新入社員への教育や引き継ぎではマニュアルが使われます。手順やノウハウを文書にまとめてマニュアルとして保存すれば、ナレッジを簡単に共有できたり教育コストを抑えられたりするからです。
とはいえ、マニュアル作成には時間がかかるため、近年ではツールを活用する企業も多くなっています。しかし、ツールの種類は多岐にわたるので「どれが自社に最適か分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめのマニュアル作成ツール16選と比較ポイントを中心にご紹介します。
- マニュアル作成ツールで手順書をつくる手間を解消したい
- マニュアル作成ツールのなかで最も自社にマッチするものを知りたい
- 教育に時間をかけられないのでマニュアルを活用したい
という方はこの記事を参考にすると、自社に最適なマニュアル作成ツールが見つかり、マニュアルを作成・管理する手間を解消できます。
目次
- 1 マニュアル作成ツールとは
- 2 マニュアル作成ツールの種類
- 3 なぜマニュアル作成ツールが注目されるのか
- 4 マニュアル作成ツールを利用するメリットとは
- 5 マニュアル作成ツールの5つの比較ポイント
- 6 【無料あり】Webマニュアルの作成に役立つおすすめツール16選
- 6.1 チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」
- 6.2 豊富な機能を利用できるツール「Dojoウェブマニュアル」
- 6.3 eラーニングにも対応しているツール「iTutor」
- 6.4 マニュアル作成時間を短縮できるツール「TeんDo」
- 6.5 マニュアルをスムーズに共有できるアプリ「Teachme Biz」
- 6.6 クオリティの高いマニュアルを作成できるツール「i-Share DX」
- 6.7 動画による店舗マニュアルがつくりやすいツール「Clipline」
- 6.8 個人用・共有用とに分けて管理できるツール「Kibela」
- 6.9 リンクで共有できるツール「COCOMITE」
- 6.10 SNS感覚で動画マニュアルをつくれるツール「soeasy buddy」
- 6.11 マニュアルの分析ができるツール「はたらきかたマニュアル」
- 6.12 スマホで簡単に動画マニュアルを作成できるツール「tebiki」
- 6.13 クラウド上でマニュアルを作成・管理できるツール「NotePM」
- 6.14 簡単に整った文章が書けるツール「Qast」
- 6.15 見た目のカスタマイズができるツール「wikipy」
- 6.16 動画マニュアルに特化したツール「ビジュアモール ムービーライブラリ」
- 7 おすすめのマニュアル作成ツールまとめ
マニュアル作成ツールとは
マニュアル作成ツールは、マニュアルの作成・管理を電子化し負担を減らすツールです。
マニュアルを作成する際、紙であれば印刷コストが発生したり、メンバーへスムーズに共有できなかったりといった不便さがあります。また、管理体制も属人化しやすいため「マニュアルがどこにあるか分からない」といった事態が起こりかねません。
しかし、マニュアル作成ツールを活用すれば印刷コストが一切かからなくなるほか、管理場所が一元化されるので必要なマニュアルを見つけやすくなるのです。このように、作成者・利用者双方の負担を軽減するのがマニュアル作成ツールです。
マニュアル作成ツールの種類
マニュアル作成ツールには2つの種類があります。以下で、それぞれの特徴を解説します。
- テキスト式マニュアルツール
- 動画式マニュアルツール
テキスト式マニュアルツールは文章で手順が記載されているツールです。文字を打ち込むだけで完成するので作成に手間がかからないほか、社内に浸透しやすいという特徴があります。
動画式マニュアルツールは映像で手順を説明するツールです。視覚的に学べるので、利用者にとっては作業のイメージがつきやすいというメリットがあります。
ただし、動画式マニュアルツールは高コストなものが多いほか、作成に手間がかかるため、従業員の負担が大きくなってしまう点に注意しなければなりません。
したがって、「手間なくマニュアルを作成・管理したい」という方は、テキスト式のマニュアル作成ツールを導入して、そこに動画を添付するなどの工夫をしましょう。
なぜマニュアル作成ツールが注目されるのか
マニュアル作成ツールが注目される背景に「働き方改革の促進」があります。自宅やサテライトオフィスなど働く場所が多様化したことで、業務指示を口頭で実施するのが難しくなりました。
このような働き方の変化に伴い「時間や場所を問わずに確認できるマニュアル」の重要性が増しました。しかし、紙の資料ではメンバー全員へ行き渡らせることが難しく、マニュアルの更新もできないため社内に浸透しません。
一方、「マニュアル作成ツール」であれば自宅からでも確認できるほか、更新や修正はリアルタイムで反映されるので便利です。
マニュアル作成ツールを利用するメリットとは
ここでは、マニュアル作成ツールの活用によるメリットを3つご紹介します。チーム全体にツールを浸透させるためにも、以下のメリットを把握・共有しましょう。
マニュアルの品質向上につなげられる
マニュアル作成ツールを利用するメリットにまず挙げられるのが、マニュアルの品質向上につなげられる点です。
マニュアルを作成しても、内容や手順が分かりづらければ認識齟齬を生む恐れがあります。また、マニュアルの形式が作成者ごとに違っていれば読み手にストレスを与え、結果としてマニュアルが活用されない事態になりかねません。
