近年、書類管理は、従来の紙をはじめとしたアナログな方法から、情報共有ツールを用いた方法へ乗り換える企業が増加しています。
社内の情報共有に特化した多くのツールがリリースされています。たとえば「Qiita Team(キータチーム)」も社内向け情報共有ツールの一つです。しかし、ツール導入を検討しているものの、判断情報が少なく悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はQiita Team(キータチーム)の概要から使い方、口コミ・評判まで幅広くご紹介します。
- Qiita Teamの導入を検討しているが、自社に合うか分からない
- Qiita Teamを実際に運用するイメージを具体的につかみたい
- 社内情報を一括管理できる仕組みを整えたい
という方はこの記事を参考にすると、Qiita Teamの概要から使い方までが分かり、自社にマッチするか判断できます。
目次
「Qiita Team(キータチーム)」と「他の情報共有ツール」との違い
Qiita Team(キータチーム)は、ツール内にマニュアルや議事録などあらゆる社内情報を記録可能な、クラウド型の社内向け情報共有サービスです。大手企業を中心に6,000社以上の導入実績があります。
Qiita Teamと他の情報共有ツールとの違いは、「共有した情報にコメントを残して、チャットのようにコミュニケーションができる」といった機能により、情報共有がより活発化する仕組みづくりを重視している点です。
実際に導入している企業では、「部門長・担当部長や課長の投稿に若手社員がコメントするなど、上下間の交流が活性化しているのを感じる」といった声もあり、情報共有によるコミュニケーションの活発化が臨めるのが「Qiita Team」の特徴です。
Qiita Teamの機能や使い方
ここでは、Qiita Teamの機能や使い方をご紹介します。導入前には該当ツールの機能を検討するのはもちろんですが、以下を参考に実際に自社で運用した場合のイメージをするのがおすすめです。
記事を投稿できる
Qiita Teamのメイン機能のひとつである「記事投稿機能」では、Markdown方式で記事を作成できます。
Markdownを使えば、見出しや装飾を細かく設定できるので、見やすく整理されたドキュメント作成が可能です。Markdownに慣れていなくても「サポート機能」が付属しているので、記法に慣れない社員でも記事作成できます。
上図の「?」マークをクリックすると、Markdown記法のヘルプが表示されます。
作成した文書はフィード(一覧)に投稿されるので、誰が何の記事を作成したかも一目でわかります。とくに、日報や報告書など「フォーマットが決まっている資料」は「テンプレート機能」を用いれば、都度作成する手間がなくなります。
また、投稿した記事はフィード形式で共有されますが、良く見返す記事がある場合は「ストック機能」にてアーカイブしておけます。
フィード形式で情報共有できる
記事作成が完了すると、参加しているメンバーの管理画面上にてフィード形式にて共有されます。
階層構造がないので記事が作成されるたびにフィードへ共有されますが、「検索機能」を用いれば複数の記事の中から必要な記事を探し出せます。キーワードでの検索はもちろん、以下の4項目での絞り込みも可能です。
- 投稿
- タイプ
- タグ
- ユーザー
また、「title:〇〇」「body:〇〇」など、より詳細に絞り込みができる検索オプションがあるのも特徴です。
コメントでコミュニケーションが取れる
Qiita Teamには、コミュニケーションがとれる「コメント」機能があります。
コメントの利用方法はさまざまであり、レビューのフィードバックを投稿したり、チャットのように記事に携わったメンバーでやりとりしたりできます。また、「メンション機能」もあり、読んでほしい相手に対して通知も送れます。
既読機能はないものの、内容を確認したとリアクションを示せる「スタンプ」機能があるのもポイントです。
【無料トライアルあり】Qiita Teamの料金プラン一覧
Qiita Teamの料金体系は、以下の表のようになっています。30日の無料トライアルもあるので、利用前に使い勝手を試してから導入可否を判断するのがおすすめです。
※表は右にスクロールできます。
Personal | Micro | Small | Medium | Large | Extra | |
---|---|---|---|---|---|---|
1ユーザーあたりの利用料金(税込) |
500円/月 |
1,520円/月 |
4,900円/月 |
7,050円/月 |
15,300円/月 |
15,300円/月〜 |
利用ユーザー数 |
1名 |
3名 |
7名 |
10名 |
17名 |
17名以上 |
投稿数 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
ファイル容量 |
30GB |
30GB/ユーザー |
30GB/ユーザー |
30GB/ユーザー |
30GB/ユーザー |
30GB/ユーザー |
メールサポート |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
IPアドレス制限 |
× |
× |
× |
× |
× |
◯ |
請求書払い |
× |
× |
× |
× |
× |
◯ |
なお、Extraプランでは18人目以降は、1人あたりの月額が720円(税込)になります。また、利用人数が500人を超える場合、料金は別途問い合わせが必要です。
Qiita Teamの評判
以下では、Qiita Teamを利用しているユーザーの口コミ・評判をご紹介します。検討時に実際の声を参考にするのも大切です。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
Qiita Teamの良い口コミ・評判
まずは、Qiita Teamの良い口コミ・評判です。とくに「エンジニアに好評」「社内情報を集約できる」との意見が多く見受けられました。
