「LINE」は多くの人に日常的に利用されているチャットアプリです。そして、2020年7月には、LINE上で”自分だけのトーク”にメモを作成できる機能「Keepメモ」が追加されたことで、メモアプリとしても使えるようになりました。
しかし、2024年8月、LINE内で使えるドライブツール「LINE Keep」のサービスが終了しました。そのため、「LINE Keepメモが使い続けられるのか知りたい」「LINE KeepとKeepメモの違いが分からない」といった方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、LINE Keep終了の概要やLINE Keepメモの出し方や使い方、消えたときの復元方法や注意点を中心に解説します。
- LINEのメモ帳機能がどこにあるのかわからない
- Keepメモの具体的な使い方や仕様が知りたい
- 仕事のメモを簡単に記録・確認・共有できるようにしたい
という方はこの記事を参考にすると、LINE Keep終了の概要やLINE Keepメモの利用方法が分かるほか、ビジネス利用における注意点も把握できます。
目次
【2024年8月終了】「LINE Keep」サービス終了の概要
LINE Keepは2024年8月28日にサービスが終了しました。そこで以下では、「LINE Keepサービス終了の概要」や「KeepメモとLINE Keep」の違いを解説します。
LINE Keepの詳細
LINE Keepとは、LINEで行われたトークや画像、動画やリンクなど最大1GBをLINE内で簡単に保存できるドライブツールです。内容やコンテンツによって分類でき、大事なものにはピン止めできるため、仕事とプライベートを分けることが可能です。
今回サービス終了した理由は特に明記されておらず、サービス終了後、LINE Keepに保存していたデータはLINE上で見ることはできません。
LINE Keepに保存していたデータのバックアップ申請が2024年11月28日23:59に終了し、それに続いて2024年12月28日23:59にダウンロードの有効期限を迎えました。これをもって、LINE Keepのサービスは完全に終了しました。

参考:LINE ヘルプセンター|LINE Keepダウンロード申請フォーム(現在は削除済み)
LINE Keepメモとの違いとは?

LINE Keepメモ(ライン キープメモ)とLINE Keepの違いは、主な機能にあります。LINE Keepメモは自分のみが見ることのできるトークルームにメモを保存する機能で、終了したLINE Keepは画像などを保存できるドライブツールです。
LINE Keepは終了しましたが、LINE Keepメモは今まで通り利用可能です。しかし、LINE Keepメモに保存された情報は、一定期間で消えてしまうため、注意が必要です。(※詳細な期間については明記されていません)
ビジネスの場において、情報が永久に保存されず、消えてしまうのは致命的です。そこで、ビジネスに導入するのであるならば、「Stock」のように長期的に情報が管理でき、誰でも簡単に使いこなせるツールがおすすめです。
【必見】LINE Keepの代替に最適なツール
以下では、LINE Keepの代替に最適なツールをご紹介します。
LINE Keepの代替ツールには「データを長期的に保存できるクラウド型メモツール」を選ぶことが重要です。また、ビジネスでは、個人間のやり取りだけではなく、大人数での共有が必要になるので、共有のしやすいツールを選ぶことが必要になります。
さらに、「大切な顧客情報や案件情報を誤送信する」「引き継ぎに失敗してデータが消滅する」といったリスクがあるツールはビジネス向きとは言えません。したがって、仕事のメモを残す場合には、セキュリティ水準の高いツールを選ぶべきです。
結論、業務で使うべきメモツールは、LINEと異なり作成したメモが流れず蓄積でき、瞬時に共有もできる安全なクラウドツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にはメモや画像・ファイルを確実に蓄積することが出来るうえ、リアルタイムで任意のメンバーへ共有することも可能です。また、国際レベルのセキュリティ基準で情報が守られているため、情報漏えいや流出の心配もありません。
メモを流さずに蓄積して共有できるツール「Stock」

/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
![]() 江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
すぐ解決!LINE Keepメモのトラブルガイド
ここでは、LINE Keepメモでありがちなトラブルの解消方法を4つ解説します。LINE Keepメモが上手く使えず困っている方は必見です。
Q1. Keepメモはどこにある?
Keepメモはトークルーム一覧にあります。
下図のように「Keepメモ」という緑アイコンのトークルームにメッセージを送るとメモが残せます。

