「メモ」の習慣があれば、あとから大切なことを思い出せずに困ることが少なくなります。また、今日ではPCやスマホで使える「メモ管理アプリ」が主流になってきており、アナログからデジタルへの移行も進んでいます。
なかでも、メモ管理アプリではMicrosoftの「Sticky Notes(スティッキーノート)」が有名です。しかし、「Sticky Notesの導入を検討しているが、機能や使い方がわからない」と悩む方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、Sticky Notesの使い方や評判を中心にご紹介します。
- Sticky Notesのダウンロード方法や使い方がわからない
- Sticky Notesの機能や口コミを把握して自社に合うか判断したい
- 簡単にメモを残せて共有・管理できるアプリを探している
という方はこの記事を参考にすると、Sticky Notesの使い方が分かるほか、Sticky Notesに代わる便利なメモ管理アプリも見つかります。
目次
Microsoft Sticky Notes(スティッキーノート)とは
「Sticky Notes(スティッキーノート)」は、「OneNote」アプリに統合されたメモ管理アプリです。Sticky Notesは2020年のアップデートで「付箋」に名称が変わりましたが、2024年9月にOneNoteに統合されて再度名称が変更されました。
「Sticky Notes(スティッキーノート)」と「他のメモアプリ」の違い
「Sticky Notes」は、同じMicrosoftアカウントでログインしていれば、他のPCやモバイル版「OneNote」アプリとも同期される点が他のメモアプリとの違いです。ショートカットキーで簡単に起動し、タスクバーへのピン留めもできます。
また、OneNote内の画面右上ボタンから起動できるほか、Windowsのデスクトップ上で単体アプリとしても利用可能です。一方で、他のメモアプリには作ったメモを複数人で共有できるものもありますが、Sticky Notesで作ったメモは他人と共有できません。
以上の点が、Sticky Notesの特徴です。Sticky Notesで作ったメモはWindowsのデスクトップ上(ホーム画面)に貼り付けられるので、個人用のメモを気軽に作って簡単に見返せます。
Sticky Notesの機能
ここでは、Sticky Notesの機能と概要を一覧で紹介します。
<機能> | <概要> |
---|---|
フォントの設定 |
太字、斜体、下線、取り消し線などのフォントがあり、ショートカットキーで変換できます。 |
付箋の色の設定 |
作成した付箋の「背景色」を7色から選べます。 |
画像の添付 |
作成した付箋に画像を添付できます。 |
URLのリンク化 |
付箋に張り付けられたURLは自動でリンクになるので、クリックするだけでサイトを開けます。 |
同期機能 |
Microsoft アカウントの情報を入力しサインインすることで、同じアカウントを利用しているデバイスに表示できます。 |
自動保存機能 |
付箋に入力したデータは編集直後に自動保存されるので、「メモ」を閉じても消える心配がありません。 |
最前面表示機能 |
右上にある画鋲アイコンをクリックすると、常にデスクトップの最前面へ付箋を表示し、他のウィンドウに隠れないようにできます。 |
スクリーンショット機能 |
スクリーンショットボタンをクリックすると、デスクトップをキャプチャしてメモにすることができます。Webサイトの画像であれば、スクリーンショットから元のWebサイトをたどることも可能です。 |
このように、Sticky Notesは必要最低限の機能を備えたシンプルなアプリだといえます。
【Windows10/11】Sticky Notesの使い方
ここでは、 Sticky Notesの使い方を解説します。「Sticky Notesの存在は知っているが、使い方が分からない方」は、以下の手順を参考にしましょう。
1.はじめに、以下のリンクからSticky Notesをダウンロードします。
2.ダウンロードが完了したら、タスクバー左側の[スタート]をクリックします。
3.検索タブが開いたら、検索バーに「Sticky Notes」と入力します。
4.すると、下図のように「Sticky Notes」アプリが出てくるのでクリックします。
5.アプリが開くと下図のような画面になります。
6.画面左上の[+ノート]をクリックして、メモしたい内容を書き残しましょう。メモは別ウィンドウでの表示も可能です。
このように、Sticky Notesはすぐに起動できるので、情報を忘れないうちに残せます。しかし、メモをフォルダ別に分けられないため、目的のメモをすぐに見つけられるようにしたい場合は、フォルダ機能や検索機能のある「Stock」のようなアプリを使いましょう。
Sticky Notesのよくある質問
ここでは、 Sticky Notesのよくある質問を解消法とともに解説します。Sticky Notesの出し方などを詳しく知りたい方は必見です。
(1)Sticky Notesをダウンロードする方法は?
