従来は紙のメモ帳が主流でしたが、現在では「アプリ」「ツール」でメモをするビジネスマンが増えています。なかでも、Webブラウザのメモ帳サービスには「アプリやツールのインストールが制限されたPCでも使える」という特徴があります。
しかし、「Webブラウザのメモ帳サービスが多すぎて、どのサービスが一番良いのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Webブラウザから利用できるおすすめのメモ帳サービス10選を中心にご紹介します。
- 紙のメモ帳では管理が煩雑になるため、ブラウザメモに切り替えたい
- 複数ある無料のブラウザ版メモアプリの中から最適なものを選びたい
- 誰でも簡単にメモを共有でき、管理までできるアプリを探している
という方はこの記事を参考にすると、最も自社にマッチしたメモ帳サービスを選べます。
目次
Webブラウザで使えるメモ帳サービスの種類とは?
ChromeなどのWebブラウザで利用できるメモ帳サービスは「会員登録が必要」なものと「会員登録が不要」なものの大きく2つに分かれます。自社に適したサービスを導入するために、違いを正しく把握しておきましょう。
会員登録ありで使うサービス
はじめに、メールアドレスとパスワードを使う会員登録が必要なメモ帳サービスについて説明します。
会員登録が必要なメモ帳サービスは登録不要で使えるものと比べて、情報漏洩のリスクが圧倒的に低くなります。そのため、社内の機密情報なども安心して管理したいという方は、セキュリティ対策が万全な「会員登録ありのメモ帳サービス」を使いましょう。
また、会員登録ありの場合、Webブラウザだけではなく、スマホやタブレットでも使えるケースが多いです。以上のように、外出中や営業先でもメモ帳を利用したいという方にもおすすめです。
会員登録なしで使うサービス
会員登録不要のメモ帳サービスは、URLにアクセスするだけですぐにメモを使えるのが特徴です。
しかし、パスワードや制限の付与によるロックができないため、重要な情報や知られたくない情報を書くには不向きです。気軽に使える分、情報管理に注意する必要があることを理解しておきましょう。
営業活動を通して得た情報は機密事項を含むケースが多いので、メモの内容によってはセキュリティの強固な「会員登録が必要なサービス」を検討するのがおすすめです。
会員登録あり|Webブラウザで使えるメモ帳アプリ6選
以下では、会員登録ありのおすすめメモ帳サービスをご紹介します。
会員登録が必要ないメモ帳サービスは、セキュリティが低く、マルチデバイスで使えないため不便です。一方、会員登録が必要なメモ帳サービスは、それぞれ特徴や機能が大きく異なるので、自社に必要な機能を見極めて慎重に検討する必要があります。
たとえば、多機能なメモ帳サービスは操作性が複雑で、ITに不慣れな方が使いこなせない可能性があるため「使いやすさ」を最重視すべきです。そのため、ITに不慣れな方でも直感的に使えるツールを使い、すぐに業務に移せる環境を整えましょう。
結論、仕事におけるメモの作成・共有・管理には、非IT企業の65歳以上の方でも説明なしですぐに使いこなせるツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモは、任意のメンバーへすぐに共有されるうえに、2~3階層の「フォルダ」で分けて見やすく整理しておけます。また、更新した内容は自動保存され、編集履歴からはメモを復元したり、変更した箇所を比較したりできるのも特徴です。
【Stock】仕事のメモを最も簡単に管理できるオンラインメモツール
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【ナレカン】社内情報を気軽にナレッジとして共有できるメモツール
ナレカンは、社内情報を気軽にナレッジとして共有できるメモツールです。
「ナレカン」では、マニュアル・社内wiki・議事録などの社内ナレッジを簡単にまとめられます。また、高精度な「検索機能」でほしい情報が確実に見つかるので、全社的に使うメモツールとしても最適です。
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【Google Keep】Googleが提供するメモアプリ
<Google Keepの特徴>
- Googleアカウントと連動
- パネル形式での表示
Googleアカウントと連動しているため、作成したメモはすべてGoogleアカウントで管理できます。Google Cromeやその他のブラウザですぐに利用できるのも特徴です。
すべてのメモがパネル形式で表示されるので一覧性が高く、どのようなメモが保存されているかを把握しやすいです。
<Google Keepの機能・使用感>
- 付箋と似た使用感
- ゴミ箱機能
短く内容をまとめて一覧で確認する形式なので、付箋のような感覚で使えます。メモごとに「ラベル分け」や「リマインダーの設定」ができる点は、紙の付箋より便利です。