Keepメモがどこにもない場合には、以下の3つの方法を試しましょう。
<方法(1)バージョンを確認する>
利用しているLINEのバージョンが古いと、Keepメモの機能は利用できません。具体的には、以下のバージョンになっていない場合、LINEをアップデートしましょう。
- iOS 10.11.0以降
- Android 10.11.0以降
- デスクトップ 6.1.0以降
アップデートが完了すれば、トーク一覧にKeepメモが表示されます。
<方法(2)トークルームを検索する>
トークルーム一覧を探しても見つからない場合は、検索機能を活用しましょう。まず、トーク一覧画面の上部にある検索窓に「Keepメモ」と入力します。
検索がヒットすると、下図のようにKeepメモのトークルームが表示されます。

ただし、上記のように検索すると友達追加していない人ともやりとりできる『オープンチャット』の「Keep メモ」がヒットする可能性があるので、誤って社内情報をメモしないように注意しましょう。
<方法(3)非表示リストを確認する>
Keepメモのトークルームが非表示に設定されている場合があります。非表示の設定を解除するためには、[ホーム]>[歯車マーク]の順に選択しましょう。

次に、[友だち]>[非表示リスト] を選択して、Keepメモを再表示します。設定が完了したら、(2)の方法でKeepメモを探しましょう。
Q2. Keepメモが消えたときの復元方法は?
トーク履歴のバックアップを取っている場合、バックアップ内のKeepメモの履歴から内容の確認ができます。
しかし、バックアップ以外での復元方法はなく、LINE公式ガイドでも案内されていません。そのため、「日頃からバックアップを取る」または「データ復元が可能なメモアプリに乗り換える」などの対策が必要です。
Q3. ほかの人からは見られない?
Keepメモで作成したメモは、自分のアカウント以外からはアクセスできないので、第三者からは閲覧されません。

Keepメモは、個人専用のメモとしての利用が前提です。そのため、ほかの人に共有する場合は、メモを長押しして表示される[転送]から送付先を選んで送信しましょう。
ただし、「メモの共有先を一つひとつ設定するのは面倒」という場合は、作成したメモが任意のメンバーへリアルタイムで共有される、「Stock」のようなツールを使うのがベストです。
Q4. トークルームの最上部に固定するには?
Keepメモをトークルームの最上部に固定するには、ピン留め機能を利用します。

上図のように、Androidでは「Keepメモ」のトークルームを長押しして[ピン留め]をタップするだけで、最上部に固定できます。iOSの場合は、Keepメモのトークルームを右方向にスワイプして「ピンマーク」をタップします。
LINE Keepメモの4つの使い方
ここでは、LINE Keepメモの基本的な使い方を4つ解説します。業務にLINE Keepメモの利用を想定している企業は必見です。
(1)メモを作成する
Keepメモのトークルームを開いてメモを作成します。
従来のLINEと同様に、メッセージ送信欄からテキストメッセージを送信すれば、簡単にメモを作成できます。また、画像や動画、音声、ファイル、連絡先、位置情報もメモとして残せます。

(2)メモを閲覧する
Keepメモで作成したメモは、LINEのメッセージと同じようにトークルームのメッセージ形式として残されています。
作成する際に開いたメモのトークルームから検索をかけたり、さかのぼったりすることで確認することができます。

ただし、永久的に残るわけではないため、重要な内容はLINE Keepメモではなく、別のアプリを使うことをおすすめします。
(3)メモを保存・転送する
LINE Keepメモに書き残した内容は一定期間で消えてしまう恐れがあります。また、トークルームに多くのメモを作成した場合、必要な情報が他のメモに埋もれてしまう可能性もあるのです。
そのため、重要なメモは[アナウンス]やほかのトークルームへ[転送]、スクショして写真保存といった工夫が必要です。

転送する場合は、転送する内容を選んだあと、LINEの連絡先やメール・チャットアプリなどの別アプリから送信する方法が一覧で表示されます。任意の方法を選びましょう。
(4)メモを削除する
Keepメモに保存したメモを削除します。
LINE Keepメモのトークルームから消したい情報を選択して長押しすると[削除]が出ます。[削除]を押したのち、選択画面が表示されるので、削除したい画像をひとつまたは複数選択しましょう。


