素晴らしいアイデアを出す人は社内で重宝されます。一方、実際にアイデアを生み出そうとしたときに「何も良いアイデアが思いつかない」という経験をした方も多いのではないでしょうか。
アイデアが思い浮かばない原因のひとつに、正しい発想法やメモ術を知らないことが挙げられます。つまり、適切な発想法やメモ術を実践できるようになれば、チームに役立つアイデアを生み出しやすくなるのです。
そこで今回は、アイデアが思いつかない状況から脱却する発想法・メモ術・アプリを中心にご紹介します。
- アイデアを出すのが苦手だが、新規事業の開発で企画案の提出が迫っている
- アイデアを上手くメモに残す方法が知りたい
- 思いついたアイデアを、簡単に蓄積できるメモアプリを探している
という方はこの記事を参考にすると、アイデアを生み出す方法やメモ術だけでなく、アイデアの蓄積に便利なメモ帳アプリも分かります。
目次
アイデアを生み出す3つの発想法
やみくもに頭のなかで考えていてもアイデアは思い浮かびません。そこで以下では、アイデアを生み出すために実践すべき3つの発想法をご紹介します。
発想法1|アイデアを広げる「マインドマップ」
まずは、ひとつのアイデアを広げる方法として「マインドマップ」があります。マインドマップとは、発想やアイデアが生まれる流れを、中心の概念(メインテーマ)から枝を分岐させる形でまとめる方法です。

マインドマップを上手く活用すれば、アイデアにいたるまでの思考の流れや関連性を明確にできます。そのため、単にアイデアを羅列するよりも”具体的な行動に移すうえで必要なこと”が分かりやすいのです。
具体的には、以下の3つの手順に従ってマインドマップを作成します。
- 思い付いたことをメインテーマとして、メモの中心に記載する
- メインテーマに関連するサブテーマを周りに記載する。
- さらに、サブテーマに関連するアイデアを周りに記載する。
マインドマップを広げるほど、アイデアの量が増えて質も高くなります。そのため、ひとつのアイデアを深めたいときにはマインドマップを活用しましょう。
発想法2|アイデアを組み合わせる「三角メモ」
次に、新しいアイデアを次々と生み出す方法として「三角メモ」があります。三角メモは『すごいメモ。』で紹介されている発想法であり、AとBに書いた別々のキーワードを組み合わせることで、奇抜なアイデアを生み出します。

