仕事の備忘録として欠かせないメモですが、WindowsPCに標準搭載されている「メモ帳」を使えば、別途コストをかける必要がありません。一方、「メモ帳」は機能が不足しているため、仕事で使い続けるのは非効率です。
しかし、メモソフトやツールは種類が多いので「何を基準に選べば良いのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、使いやすいメモソフト・ツールと3つの選定ポイントをご紹介します。
- 選定している時間がないので、厳選されたメモソフトのなかから選びたい
- 見極めポイントが分からないので、取り急ぎ有名なソフトを検討している
- 個人向けではなく、チームで運用できるメモソフトを導入したい
という方はこの記事を参考にすれば、自社にマッチしたメモソフトを選ぶポイントが理解でき、継続して運用可能なソフトの選定に役立てられます。
目次
- 1 【必見】メモソフトの選定ポイント3選
- 2 無料で使える!おすすめのメモソフト・ツール12選
- 2.1 【Stock(ストック)】チームのメモを簡単に共有・管理できるツール
- 2.2 【CubeNote(キューブノート)】インストール型のメモソフト
- 2.3 【Evernote(エバーノート)】多機能なメモツール
- 2.4 【メモ紙】Windowsのみ対応でメモに特化
- 2.5 【CatMemoNote(キャットメモノート)】インストール型メモソフト
- 2.6 【Google Keep(グーグルキープ)】Googleのメモツール
- 2.7 【Scrapbox(スクラップボックス)】一覧ページでメモを管理
- 2.8 【HackMD(ハックエムディー)】開発現場向けメモツール
- 2.9 【CFusen(シーフセン)】インストール型の付箋メモ
- 2.10 【PcHusen(ピーシーフセン)】キー操作が自由自在なメモソフト
- 2.11 【Stickypaper(スティッキーペーパー)】付箋機能に特化しているメモソフト
- 2.12 【hott notes(ホットノート)】3種類の機能が自由に利用可能
- 3 おすすめのメモソフト・ツール12選まとめ
【必見】メモソフトの選定ポイント3選
ここからは、メモソフトを選ぶうえで注目すべきポイントを解説します。以下の内容を確認すれば自社にマッチしたメモソフトを導入でき、スムーズに浸透させられます。
(1)無料か有料か
メモソフトやツールには無料のものと有料のものがあり、選定時に確認しておくべきポイントといえます。
個人利用の場合は、完全無料のメモソフトで十分です。しかし、ビジネス利用する場合には、どのようなソフトであっても、基本的には有料での利用を視野に入れましょう。
なぜなら、完全無料のメモソフトは機能が不十分なうえに、セキュリティが脆弱な可能性が高いからです。つまり、無料か有料かで悩むのではなく「どのような利用用途で使うのか」に注目する必要があります。
とくに、ビジネス利用をする場合には、有料プランへの移行も視野に入れて「業務に必要な機能に過不足はないか」「誰でも直感的に使えるか」を確認しなくてはなりません。そのため、本格的な導入前に試用期間を設けるのがおすすめです。
(2)インストール型かクラウド型か
メモソフトには、PCへ直接ソフトを保存する「インストール型」と、インターネット経由で機能だけを使う「クラウド型」の2種類があります。それぞれのメリットとデメリットは以下の通りです。
- インストール型
- クラウド型
メリットは、一度PCにメモソフトをインストールすれば、インターネットへ接続せずに使える点です。
デメリットは、ソフトを管理する環境を自社で整備しなければならない点と、メモを共有する際にはテキストファイルとして落とし込み、メールやチャットで送る必要があるので面倒な点です。
メリットは、メールソフトを利用する環境を自社で管理する必要がない点と、機能やセキュリティのアップデートが頻繁に実施される点です。
デメリットは、基本的にインターネットがない環境では利用できない点です。また、利用中に通信障害などが発生すると、データが保存されない可能性もあります。
このように、それぞれのメリット・デメリットがありますが、昨今では、費用対効果が優れており自社でメンテナンスが不要な「クラウド型」の利用がトレンドです。
クラウド型のメモソフトは、リアルタイムでメモを共有したり、複数人で共同作業をしたりできます。そのため、チームで仕事をすることが多い職場では、クラウド型のメモソフトが必須です。
(3)複雑かシンプルか
メモソフトの使用感が「複雑」なのか「シンプル」なのかにも注目する必要があります。
複雑なメモソフトとは、ITに詳しい人向けの機能が豊富に搭載されており、仕様やスペックにもこだわっているものを指します。ユーザーのあらゆるニーズに対応できる一方で、使いこなすのが難しいために利用が浸透しない可能性もあります。
一方で、シンプルなメモソフトは、メモに必要な機能を過不足なく備えており、誰でも直感的に使いこなせるのが特徴です。ツール導入による業務スピードの低下を発生させないので、簡単にメモを残したいケースに適しています。
このように、メモソフト・ツールを導入する際には、メモソフトに求める機能を明らかにすると同時に、ビジネス利用ではチームメンバーのITリテラシーも考慮しなければならないのです。
無料で使える!おすすめのメモソフト・ツール12選
以下では、無料から使えるおすすめのメモソフトをご紹介します。
ビジネス向けのメモソフトはメモだけでなく、議事録や日報、マニュアルなどのあらゆる社内情報を格納できます。一方、社内情報の一元管理を実現するには、メモソフトの「運用」まで視野に入れなければなりません。
そのため、「自社で使わない機能が多い」「高いITリテラシーが求められる」ソフトでは社員が利用しなくなり、継続的な運用が難しくなってしまうのです。したがって、メモソフトの選定時には「簡単かつ自社に必要な機能が揃っているか」をチェックしましょう。
結論、ビジネス利用に最適なメモソフトは、非IT企業の65歳以上の社員でも使えて、メモをはじめとしたあらゆる社内情報をストックできる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にメモを書き残し、直感的な「フォルダ」で分類しながら管理できます。また、ノートに紐づいた「メッセージ」で話題を交錯させることなくメンバーとやりとりできるため、仕事の情報管理に適しています。
【Stock(ストック)】チームのメモを簡単に共有・管理できるツール

