適切にタスク管理をしないと仕事がすぐに溜まってしまったり、やり忘れて期限に間に合わなかったりというトラブルの原因となります。
タスク管理の方法は仕事の質に大きく関係するので、紙のタスク管理で上手くいかない場合には ”タスク管理ツール”を導入しましょう。タスク管理ツールにはチームの進捗管理をサポートする機能が豊富に備わっています。
一方で、「多種多様なタスク管理ツールのなかから、自社に合うタスク管理ツールを選定するのは難しい。」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのタスク管理ツール15選と7つの選定条件をご紹介します。
- 厳選されたタスク管理ツールから、自社の環境に合うものを効率的に見つけたい
- 導入に失敗しないために確認すべき選定条件をまとめてほしい
- デジタルが苦手な社員でも簡単に使いこなせるようなタスク管理ツールが知りたい
という担当者の方はこの記事を参考にすれば、日々の業務で忙しいなかでも効率的にツールの選定ができます。
目次
- 1 タスク管理とは?
- 2 無料で試せる!おすすめのタスク管理ツール15選
- 2.1 【Stock】チームの情報を最も簡単に残せるツール
- 2.2 【Backlog】エンジニア向けのタスク管理ができるツール
- 2.3 【Trello】ビジュアル重視で直感的にタスク管理できるツール
- 2.4 【Jooto】かんばん方式でタスク管理できるツール
- 2.5 【Wrike】海外の大企業にも導入されているタスク管理ツール
- 2.6 【Asana】デザイン性に優れた高機能タスク管理ツール
- 2.7 【みんなでガント.com】ガントチャートでタスク管理できるツール
- 2.8 【Brabio】ガントチャートでタスク管理できるツール
- 2.9 【Todoist】個人向けのタスクを管理できるツール
- 2.10 【Jira Software】 海外企業でも導入される高機能なタスク管理ツール
- 2.11 【Google Keep】 Googleアカウントと連携できるツール
- 2.12 【My Redmine】 エンジニアがよく使うオープンソースのツール
- 2.13 【Redbooth】 海外製のガントチャートツール
- 2.14 【Microsoft To Do】 Microsoftが提供しているタスク管理ツール
- 2.15 【Any.Do】 カレンダー形式でタスク管理ができるツール
- 3 自社のタスク管理ツールに必要な7つの条件
- 4 タスク管理ツールを活用する5つのメリット
- 5 おすすめのタスク管理ツール15選まとめ
タスク管理とは?
タスク管理とは「プロジェクトに必要な作業(タスク)を管理すること」を意味します。
具体的にタスクの割り振りやスケジューリング、進捗確認などを行います。個人だけのタスク管理もありますが、仕事のタスク管理はチームで共有するのが一般的です。
以下では、なぜタスク管理をする必要があるのかを3つの目的に分けてご紹介します。
目的(1) 進捗状況を把握する
社員一人ひとりの進捗状況を把握するためにタスク管理をします。
タスク管理をしていない環境では「誰が、どの業務を、どの程度まで進めているのか」がまったく把握できません。そのため、トラブルが発生した際に適切な対応ができず、問題が大きくなってしまう恐れがあるのです。
一方で、チームでタスクを共有している場合には、社員一人ひとりの進捗がリアルタイムで把握できます。プロジェクトをマネジメントする立場にとって、チーム全体の進捗が確認できるのは大きな安心材料になります。
目的(2) タスクに優先順位を付ける
タスク管理をする2つ目の目的は、タスクに優先順位を付けることです。
すべてのタスクを同じ要領で処理していくのは不可能なので、タスクに優先順位を付けて期限に間に合うようにスケジュールを立てるのです。たとえば、適切なタスク管理をしているチームでは「そのタスクは重要か」「そのタスクは緊急か」の2つの基準で優先順位を決めています。
一方で、タスク管理をしていないチームでは面倒なタスクばかりが残ってしまい、期限が近づくと残業が増えるなどの問題が起こります。
目的(3) マネジメントしやすくする
タスク管理をする3つ目の目的は、チームのマネジメントをしやすくすることです。
プロジェクトの判断を適切に下すためには、タスクの進捗状況をいつでも把握できる状態にしておく必要があります。そのため、社員一人ひとりのタスクがどのような状況かをリアルタイムで確認できるタスク管理をしましょう。
無料で試せる!おすすめのタスク管理ツール15選
以下では、無料で試せるおすすめのタスク管理ツール15選をご紹介します。
タスク管理ツールを選定するうえで重要になるのが”社内に浸透するか”です。
タスク管理ツールが社内に浸透しないと利用ルールなどが形骸化して、かえって社員の日常業務を邪魔する可能性があります。また、タスク管理ツールを運用するためには費用もかかるので、効果がないのにコストだけが増えるのも問題です。
そのため、誰でも簡単に使えるシンプルなタスク管理ツールを無料で試しましょう。
たとえば、今回ご紹介する「Stock」は非IT企業の65歳以上の社員でもすぐに使いこなせるほど簡単なので社内にもすぐに浸透します。
Stockは導入実績が100,000社を超える今注目のタスク管理ツールであり、業界・業種問わず定評があります。シンプルな「タスク」機能が備わっているので、社員自身や任意のメンバーへ自由にタスクを設定し、現場とマネジメント双方の業務ストレスを解消します。
【Stock】チームの情報を最も簡単に残せるツール