(1) 左の三角形に、テーマ関連する情報を書き出してください!(2) 次に右の三角形にターゲットの好きなことを、ただただリストアップ!(3) さぁ、(1)と(2)を結びつけて、面白い言葉をつくってください!『すごいメモ。』小西利行著/かんき出版
上記のように、Aの三角形には関係する人や呼び名、イメージ、体験など「テーマに関連したキーワード」を書くのに対し、Bの三角形には「テーマのターゲットや参加者の好きなこと」を書きます。Bでは、Aに書いた内容はすべて忘れて自由に書き出します。
そして、AとBのキーワードを掛け合わせると斬新なアイデアが次々と出てきます。
発想法3|アイデアを捉え直す「問題逆転」
最後に、アイデアを違った角度から生み出す方法として「問題逆転」があります。問題逆転は、テーマを逆転させて斬新なアイデアを生み出す発想法です。
(1) 問題や課題や既存のアイデアを言葉で表現する。→例:売り上げが足りない(2) 言葉にした問題の一部を否定形や対義語に置き換えて<逆転>する。→例:売り上げが足りない→売り上げが多すぎる(3) 裏返した問題についての<逆転解決策>を考える。→例:売り上げを減らす案を考える→売り渋る、自らネガティブな広告をうつなど。(4) <逆転解決策>がいくつか出せたら、(一部変更して)元の問題の解決に使えないか考える。→例:売り渋る→期間限定や地域限定で販売しプレミアム感を出す。(5) (4)でできた解決策が使えるかどうか確かめる。『アイデア大全』読書猿著/フォレスト出版
問題逆転のメリットは新しい視点でテーマを捉え直せることです。思考が止まってしまったときでも気分転換しながらアイデアを生み出せます。
より良いアイデアを生み出す3つのメモ・ノート術
ここでは、より良いアイデアを生み出すメモ・ノート術を3つご紹介します。以下を実践すれば「何もアイデアが浮かばない」となるのを防げます。
メモ術1|アイデアを生むためにメモをとる
まずは、アイデアが思い付いたらメモをするのではなく、アイデアを生み出すためにメモをしましょう。
一般的には”アイデアが生まれてからメモする”と認識されがちですが、良いアイデアを次々と生む人は”メモをするからアイデアが生まれる”と認識しています。なぜなら、アイデアを生み出すには「頭のなかが整理されていること」が重要だからです。
したがって、斬新なアイデアが思い浮かぶまで待つのではなく、些細な気づきや考えをメモして頭を整理しましょう。つまり、アイデアを生むうえでは、頭と同時に手を動かしてメモすることが大切なのです。
メモ術2|何も気にせずにメモをする
次に、深く考えず、思い浮かんだことをすぐにメモする習慣をつけましょう。
些細な出来事でも、あとから振り返ると重大な発見があるケースも多いです。記憶するだけでは不確実ですが、メモを残せば時間が経過してもすぐに見返して思い出せます。
しかし、紙のメモ帳やノートでは、メモの数が増えてかさばってしまいます。そのため、メモを分かりやすく整理できる「メモアプリ」を使うのがおすすめです。
メモ術3|思い付いたらすぐにメモをとる
最後に、思い浮かんだアイデアを忘れないうちにメモをとりましょう。
アイデアを思いつくのはデスクで仕事をしているときだけではありません。そのため、通勤中や外出先など、あらゆる状況で大切なアイデアをとりこぼさないようにする環境が必要です。
たとえば、メモアプリは場所や時間を選ばずにメモできるアイテムのひとつです。メモアプリはスマホにも対応しているので、アイデアをメモしたいときにすぐにとり出してメモを書き残せます。
アイデアメモ・ノートの種類
以下では、アイデアを書き溜めるメモ帳・ノートの種類を3つご紹介します。
- 紙のノート
- 付箋
- アプリ
紙のノートは、大きさによっては持ち運びができたり、すぐにとり出せたりするメリットがあります。しかし、メモが増えると管理が大変になったり、紛失しやすくなったりするので注意です。
付箋に書いたアイデアは、デスクやPCなど目のつく場所に残せるのがメリットです。一方、図やマインドマップを書くスペースがないことや、メモをとる場所が限られるデメリットもあります。
アプリであれば、オンライン上に情報を残せるためかさばらず、手書きの図やネット上の画像もアップロードできるので便利です。また、「検索機能」を備えたアプリであれば、目的のメモをすぐに探し出せます。
以上のように、メモアプリは紙や付箋にありがちなデメリットを解消します。無料からはじめられるアプリも多いため、無駄なコストもかかりません。
【無料で使える】アイデアメモを簡単に残せるおすすめアプリ4選
以下では、アイデアメモを簡単に残せるおすすめアプリ4選をご紹介します。
メモアプリを選ぶときに重視すべきは「目的のメモをすぐに振り返れること」です。アイデアを残しても、必要なときに見返せなければ意味がありません。
また、多機能なメモアプリではITが苦手なメンバーが使いこなせず、最終的に利用されなくなるので本末転倒です。したがって、「アイデアメモへ瞬時にアクセスでき、操作もシンプルなアプリ」を選びましょう。
結論、アイデアメモに最適なアプリは、非IT企業の65歳の従業員でも、簡単にメモを蓄積・整理できる「Stock」一択です。
Stockは「ノート」にアイデアをメモして「フォルダ」で整理するシンプルな使い心地です。また、「検索機能」ではメモのタイトルや作成者で絞り込みができるため、目的の情報へもすぐにたどり着けます。
非IT企業の65歳の方でも使いこなせるアプリ「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
自由度が高いメモアプリ「Notion」

<Notionの特徴>
- さまざまな情報を埋め込める
- タスク管理ができる
文字だけでなく画像や動画も埋め込めるので、メモの幅が広がります。
やるべきことのステータスや日付をテーブルビューで管理できます。そのため、アイデアのメモだけでなくタスク管理にも役立つのです。
<Notionの注意点>
- すべての機能を使いこなすのが難しい
高度な機能が豊富に搭載されており、ITに詳しくない人にとっては、使いこなすのが難しい恐れもあります。
<Notionの料金体系>
- フリー:0円
- プラス:$10/ユーザー/月(月払い)
- ビジネス:$18/ユーザー/月(月払い)
- エンタープライズ:要問い合わせ
豊富な機能が搭載されたアプリ「Evernote」