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額500円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【CubeNote(キューブノート)】インストール型のメモソフト

CubeNoteは、データベース機能を内蔵した「メモソフト」です。
<CubeNoteの特徴>
- インストール型
インストール型なので、インターネットに接続せずに使うことができます。動作がスピーディーなだけでなく、メモの検索などの機能も豊富です。
<CubeNoteの注意点>
- 対応機種はWindowsだけ
対応OSは、Windows7以降となっており、.NET Framework3.5以降が必要となります。そのため、社員ごとに使用するPCが違う場合は注意しましょう。
<CubeNoteの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Evernote(エバーノート)】多機能なメモツール

Evernoteは、ノート単位でメモを管理する「メモツール」です。
<Evernoteの特徴>
- 機能が豊富
- クラウド型で、有料版もある
テキスト情報をメモするだけでなく、画像やPDFファイルなども貼り付けられます。また、メモのタグ付けや検索機能も備わっています。
Evernoteはクラウド型のメモツールです。有料版にすることで同期できる端末が無制限になり、25MBのノート容量も上限が上がります。
<Evernoteの注意点>
- 個人向けの多機能なメモツール
基本的には個人向けなのでチームでビジネス利用の際は1,100円/月のプランに加入する必要があります。また、多機能なのでITリテラシーが求められます。
<Evernoteの料金体系>
- FREE:無料
- PERSONAL:900円/月
- PROFESSIONAL:1,100円/月
- TEAMS(ビジネスチーム向け):1,100円/ユーザー/月
【メモ紙】Windowsのみ対応でメモに特化

メモ紙は、簡単な操作でメモがとれるインストール型の「メモソフト」です。
<メモ紙の特徴>
- メモ単位でセキュリティをかけられる
第三者に見られたくない情報を、メモ単位で保護できます。パスワードを打ち込むことでロックの解除が可能です。
<メモ紙の注意点>
- 対応機種はWindowsだけ
- 共有には不向き
Windows10,8,7,Vistaだけが、メモ紙を起動させられます。
リアルタイムでメモを共有する機能が備わっていません。
<メモ紙の料金体系>
- すべての機能を無料で利用できます。
【CatMemoNote(キャットメモノート)】インストール型メモソフト

CatMemoNoteは、インストール型の「メモ管理ソフト」です。
<CatMemoNoteの特徴>
- メモの整理がしやすい
- 対応OSはWindows
ツリー構造とタブ形式を使っているので、メモの整理がしやすいソフトです。
Windows10/8.1/7/XPが対応OSとなっています。
<CatMemoNoteの特徴>
- 暗号化のパスワードを忘れるとメモが開けない
- 共有には不向き
暗号化したメモのパスワードは別途必ず覚えておく必要があります。
メモの共有機能はないので、メンバーに共有したい場合には別ツールが必要です。
<CatMemoNoteの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Google Keep(グーグルキープ)】Googleのメモツール

Google Keepは、Googleが提供しているクラウド型の「メモツール」です。
<Google Keepの特徴>
- 家族や職場での共有が可能
- スマホにも対応
メモをメールやチャットから送ったり、共同編集をしたりできます。
WindowsとMacOSに対応しているだけでなく、スマホにも対応しています。
<Google Keepの注意点>
- 共有が複雑
メモの一括共有ができないため、複数のメモを共有したい場合には、一つひとつのメモを共有しなければなりません。
<Google Keepの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Scrapbox(スクラップボックス)】一覧ページでメモを管理