以下のサイトからダウンロードできます。ダウンロード後、ファイルを開くと使用することができます。
(2)Sticky Notesはどこにある?
Sticky Notesが見つからない場合、タスクバーの検索ボックスに「Sticky Notes」と入力すると見つけられます。
また、ホーム画面の[スタート]をクリックし、[すべてのアプリ]から探すこともできます。
(3)Sticky Notesをホーム画面に常に表示させるには?
タスクバーにピン留めしておくことで、Sticky Notesをホーム画面に常に表示させられます。
検索結果のSticky Notesを右クリックして、[タスクバーにピン留めする]を選択します。
すると、タスクバーにSticky Notesが常に表示されるので、ホーム画面から簡単にアクセスできます。
このように、Sticky Notesを頻繁に使う場合は、タスクバーにピン留めしておけば開きやすくなります。
(4)付箋をデスクトップに固定表示するには?
付箋は以下の方法でデスクトップに固定表示できます。
- 固定表示させたいメモをクリックする
- [Windowsキー]+[Ctrl]+[T]キーを同時に押す
すると、選択した付箋が常にデスクトップに表示されます。
(5)Sticky Notesは有料?
Sticky Notesは無料でダウンロードして使えます。
たとえば、「今日やるべきToDoリストを作成して、完了したら取り消し線で消す」など、個人単位のタスク管理を料金コストをかけずにできるのが特徴です。
(6)消えたSticky Notesを再インストールするには?
Sticky Notesで「起動しない」などといった不具合が起こった場合に、アプリをアンインストールしてから再インストールすることで、最新バージョンのSticky Notesを利用できます。
ただし、再インストールすると、これまでに保存していた付箋のデータが消えてしまうので注意が必要です。
1.Sticky Notesをアンインストールする
まずは、タスクバー左側の[スタート]をクリックし、検索タブからSticky Notesを呼び出します。次に、Sticky Notesの上にカーソルをおいて右クリックし、[アンインストール]を選択します。
以上の操作でアプリのアンインストールが完了します。
2.Sticky Notesを再インストールする
続いて、タスクバーから「Microsoft Store」を開き、検索タブから「Microsoft Sticky Notes」を検索します。つぎに、アプリ画面の[入手]をクリックするとインストールが開始します。
以下のように、[入手]ボタンが[開く]に変わると、インストールが完了しています。時間がかからずすぐに再インストールでき、[開く]をクリックすると使いはじめられます。
【これで解決】Sticky Notesのトラブル解消法
以下では、Sticky Notesで生じたトラブルの解消方法について説明します。Sticky Notesのトラブルで悩んでいる方は必見です。
Sticky Notesが起動できない
アプリをクリックしても反応せず、起動できない場合は以下の解決策が有効です。
- アプリを再起動する
- 再インストールする
- アプリをリセットする
- Windows Updateを確認する
[Ctrl]+[Shift]+[Esc]でタスクマネージャーを開き、Sticky Notesがバックグラウンドで動作している場合は、タスクを終了してから再度起動しましょう。
Sticky Notesを一度アンインストールし、再インストールしましょう。ただし、アンインストールする場合、作成していた付箋の情報は削除されてしまうので注意が必要です。
Windows本体の[設定]→[アプリ]からSticky Notesを選択して、[詳細オプション]→[リセット]をクリックしましょう。ただし、この場合も付箋の情報は削除されるので注意が必要です。
最新のWindowsアップデートをインストールすることで、互換性の問題が解決する場合があります。
Sticky Notesがダウンロードできない
Sticky Notesがダウンロードできない場合、すでにSticky Notesがダウンロードされている可能性があります。
起動エラーがあり、再インストールするためにSticky Notesをダウンロードする場合は、先にアンインストールすることを忘れないようにしましょう。
Sticky Notesで同期ができない
Sticky Notesで作成したメモが他のデバイスと同期されない場合は、以下の解決策が有効です。
- Microsoftアカウントを確認する
- インターネット接続を確認する
- 同期をリセットする
正しいMicrosoftアカウントにサインインしているか確認しましょう。また、サインアウトしてから再度サインインすることで同期が再開する場合があります。
同期には安定したネットワーク接続が必要です。Wi-FiやVPNの設定を見直しましょう。
設定から同期をオフにして再度オンにすると同期が再開する場合があります。
