iPhoneの「メモ」は、無料で使えるシンプルなアプリで、スマホから簡単にメモを残せます。また、共同編集機能や手書き機能を備えているので、ビジネスの場面でも活用されているのです。
一方、「iPhoneのメモが消えてしまったが、復元方法が分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、iPhoneのメモが消えた原因や復元する方法を中心に解説します。
- iPhoneで削除したメモを復元する方法を知りたい
- 突然iPhoneのメモが消えてしまったので原因と対処法を知りたい
- メモが消えても簡単に復元できるメモアプリを探している
という方はこの記事を参考にすると、iPhoneのメモを復元できる方法が分かるほか、誤削除の心配なく使える最適なメモアプリが見つかります。
目次
iPhoneのメモが突然消えた!原因と対処法
ケース1|iCloudの利用規約に同意した
2024年9月に更新された新しいiCloud利用規約に同意したことで、iPhoneのメモが全て消えたケースが複数のユーザーから報告されています。
対処法は複数挙げられます。
- iPhoneの同期ボタンをオンにする
- メモのデフォルトアカウントを確認する
- 「新規メモ」を開く
設定画面から自分の名前をタップし、iCloudを選択します。[iCloudを使用しているアプリ]の「すべてを表示」をタップし、メモを開きましょう。
以下の画面で「このiPhoneを同期」のボタンがオフ(グレー)になっている場合、タップしてオン(緑)にしましょう。もともとオンになっている場合は、一度オフして再度オンに戻すと回復することがあります。
すぐに復元されない場合は同期に時間がかかっている可能性があるので、「時間を空ける」「再起動する」といった対処ができます。
設定画面から「メモ」で検索し、デフォルトアカウントの項目が「iCloud」になっているか確認しましょう。ほかの項目になっている場合はiCloudに設定し直すと、メモが復元したという報告がユーザーから寄せられています。
iPhoneの検索機能で「メモ」または「新規」で検索し、[新規メモ]を開くと戻るという報告も寄せられています。
iPhoneでiCloudの同期やデフォルトアカウントをiCloudに設定する場合、iCloudの残容量に余裕がなければうまくいかない可能性が高いので、確認のうえ実行しましょう。
ケース2|iOSをアップデートした
iPhoneのiOSをアップデートすると、メモが消えてしまう場合があります。
原因としては、iCloudの再設定ができていないことが挙げられます。iColudを再設定していないと、iPhoneのメモアプリにiCloudへ保存したメモが表示されず、消えたように見えるのです。
iCloudの再設定するには、iPhoneの[設定]からiPhoneにサインイン→[iCloud]をタップし、メモアプリの同期ボタンをオンにしましょう。
間違えて消した!すぐできるiPhoneのメモを復元する3つの方法
ここでは、iPhoneのメモを復元する3つの方法を解説します。自身の状況と照らし合わせながら、最善の方法でメモを復元しましょう。
(1)最近削除した項目から復元する
ここでは、「最近削除した項目」から復元する方法を解説します。
- はじめに、メモアプリを開き、フォルダから [最近削除した項目] をタップします。
- 画面右上の [編集] を選択します。
- 復元したいメモを選択して、画面左下の [移動] をタップします。
- 最後に、フォルダ選択画面から移動先にしたいフォルダをタップします。
以上の操作で、削除したメモが復元されました。ただし、「最近削除した項目」の保存期間は30日間であり、その日数を過ぎると完全に削除されるので注意しましょう。
(2)iCloudのバックアップから復元する
ここでは、iCloudでバックアップ(不足の事態に備えてデータを保存すること)されているメモデータを復元する方法を解説します。バックアップから復元するときは、次の2点に注意しましょう。
- バックアップしていないデータは復元できない
- メモだけでなく、連絡先などの情報を失う危険性がある
iCloudから復元するには、iPhoneのデータを一度リセットする必要があります。リセットの方法は以下の通りです。
- はじめに、[設定] アプリを開いて [一般] を選択しましょう。
- 次に、画面をスクロールして表示される [転送またはiPhoneをリセット] をタップします。
- 表示画面から、[すべてのコンテンツと設定を消去] をタップします。
- 最後に、[続ける] を選択してコンテンツと設定を消去します。