そこで、マニュアル作成ツールを活用すれば、テンプレートや基本フォーマットを利用した均一的なマニュアル作成ができるようになります。その結果、作成者ごとに内容や手順のばらつきが出る心配もなくなるのです。
情報共有が活性化する
情報共有の活性化も、マニュアル作成ツールを利用するメリットです。
マニュアルは作成して終わりではなく、業務の変化に応じて改訂する必要があります。とはいえ、紙のマニュアルであれば改訂のたびに各自のファイルを手作業で更新しなければならず、修正を重ねると見づらくなるうえ、情報伝達の遅れを招きかねません。
しかし、マニュアル作成ツールを利用すればデータをクラウドで一括管理でき、追加内容も自動更新されます。そのため、紙よりも情報共有が簡単になるのです。
人的コストを削減できる
マニュアル作成ツールを利用すれば、人的コストも削減できます。
マニュアル作成ツールにはテンプレート機能や基本フォーマットが備わっているので、新規作成のたびに形式をつくる必要がありません。とくに、画面キャプチャ(スクリーンショット)ができるツールであれば、画像で簡単にマニュアルをつくれます。
このように、マニュアル作成におけるコストや手間を最小限に抑えられることから、ほかの業務へあてるリソースを多く確保できるのです。
マニュアル作成ツールの5つの比較ポイント
ここでは、マニュアル作成ツールの比較ポイントを5つご紹介します。「導入したが効果を得られなかった」というケースを避けるためにも、以下のポイントを意識してツールを選びましょう。
(1)操作性に問題はないか
はじめに、操作性に問題はないかをチェックしましょう。
多機能なツールはITに詳しくない従業員が使いこなせず、最終的に放置される可能性があります。したがって、直感的に操作できるシンプルなツールを選びましょう。
また、「思っていた使い勝手と違った」といったミスマッチを防ぐために、無料トライアルで実際に運用してみるのもおすすめです。
(2)使用用途に合っているか
次に、使用用途に合っているかも判断しましょう。
テキストだけでは作業をイメージしてもらえないと考えるのであれば、画像や動画も添付できるツールが必要です。また、営業部門や現場作業が多い仕事であれば、パソコンだけでなくスマホからも簡単に使えるツールが最適と言えます。
このように、「どのような用途で使うのか」をあらかじめ確認することで、業務環境にマッチしたツールを選定できるようになるのです。
(3)マニュアルの出力ができるか
マニュアルの出力ができるかも、ツールを選ぶうえで重要なポイントです。
マニュアル作成ツールはクラウド上でデータを管理するため、普段はパソコンやスマートフォンなどの端末から確認できます。しかし、インターネット環境のない場所ではツールが使えないことから、紙媒体で持ち運ぶ場合もあるのです。
このような場合に備え、ツールは作成したマニュアルの出力ができるものを選択しましょう。また、出力機能の有無だけでなく、ExcelやPDF形式で出力できるかなど、出力形式についても確認が必要です。
(4)マニュアルテンプレートが用意されているか
テンプレート機能があるツールを選ばなければなりません。
マニュアル作成ツールの一番のメリットは、テンプレートを使ってマニュアルを簡単に作成できることです。テンプレート機能があれば、必要な情報を打ち込むだけでマニュアルが完成するため、従業員の負担になりません。
したがって、テンプレート機能が付いたマニュアル作成ツールを選択しましょう。たとえば、必要なテンプレートをすぐに呼び出せる「Stock」であれば短時間でマニュアルを作成できるほか、使いやすいので導入即日から運用に乗せられます。
(5)サポートは充実しているか
導入前や導入後のサポートの充実具合も、ツール選定における重要なポイントです。
ツールのサポート体制が不十分であれば、導入後の不明点の解決に時間がかかってしまい業務に支障が出かねません。
このような事態を防ぐためにも「導入前に使い方のレクチャーを受けられる」「問い合わせから1営業日以内に返信がある」など、サポートが迅速かつ充実しているツールを選びましょう。
関連記事: マニュアル作成のコツとは?具体的な作り方も紹介
【無料あり】Webマニュアルの作成に役立つおすすめツール16選
ここからは、Webマニュアルの作成に役立つツールを16選紹介します。
マニュアル作成ツールを使えば、印刷コストや共有の手間といった紙媒体でのあらゆる負担が軽減されます。また、ツールには作成の手間だけでなく、管理における属人化も防げるメリットもあるのです。
したがって、マニュアルの作成から管理を効率化するためにも、ツールの導入・運用は不可欠です。ただし、操作が複雑なツールだとマニュアルが適切に管理されず、最悪の場合、ツールの運用も頓挫しかねません。
したがって、選定するツールは「誰でも簡単に使えるシンプルなツール」を使いましょう。たとえば、今回ご紹介する「Stock」のように、非IT企業の65歳でも説明なしで使いこなせるツールが必須です。
Stockの「ノート」はテキストや画像を簡単に残せるため、誰でも簡単にマニュアルを作成できます。また、「フォルダ」でマニュアルを案件ごとに分かりやすく振り分けられるので、該当のマニュアルへもスピーディーにアクセスできるのです。
チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額500円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
豊富な機能を利用できるツール「Dojoウェブマニュアル」