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>

https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【Backlog】エンジニア向けのタスク管理ができるツール

Backlogの特徴
- オールインワンの多機能ツール
- コラボレーション機能が充実
課題管理やバグ管理システムなど、プロジェクト管理を円滑にする機能が豊富に揃っています。
メンバー間やチーム間・組織間での円滑な情報共有のためのコラボレーション機能があります。
Backlogの注意点
- 使いこなすのが難しい
- コミュニケーションがとれない
ソースコードの管理、Wiki、リポジトリなど、ITに詳しくない社員が使いこなせるまでに社内教育が必要です。
メッセージ機能がないので、社員間でやりとりするには別のツールを併用する必要があります。
Backlogの料金体系
- スタータープラン:2,640円/月(ユーザ上限30人)
- スタンダードプラン:12,980円/月(ユーザー無制限)
- プレミアムプラン:21,780円/月(ユーザー無制限)
- プラチナプラン:55,000円/月(ユーザー無制限)
【Trello】ビジュアル重視で直感的にタスク管理できるツール

Trelloの特徴
- 直感的にタスク管理できる
- 多種多様な拡張機能を追加できる
タスクをドロップ・アンド・ドロップで移動させるカンバン方式なので、直感的に管理できるのがメリットです。
Trelloには機能を拡張するプラグインが充実しているので、業種によって必要な機能を追加できます。
Trelloの注意点
- スマホでは使いにくい
- 公開設定に注意する必要がある
パソコンから利用すると横長のボードでプロジェクトの全体を把握できますが、スマホではボードを俯瞰して眺められません。
共有範囲で[公開]を選択している情報は、外部からもアクセス可能になるので注意しましょう。
Trelloの料金体系
- FREE:$0
- STANDARD:$6 USD/ユーザー/月
- PREMIUM:$12.50 USD/ユーザー/月
- ENTERPRISE:$17.50 USD 以下/ユーザー/月
- 5,000ユーザー以上は営業窓口に要問い合わせ
【Jooto】かんばん方式でタスク管理できるツール

Jootoの特徴
- カンバン方式のタスク管理ツール
- プロジェクトを横断したタスク管理ができる
カンバン方式で進捗を見える化して、業務全体を一目で俯瞰できるようにします。
プロジェクトごとにタスクを一覧表示すれば、優先的に処理すべきタスクをすぐに判断できます。
Jootoの注意点
- 一度削除したタスクは復元できない
- 無料プランの制限が厳しい
タスク情報の復元ができないため、削除する前にアーカイブしなければなりません。
無料プランが利用できるのは4人まで、データ上限が100MBと、実運用には厳しい可能性があります。
Jootoの料金体系
- 無料プラン:¥0
- スタンダードプラン:¥500/ライセンス/月
- エンタープライズプラン:¥1,300円/ライセンス/月
【Wrike】海外の大企業にも導入されているタスク管理ツール

