従来、業務の備忘録やアイデアのメモなどには紙ベースの「ノート」が活用されていましたが、今日では、作成から管理までデジタルで完結する「ノートアプリ」を導入する企業が増えています。
ノートアプリは、単純なテキスト入力機能だけでなく、業界・業種に特化したものや手書きに対応したもの、シンプルに情報共有できるものなど、業務を効率化するあらゆる機能を兼ね備えているのが特徴です。
そのため、自社にマッチする効果的なノートアプリを選定するにあたって、決め手が分からずに悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、iPad/iPhone/Androidに対応したおすすめのノートアプリ6選をご紹介します。
- ノートアプリを短時間で比較したい
- 導入したあとに失敗するのを避けたい
- ノートアプリを仕事に生かす方法が分からない
という担当者の方はこの記事を参考にすると、自社に必要なノートアプリが見つかるだけでなく、仕事に生かす方法まで分かります。
目次
マルチデバイス対応のノートアプリを使うメリット3選
ここでは、マルチデバイス対応のノートアプリを使う3つのメリットを解説します。マルチデバイスならではの利点を理解し、上手にノートアプリを活用しましょう。
(1)思いついたときに書ける
1つ目のメリットは、思いついたときにすぐノートに書き残せることです。
スマホやパソコン、タブレットといったさまざまな端末に対応しているアプリであれば、時間や場所を問わずログインできます。
また、テキスト入力で簡単にメモを残せるのもマルチデバイスに対応しているノートアプリの特徴です。
(2)写真や動画を簡単に残せる
2つ目に、マルチデバイス対応のノートアプリには、テキストだけでなく、写真や動画を簡単にノートへ残せるものがあるので便利です。
たとえば、スマホやタブレットでも使えるノートアプリであれば、撮った写真や動画をすぐにノートへ貼り付けられます。そのため、会議のホワイトボードや資料などを簡単に記録して、あとから振り返りたいときに便利です。
このように、「スマホで撮影した写真をノートに添付して、パソコンであとから確認する」という使い方をできるのが、マルチデバイス対応のメリットです。
(3)時間や場所に関係なく閲覧できる
3つ目のメリットとして、マルチデバイス対応のノートアプリであれば、時間や場所を問わずにアクセスできることが挙げられます。
たとえば、外出先でメモを確認したい場合には、パソコンを開かずにスマホからノートを確かめられます。
したがって、外出の多い営業部門のメンバーにとっては、移動中も手元のスマホから、すぐに必要な資料へアクセスできるので便利です。
マルチデバイスのノートアプリを選ぶ5つのポイント
ここではノートアプリを選ぶポイントを解説します。5つのポイントを押さえておくと、選定での失敗を減らすことができるため必見です。
(1)すぐにメモできるか
1つ目に、メモしたいときに素早く書き残せるかを確認します。
ノートを開くまでのアクションが多い場合、すぐにメモができないのでストレスを感じやすいです。また、電話での内容をメモする際に、メモの準備に手間取ってしまうと相手を待たせてしまう可能性があります。
したがって、手間をかけず素早く情報を書き残すために「アプリを起動してすぐにメモができるか」を確認しましょう。
(2)操作はシンプルか
2つ目の選定ポイントは、誰でも使えるシンプルな操作性を兼ね備えていることです。
簡単な操作で利用できるノートアプリであれば、ITツールに不慣れな従業員が多いチームにもスムーズに浸透します。逆に、操作が難しい多機能なノートアプリは、使いこなせるメンバーが限られるので、全社に定着するまで時間がかかるのです。
そのため、費用対効果を最大にするためにも「必要な機能に過不足がなくてシンプルか」は必ずチェックしましょう。
(3)スピーディーに共有できるか
3つ目の選定ポイントとして、ノートをスピーディーに共有できるかが挙げられます。
たとえば、更新した瞬間からメンバーに共有されるアプリを使えば、オンラインミーティングの議事録としても役立ちます。一方、ノートを共有するのに、URLやファイルのやりとりが必要なアプリでは手間がかかるのです。
したがって、スピーディーに共有できなければ仕事が遅れかねないため、更新がリアルタイムで反映されるノートアプリを選びましょう。
(4)ファイルの添付ができるか
4つ目のノートアプリを選ぶポイントは、ファイル形式で添付できることです。
テキストでしか情報を残せない場合、関連するファイルを別の場所で管理する必要があります。一方、ノートにファイルも保存できるアプリであれば、ファイルを別の場所から探し出す手間がかかりません。
また、画像ファイルを保存できても、PDFファイルには対応していないノートアプリもあるため、さまざまな形式のファイルを保存できるものを導入しましょう。
(5)無料期間があるか
5つ目の選定ポイントは、無料期間があることです。
無料期間に使い勝手を試すことで、サービスの機能や品質を身をもって体験できます。そのため、ノートアプリでやりたいことができるかを判断することができるのです。
しかし、無料期間が終了すると、有料プランにしなければ使い続けられないツールもあります。そのため、トライアル期間が過ぎても無料で使い続けられる「Stock」のようなアプリを選ぶのが最善です。
PC・iPad・iPhone/Android向け|おすすめのノートアプリ4選
以下では、PCやiPad、スマホに対応したノートアプリ4選をご紹介します。
ノートアプリはメモとしての機能だけでなく、メンバーとの情報共有の手段としても役立ちます。そこで、ノートアプリを選ぶうえで最も大切なのは、必要な情報を素早く書き残せて、誰でも簡単に使えるシンプルな操作性です。
そのため、「iPhone用のアプリしかない」「スマホ、パソコンのどちらかしか対応していない」ようなアプリは避けましょう。また、ビジネスで使用するうえでは、画面上に広告が出てこないことも大切です。
結論、あらゆる端末に対応しており、非IT企業の65歳の従業員でも使いこなせるシンプルな「Stock」が必須です。
Stockのノートにはファイルの添付や画像の挿入も可能なため、情報を一元管理できます。また、ノートには「メッセージ」が紐づけられており、メモの内容ごとに、話題が混ざることなく情報交換ができるのも特徴です。
【Stock】どのデバイスからも簡単に操作できるノートアプリ