Dojoウェブマニュアルは、マニュアル作成・管理に関わる豊富な機能を利用できるツールです。
<Dojoウェブマニュアルの特徴>
- 手軽で高品質なマニュアルを作成できる
- eラーニングコンテンツも作成できる
豊富に用意されたテンプレートを使えるので、特別な知識が必要なく、誰でもマニュアルを作成できます。
マニュアルに加えてeラーニングコンテンツもつくれるため、従業員の学習促進にもつながります。
<Dojoウェブマニュアルの注意点>
- 手軽な共有がしにくい
- マニュアル作成以外で使えない
一度マニュアルとして完成させる必要があるので、気軽な共有には向いていません。
マニュアル作成に特化しているため、ほかの業務での利用ができません。
<Dojoウェブマニュアルの料金>
- ユーザー数が5人までの場合は無料体験版を利用できます。
- 有料プランは1チーム41,250円/月~で提供されています。
eラーニングにも対応しているツール「iTutor」

iTutorは、eラーニング(インターネットを利用した学習形態)にも対応しているツールです。
<iTutorの特徴>
- 直感的に操作するだけでマニュアルができる
- 動画マニュアルやe-ラーニングも作成できる
画面上でマニュアル化したい動作をするだけで、マニュアル作成が完了します。
テキストでは分かりづらい部分を動画にしたり、マニュアルをトレーニング教材として活用したりといった運用ができます。
<iTutorの注意点>
- テンプレートの数が少ない
利用できるテンプレートの数が少ないというユーザーの声があります。
<iTutorの料金>
- Mac専用エディション:165,000円~
- エントリービデオエディション:275,000円~
- エントリーオフィスエディション:275,000円~
- スタンダードエディション:495,000円~
- プロフェッショナルエディション:660,000円~
Macでマニュアルを作成できるプランです。
動画制作など、動画メインのプランです。
手順書や業務マニュアルに特化した、ドキュメントメインのプランです。
ドキュメントも動画も作成したい場合のプランです。
各種Officeフォーマットへのエクスポートや画像変換ができるプランです。
マニュアル作成時間を短縮できるツール「TeんDo」