Wrikeの特徴
- 階層をつけてタスクを管理できる
- タスクごとのタイムトラッキング機能
有料プランではメインタスクにサブタスクを付けられるので、関連するタスクを階層管理できます。
どのタスクが非効率になっているかが簡単に把握できます。
Wrikeの注意点
- デジタルに慣れていないと難しい
- UI(見た目)の評価が分かれる
タスク管理機能の自由度が高いため運用目的とルールを周知しなければ、デジタルに詳しくない社員は混乱します。
WrikeのUIへの評価はおおむね好評ですが、評価が分かれている要素でもあります。そのため、自社の社員が利用しやすいかを確かめてから導入するのが良いと言えます。
Wrikeの料金体系
- 【基本プラン】Free:$0/ユーザー/月
- 【基本プラン】Professional:$9.80/ユーザー/月
- 【基本プラン】Business:$24.80/ユーザー/月
- 【基本プラン】Enterprise:価格は要問い合わせ
- 基本プランのほかに「マーケティング・デザイン業務」「コンサルなどの対クライアント業務」のプランもあります。
【Asana】デザイン性に優れた高機能タスク管理ツール

Asanaの特徴
- 情報が一元管理される
- 進捗の表示方法を切り替えられる
チーム全体の仕事を一か所で共有し、チームの連携を維持しながらタスク管理できます。
進捗確認の目的に合わせてリスト形式やタイムライン形式など、表示方法を切り替えられます。
Asanaの注意点
- カスタマイズ性は高いが多機能ゆえに使いにくい
100種類以上のアプリと連携できますが、デジタルに詳しくない社員が多い職場では浸透しない可能性があります。
Asanaの料金体系
- Basic:¥0
- Premium:¥1,475/ユーザー/月(月間払い)
- Business:¥3,300/ユーザー/月(月間払い)
- Asana Enterprise:サポートへの問い合わせが必要です。
【みんなでガント.com】ガントチャートでタスク管理できるツール

みんなでガント.comの特徴
- 公式サイトからすぐに利用可能
- 修正履歴を確認できる
みんなでガント.comは会員登録なしでガントチャートを作成できます。
いつ誰がガントチャートを修正・更新したのかを履歴から確認できます。
みんなでガント.comの注意点
- 機能はガントチャートの作成のみ
- トライアルではガントチャートが1つしか作れない
ガントチャートに特化しているため、ドキュメント管理やメッセージは別ツールを利用する必要があります。
トライアル期間中はガントチャートを1つしか作れないので試せる範囲が限定されます。
みんなでガント.comの料金体系
- トライアル:¥1,800(3ヶ月利用)/10人まで
- エントリー:¥4,800(6ヶ月利用)/20人まで、¥8,600(12ヶ月利用)/20人まで
- ビジネスS:¥9,600(6ヶ月利用)/20人まで、¥17,600(12ヶ月利用)/20人まで
- ビジネスM:¥19,200(6ヶ月利用)/40人まで、¥36,000(12ヶ月利用)/40人まで
- ビジネスL:¥38,400(6ヶ月利用)/80人まで、¥72,000(12ヶ月利用)/80人まで
- ビジネスLを超えるプランを希望する場合には、問い合わせが必要です、
【Brabio】ガントチャートでタスク管理できるツール

Brabioの特徴
- 複数アカウントを切り替えて利用できる
- 自動的にガントチャートが作成される
複数のプロジェクトに参加している場合、アカウントを切り替えれば閲覧できる情報が変わるのでセキュリティ対策になります。
Brabio!にプロジェクトとタスクを記録すると、業務全体を可視化するガントチャートを自動作成します。
Brabioの注意点
- 多機能ゆえに使いこなすのが難しい
- スマホからは利用しにくい
Brabio!は工程管理するために細かい多種多様な機能が揃っていますが、デジタルに抵抗のある社員にとっては使いこなすのに時間がかかる可能性があります。
ウェブブラウザから利用するのでスマホから操作できますが、環境によっては使いにくい可能性があります。
Brabioの料金体系
- 無料プラン
- エントリープラン
- ミッドレンジプラン
- エンタープライズプラン
¥0/5ユーザーまで
プラン10:¥3,300/月/10ユーザーまで
プラン20:¥6,600/月/20ユーザーまで
プラン30:¥9,900/月/30ユーザーまで
プラン40:¥13,200/月/40ユーザーまで
プラン50:¥16,500/月/50ユーザーまで
プラン100:¥33,000/月/100ユーザーまで
プラン200:¥66,000/月/200ユーザーまで
プラン300:¥99,000/月/300ユーザーまで
カスタマイズが必要な場合には問い合わせが必要です。
【Todoist】個人向けのタスクを管理できるツール