Scrapboxは、チームのためのクラウド型「メモツール」です。
<Scrapboxの特徴>
- チーム向けの機能が豊富
- 3つの料金形態
複数人での同時編集や、管理者向けの機能制限オプションなどがあります。また、人数が100人以上のチームにも対応しています。
PERSONAL/EDUCATION、BUSINESS、ENTERPRISEの3プランがあります。2人以上で使う場合は、BUSINESS以上の有料プランに加入する必要性があります。
<Scrapboxの注意点>
- 一覧でメモを管理
- 記法が独特
作成したメモはすべて一覧ページで管理します。そのため、メモをフォルダで整理したい場合には不向きです。
Scrapboxオリジナルの記法があり、使い慣れるのに時間がかかります。
<Scrapboxの料金体系>
- PERSONAL/EDUCATION:無料
- BUSINESS:1,100円/ユーザー/月
- ENTERPRISE:要問い合わせ
【HackMD(ハックエムディー)】開発現場向けメモツール

HackMDは、エンジニア向けのクラウド型「メモツール」です。
<HackMDの特徴>
- Markdown記法で書ける
- 3つのプランがある
メモはもちろん、プレゼン資料やフローチャートをMarkdownで記載できます。また、GitHubと連携しているので、エンジニア向けです。
無料プラン、チームプラン、企業プランの3つがあります。メンバーの数やセキュリティによって、料金プランが変動します。
<HackMDの注意点>
- 非エンジニアには不向き
VSCode拡張機能やGithub整合など開発現場に特化した機能が豊富な反面、非エンジニアにとってメモだけの用途で使いこなすのは難しいと言えます。
<HackMDの料金体系>
- 無料プラン:無料
- プライムプラン:$8/ユーザー/月(月間払い)
- 企業プラン:要問い合わせ
【CFusen(シーフセン)】インストール型の付箋メモ

CFusenは、付箋のようにメモを管理できるインストール型の「メモソフト」です。
<CFusenの特徴>
- 拡張が可能
基本的にテキストだけを保存するCFusenですが、プラグインを使うことで機能の拡張ができます。
<CFusenの注意点>
- 対応OSはWindows
.Net 4.6がインストールされた32bit もしくは64bitのWindowsが必要です。.Net 4.6が必要ですのでWindows 7以降のバージョンが必須となります。
<CFusenの料金体系>
- 無料で利用できます。
【PcHusen(ピーシーフセン)】キー操作が自由自在なメモソフト

PcHusenは、インストール型の高機能「メモソフト」です。
<PcHusenの特徴>
- キー操作ができる
- Widowsのみ対応
PcHusenはすべての操作をキーで行うことができます。独自のショートカットキーを設定して、実際に使うことも可能です。
Ver3.86以降のWindowsXP/Vista/7/8/8.1、Ver3.20以降のWindows XP/Vista/7、Ver3.11までのWindows95/98/Me/2000/XP/Vista、にのみ対応しています。
<PcHusenの注意点>
- スピード感のあるメモ管理には不向き
「簡単にメモを残して、すぐに共有し、リアルタイムで編集する」というようなメモ管理には不向きです。
<PcHusenの料金体系>
- 無料で利用できます。
【Stickypaper(スティッキーペーパー)】付箋機能に特化しているメモソフト

Stickypaperは、ふせん紙機能がついたインストール型の「メモソフト」です。
<Stickypaperの特徴>
- 大切なメモを忘れない
メモを書いたふせんをデスクトップ上に表示できます。そのため、重要なタスクなどを忘れる心配がありません。
<Stickypaperの注意点>
- 対応機種はWindows
- 共有には不向き
WindowsXP/Vista/7,8,10に対応しています。
共有機能はないので、メールやチャットを経由して共有する必要があります。
<Stickypaperの料金体系>
- 無料で利用できます。
【hott notes(ホットノート)】3種類の機能が自由に利用可能

hott notesは、インストール型の「メモソフト」です。
<hott notesの特徴>
- 3種類の機能がある
通常メモ、ToDo管理、手書きメモの3つが利用できます。また、メモにアラームを設定できるので、タスク忘れの心配が少なくなります。
<hott notesの注意点>
- 対応OSはWindows
- 公式サイトやサポートが英語
Windows2000/XP/Vista/7が対応機種となっています。
海外発のメモソフトなので、英語に堪能なメンバーがいない場合にはおすすめできません。
<hott notesの料金体系>
- 無料で利用できます。
おすすめのメモソフト・ツール12選まとめ
ここまで、おすすめメモソフトやツール、3つの選定ポイントをご紹介しました。
メモソフト・ツールを選ぶ際に重視すべきポイントとして「操作性」が大前提です。操作が複雑なツールでは現場に定着せず、無駄な運用コストだけがかかり続ける事態になってしまうからです。
また、ビジネスでは情報共有のスピード感が重要になります。そのため、メールやチャットツールを介さなければメモが共有できない「手間がかかるツール」は避けましょう。
結論、Stockのように、メモ管理に必須の「情報共有機能」が過不足なく備わったシンプルなツールを導入し、メモに残した情報をスピーディに共有すべきなのです。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」でメモを管理し、社内の情報共有をスムーズにしましょう。