TeんDoは、マニュアル作成の時間を短縮できる機能が備わったツールです。
<TeんDoの特徴>
- 対象の画面を操作するだけでマニュアルが作成できる
- 多様なアウトプット
操作内容を自動でキャプチャしてくれるため、マニュアル作成の手間が大幅に削減されます。
紙だけでなく動画やテキストコンテンツとしても出力できるので、さまざまな用途で使えます。
<TeんDoの注意点>
- 作成ルールの統一が難しい
- マニュアル作成以外で使えない
多種多様な使い方ができるため事前にルール決めをしなければ、マニュアルの仕様にばらつきが生じる恐れがあります。
マニュアル作成に特化しているので、ほかの業務では利用できません。
<TeんDoの料金>
- 1ライセンス74,800円~
※最低3ヶ月以上の契約が必要です。
マニュアルをスムーズに共有できるアプリ「Teachme Biz」

Teachme Bizは、マニュアルをチーム全体へスムーズに共有できるツールです。
<Teachme Bizの特徴>
- 管理機能も充実している
- マニュアルの分析ができる
マニュアルをつくれるのはもちろん、アクセスできるユーザーを制限するといった管理機能も充実しています。
どのマニュアルがよく閲覧されているか、どのようなキーワードでマニュアルが検索されているかなどを分析できます。
<Teachme Bizの注意点>
- 最低契約期間がある
- 大企業向けのツール
最低契約期間が12か月のため、導入の際には注意しましょう。
導入までのステップが多く、小規模チームよりは大企業向けのツールになります。
<Teachme Bizの料金>
- スタータープラン:5万円/月
- ベーシックプラン:10万円/月
- エンタープライズプラン:30万円/月
編集アカウントは10名、閲覧アカウントは50名までのプランです。
編集アカウントは30名、閲覧アカウントは150名までのプランです。
編集アカウントは100名、閲覧アカウントは500名までのプランです。

i-Share DXは、本格的なマニュアルを作成できるツールです。
<i-Share DXの特徴>
- 取扱説明書のようなマニュアルが作成できる
- 多様な形式で出力できる
マニュアル作成のノウハウが詰め込まれたツールのため、本格的なマニュアルをつくれます。
PDF、 Word、InDesign、XMLなど、好みの形式で出力できます。
<i-Share DXの注意点>
- 導入までに時間がかかる
カスタマイズやデータ設計などが必要となり、運用開始までに時間がかかる点に注意しましょう。
<i-Share DXの料金>
- 公開サーバーを使用する「Complete Plan」と使用しない「Basic Plan」があり、それぞれライセンス数に応じた価格となります。
動画による店舗マニュアルがつくりやすいツール「Clipline」

ClipLineは、店舗に必要なあらゆるマニュアルを作成できるツールです。
<ClipLineの特徴>
- あらゆる店舗業務に対応している
- ToDo機能がある
接客の仕方からトラブル対応、身だしなみまで、店舗で必要となるさまざまなマニュアルを作成できます。
目的に合わせてToDoを作成し、それを報告するような共有機能が付いています。
<ClipLineの注意点>
- ツールの操作が難しい
ツール操作が難しく、利用できるユーザーが育ちづらいというユーザーの口コミがあります。
<ClipLineの料金>
- 個別見積もりのため、料金については問い合わせが必要です。
個人用・共有用とに分けて管理できるツール「Kibela」

Kibelaは、マニュアルを個人用・共有用とに分けて管理できるツールです。
<Kibelaの特徴>
- 個人に加えてチームのドキュメントも作成できる
- メンバーの得意なことが分かる
個人的なメモを投稿できるBlogと、チームのドキュメントとなるWikiの2種類をつくれます。
情報発信ができるツールなので、メンバーの顔や名前だけでなく得意なことが分かるようになります。
<Kibelaの注意点>
- 非エンジニアにはなじみのないマークダウンを採用している
- スマートフォンアプリがない
マークダウン方式で記載するため、非エンジニアの場合は操作になじめない恐れがあります。
スマートフォンアプリはリリースされていないほか、ブラウザ利用の場合も機能が制限される点に注意しましょう。
<Kibelaの料金>
- コミュニティープラン:無料
- スタンダードプラン:1ユーザーあたり550円/月
- エンタープライズプラン:1ユーザーあたり1,650円/月
5名まで利用できるプラン。1人あたり1GBの容量が付与されています。
6名から利用できるプラン。1人あたり5GBの容量が付与されています。
6名から利用できるプラン。1人あたり20GBの容量が付与されています。
リンクで共有できるツール「COCOMITE」