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
【Evernote】多機能で有名なノートアプリ

Evernoteの特徴
ノート機能でテキストを残すだけでなく、音声や画像などあらゆるファイルを貼り付けられます。

また、手書きにも対応しているので手軽にメモをとりたいときに重宝します。

Evernoteの機能・使用感
- カレンダーと連携できる
- ノート内でタスク管理ができる
ノートとカレンダーの予定をリンクさせられるため、複数のアプリを使用している場合は、情報を一丸管理できるため便利です。
個々のノートごとにタスクを設定できるため、ノートとタスク表を行き来する必要がなくなり、すぐ作業に取り掛かれます。
Evernoteの注意点
- 機能を理解するのに時間がかかる
- 無料プランだと端末台数に制限がある
- 検索性が悪い
Evernoteにはノート機能以外にも多くの機能があるので、ITに詳しくない場合には使いこなすのが難しい可能性があります。
無料プランでは同期できる端末が2台までなので、3台以上の端末を使い分けている場合にはプランアップが必要になります。
利用しているユーザーからは「検索機能にムラがあり、見つけたいものが見つからない事がある。正確に検索出来ない事が時間のロスにつながる」という声があります。(参考:ITトレンド)
Evernoteの料金体系
- FREE:0円
- PERSONAL:1,100円/ユーザー/月(月払い)
- PROFESSIONAL:1,550円/ユーザー/月(月払い)
- EVERNOTE TEAMS:2,100円/ユーザー/月(月払い)
【OneNote】Microsoftが提供するノートアプリ

OneNoteの特徴
テキスト以外にも手書き入力へ対応しており、記載箇所の配置を自由に変えられます。また、あらゆるファイルを添付できるのも特徴です。※以下モバイル版UI

OneNoteの機能・使用感

- ノートの使い分けが難しい
- 直接ノートに書き込みできる
「ノートブック>セクション>ページ」という階層構造になっているものの、どのように情報を区切るべきなのか使い分けが難しいと言えます。
指や専用のペンを使用してコメントを書き込んだり、アイデアを描画できるので、ITに慣れていない方や、自由にノートを取りたい方に適しています。
OneNoteの注意点
- 編集作業に慣れる必要がある
- 操作が難しい
ノートの編集や図表の作成などの操作が難しいと感じてしまう場合があります。そのため、ITに詳しくないと、使いこなすまでに時間がかかる恐れがあります。
利用しているユーザーからは「特に改善してほしいポイントは見当たりませんが、慣れるまでは編集操作が難しいと感じます。また、手書き入力もむずかしいので慣れが必要です。」という声があります。(参考:itreview)
OneNoteの料金体系
無料のOneNote以外にも、ほかのMicrosoftソフトも利用できる有料プランがあります。
- 無料版あり
- Microsoft 365 Business Basic:750円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Apps for business:1,030円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Standard:1,560円/ユーザー/月
- Microsoft 365 Business Premium:2,750円/ユーザー/月
【Simplenote】簡単にメモやアイディアを残せるノートアプリ

Simplenoteの特徴
- Markdownが使える
- タグでノートを管理
ノートアプリながら、Markdown記法に対応しています。
ノートをフォルダではなく、タグで管理するのが特徴的なアプリです。

Simplenoteの機能・使用感
メモは同期ボタンを押さなくても自動で更新されるため、保存を忘れてデータが飛ぶ心配がありません。
Simplenoteの注意点
- 英語対応できていない部分がある
- 文字検索でのノートの位置が分かりづらい
公式ホームページの問い合わせ欄やヘルプでは、英語での記載のみであるため、日本語でサポート対応してほしい方にはおすすめしません。
利用しているユーザーからは「文字検索した場合に、対象のノートはすぐにわかるのですがノートのどの位置にあるかがわからないので改善を希望します。」という声があります。(参考:itreview)
Simplenoteの料金体系
無料で利用できます。
iPad・iPhone向け|Apple製品で使えるノートアプリ2選
以下では、iPadやiPhoneといったApple製品で使えるノートアプリ2選をご紹介します。
【シンプルノート】iPad/iPhoneで簡単に管理できるノートアプリ

