Dropbox Paper | Google Keep | Sticky Notes | Simplenote | Cosense(旧Scrapbox) | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
最も簡単にPCでメモが取れるノート型アプリ |
会議のメモを共有・検索できるアプリ |
画像付きのメモが残せる多機能アプリ |
手書きでメモを残せるMicrosoftのソフト |
Dropboxと連携が可能なメモアプリ |
Googleが提供するシンプルなメモアプリ |
デスクトップにメモを残せる付箋アプリ |
シンプルで使いやすいメモアプリ |
メモをリンク化して階層的に整理できるソフト |
| 個別メッセージ機能 |
【〇】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
| タスク機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
【✕】 |
【✕】 |
【✕】 |
|
選定ポイント1
シンプルな機能性か |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
シンプルで簡単 |
シンプルで簡単 |
シンプルで簡単 |
多機能 |
|
選定ポイント2
あらゆる端末で使えるか |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】※無料プランでは端末2台までという制限あり |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
|
選定ポイント3
メモの検索性が高いか |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
【✕】 |
【〇】 |
【✕】※欲しい情報にアクセスするのに工数がかかる |
| 注意点 |
5名以上での利用が前提 |
使いこなすのが難しい |
チーム全体への共有がしづらい |
管理しにくい |
各機能を覚えるのに時間がかかる |
メモを探すのに時間がかかる |
共有・管理機能がない |
メモに画像を添付できない |
独自の記法に慣れる必要がある |
| 料金 |
・無料プランあり
・有料プランは500円/ユーザー/月〜 |
・無料プランあり
・有料プラン:2,000円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,100円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,079円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,500円/ユーザー/月~ |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
・無料プランあり
・有料プラン:1,100円/ユーザー/月~ |
| 公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Notion」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「OneNote」の詳細はこちら |
「Dropbox Paper」の詳細はこちら |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「Sticky Notes」の詳細はこちら |
「Simplenote」の詳細はこちら |
「Cosense」の詳細はこちら |
ビジネスシーンにおいて「メモ機能だけのアプリ」では、業務を効率化させるのに限界が来てしまいます。そのため、メモを残せるのはもちろん、「ビジネスに必要な機能を過不足なく備えたアプリ」を導入すべきなのです。
【必見】メモアプリの選定ポイント4選
ここでは、メモアプリを選ぶときに注意したいポイント4選を解説します。アプリの導入は「問題なく運用されてこそ成功した」と言えるので、以下を参考に自社に最適なアプリを選びましょう。
(1)マルチデバイス対応か
1つ目の選定ポイントは、マルチデバイスに対応していることです。
複数のデバイスから利用できるアプリであれば、場所や時間を問わずメモを残せます。そのため、「スマホで残したメモを後からPCで確認する」「外出先でパソコンが開けない状況でもメモを書きこむ」といった使い方ができるのです。
このように、ストレスなく手軽にメモを取るために、複数のデバイスでメモを閲覧・編集できるアプリを選びましょう。
(2)検索機能があるか
2つ目の選定ポイントは、メモを見つけるための「検索機能」があることです。
たとえば、「タイトル、本文、ファイル名」に絞り込んでキーワード検索できるアプリであれば、メモを探すスピードが上がります。そのため、検索に時間と手間をかけずに済み、「探しているメモが見つからない」ストレスも解消されます。
このように、量が増えるにつれて煩雑になりやすいメモ管理も、高度な検索機能を利用すれば、素早く必要な情報にアクセスできるのです。
(3)セキュリティは万全か
3つ目の選定ポイントは、個人情報や機密情報を守る「セキュリティ」が万全であることです。
会社の事業計画や顧客情報といった重要なデータが含まれるメモは、万一の流出を防ぐためにも厳重な管理が求められます。そのため、アクセス権限を設定できる機能や「情報セキュリティの国際規格認証」を取得しているツールであると安心です。
したがって、メモを社内で共有する機会が多い方は、セキュリティ対策が強固なアプリを選定することで情報漏えいのリスクを減らすことが不可欠です。
(4)機能に過不足がないか
4つ目の選定ポイントは、機能に過不足がなく、費用対効果に大きいものを選ぶことです。
無料プランには使える人数や機能に制限があるため、業務の拡大につれて機能が不足してしまう可能性があります。また、有料版に移行する場合、利用しない機能が多いと費用対効果が低くなるため、事前に無料体験などで確認しましょう。
以上のように長期的な使用を見据えて、将来の業務内容やチームの規模の変化にも対応できるツールを選定することが重要です。
WindowsPCのメモ帳よりおすすめのメモアプリまとめ
ここまで、Windows対応のおすすめのメモアプリ9選をご紹介しました。
仕事のメモをメンバーへ共有すれば、業務を効率化できるだけでなく、ナレッジとして活用できます。しかし、社員個人のデスクトップ上で管理するWindowsの「メモ帳」では、共有機能が付いていないため、結果としてナレッジの属人化が起きやすいです。
したがって、メモを迅速に共有できるメモアプリを導入しましょう。ただし、多機能なアプリは使い方が難しく、社内メンバーがITに詳しくなければ浸透しづらいので、メモアプリは「使いやすさ」を重視して選ぶべきです。
したがって、導入すべきメモアプリは、非IT企業の65歳の方でも簡単にメモを作成・共有・管理できる「Stock」一択です。Stockには個人のメモを残すための「マイフォルダ」も用意されているので、個別でメモを残したいときにも使えます。
ぜひ「Stock」を導入して、メモを社内のナレッジとして活用しましょう。