COCOMITEは、マニュアルを簡単にリンクで共有できるツールです。
<COCOMITEの特徴>
- リンクで共有できる
- 必要に応じてユーザー数・データ量を追加できる
フォルダやファイルのリンクをメンバーに伝えるだけで、共有が完了します。
編集する人が増えた場合やデータが多くなったときには、必要に応じて機能を追加できるので「ほかのツールと併せて利用する」といった手間が発生しません。
<COCOMITEの注意点>
- 予算に合わない恐れがある
- マニュアル作成以外で使えない
ほかのツールに比べて初期費用と月額料金が比較的高いため、中小企業や少しだけマニュアルを作りたい企業には向いていません。
マニュアル作成に特化しているため、ほかの業務で利用できません。
<COCOMITEの料金>
- エントリープラン:22,000円/月
- スタンダードプラン:60,000円/月
- エンタープライズプラン:220,000円/月
編集者3名まで、25GBの容量が利用できるプランです。
編集者20名・閲覧者100名まで、100GBの容量が利用できるプランです。
編集者100名・閲覧者500名まで、500GBの容量が利用できるプランです。
SNS感覚で動画マニュアルをつくれるツール「soeasy buddy」

soeasy buddyは、SNSのような使い勝手で動画マニュアルを利用できるツールです。
<soeasy buddyの特徴>
- SNSのような使い勝手
- タグでカテゴリー分けができる
動画マニュアルを作成し、SNSのようなフィードに投稿する形式です。「いいね機能」を使えば、従業員がマニュアルを見たかを確認できます。
タグ付けした動画のカテゴリー分けができるため検索に便利です。
<soeasy buddyの注意点>
- 動画マニュアルしか作成できない
- パソコンでの使用には向いていない
動画マニュアルを投稿する形をとっているので、文字のマニュアルを作成したい方には向いていません。
スマホ向けのツールであり、パソコンには最適化されていません。
<soeasy buddyの料金>
- 1契約あたり39,000円~
利用人数や使い方に応じてサービスプランが異なるので、料金については問い合わせが必要です。
マニュアルの分析ができるツール「はたらきかたマニュアル」

はたらきかたマニュアルは、マニュアルの作成依頼から分析までできるツールです。
<はたらきかたマニュアルの特徴>
- マニュアル総合サービス
- マニュアルの電子化・翻訳ができる
マニュアル作成にとどまらず、既にあったマニュアルの調査・分析、マニュアルの作成依頼までできる多機能サービスです。
既にあるマニュアルの電子化や、100以上の言語への翻訳依頼もできるので、外国籍の従業員がいても対応可能です。
<はたらきかたマニュアルの注意点>
- 機能が多く使いこなせない場合がある
幅広い機能が備わっているため、シンプルにマニュアルをつくりたいという場合には向いていません。
<はたらきかたマニュアルの料金>
ここでは2つのプランを紹介します。以下の「月額料金」に加えて、80,000円の初期費用がかかる点に注意しましょう。
- スタンダードプラン:50,000円/月
- プレミアムプラン:100,000円/月
はたらきかたマニュアルの基本機能が利用できるプランです。
多言語での翻訳機能により特化したプランです。
スマホで簡単に動画マニュアルを作成できるツール「tebiki」

tebikiはスマホにも対応しており、簡単に動画マニュアルを作成できるツールです。
<tebikiの特徴>
- 自動字幕・多言語に対応している
- レポート機能がある
動画内の音声を自動で字幕に変換する機能があり、100以上の言語に対応しているためボタン1つで翻訳が完了します。
動画ごとのアクセス状況を把握できるので、次の動画をつくる際に参考資料として活かせます。
<tebikiの注意点>
- 文字ベースのマニュアルはつくれない
動画マニュアル作成のためのツールなため、文字をベースとしたマニュアルを作成したい方には向いていません。
<tebikiの料金>
- 無料トライアルを利用できます。
- 有料プランの料金は利用規模によって変わるので、問い合わせが必要です。
クラウド上でマニュアルを作成・管理できるツール「NotePM」