削除してしまったメモを7日間以内なら、復元できる機能があります。誤って削除してしまった場合に、メモを作り直す手間を省ける点がメリットです。
<Google Keepの注意点>
- フォルダ分けができない
- 動画の添付はできない
- アップデートしたらメモが消えた
Keepで残したメモは、ラベルでの整理が前提となります。フォルダ分けはできないので注意が必要です。
利用しているユーザーからは「動画添付が困難なところが少し難。動画を共有する際には、他のSNSやクラウドツールを使用しています。」という声があります。(引用:ITreview)
利用しているユーザーからは「アップデートした後メモが消えた」「画像が表示されない」という声が複数挙がっています。(引用:ITreview)
<Google Keepの料金体系>
無料で作れるGoogleアカウントがあれば、すべての機能を利用できます。
【Evernote】無料でも使える多機能なノートアプリ
<Evernoteの特徴>
- Webクリップ機能が利用できる
- あらゆる情報を蓄積できる
Web上の記事を、メモに高い再現度で貼り付けられます。
テキストだけでなく、画像や動画、ファイルとあらゆる情報をメモに保存できます。
<Evernoteの機能・使用感>
- タスク管理ができる
- 欲しい情報へのアクセス性が高い
タスクをリスト式に記載できるので、会議で決まったアクションをその場で整理可能です。
Evernoteでは、AI検索によって、”過去3カ月で作成したメモ”や”議事録に関するメモ”などを簡単に絞りこめます。
検索時に正確なキーワードを入力したり、複数の絞り込み項目にチェックを入れたりしなくても良い点がメリットですが、検索するキーワードによって精度にばらつきがある点には注意が必要です。
<Evernoteの注意点>
- 無料機能が制限されている
- アプリ版の動作が重い
- ワークチャット機能が廃止
利用しているユーザーからは「年々のアップデートで無料で使える機能が制限されていっているのが気になっています。アクセスできる端末が1台になってしまったのが、一番きつい。」という声があります。(引用:ITトレンド)
利用しているユーザーからは「アプリ版の動作がデスクトップ版に比べて重く、編集に時間が掛かる印象があるので、アプリ版の使用感を改善してほしいです。」という声があります。(引用:ITトレンド)
2023年10月から、ワークチャット機能が廃止になりました。そのため、「メモ機能」と「メッセージ機能」をひとつのツールで管理したいという方は注意しましょう。
<Evernoteの料金体系>
- FREE:0円
- PERSONAL:1,100円/ユーザー/月(月払い)
- PROFESSIONAL:1,550円/ユーザー/月(月払い)
- EVERNOTE TEAMS:2,100円/ユーザー/月(月払い)
【OneNote】手書きメモを残せるノートアプリ
<OneNoteの特徴>
- テキストや画像の自由な配置が可能
- Office製品との連携
テキストや画像を、メモ内の任意の箇所に配置できるため、自由度が高いメモを作れます。
ExcelやWordを添付すると、ダウンロードをせずにそのまま編集できます。
<OneNoteの機能・使用感>
- 手書きメモ機能がある
- メモを整理しやすい
手書きメモ機能があるので、自分用のメモを素早く取れます。また、説明のために簡単な見取り図などを書く際に、他のツールを使わなくて良い点は便利です。
メモをセクションやページに分類して整理できる機能が備わっています。そのため、欲しい情報を探す手間を省くのに効果的です。
<OneNoteの注意点>
- ノートの管理方法が難しい
- データを復元しにくい
- Webとアプリで同期がうまくいかないことがある
ノートブック > セクション > ページという階層で管理するため、チームで適切な管理ルールを定めておく必要があります。
利用しているユーザーからは「書き込んだ情報がリアルタイムで反映されるので、間違って削除してしまった場合など、元に戻せないケースがあります。」という声があります。(引用:ITreview)
ユーザーからは「アプリで情報更新しても反映されなかったり、ブラウザのWeb表示と同期がうまくされず、内容が元に戻ることがある」という声が寄せられているので、スマホアプリを併用する場合は注意が必要です。(引用:ITreview)
<OneNoteの料金体系>
以下の有料プランは、他のOfficeアプリも含まれたMicrosoft 365の料金です。
- 無料版 OneNote:0円
- Microsoft 365 Business Basic:1,079円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Apps for business:1,483円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Standard:2,249円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Premium:3,958円/ユーザー/月