Todoistの特徴
- ”インボックス”と”プロジェクト”でタスクを作成する
- 独自の機能「カルマ」
インボックスにタスクを無作為に作成して、プロジェクトには目的別のタスクを登録するなどの使い分けができます。
カルマはタスクを完了するたびにカウントが増えて、作業の生産性が算出できる機能です。
Todoistの注意点
- 無料プランでは一部機能が制限される
無料プランではバックアップ機能や優先サポートなどがありません。また、リマインダー機能がないのでタスクの期限を忘れてしまう可能性があるので注意しましょう。
Todoistの料金体系
- 無料:¥0
- プロ:¥448/月(月間払い)
- ビジネス:¥678/ユーザー/月(月間払い)
- 非営利団体向けのディスカウントプランは、ビジネスプランの50%OFFの料金で利用できます。
【Jira Software】 海外企業でも導入される高機能なタスク管理ツール

Jira Softwareの特徴
- 表示機能を切り替えられる
- 豊富な機能を利用できる
カンバン形式やスクラムボード形式など、進捗の表示方法を切り替えられるのでさまざまな利用目的に対応できます。
3,000種類以上のアプリを追加できるのでカスタマイズ性が高く、チームのさまざまなニーズに合わせた使い方が可能です。
Jira Softwareの注意点
- 高いITリテラシーが求められる
ワークフローの作成など高度な機能が多いので、デジタルに詳しくない社員にとっては使いこなすのが難しいと言えます。
Jira Softwareの料金体系
- Free:¥0(10ユーザーまで)
- Standard:¥900/ユーザー/月 以下(サイト単位で上限20,000 ユーザー)
- Premium:¥1,730/ユーザー/月 以下(サイト単位で上限20,000 ユーザー)
- Enterprise:要問い合わせ(サイト単位で上限20,000 ユーザー)
【Google Keep】 Googleアカウントと連携できるツール

Google Keepの特徴
- どのような環境でタスク管理できる
- Googleアカウントで連携
テキスト入力だけでなく音声入力や手書き入力など、どんな環境でも利用できる機能が揃っています。
同一のGoogleアカウントでログインすれば、同じ情報を複数の端末から確認できます
Google Keepの注意点
- 他の人と共有するのには向かない
- 階層管理できない
タスクを共有する場合には、他のチャットアプリなどに切り替えて送信する必要があるので、ビジネス利用の共有には向きません。
Google Keepはボードにメモを貼る形式で管理するので、カテゴリーごとに階層管理できません。
Google Keepの料金体系
- Google Keepはすべての機能を無料で利用できます。
【My Redmine】 エンジニアがよく使うオープンソースのツール

My Redmineの特徴
- クラウドで利用できるRedmine
- 機能が豊富にある
Redmineはインストール型として知られていますが、My Redmineはインターネット上でRedmineを利用できるクラウド型ツールです。
チームでプロジェクトを進めるための機能が豊富に備わっている多機能なツールです。
My Redmineの注意点
- 社員間でコミュニケーションがとれる機能がない
- 多機能ゆえに使いこなすのが難しい
チームでプロジェクトを進める場合にはチャットツールが必要です。しかし、プロジェクトの情報が複数のツールに分散するので注意しましょう。
デジタルに詳しくない社員が使いこなすためには長期的に教育する必要があります。
My Redmineの料金体系
- 民間企業・個人向けプラン、官公庁向けプランの2つがあります。
- 【民間企業・個人向けプラン】スタンダード(S)プラン:¥8,800/月(ストレージ容量200GB)
- 【民間企業・個人向けプラン】ミディアム(M)プラン:¥15,400/月(ストレージ容量400GB)
- IPアドレス制限やパスワード再発行など、オプションサービスもあります。
【Redbooth】 海外製のガントチャートツール

Redboothの特徴
- タイムトラッキング機能が利用できる
- Web会議に対応している
作業時間をトラッキング(追跡)することで、社員の業務効率を正確に把握できます。
Redboothにはビデオ会議機能が備わっており、ほかのツールを使わずに打ち合わせができます。
Redboothの注意点
- 日本語対応していない
- Freeプランでの運用は難しい
Redboothは日本語対応していないので英語表記のまま利用する必要があります。
Freeプランはユーザー数が2人までで、ワークスペースも2つまでしか利用できません。
Redboothの料金体系
- Free:$0
- PRO:$12/ユーザー/月(月間払い)
- BUSINESS:$18.75/ユーザー/月(月間払い)
- ENTERPRISE:サポートに問い合わせ必要です。
【Microsoft To Do】 Microsoftが提供しているタスク管理ツール