非公開ユーザー、投稿日:2022年09月06日社内のエンジニアの技術知見の共有や議事録の蓄積に使っています。一般のQiitaが広くエンジニアに浸透していますし、エンジニアが慣れたマークダウン で記入することで、簡単にそれらしい見た目の記事が完成します。
非公開ユーザー、投稿日:2021年12月11日優れている点・好きな機能限られたメンバーのみ業務に関するシステムやプログラミングの記事録として利用できる点
非公開ユーザー、投稿日:2021年11月25日マークダウンでの記述のため、使い始めは営業チームから不満の声がありましたが、すぐに慣れてもらったため、今では社内のメンバー全員がマークダウンでの記述ができるようになりました。
非公開ユーザー、投稿日:2021年06月29日様々な報告事項をフォーマット化し、各人のナレッジを共有化するには良いソフトだと思います。弊社では、日報・出張報告・議事録などのほか、技術的課題の解決報告のサマリー登録に使い、解決プロセスも標準化できるように促しています。
非公開ユーザー、投稿日:2021年06月15日当然といえば当然だがQiitaとまったく同じ感覚でサクサクとMarkdownのテキストが書けるところ。
Qiita Teamの改善点に関する口コミ・評判
以下はQiita Teamの改善点についての口コミ・評判です。料金面と操作性を中心に改善要望の声が寄せられています。
非公開ユーザー、投稿日:2022年09月06日記事の蓄積の機能は十分ですが、たまった知見を体系的に見やすくして、他の社員への記事のプレゼンスを上げる機能があると嬉しいなと思っています。数年使って社内での記事のプレゼンス向上は引き続き難しく、Qiita team内で回覧してもらうのは諦め、slackでリンクを共有してみてもらうのが落とし所になっていると感じます。
非公開ユーザー、投稿日:2021年06月15日現在は、部署内の少人数でトライアル的に使ってますが、前者に広げるとなると、やはり料金がネックになってしまいます。
非公開ユーザー、投稿日:2021年06月25日難しいとは思いつつ、表記ゆれなどをカバーした検索機能が実装されればいいなと思います。ルール化してはいるものの、やはり入力者によって表記ゆれはどうしても出ます。
非公開ユーザー、投稿日:2021年06月15日Markdownベースなので一定レベル以上は難しいのだが、初心者にもかんたんに使えるように配慮したりモードを追加してもらえると助かる。たとえば、スタッフが「文書を保存できない」というのでヘルプにかけつけたら、文書タイトルがないだけだった…あらかじめひながたのタイトルを入れておいてくれると楽だと思う。
非公開ユーザー、投稿日:2021年04月12日汎用テンプレがあれば、管理側としてはありがたいですね。現状では、少なく改良もしなくてはならない事も多いため、手間です。
【必見】Qiita Teamを利用するときの注意点
以下では、Qiita Teamを利用する際の注意点を紹介します。
- 非エンジニアには使いにくい
- スマホアプリがない
- 公開設定やオーナー設定に制限がある
エンジニアのようにMarkdown方式に慣れた人でなければ、見出しや装飾で見やすく書くのが難しいです。
2023年現在、スマートフォン専用アプリはリリースされていないため、ブラウザで使う必要があります。
「一度公開したグループは非公開に変更不可」「オーナーに設定できるのは1人のみ」といった制限があり、運用時に不都合が発生する懸念があります。円滑に利用するには、事前にチーム内で運用ルールを定めましょう。
以上のような注意点があるので、Qiita Teamの導入前にはツールを使うメンバーがスムーズに使えるように、適切に運用設計をしておく必要があります。
ITが苦手な方でも即日で使える!おすすめの情報共有ツール
以下では、IT知識に関係なく利用できる最もおすすめの情報共有ツールを紹介します。
Qiita Teamは、コメントやリアクションなどで社内のコミュニケーションを活発化する仕組みを備えた情報共有ツールです。しかし、非IT企業や非エンジニアにとっては、Markdown方式での書き方に慣れるまで時間がかかるデメリットもあります。
導入後にツールを社員がすぐに使いこなせなければ、社内の情報共有が滞り、重大なミスを引き起こす恐れがあります。そのため、ツールの導入では、社員のIT知識にかかわらず、誰でも簡単に使えるかを基準に選ぶのが適切です。
そこで、導入即日から社員が簡単位使えるツールは、ITリテラシーに関係なく使いこなせるシンプルな情報共有ツールの「Stock」一択です。
Stockは「ノート」へテキスト入力するだけで使えるので、Wordと同じように特別な知識は必要ありません。また、ノートには「メッセージ」「タスク」が紐づいており、他のやりとりと混ざることがないので便利です。
チームに情報を簡単に共有できるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Qiita Teamの使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、Qiita Teamの使い方や機能、口コミ、料金プランの比較表まで網羅的にご紹介しました。
Qiita Teamのような情報共有ツールを利用すると、社内情報を適切に蓄積・管理できます。蓄積された社内データは、業務の質を高めるのに役立ち、企業の発展に大きく関与します。
しかし、社員の多くが「そもそもITツールに対して抵抗がある」場合は、使い方を教育するのに手間と時間がかかる可能性があります。そのため、「使いこなせない社員が出ないようなシンプルなITツール」を選びましょう。
したがって、非IT企業の65歳でも直感的に使える情報共有ツールのStockが最適です。実際に、非IT企業を中心に200,000社以上がストレスのない情報共有に成功しています。
ぜひ「Stock」を導入して、社内の情報共有を円滑化しましょう。