Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)は、ページ同士をリンクでつなぎながら情報を蓄積・整理できるナレッジ共有ツールです。個人のメモからチームでの情報共有まで幅広く活用されています。

一方、「Helpfeel Cosenseにはどのような特徴があるのか分からない」「自社の情報共有に向いているのか判断できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、Helpfeel Cosenseの特徴や注意点、他ツールとの違いを中心にご紹介します。

上記に当てはまる方はこの記事を参考にすると、Helpfeel Cosenseの特徴や自社との相性を判断できます。

Helpfeel Cosenseとは?特徴を解説

Helpfeel Cosenseの公式サイトの画面

引用:Helpfeel Cosenseの公式サイト

Helpfeel Cosenseは、株式会社Helpfeelが提供するナレッジ共有サービスです。2024年5月にScrapbox(スクラップボックス)からHelpfeel Cosense(ヘルプフィール コセンス)に名称変更されています。

以下では、改名されたHelpfeel Cosenseの特徴や料金をご紹介します。

ノート同士をつなぐリンク型の仕組み

Helpfeel Cosenseは、フォルダではなくページ同士をリンクでつなぎながら情報を整理する仕組みが特徴です。ページ内の単語をリンク化することで、関連する情報へスムーズに移動でき、知識のつながりを可視化しながらナレッジを蓄積できます。

たとえば、「営業マニュアル」のページから「商談フロー」「提案書テンプレート」「FAQ」などの関連ページへ遷移できるため、必要な情報をたどりながら確認できます。

一方で、フォルダ管理に慣れた組織では運用ルールが統一されていないと、情報が点在して探しにくくなるケースもあります。

このように、Helpfeel Cosenseは社内情報の関連性を活かして情報を整理したい企業に適した仕組みですが、運用ルールをあらかじめ決めておくことが重要です。

初期費用を抑えられる料金プラン

以下は、Helpfeel Cosenseの料金プランです。

PERSONAL/EDUCATION BUSINESS ENTERPRISE
ターゲット 個人・非営利向け ビジネス利用向け ビジネス利用向け(大規模組織向け)
利用料金
(1ユーザーあたり)
無料 1,100円/月 要問い合わせ
ページ数 制限なし 制限なし 制限なし
利用人数 制限なし 制限なし 30人~

参考:Helpfeel Cosense|料金プラン

また、原則1企業に対して1プロジェクトまでの利用ですが、課金をすれば複数のプロジェクトを利用することも可能です。

Helpfeel Cosenseの口コミ・評判

以下では、Helpfeel Cosenseの口コミ・評判をご紹介します。ユーザーの口コミを参考にしたい担当者の方は必見です。

※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。

Helpfeel Cosenseの良い口コミ・評判

Helpfeel Cosenseの良い口コミでは、「関連する過去の情報が紐づくので読み手に深く探索してもらえる」「手軽さとUIのわかりやすさが良い」という声がありました。

非公開ユーザー(投稿日:2026年03月06日)

従来のブログCMSや社内報ツールでは、過去の記事は時間の経過と共に埋もれ、その内容は「死んだテキスト」になりがちでした。しかしCosenseは、記事内のキーワードをリンクするだけで、過去の発信記事が関連ページとして自動的に表示されます。

これにより、新着記事を発するたびに、そこに関連する過去の「自社の思想」や「背景文脈」が紐づき、読み手に深く探索してもらえる生きたネットワークを構築することが可能になりました。

また、階層構造を強制されないため、多岐にわたる企業活動や思想を無理にカテゴライズすることなく、フラットに記述・蓄積できる点が、運用負荷の軽減と情報の多面的な表現に繋がっています。

非公開ユーザー(投稿日:2025年03月25日)

各種マニュアル、議事録、社員紹介ページなど、様々な記事を誰でも簡単にアップロード/編集できる手軽さ。機能で特段ユニークだと思うものはないが、手軽さとUIのわかりやすさが他のメンバーにも評価されている。

非公開ユーザー(投稿日:2022年12月21日)

アイデア出しツールとして優秀で、さっと出してさっと使える利便性があります。記法もシンプルかつ視覚的にも見やすいです。

「こんなことしたい」と要望が出たときにスクリプトやコードで実装できてしまう拡張性も好きです。

Helpfeel Cosenseの改善点に関する口コミ・評判

Helpfeel Cosenseの改善点に関する口コミでは、「記事の管理に不安がある」「iPhone版アプリが欲しい」などの意見がありました。

非公開ユーザー(投稿日:2026年03月06日)