以上の操作で、iPhoneが初期化された状態になります。初期化したら、iPhoneを起動して、設定画面からバックアップしたデータを復元しましょう。
(3)iTunes(Finder)のバックアップから復元する
ここでは、iTunes(Finder)でバックアップしたデータを復元する方法を解説します。以上の方法で復元するときは、次の3点に注意しましょう。
- WindowsもしくはMacのPCが必要
- バックアップしていないデータは復元できない
- メモだけでなく、連絡先などの情報もバックアップから復元される
データの復元方法はWindowsとMacで異なり、それぞれの手順は以下の通りです。
<Windows(iTunes)の場合>
- iPhoneをWindowsに接続する(USBケーブル、USB-Cケーブル、Wi-Fi接続)
- iTunes for Windowsを開き、スマホのマークをクリックする
- 表示画面から [概要] を選択する
- [バックアップを復元] をクリックする
<Mac(Finder)の場合>
- iPhoneの[探す]機能をオフにする
- iPhoneをMacに接続する(USBケーブル、USB-Cケーブル、Wi-Fi接続)
- Finderを開き、デバイス名(スマホに設定している名称)をクリックする
- 表示画面から [信頼] を選択する
- [バックアップを復元] をクリックする
- 復元したいデータを選択して[復元]を選択する
以上の操作で、バックアップのデータからもメモを復元できます。ただし、手順が複雑なうえ、バックアップがないメモは復元できないので、自動保存された編集履歴から簡単にメモを復元できる「Stock」のようなアプリを使って、メモを安全に管理しましょう。
バックアップのないiPhoneメモを復元する方法
iPhoneのメモをバックアップしていない場合でも、データ復元ソフトから復元できる可能性があります。
データ復元ソフトを使えば、iPhoneのメモに加え、連絡先や検索エンジンでの検索履歴をバックアップなしで復元できる場合があります。ただし、数千円から数万円かかるソフトが多いほか、必ずしも復元できるとは限らない点に注意が必要です。
したがって、iPhoneメモは定期的にバックアップを取り、誤って削除してしまった場合でも対応できるようにしておきましょう。
iPhoneメモで消した文字を戻す方法
iPhoneのメモで消した文字を戻したい場合は、iPhoneを軽く振りましょう。
iPhoneのメモには「操作を元に戻したり、やり直したりするボタン」がありません。ただし、iPhone本体を軽く振り、操作の取り消し画面から [取り消し] をタップすると、直前に消した文字を復元できます。
なお、iPhoneを振っても取り消し画面が表示されない場合は、 [設定>アクセシビリティ>タッチ>シェイクで取り消し] から設定を確認しましょう。
以上の操作で、iPhoneのメモで誤って消した文字をすぐに戻せます。ただし、復元できるのは直前の操作で消した文字のみなので注意しましょう。
iPhoneのメモに関するよくある質問
ここでは、iPhoneのメモに関するよくある質問を紹介します。以下を参考にして、iPhoneのメモにおけるトラブルに対応できるようにしましょう。
質問1|「最近削除した項目」がない場合は?
以下では「『最近削除した項目』自体がない」「『最近削除した項目』にメモがない」の2パターンに分けて解説します。
『最近削除した項目』自体がない場合
iPhoneのメモに「最近削除した項目がない」場合は、メモを削除してから30日以上経過した可能性があります。
iPhoneのメモは、削除してから30日間は「最近削除した項目」のフォルダに保管されますが、30日が経過すると完全に削除されます。また、削除したメモがひとつもなければ、削除した項目のフォルダ自体が表示されません。
このように、メモを削除してから30日以上経過したり、そもそもメモを削除していなかったりすると、「最近削除した項目」は表示されません。また、ほかのユーザーからの共有メモを削除した場合は、削除した項目のフォルダに移動しない点に注意しましょう。
『最近削除した項目』にメモがない
iPhoneのメモの「最近削除した項目」にメモが残っていない場合は、iCloud上ではなく、メールアドレスを保存先にしていたメモを削除した可能性があります。たとえば、「~~@i.softbank.jp」が保存先のメモは、削除してもiCloudの「最近削除した項目」には表示されません。
削除されていないか確認し、見つからない場合はデータ復元アプリの利用を検討しましょう。
質問2|完全削除したメモを復元する方法は?