【Notion】カスタマイズ性の高いメモツール
<Notionの特徴>
- さまざまな形式で入力ができる
- 世界中で使われている
Notionはテキストだけでなく、エンジニアが使う「コード」での入力も可能です。また、表作成に使える「テーブル」や「グラフ」にも対応していて、ページのカスタマイズ性が高いと言えます。
世界中で何百万人ものユーザーにシェアされているツールです。ホームページには、多くのユーザー事例が記載されており、導入後の活用の参考にできます。
<Notionの機能・使用感>
- 機能が豊富
- AI機能が備わっている
「/」を入力することで、見出しや箇条書き、画像や動画の埋め込みなどが利用できます。しかし、機能が豊富すぎるため、使いづらさを感じる恐れがあります。
NotionにはAI機能が備わっており、翻訳や要約を迅速に行えるため、資料や議事録作成に便利です。
<Notionの注意点>
- AI機能は別料金
- ITリテラシーが必要となる
- 検索機能が不十分
無料プランではAI機能を使える回数に制限があります。無制限で利用する場合は、通常プランに加えて、$10/ユーザー/月が必要な点に注意しましょう。
利用しているユーザーからは「一般ユーザーがより活用するためにも、使い方の例がどこかしらに参照しやすい場所にあると良いと思う。」という声があります。(引用:ITreview)
利用しているユーザーからは「キーワードが入ってないページが引っかかる」との声があることから、検索機能が不十分だと言えます。(参考:App Store)
<Notionの料金体系>
以下は、「Notion AI」を含まない場合の料金プランです。Notion AI機能込みの料金を知りたい方は、HPから確認しましょう。
- フリー:無料
- プラス:$12/ユーザー/月
- ビジネス:$18/ユーザー/月
- エンタープライズ:要問い合せ
<比較表>会員登録してメモ帳の代わりに使えるアプリ
以下は、会員登録ありで使えるメモアプリ6選の比較表です。特徴や注意点を比較して、自社に合ったツールを選びましょう。
Stock【一番おすすめ】 | ナレカン | Google Keep | Evernote | OneNote | Notion | |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
仕事のメモを最も簡単に管理できるツール |
社内情報をナレッジとして共有できるメモツール |
Googleが提供するメモアプリ |
多機能なノートアプリ |
手書きメモを残せるノートアプリ |
カスタマイズ性の高いメモツール |
シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単(大手~中堅企業向け) |
シンプルで簡単(中小規模の企業向け) |
シンプルで簡単 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】※2023年10月よりチャット機能が廃止 |
【×】 |
【〇】 |
タスク機能 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
注意点 |
5名以上での利用が前提 |
法人利用が前提なので、個人利用は不可 |
フォルダ分けができない |
メッセージ機能が廃止された |
ノートの管理方法が難しい |
使いこなせない可能性がある |
料金 |
・無料
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料 |
・無料プランあり
・有料プラン:1,100円/ユーザー/月(月払い)~ |
・無料プランあり
・有料プラン:1,079円/ユーザー/月~ |
・無料プランあり
・有料プラン:$12/ユーザー/月~ |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Google Keep」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「OneNote」の詳細はこちら |
「Notion」の詳細はこちら |
「メモを残せれば何でも良い」とアプリを選んでしまうと、ビジネスシーンで使いづらさを感じる原因になりかねません。そのため、必要な機能が過不足なく備わったツールの導入をおすすめします。
会員登録なし|Webブラウザで使えるメモ帳サイト4選
ここでは、会員登録なしで使えるサービス4選を紹介します。以下のサービスは無料で使える一方、セキュリティに不安があるので、重要な情報は別のデータベースに保存するようにしましょう。
【メモWeb】会員登録不要でシンプルに使えるメモサイト