Microsoft To Doの特徴
- 簡素なデザイン
- 社員間でタスクの共有ができる
多機能なアプリではなく簡素なデザインなので初めてでもすぐに使いこなせます。
社員同士で全体の進捗確認ができるので、連携がしやすくなるなどのメリットがあります。
Microsoft To Doの注意点
- メッセージ機能がない
- タスクの色分け機能がない
タスク管理に必要なチャット機能がありません。そのため、社員間でタスクに関する連絡がとれないのでほかのチャットアプリを併用する必要があります。
タスクの期限が近づいても表示色に変化がないので、社員のタスクのやり忘れを防げません。
Microsoft To Doの料金体系
- Microsoft To Doはすべての機能を無料で利用できます。
【Any.Do】 カレンダー形式でタスク管理ができるツール

Any.Doの特徴
- リストごとにタスクを管理する
- Moment機能でタスクのやり残しをなくす
タスクが増えてもリストごとに割り振って簡単に整理できます。
Moment機能は指定した時間にタスクを仕分けする機能で、タスクの整理整頓がしやすくなります。
Any.Doの注意点
- 日本語に対応していない
Any.doは日本語に対応していないので、英語に不慣れな社員は使いこなすのに苦労する可能性があります。サポートが必要になった場合、すべて英語で対応しなければなりません。
Any.Doの料金体系
- 無料:$0
- 1ヶ月プラン:$5.99/月
- 6ヶ月プラン:$4.49/月
- 12ヶ月プラン:$2.99/月
自社のタスク管理ツールに必要な7つの条件
これまでおすすめのタスク管理ツールをご紹介してきました。そのなかでも自社にもっとも合うツールを選定するために、タスク管理ツールに必要な7つの条件をご紹介します。
(1) タスクの登録が簡単にできる
はじめに、タスクの登録が簡単にできるツールかを確認しましょう。
タスクの登録が面倒なツールだと管理工数や入力項目が増えてしまい、社内に浸透しない可能性があります。そのため、無計画に有名なタスク管理ツールを導入するのではなく、長期的に運用していく場合には「いかに簡単に利用できるか」が重要です。
とくに、非IT企業がタスク管理ツールを導入する場合には、デジタルに詳しくなくても簡単に使いこなせるシンプルなタスク管理ツールを導入しましょう。
(2) タスクの期限をリマインドする
タスクの期限をリマインドする機能は必須です。
タスク管理ツールにタスクを登録しても、タスクの存在を忘れてしまっては元も子もありません。
人は記憶したことの70%以上を次の日には忘れてしまうと言わているので、記憶力に頼るのではなくリマインド機能のあるタスク管理ツールを導入しましょう。
(3) ほかの社員のタスクも確認できる
ほかの社員のタスクも確認できるかを確かめましょう。
とくに、チームのマネジメントをする場合、全体の動きを把握する機能は必須です。タスクの進捗がリアルタイムで共有できれば、わざわざ社員一人ひとりに確認をする必要がありません。
不要な作業を減らすためにも、ほかの社員のタスクが簡単に把握できるタスク管理ツールがおすすめです。
(4) パソコンだけでなくスマホでも利用できる
パソコンもしくはスマホのどちらかにのみ対応するツールもありますが、いつでもどこでもタスクを確認・管理するためには両方からアクセスできる必要があります。
複数端末でのタスク管理は、対応漏れ防止やスピーディーな業務遂行に効果的です。
一方で、スマホの小さな画面では使いにくいタスク管理ツールもあるので、試験的に利用して使い勝手を確認しましょう。
(5) チーム向けの機能がある
タスク管理ツールにチーム向けの機能が搭載されているかを確認しましょう。
チーム向けのタスク管理ツールにはタスクの共有や依頼、メッセージなどの便利な機能が備わっています。一方で、個人向けツールでは簡単なリスト機能だけでタスク管理するので、ビジネス利用では不便に感じる場面が多くなります。
複数人でプロジェクトを進める場面では、社員一人ひとりの進捗をマネジメントするためにもチーム向けの機能は必須になります。
(6) 詳細な情報を記載できる
タスクに詳細な情報を記載できるかを確認しましょう。
たとえば、タスクにほとんど情報が追記できないツールを導入してしまうと「タスクをどのように進めればよいか」「どのような準備が必要なのか」など、あとから見返しても分からない可能性があります。
仕事を確実に成果につなげるために、タスクに関する情報を一箇所で管理できる環境を整える必要があるのです。