iPhoneで完全削除したメモを復元するには、「バックアップから復元する方法」と「復元ソフトを利用する方法」が挙げられます。
iPhoneのメモが「最近削除した項目」から完全削除された場合でも、バックアップしたメモはiCloudやiTunesから復元可能なうえ、ソフトを使うとバックアップなしでも復元できる可能性があります。
ただし、以上の方法を実践しても、メモを復元できないケースは少なくありません。したがって、削除すると支障が出る重要な情報は、iPhoneのメモではなく、安全に使えるメモアプリで管理しましょう。
【必見】iPhoneメモからの乗り換えに最適なメモアプリ
以下では、iPhoneメモからの乗り換えに最適なメモアプリをご紹介します。
iPhoneのメモは、バックアップがなかったり完全削除してしまったりした場合には、復元できる可能性は低いと言えます。また、iPhoneメモは編集履歴が残らないため、”メモを1日前の状態に戻したい”といったケースには対応が困難です。
したがって、仕事のメモなど重要な情報を安心して残すには、iPhoneメモではなく「メモを簡単に復元できるアプリ」に乗り換えるべきなのです。
結論、メモに最適なのは編集履歴機能でメモをすぐに復元でき、わずかな操作でメモを探し出せるツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残したメモは、編集履歴機能からすぐに元の状態へ戻せるうえ、ノートに紐づけた「タスク」を設定して、メモの内容に関するToDoも管理可能です。また、スマホとPCどちらにも対応しているので、場所を問わず利用できます。
編集履歴から何度も復元できるシンプルなアプリ「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
番外編|Windowsのメモを復元する3つの方法
ここでは、番外編として、Windowsのメモ帳で作成したメモを復元する方法を3つご紹介します。
(1)ローカル一時ファイルから未保存のメモを復元する
1つ目は、未保存のメモを復元する方法です。
- はじめに、 「スタート」をクリックして、検索バーに「%AppData%」と入力します。
- 開いたフォルダ「C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming」で、消えたメモ帳のファイル名を検索します。
- 検索で出てきた未保存のメモ帳ファイルを右クリックして、 [元に戻す] を選択すると復元完了です。
以上の方法で、保存せずに消してしまったWindowsのメモを復元できます。
(2) ごみ箱から削除したメモを復元する
2つ目は、ごみ箱から削除したメモを復元する方法です。パソコンには「ごみ箱」という削除済みファイルが一時的に保存される場所があります。削除されたメモを復元したい場合、以下の手順でゴミ箱を確認しましょう。
- はじめにデスクトップの「ごみ箱」を開き、削除されたメモを検索します。
- 復元したいファイルを見つけたら、右クリックまたはダブルクリックして、 [元に戻す] を選択して復元完了です。
▼ ごみ箱のファイルを右クリックした画面
▼ ごみ箱のファイルをダブルクリックした画面
このように、Windowsのメモは「ごみ箱」から簡単に復元できます。ただし、ごみ箱の容量がオーバーすると、メモが完全削除される場合があるため注意が必要です。
(3) データ復元ソフトでメモを復元する
iPhoneと同様、データ復元ソフトを利用して削除したメモを復元する方法もあります。
データ復元ソフトを使えば、メモ帳を削除した後にごみ箱を空にした場合や、メモ帳を完全消去した場合でも、データを復元できる可能性があるのです。
ただし、誤操作で無関係のデータを削除してしまったり、最悪の場合業者でも復旧できなくなったりするリスクもあります。そのため、ソフト利用時には慎重に選定しましょう。
要注意!iPhoneやWindowsのメモを使う3つのデメリット
ここからは、iPhoneやWindowsのメモを使う3つのデメリットを解説します。メモを使ううえでは、デメリットを把握して未然にリスクを抑えましょう。
(1)編集履歴が残らない
1つ目のデメリットは、メモの編集履歴が残らないことです。
iPhoneやWindowsのメモでは、編集履歴として古いバージョンを保存する機能がないので、「メモを1日前の状態に戻す」といった操作ができません。つまり、一度テキストを上書きしてしまったら、元には戻せないのです。
このように、iPhoneやWindowsのメモには編集履歴を残しておく機能がないので、文章量が多いレポートや企画書の作成には不向きと言えます。
(2)共有に手間がかかる
2つ目のデメリットは、共有に手間がかかることです。
iPhoneのメモを共有する場合は、メモのアクセス権限を逐一設定する必要があるほか、Windowsの場合はメモをひとつずつメール等で送信する手間がかかります。そのため、「複数のメモを他のユーザーと共有する」といった場合には不向きです。
とくに、ビジネスにおいては社員間でメモを共有するケースも多くあるので、iPhoneやWindowsのメモアプリではなく、「スムーズに情報共有できるメモアプリ」を活用しましょう。
(3)目的の情報がすぐに見つからない
3つ目のデメリットは、過去のメモがすぐに見つからないことです。
iPhoneのメモは検索機能が乏しく、「キーワードを入力しても目的のメモが見つからない」といったユーザーの声が多くあります。また、Windowsのメモはファイル形式で保存するので、似た名前のファイルが乱立して、管理が煩雑になりやすいです。
このように、iPhoneやWindowsのメモでは、過去のメモを見つけるのに時間がかかり非効率です。したがって、フォルダでメモを整理できて、高度な検索機能も備えた「Stock」のようなアプリを導入すべきなのです。
iPhoneやWindowsの消えたメモを復元する方法まとめ
これまで、iPhoneやWindowsで誤削除したメモの復元方法を中心にご紹介しました。
iPhoneやWindowsで削除してしまったメモは、「最近削除した項目」や「ごみ箱」「バックアップ」から復元できます。一方で、iPhoneでメモを復元するには『メモをiCloudで管理すること』が前提となりますが、写真やメールの保存にも使われるiCloudは容量不足になりがちです。
また、そもそもiPhoneとWindowsのメモは「編集履歴がないので操作を戻せない」「管理・共有に手間がかかる」といったデメリットがあるため、ビジネスには不向きです。したがって、「メモを簡単かつ安全に残せるアプリ」を選びましょう。
結論、メモに最適なアプリは、編集履歴から何度でもメモを復元でき、誰でも簡単に使えるシンプルな「Stock」一択です。
ぜひ「Stock」を導入して、大切なメモを適切に管理しましょう。