<メモWebの特徴>
- 複数デバイスでメモできる
- 便利機能が揃っている
「メモWeb」では独自のURLが付与され、PCやスマホでも閲覧や編集ができます。
テキストメモだけでなく手書き機能、電卓機能も備わっています。
<メモWebの機能・使用感>
- プレーンテキストのみ記載できる
- 操作を切り替える手間がかかる
箇条書きや太字の設定もなく、タイトルと本文のみをシンプルなテキストで記載できます。個人の簡単な備忘録として使いやすいです。
メモを更新する際は、画面右上の「保存」「編集」を都度切り替える必要があるので、保存し忘れが懸念されます。
<メモWebの注意点>
- ファイルの保存はできない
- 365日後に削除される
テキスト情報のメモに特化しているので、WordやExcelなどのファイルの格納には不向きです。
メモを作成するときは「マイURL」が発行されます。しかし、365日アクセスがない場合は自動で削除されてしまう点に注意しましょう。
【pool sketch】独自のURLでメモを作成できるサービス
<pool sketchの特徴>
- メモの共有ができる
独自のURLを設定すれば、メモの記載だけでなく共有もできます。
<pool sketchの機能・使用感>
- URLを発行して管理する
- URLを発行して共有する
自身でURLを発行してメモを管理するため、毎回URLが被らないように考えなければならない点が煩わしいと言えます。
URLでメモを共有すればメンバーと共同編集できますが、更新のタイミングによっては編集した内容を上書きされてしまうため注意しましょう。
<pool sketchの注意点>
- メモが流出する恐れがある
- 保存期間が短い
メモのURLを任意で設定できますが、分かりやすいURLにすると第三者からアクセスされる可能性があるので注意が必要です。
100日間更新されていないメモは、自動的に削除される可能性があるので、大切なメモを書き残すのは避けましょう。
【ブラウザメモ帳】シンプルにメモができるサービス
<ブラウザメモ帳の特徴>
- メモ機能のみ搭載している
機能はメモだけでテキストの装飾機能はありません。シンプルにメモだけをしたい人におすすめです。
<ブラウザメモ帳の機能・使用感>
- 本文も一覧で見られる
見出しだけでなく本文も一覧表示されるので、コピー&ペーストする文章を一時的に溜めておくのに便利です。
<ブラウザメモ帳の注意点>
- 一時的なメモに特化している
- メモ欄は10つまで
ブラウザメモ帳は、再読み込みをするとメモが消去されてしまいます。
メモ欄は10つしか用意されていないため、新規で情報を残したい場合には、過去のメモを削除しなければなりません。
【どこでもメモ】Chromeの拡張機能でメモが取れるツール
<どこでもメモの特徴>
- Googleの拡張機能として使える
Googleの拡張機能としてダウンロードすることができます。Google Chromeを使っていれば、画面右上から簡単にメモを呼び出せるので、気軽にメモを取りたい人に最適です。
<どこでもメモの機能・使用感>
- メモを付箋のように表示できる
書いたメモは付箋のようにブラウザの画面上で残しておくことが可能です。
<どこでもメモの注意点>
- 画面推移すると画面から消える
- メモ機能が簡易的
どこでもメモは、画面推移すると表示させていたメモが消えてしまいます。書いたメモは、拡張機能を開いてメモ一覧画面から確認できますが、常に画面上にメモを固定表示させたい方には不向きです。
メモ機能は「文字を入力する・背景色を変える」といった簡易的なものになっています。「仕事の情報を詳しくまとめる」「画像や表も入れて見やすく情報を残す」使い方をブラウザメモに求めている方は注意しましょう。
<比較表>会員登録なしでメモ帳の代わりに使えるサイト
以下は、会員登録なしで使えるメモ帳サイトの比較表です。ツールの特徴を見比べて、使いたい場面に合うツールを確認しましょう。
メモWeb | pool sketch | ブラウザメモ帳 | どこでもメモ | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
会員登録不要でシンプルに使えるメモブラウザ |
独自のURLでメモを作成できるサービス |
シンプルにメモができるサービス |
Chromeの拡張機能でメモが取れるツール |
注意点 |
ファイルの保存はできない |
保存期間が100日間と短い |
メモの保存ができない |
メモ機能が簡易的 |
料金 |
・無料 |
・無料 |
・無料 |
無料 |
公式サイト |
「メモWeb」の詳細はこちら |
「pool sketch」の詳細はこちら |
「ブラウザメモ帳」の詳細はこちら |
「どこでもメモ」の詳細はこちら |
以上のように、会員登録なしで利用できるメモ帳サイトでは、メモを適切に保存できなかったり、保存期間が決まっていたりします。そのため、重要な情報を残していくビジネスシーンでの活用には不向きなのです。