(7) タスク管理以外の機能に過不足がない
最後に、業務効率化をサポートする機能に過不足がないかを確認しましょう。
たとえば、タスクに関する資料の管理やメッセージなど、タスク管理機能だけではカバーできない部分を補完する機能がおすすめです。タスクに紐づけて資料を管理すれば情報の一元管理ができ、メッセージ機能で業務上のやりとりも可能になるのです。
一方で、多機能ツールのようにさまざまな機能を搭載するツールを導入すると、デジタルに慣れていない人は使いにくく感じる可能性があります。あくまでも、機能に過不足がないタスク管理ツールを選ぶようにしましょう。
たとえば、今回ご紹介した「Stock」はタスク管理に必要な機能を過不足なく備えており、65歳以上の社員が簡単に使いこなせるほどシンプルなタスク管理ツールです。
タスク管理ツールを活用する5つのメリット
タスク管理する方法はいくつかありますが、仕事で活用する場合にはタスク管理ツールがおすすめです。以下では、タスク管理ツールを活用する5つのメリットをご紹介します。
進捗をツールひとつで管理できる
タスク管理ツールだけでチーム全体の進捗を管理できます。
エクセルなどの表計算ソフトを併用したタスク管理では、複数のファイルを並行して管理しなけばならず面倒でした。しかし、タスク管理ツールを導入すれば、わずらわしい作業から解放されてタスク管理ツールひとつで簡単に進捗管理できるようになるのです。
また、タスク管理ツールにアクセスすればすべての進捗が分かるので社員も混乱せず、社内に浸透しやすいというメリットもあります。
プロジェクトの遅延を防ぐ
タスク管理をすれば全体の進捗が把握できるので、プロジェクトの遅延を防げます。
早い段階でプロジェクトの全容を把握すれば、トラブルにも適切に対処できます。一方で、タスク管理をしなければ「仕事がどこまで進んだのか、どこまで進めれば良いのか」が分からないので、納期間際にようやく事の深刻さに気が付くのです。
とくに、対クライアント業務であれば期限に間に合わないのは重大なミスにつながるので、スケジュール管理を徹底する必要があります。
コミュニケーションが活性化する
メッセージ機能を搭載するタスク管理ツールを利用すれば、社内のコミュニケーションに良い影響があります。
昨今の感染症対策により対面での社内コミュニケーションが減少し、チーム内での迅速かつ密度の高い連携が難しくなっています。しかし、一部のタスク管理ツールにはメッセージ機能があり、電話やメールよりも簡単に連絡ができるようになりました。
メッセージ機能のあるタスク管理ツールを導入すれば、ほかのチャットツールの運用コストを減らせるメリットもあります。
迅速な情報共有ができる
迅速な情報共有ができるのもタスク管理ツールのメリットです。
たとえば、タスク管理ツールにタスクを登録すれば、すぐにほかの社員の画面にも表示されます。リアルタイムで情報共有ができるので情報の行き違いは起こりません。
常に最新の情報が必要なビジネスにおいて、社内で迅速な情報共有ができるのは大きなメリットです。
簡単に情報管理ができる
最後に、タスク管理ツールには簡単に情報管理ができるメリットがあります。
紙のメモ帳でタスク管理すると、確認したい情報をすぐに探し出せません。また、エクセルでタスク管理すると、フォルダからファイルを探して開く必要があるので手間です。
一方で、タスク管理ツールを活用すれば検索機能で簡単にタスクを確認でき、タスク管理画面もすぐに開けるので面倒な手間はありません。
以上のようにタスク管理ツールを導入すれば簡単に情報管理ができるので、社内にも浸透しやすいと言えます。
おすすめのタスク管理ツール15選まとめ
これまでおすすめのタスク管理ツール15選と選定条件を中心にご紹介してきました。今回の記事のまとめは以下の通りです。
- タスク管理ツールを社内に浸透させるためには「シンプルさ」がもっとも重要
- 「簡単にタスク共有できる」などの7つの選定条件を必ず確認する
- 「必要な機能に過不足がないタスク管理ツール」を導入する
今回ご紹介したタスク管理ツールのひとつStockは面倒なタスク管理が誰でも簡単にできるほどシンプルです。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して社内でタスク管理できる環境を整備しましょう。
関連記事: 仕事のタスク管理が上手い人の手法5選をご紹介!

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。