<Evernoteの特徴>
- 手書きメモを残せる
- Webクリッパー機能がある
思いついたアイデアを手書きの図でも残せます。また、Evernoteの検索機能はノート内の手書き文字も認識します。
WebページやPDF、スクリーンキャプチャなどをEvernote上に保存できる「Webクリッパー機能」が搭載されています。
<Evernoteの注意点>
- 無料プランの制限が厳しい
無料プランのノートサイズの上限は25MB/月となっており、大規模なチームで利用するのは難しいと言えます。
<Evernoteの料金体系>
- EVERNOTE FREE:0円
- EVERNOTE PERSONAL:1,100円/月(月払い)
- EVERNOTE PROFESSIONAL:1,550円/月(月払い)
- EVERNOTE TEAMS:2,100円/ユーザー/月(月払い)
アイデアを箇条書きでメモできるアプリ「Google Keep」

<Google Keepの特徴>
- さまざまな形式でメモを残せる
- マルチデバイスに対応
テキストはもちろん、リストや写真、音声といった形式でもメモを残せます。
PCだけでなく、モバイル端末のAndroidやiOSにも対応しています。
<Google Keepの注意点>
- メモの共有には不向き
メモの一括共有はできず、一つひとつ設定しなければなりません。
<Google Keepの料金体系>
- すべての機能を無料で利用できます。
これだけは欲しい!アイデアを生むのに役立つメモアプリの3機能
ここでは、アイデアを生むのに役立つメモアプリの3機能をご紹介します。メモアプリを選ぶときは、以下の機能に過不足がないかを必ずチェックしましょう。
機能1|自由な発想をサポートする「テンプレート機能」
まずは、アイデアを素早くメモできる「テンプレート機能」が必須です。
テンプレート機能があれば、アイデアの枠組みを自動入力されるため、メモを作成するたびに同じ項目を入力する必要がありません。たとえば、「問題逆転」のテンプレートを下図のように作成すると、数タップで自動入力されるので便利です。

したがって、アイデアを生み出す作業を効率化するためにも、テンプレート機能が搭載されたメモアプリを選びましょう。
機能2|大量のアイデアを整理できる「フォルダ機能」
次に、大量のメモを整理できる「フォルダ機能」が挙げられます。
走り書きしたメモをあとから清書したり上司に提出したりするためには、メモを整理しておく必要があります。メモが整理されていないと「あのアイデアをいつ・どこに残したか忘れた」となりかねません。
そこで、メモをフォルダで整理すれば、内容が混ざらず、簡単に目的のメモを探し出せるようになります。なかでも、2階層のフォルダで管理するメモアプリであれば、業務や案件、取引先ごとなど詳細な分類ができるのでおすすめです。
機能3|目的のアイデアメモをすぐに発見できる「検索機能」
最後に、必要なメモをすぐに探し出せる「検索機能」も不可欠です。
紙のメモ帳にアイデアを記録すると、1ページずつ探す時間がかかってしまいます。一方、すぐにメモを探し出せる検索機能があれば、誰でも簡単にメモを活用できるのです。
たとえば、メモのタイトルに含まれるキーワードで検索したり、メモの全文に含まれるキーワードで検索したりする機能があると便利です。
アイデアを生み出す発想法・メモ術・アプリまとめ
これまで、アイデアを生み出す発想法やメモ術、アプリを中心にご紹介しました。以下は、誰でもアイデアを生み出せるようになる3つの発想法です。
- アイデアを広げる「マインドマップ」
- アイデアを組み合わせる「三角メモ」
- アイデアを捉え直す「問題逆転」
上記の発想法をもとに、日頃から細かにメモをする習慣をつければ、良いアイデアも生まれやすくなります。しかし、紙ではメモが増えると管理が面倒なので「大量のアイデアメモを、簡単に整理できるアプリ」を使うべきです。
なかでも、「テンプレート機能」「フォルダ機能」「検索機能」があるアプリは、メモを書いたり探したりする手間が省けて、アイデア出しにも集中しやすくなります。つまり、上記3つの機能を過不足なく備えつつ、操作もシンプルな「Stock」が最適なのです。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、アイデアを生み出す発想法やメモ術を実践しましょう。