以下の機能改善を期待します。

1. テキストを別ページへ切り出すことが多々ありますが、この操作をUndoして戻せるようにしてほしいです。また、切り出し時にはメタデータがリセットされない方が良いと考えます。

2. 記事の執筆体験(Cosense記法)は非常に快適ですが、作成したコンテンツをAI等で二次利用する際、Markdown形式との変換がシームレスに行えると運用の幅が広がります。また、記事数が増加した際の表記揺れへの対応や、リンクが増えすぎたページへの手入れの仕方への提案など、コンテンツの品質維持を支援する機能があると助かります。

3. 現状のプレゼンテーションモードはシンプルすぎるため、社内外への発表でそのまま使えるよう、表現力をもう少しリッチにしてほしいです。具体的には、例えばレイアウトを2カラムにして片側に画像を配置できたり、スピーカーノートを書けたりすることなどです。

非公開ユーザー(投稿日:2025年03月25日)

どの記事も誰もが編集できるようになっているが、誰が編集したのかが追えないため、記事の管理に若干の不安がある。

また、どうしてもこのツールでないといけないという強みはないので、Google等のように複数の業務カテゴリを包括できる機能がなければ、あえてこのツールを選ぶ決定打は特にないので今後のサービス展開に期待。

非公開ユーザー(投稿日:2022年12月21日)

アイデア出しからテキスト作成に至るまですべてで重用しているので、iPadアプリ版がリリースされることを切に望んでいます。

【注意】Helpfeel Cosenseの導入後に起きやすい3つの壁

ここでは、Helpfeel Cosenseの導入後に起きやすい3つの壁をご紹介します。以下を把握し、自社でHelpfeel Cosenseを導入しても問題ないか検討しましょう。

フォルダがなく資料を探せない

Helpfeel Cosenseでは、フォルダで情報を整理できないため、目的の資料を探しにくくなる場合があります。

Helpfeel Cosenseはリンク同士をつないで情報を管理する仕組みであるため、ページ数が増えるほど情報の全体像を把握しづらくなり、「どこに何が書かれているのか」が分からなくなりやすいです。

たとえば、業務マニュアルや社内ルール、議事録などが増えると、関連ページをたどりながら探す必要があります。検索機能は備わっているものの、リンク構造や適切なキーワードを理解していないユーザーほど、必要な情報にたどり着けません。

このように、Helpfeel Cosenseはフォルダで情報を整理できないので、情報が多いほど「目的の資料が見つからない」といった事態が発生しやすいのです。

文字の入力ルールが難しくなる

Helpfeel Cosenseでは、文字の入力ルールが難しくなります。

ページ同士をリンクでつないだり、見出しやリストを作成したりするには、Helpfeel Cosense独自の入力ルールを利用する必要があるためです。また、文字の入力ルールが複雑だと、ITに不慣れな人は思うように情報を記録できません。

たとえば、ページリンクやチェックリストなどを作成するには専用の記法を理解しなければならず、ITツールに慣れていない社員は入力方法に戸惑うことがあります。その結果、一部の担当者しか情報を更新しなくなり、ナレッジ共有が属人化するのです。

そのため、社内メンバーのITリテラシーにばらつきがある企業は、誰でも直感的に情報を登録・更新できるツールも合わせて検討しましょう。

古い情報がそのまま残ってしまう

Helpfeel Cosenseでは、運用期間が長くなるほど古い情報が残りやすくなります。

ナレッジは業務の変化に合わせて継続的に更新しなければ、現場で正しい情報として活用できません。しかし、更新作業を担当者任せにすると、内容の見直しが追いつかなかったり、更新自体があと回しになったりしやすくなります。

とくにHelpfeel Cosenseは情報が階層化されていないので、ページ数が増えるにつれて古いマニュアルや重複した情報を見つけることが難しくなり、どれが正しい情報か判断しづらいです。

そのため、情報を蓄積するだけでなく、使われていないページや古い情報を把握・整理しながら、常に最新の状態を維持できる仕組みを備えたツールも検討すべきです。

Helpfeel Cosenseが「向いている企業」と「向いていない企業」

以下では、Helpfeel Cosenseが「向いている企業」と「向いていない企業」の特徴をご紹介します。「結局自社にはどのようなツールがよいのか分からない」という方は必見です。