シンプルノートの特徴
- スケジュールと紐づけられる
- フォルダごとにノートを管理
カレンダーとノートを紐づけて管理すれば、ミーティングやイベントなどのスケジュールごとにノートをまとめられます。
24色のカラーから選んでフォルダを作成し、フォルダごとにノートを管理できるのが特徴です。
シンプルノートの機能・使用感
- カラーやフォントが充実している
- フォルダを色分けして管理できる
アプリのテーマカラーやアイコン、フォントの種類が多様であるため、ノートを自由にカスタマイズしたり、オリジナリティを出したい場合に役立ちます。
24色のカラーからフォルダを作成できるため、内容ごとに色で整理してファイルを管理できます。
シンプルノートの注意点
- iOSにしか対応していない
iOSにしか対応していないため、Androidでの利用ができません。
シンプルノートの料金体系
無料で利用できるサービスです。
【Goodontes】手書きでメモできるノートアプリ

Goodnotesの特徴
- 誤字脱字を防げる
- 手書き文字を探せる
GoodNotes 6では、AIを活用しています。そのため、単語の綴りが分からなかったり、誤字脱字があったときには、自動で指摘してくれる点が便利です。
手書き認識機能が搭載されているため、タイピングした文字だけでなく、手書きの文字も探し出せます。
Goodnotesの機能・使用感
- PDFをすべてアプリに取り込める
すべてのPDFを取り込んで書き込みできるため、かさばる書類を保管・処分する手間が省けて便利です。
Goodnotesの注意点
- 無料版には制限がある
無料版で作成できるノートは3冊までに制限されています。また、手書き認識機能も搭載されていないので注意が必要です。
Goodnotesの料金体系
- 無料あり
- 有料:9.99ドル/年(全機能を利用可能)
おすすめノートアプリの料金比較
以下は、おすすめのノートアプリの比較表です。以下の比較表では、それぞれのツールの特徴が一目で理解できるので、あまり時間をかけずに導入を検討したい方は必見です。
Stock【一番おすすめ】 | Evernote | OneNote | Simplenote | シンプルノート | Goodnotes | |
---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
どのデバイスからも簡単に操作できるノートアプリ |
多機能で有名なノートアプリ |
Microsoftが提供するノートアプリ |
簡単にメモやアイデイアを残せるノートアプリ |
iPadやiPhoneでシンプルに管理できるノートアプリ |
手書きでメモできるノートアプリ |
注意点 |
手書き入力ができない |
機能を理解するのに時間がかかる |
編集作業に慣れる必要がある |
英語対応できていない部分がある |
iOSにしか対応していない |
無料版には制限がある |
料金 |
・無料
・有料プランでも1人あたり324円/月〜 |
・無料プランあり
・有料プランは1,100円~ |
・無料プランあり
・有料プランは750円~ |
・無料で利用できます |
・無料で利用できます |
・無料プランあり
・有料プランは9.99ドル~ |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Evernote」の詳細はこちら |
「OneNote」の詳細はこちら |
「Simplenote」の詳細はこちら |
「シンプルノート」の詳細はこちら |
「Goodnotes」の詳細はこちら |
ノートアプリの活用方法
以下では、ノートアプリの活用方法をご紹介します。仕事での使い方を具体的に解説しているので必見です。
アイデアや考えをメモする
まずは、思いついたアイデアや考えをメモするときには、ノートアプリをすぐに活用しましょう。
たとえば、“同僚との会話でアイデアを思いついたとき”や、”仕事中にやるべきことを思い出したとき”に開いてメモしておけば、あとから振り返ったり整理したりできます。
以上のように、忘れたくない物事を書きとどめておくという使い方がおすすめです。
書類や写真を貼り付ける
次に、ノートアプリは、ファイルや写真を貼り付けて保存することができます。
たとえば、顧客情報のファイルをノートに貼り付け、関連情報をテキストで記入することで、必要なときに素早くアクセスできるようになります。また、会議で使ったホワイトボードの写真を撮って添付すれば、議事録として残せるのです。
このように、仕事で必要な書類や写真を一元管理するという活用方法があります。
マルチデバイス対応のノートアプリ6選まとめ
ここまで、iPad/iPhone/Androidに対応したノートアプリ6選や選定ポイント、活用方法を解説しました。
ノートアプリは時間や場所を問わずに使えて、社内ではパソコンからも閲覧できます。そのため、「営業などの外出が多い従業員」や「事務職やエンジニアなどの内勤の従業員」の両方にとって使いやすいです。
一方、豊富な機能が搭載されているノートアプリは、多機能ゆえに操作が複雑で使いこなすのが難しいです。そのため、ITに詳しくない従業員に浸透しないなど、結果的に費用対効果が見合わなくなる恐れがある点に注意しましょう。
したがって、自社が導入すべきなのは、非IT企業の65歳でも説明なしで使いこなせるシンプルなノートアプリ「Stock]一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」をダウンロードして、社内のノート管理を効率的にしましょう。