NotePMはクラウド上でマニュアルを作成・管理できる、チームでの作業に適したツールです。
<NotePMの特徴>
- マニュアルの管理までできる
- 情報をすぐに取り出せる
柔軟なアクセス制限機能があるので、マニュアルを厳重に管理できます。
フォルダを階層に分けて整理できるほか、添付ファイルのテキストを含む「全文検索」に対応しているため、欲しい情報をすぐに取り出せます。
<NotePMの注意点>
- マニュアル作成専門のツールではない
NotePMのメインの機能は社内wikiの作成であり、マニュアル作成に特化したツールではありません。
<NotePMの料金>
- プラン8:4,800円/月
- プラン15:9,000円/月
- プラン25:15,000円/月
- プラン50:30,000円/月
- プラン100:60,000円/月
- プラン200:120,000円/月
8名まで、80GBの容量が利用できるプランです。
15名まで、150GBの容量が利用できるプランです。
25名まで、250GBの容量が利用できるプランです。
50名まで、500GBの容量が利用できるプランです。
100名まで、1TBの容量が利用できるプランです。
200名まで、2TBの容量が利用できるプランです。
簡単に整った文章が書けるツール「Qast」

Qastはテンプレートによって簡単に整った文章が書けるツールです。
<Qastの特徴>
- 既読しているかが分かる
- テンプレートを作成できる
各投稿の既読人数と既読者が確認できるので、マニュアルの浸透を促進できます。
テンプレート機能を使えば、フォーマットの準備に時間がかからないため全体の作成時間も短縮できます。
<Qastの注意点>
- マニュアル作成専門のツールではない
Qastは作成したメモを投稿しナレッジを蓄積するツールであり、マニュアル作成に特化しているわけではありません。
<Qastの料金>
- 「スタンダードプラン」と「エンタープライズプラン」の2種類あります。
- エンタープライズプランは、スタンダードプランの全機能に加えて、IPアドレス制限などの高度なセキュリティ機能も利用できます。
- 各プランの料金詳細は問い合わせが必要です。
見た目のカスタマイズができるツール「wikipy」

wikipyは、シンプルな使い勝手で誰でも簡単にマニュアルを作成できるツールです。
<wikipyの特徴>
- 外部向けのマニュアル・FAQとしても使える
- 見た目のカスタマイズやアクセス分析ができる
作成した文章をTwitterやLINE、Facebookでシェアできるので、外部向けのマニュアルやFAQサイトとしても活用可能です。
色やロゴなどの見た目を変えるカスタマイズのほか、タグを埋め込んでアクセス分析もできます。
<wikipyの注意点>
- 翻訳サービスはない
翻訳サービスはないため、多言語でマニュアルを作成したいという企業には向いていません。
<wikipyの料金>
- スターター:3,000円/月
- ベーシック:5,000円/月
3ユーザーまで、1GBの容量が利用できます。
10ユーザーまで、1GBの容量が利用できます。
動画マニュアルに特化したツール「ビジュアモール ムービーライブラリ」

ビジュアモール ムービーライブラリは、動画マニュアルツールです。
<ビジュアモール ムービーライブラリの特徴>
- 視聴ログが取得できる
- 業務報告の場面でも使える
視聴ログが取れるので、社内教育にも活用できます。
「現場の状況を報告したいが、文字だけだと伝わりづらい」という場合に、説明動画を録画して共有できます。
<ビジュアモール ムービーライブラリの注意点>
- 予算に合わない可能性がある
一番安いプランでも40,000円/月となっており、マニュアルにかけられる予算に合わない恐れがあります。
<ビジュアモール ムービーライブラリの料金>
- 基本パッケージ mini:40,000円/月
- 基本パッケージ:100,000円/月
- 基本パッケージ Z:350,000円/月
300人まで、20GBの容量が利用できるプランです。
1,000人まで、50GBの容量が利用できるプランです。
10,000人まで、500GBの容量が利用できるプランです。
おすすめのマニュアル作成ツールまとめ
これまで、おすすめのマニュアル作成ツールやメリットを中心にご紹介しました。
ツールがあればマニュアルを一から作成する必要がなくなり負担の軽減につながるほか、メンバーに共有する手間も解消します。さらに、時間や場所にとらわれずに使えるツールであれば、外出先でのマニュアル確認もできるようになるのです。
ただし、操作の複雑なツールだとITに慣れていない従業員が使いこなせず、ツールの運用ができなくなる恐れもあります。したがって、ツールの選定時は「ITリテラシーを問わずにマニュアルを作成・管理できるか」を必ず考慮しましょう。
たとえば、非IT企業の65歳でも使いこなせるほどシンプルなStockであれば、マルチデバイス対応なうえに誰でもストレスなくマニュアルを蓄積・共有できます。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、マニュアルを作成・管理する負担を解消しましょう。