向いている企業|個人のアイデアや知識を自由につなげたい企業

Helpfeel Cosenseは、個人のアイデアや知識を自由につなげたい企業に向いています。

フォルダではなくリンクでページ同士を結び付ける仕組みのため、関連する情報を横断しながら新しい知見を広げられるためです。たとえば、企画のアイデアや調査メモ、議事録などを相互にリンクさせることで、関連する情報をたどりながら発想を広げられます。

また、個人のメモをそのままチームのナレッジとして活用しやすい点も特徴です。このように、個人が持っているアイデアや知識を共有し、発展させたい企業にはHelpfeel Cosenseが適しています。

向いていない企業|情報を階層的に整理したい企業

Helpfeel Cosenseは、フォルダで情報を階層的に整理・管理したい企業には向いていません。

なぜなら、Helpfeel Cosenseは「情報を整理して保存する」よりも、思いついた内容を気軽に記録し、ページ同士をリンクでつないで知識を広げることを重視したナレッジベースだからです。

たとえば、「部署別」「プロジェクト別」のように分けて管理したい場合でも、リンクを活用した運用が前提となります。そのため、情報量が増えると、目的の資料の場所を把握しづらくなったり、運用ルールが担当者によってばらついたりする恐れがあるのです。

このように、社内マニュアルや規程、申請書などをフォルダで分かりやすく整理したい企業では、階層管理に対応したツールを選ぶ方が運用しやすいと言えます。

【比較表】Cosense・Notion・Confluence・ナレカンの違い

以下は、Helpfeel Cosense・Notion・Confluence・ナレカンの比較表です。

Helpfeel Cosense Notion Confluence ナレカン
おもな用途 ナレッジ共有・アイデア整理 ドキュメント・タスク管理 社内Wiki・技術文書管理 社内ナレッジ・マニュアル管理
シンプルで簡単
or多機能
シンプル 多機能 多機能 シンプル
情報の整理方法 リンク型 ページ・データベース型 スペース・ページ階層型 フォルダ階層型
検索機能 キーワード検索 キーワード検索・AI検索 キーワード検索・AI検索 キーワード検索・AI検索
ITに不慣れな
社員の使いやすさ
【△】 【△】 【△】 【〇】
古い情報への対応 手動で更新・整理 手動で更新・整理 手動で更新・整理 「断捨離機能」で使われていない情報を可視化
おすすめの企業 アイデアをつなげて管理したい企業 文書・タスクを一元管理したい企業 チームであらゆる情報を共有・共同編集したい企業 マニュアルや社内資料を蓄積しすぐに取り出せるようにしたい企業
公式サイト
「Helpfeel Cosense」の詳細はこちら
「Notion」の詳細はこちら
「Confluence」の詳細はこちら
「ナレカン」の詳細はこちら

このように、Helpfeel Cosenseをはじめとする情報共有ツールは、それぞれ得意分野が異なります。しかし、企業で長期的に運用する場合は、「情報を蓄積できるか」だけでなく、「情報を整理し続けられるか」が重要です。

その点、「ナレカン」は、古い情報や重複した資料を検知したり、社内特有の用語でも必要な情報を検索したりする機能を備えているため、社内のナレッジが使い続けられるのです。

Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の特徴や注意点まとめ

ここまで、Helpfeel Cosense(旧Scrapbox)の特徴や導入後に起きやすい3つの壁、他ツールとの違いを中心にご紹介しました。

Helpfeel Cosenseは、ページ同士をリンクでつなぎながら知識を蓄積できるナレッジ共有ツールです。一方で、フォルダ管理に対応していないことや、情報量が増えるほど目的の資料を探しづらくなる点には注意が必要です。

そのため、社内マニュアルやノウハウを長期的に運用したい企業には適していません。とくに、情報量が多くなりやすい企業や、複数部署でナレッジを共有する必要がある企業は、Helpfeel Cosenseよりも、検索性・整理のしやすさに優れたツールがおすすめです。

なかでも最適なのが、高度な検索機能や、情報の重複・形骸化を防ぐ機能を備えたAIナレッジツール「ナレカン」です。

無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を導入して社内に散在する情報を一元化し、必要なナレッジを誰でもすぐ活用できる環境を実現しましょう。

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