Webブラウザで使えるメモ帳サービスの選定ポイント
Webブラウザで使えるメモ帳サービスを選ぶときには、以下2点のポイントを押さえましょう。
- マルチデバイス対応か
- シンプルな操作性か
パソコンだけではなく、スマホやタブレットに対応していることが重要です。複数のデバイスに対応していれば、出先であってもメモの作成・共有が可能になります。
シンプルな操作性でなければ、現場社員にとって使いづらく、社内に浸透しません。そのため、機能のシンプルさはもちろん、分かりやすい操作画面であるかも重視しましょう。
したがって、業務に必要な機能に過不足がなく、非IT企業の65歳の方でも簡単に使いこなせる「Stock」のようなツールを使うべきなのです。
オンラインメモアプリのメリット・デメリット
従来のやり方から仕組みを変える場合、良い点だけでなく悪い点にも目を配ることが大切です。以下では、オンラインメモを使うメリット・デメリットを解説するので確認しましょう。
オンラインメモアプリのメリット
オンラインメモアプリを使うと、以下のようなメリットがあります。
- 保管場所を圧迫しない
- 自動で保存される
- URLで共有できる
オンラインメモのなかでも”クラウドストレージ”のアプリを使えば、PC本体の容量を圧迫せずにメモを残せます。そのため、紙のように「メモが増えて保管場所がない」という事態を回避するのに効果的です。
ほぼすべてのアプリで記入した内容が自動保存されるので、紛失や更新忘れの心配がありません。
URLを発行したり、メモ事態を共有したりできるので、メンバーとのやりとりがスムーズになります。
このように、オンラインメモアプリを使えば保管場所のことを考慮する必要がありません。また、情報の更新や共有が簡単にできる点が紙のメモにはないメリットと言えます。
オンラインメモアプリのデメリット
オンラインメモアプリには以下のようなデメリットもあります。ツールを選ぶ際には必ず確認しましょう。
- サービスによっては共有ができない
- 多機能で使いこなせない場合がある
「メモごとの共有」や「一括での共有」ができないツールがあります。また、そもそも共有機能がない個人用のツールもあるので注意が必要です。
メモ以外にも機能を多く備えたツールもありますが、機能が多いとITに詳しくないメンバーが使いこなせません。また、メモ自体の表記の自由度が高いと、社内で書き方のルールを決めなければならず苦労します。
オンラインメモアプリには以上のようなデメリットがあるので、使いたいシーンに適した機能があるかをよく確認する必要があります。また、多機能なツールは、ツールを使うための社内教育やルールづくりに業務負荷がかかる点にも注意しましょう。
消えたメモ帳の復元方法
Windowsには標準搭載されている「メモ」もあります。しかし、Windowsのメモでは、誤ってメモを削除してしまったときに復元方法が分かりにくい点に注意が必要です。
そこで以下では、復元方法を解説します。
(1)保存されていないメモを復元する
Windows11には自然保存機能があるのに対し、Windows10にはないため、電源消失や不具合が起きた場合、データが消えてしまう可能性があります。そこで、メモが消えてしまったとき、以下の手順で復元できる可能性があります。
1.タスクバーの「検索」に「%AppData%」と入力する。
2.「AppData」フォルダを開く。
3.保存していないメモ帳があるか確認しましょう。見つけた場合、「もとに戻す」もしくは右クリックで「復元」を押すと元に戻せます。
(2)データ復元ソフトで復元する
ほかにも、データ復元ソフトで復元する方法があります。
一時ファイルにデータが残っている場合は(1)の方法で復元できる可能性がありますが、必ず復元できるわけではありません。そのときは、プロのデータ復元ソフトで復元するのが確実です。
このように、万が一データが紛失してしまった場合でも復元できる可能性はあります。しかし、100%ではなかったり、費用が掛かることもあるため、メモ帳はこまめに保存するか、自動保存機能があるものを使いましょう。
Webブラウザで使えるメモ帳サービスまとめ
ここまで、Webブラウザで使えるおすすめのメモ帳サービスをご紹介しました。
Webブラウザでメモ帳サービスを使うメリットは、「情報の更新が簡単」「共有がしやすい」の2点です。また、Webブラウザにメモを残せば、パソコンが紛失・故障してメモ帳のデータが消えてしまう事態も防げます。
しかし、会員登録不要のメモ帳サービスはセキュリティ面で大きな不安があり、システム上での保存が難しいので、ビジネスシーンでの利用は避けましょう。したがって、仕事のメモを残すには、基本的に「会員登録ありのサービス」を使うのが鉄則です。
したがって、高度なセキュリティでメモを守りつつ、大切なメモ情報を確実に管理できるツール「Stock」が最適です。
ぜひ「Stock」を導入して、メモを重要な資産として活用しましょう。