選択後、画面下に出てくる赤い[削除]ボタンを押すことで削除が完了します。削除されたメモや画像は見ることができないため、削除する際は本当に消していいものか必ず確認しましょう。
【過去情報】LINE Keepの使い方
ここでは、LINE Keepの使い方を紹介します。LINE KeepはLINEでやり取りされた情報をまとめて保存できる場所でしたが、2024年8月28日にサービス終了したため、現在以下の方法は使えません。
情報の分類・整理方法
Keepの上段「コレクション機能」で、カテゴリごとに情報の分類が可能です。また、下段はメモ一覧になっており、メモの形式によって情報の絞り込みが可能です。

保存方法
Keepメモから送信したメッセージは、Keepから一時的に確認することができます。しかし、一定期間が経過するとKeepに表示されなくなり、Keepメモからメッセージ自体が消えてしまうと復元できないので注意が必要です。
そのため、重要なメモはメモ一覧から任意のメモの[︙]をタップし、[ピン留め]もしくは[コレクションに追加]のいずれかで保存しなければなりません。

削除方法
メモ一覧から任意のメモの[︙]をタップし、表示される[削除]を選択するとメモを削除できます。Keepに表示されているメモを削除しても、Keepメモのデータは同じタイミングで削除されないので注意が必要です。

転送方法
はじめに、メモ一覧から任意のメモの[︙]>[共有]を選択します。

次に、LINEの連絡先や別アプリから送信する方法が一覧で表示されるので、任意の方法を選んで共有しましょう。
仕事には不向き?LINE Keepメモを利用する注意点
LINEのKeepメモは便利な機能ですが、仕事で利用する際は以下の点に注意が必要です。
- 仕事とプライベートの情報が混在する
- ほかの人とリアルタイムで共有できない
- セキュリティが十分でない恐れがある
- 引き継ぎに失敗するとメモが見られない
私用のLINEアカウントを仕事でも利用すると、業務連絡とプライベートが混在し、仕事に必要な情報が見つけづらくなってしまいます。また、誤送信による情報漏えいのリスクなど、セキュリティ面でのトラブルも心配です。
Keepメモは個人用のメモ機能なので、ほかの人とリアルタイムで共有できません。メモを共有するには、メモを1人ずつ転送またはコピーして送信する必要があるので、メモの共有に時間がかかります。
2022年の12月には、株式会社LINEより、Android版LINEで提供するKeep機能に「別アカウントからデータを閲覧される恐れがある」という脆弱性が見つかったと発表されました。本事象はバージョンアップデートにより解消されていますが、業務に関わる情報の安全性に懸念が残ります。
Keepメモに残した情報は、LINEのアカウントに紐付けられているため、機種変更をしたときにもLINEアカウントを引き継ぐだけでデータを移行できます。しかし、事前に「トーク履歴のバックアップ」を取り忘れるとデータの引き継ぎに失敗し、過去のトーク履歴が消えてしまうリスクがあるのです。
以上の点から、仕事の大切なメモをKeepメモに残すのはリスクが伴うと言えます。そのため、「Stock」のような簡単に使えるビジネス向けのメモツールを活用し、安全に情報を管理しましょう。
LINE Keepメモの出し方や使い方まとめ
ここまで、LINE Keepメモの出し方や使い方、注意点を中心に解説しました。
「Keepメモ」はデータの保存される期間が明確でないため、長期的に残しておきたい情報の記録には不向きです。また、Keepメモは個人利用が前提のため、メモの内容を他者に共有する場合は、転送やコピー送信を使わなければなりません。
さらに、プライベートなLINEが混在していることによる情報漏えいのリスクがあるので、ビジネス利用するなら別のメモツールを活用しましょう。そこで、「期間無制限で情報を蓄積できる、簡単なメモツール」に乗り換えると安心してメモを残しておけます。
したがって、Keepメモの代替ツールには、高度なセキュリティでメモを残せるうえ、共有もリアルタイムでできるツール「Stock」が最適です。Stockは「ノート」でメモを作成・蓄積するため、LINEのように情報が流れてしまう心配もありません。
ぜひ「Stock」を導入し、LINEのKeepメモよりも簡単・安全に情報管理できる仕組みを整えましょう。