以上の方法のほかにも、「PCをシャットダウンする」「トラブルシューティングを利用する」などが有効な場合があります。
Sticky Notesを使うデメリット
Sticky Notesはダウンロードするだけですぐに使えるのがメリットですが、以下のようなデメリットもあります。
- リマインダーがない
- 共有ができない
- 情報が蓄積されない
Sticky Notesには、リマインド機能がありません。そのため、メモしたタスクの期限切れに気付かない可能性があります。
メモをそのまま共有する機能がないので、複数人でメモを共有したい場合にはほかのツールを経由しなければならず、情報が分散する原因にもなります。
作成した付箋は一覧で管理できる一方で、古いメモは流れていってしまう点に注意です。また、「フォルダ機能」や「検索機能」がないため、目的の情報にたどりつくのも難しいといえます。
Sticky Notesは個人単位のメモとしては便利な一方、「共有できない」「情報のアクセス性が悪い」といったデメリットがあります。とくに、ビジネスでは、業務に関する膨大な量のメモを部署単位で共有する必要があるため、別のアプリを検討しましょう。
たとえば、リアルタイムで情報を共有できてメモへのアクセス性が圧倒的に良い「Stock」のようなツールをメモ管理に利用する企業も増えてきています。
【必見】Sticky Notesのデメリットを解消するメモアプリ
以下では、 メモを簡単に共有できるおすすめのアプリをご紹介します。
「Sticky Notes」はダウンロードするだけで使い始められるアプリで、シンプルで簡単にメモを取ることができます。一方で、重要な情報を付箋に残しても共有や管理の機能がないため、複数人でのビジネスシーンには不向きです。
そこで、「リアルタイムでメモを共有できるツール」を導入しましょう。ただし、多機能なツールでは教育コストがかかるうえに、社内に浸透しない恐れもあるため、シンプルで簡単なツールを選ぶのがおすすめです。
結論、自社が導入すべきなのは、社内で最も簡単にメモの管理・共有ができるシンプルなアプリ「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に書き残したメモは、リアルタイムで任意のメンバーへ共有されます。また、ノートに紐づく「メッセージ」や「タスク」によって、情報が混ざることなくメンバー間のやりとりやタスク管理ができるので、ビジネスシーンに最適です。
社内で最も簡単にメモの蓄積・共有ができるアプリ「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Sticky Notesの評判・口コミ
以下では、Sticky Notesの口コミ・評判をご紹介します。実際に運用するなかでユーザーが感じていることなので、使いはじめる前にチェックしましょう。
乙矢(投稿日:2024年11月11日)付箋自体のサイズは変更できるが、フォントのサイズ変更はできない。結果、画面上でスペースをとる。(参考:Microsoft Store)
優樹(投稿日:2024年8月14日)スマホ側と同期が上手くいかない事がある(参考:Microsoft Store)
たかお(投稿日:2024年3月15日)行間が狭いところと広いところがある。コピペし直すと行間が狭く統一されることもあり、不安定。アプリアンインストール、再インストールでも解消せず。(参考:Microsoft Store)
kiyokawa(投稿日:2023年12月28日)カラーバリエーションが増えて用途ごとに使い分けができ便利に使っています(参考:Microsoft Store)
このように、Sticky Notesには「同期がうまくいかない」「不安定」などの口コミがあります。付箋に残した重要な情報が消えてしまっては業務上問題なので、ビジネスでのメモ管理には「Stock」のような確実に情報をストックできるアプリを使いましょう。
Sticky Notesの使い方や口コミまとめ
ここまで、Sticky Notesの使い方や口コミを中心に解説しました。
Sticky NotesはOneNoteをダウンロードしていなくても、Sticky Notes単体で使えるメモ管理アプリであり、簡単に使いはじめられる特徴があります。そして、メモに必要な最低限の機能が備わっているので、情報を一時的に書き留めておく場合は有効です。
一方、 Sticky Notesはメモを複数人のメンバーと共有したり、フォルダでメモを分類したりできないためビジネスには向いていません。また、大事なメモが突然消えてしまう可能性もあるので、個人利用であっても仕事で使うのは避けましょう。
そこで、ビジネスでは「メモの作成だけでなく、共有・管理も簡単にできるアプリ」を使うべきなのです。結論、自社で導入すべきアプリは、メモの作成から管理に必要な機能が、過不足なく備わった「Stock」一択です。
ぜひ「Stock」を導入し、メモした情報を企業資産としてストックしましょう。
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