研究・文献メモは、研究の記録や成果を確実に蓄積するうえで必須のアイテムです。しかし、管理が煩雑であれば「必要な研究メモがどこにあるか分からなくなる」ため、今日ではソフトを使ってメモを一元管理するチームも増えています。
とはいえ、「メモソフトを導入したいが、どのような基準で選ぶべきか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、研究・文献メモの管理におすすめのソフト7選を中心にご紹介します。
- 研究メモや論文を簡単に見やすく管理したい
- メモ管理ソフトを導入して情報へのアクセス性を高めたい
- 研究メモの管理ツールを選ぶ際の選定ポイントを知りたい
という方はこの記事を参考にすると、メモソフトの選定で押さえるべきポイントが分かり、研究・文献メモの煩雑な管理から脱け出せるようになります。
目次
メモソフトで研究・文献メモを管理すべき理由
メモソフトで研究・文献メモを管理すべき理由は、紙のメモ管理による負担を排除しつつ、必要なメモへアクセスする時間を短縮できるからです。
研究メモを紙で管理していると、ほかのメモに埋もれて目的のメモがスピーディに探し出せません。また、チームへ共有するたびに人数分印刷したり、メモを手作業でファイリングしたりしなければならず面倒です。
しかし、研究メモをソフトで管理すれば印刷・ファイリングの手間やコストが省けるうえ、ソフト内の「検索機能」によって目的のメモをすぐに見つけられます。つまり、紙のメモ管理による負担を一気に取り除けるのです。
2024年最新|研究・文献メモを残すのにおすすめのソフト7選
ここからは、研究・文献メモを残すのにおすすめのソフトを7つご紹介します。
メモソフトを利用すれば、印刷やファイリングといった紙のメモのデメリットをカバーできます。さらに、ソフト内でカテゴリ分けをしながら研究メモを管理できるので、研究内容と文献に齟齬が起きることも防げるのです。
しかし、多機能なメモソフトでは職員が上手く使えなかったり、管理ミスによって研究内容が漏えいしたりする事態にもなりかねません。したがって、ソフトを選ぶときは「メモを分かりやすく振り分けられ、誰でも使いこなせるか」を確認しましょう。
結論、研究・文献メモの管理には、ITに不慣れな65歳の研究者でもすぐに使いこなせるうえ、文献メモを適切に管理できる「Stock」が最適です。
Stockの「ノート」に蓄積した研究内容や文献は、「フォルダ」で分かりやすく振り分けながら管理できます。また、「メッセージ」や「タスク」をノートに紐づけられるので、研究メモに関するやりとりやタスク管理をするときも、話題が入り乱れません。
【Stock】論文の整理・研究メモを管理に最適のソフト
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
【ナレカン】分野ごとに論文・研究メモを整理できる文書管理ソフト
「ナレカン」|最もシンプルなナレッジ管理ツール
ナレカンは、最もシンプルなナレッジ管理ツールです。
「数十名~数万名規模」の企業様のナレッジ管理に最適なツールとなっています。
自分でナレッジを記載する場合には「記事」を作成でき、『知恵袋』のような感覚で、とにかくシンプルに社内メンバーに「質問」することもできます。
また、ナレカンを使えば、社内のあらゆるナレッジを一元的に管理できます。
「業務に関するメモ」「マニュアル」 「資料」「議事録」等、あらゆるナレッジを蓄積することが可能です。
更に、ナレカンの非常に大きな魅力に、圧倒的な「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」があります。ナレカン導入担当者の方の手を、最大限煩わせることのないサポートが提供されています。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【機能】 「ナレッジ管理」に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
「フォルダ形式」で簡単に情報を整理でき、「記事形式」で、マニュアルや資料などのメモを、直感的に記載できます。
- 【対象】 数十名~数万名規模の企業様で、社内のあらゆるナレッジを一元管理。
「業務に関するメモ」「マニュアル」 「資料」「議事録」等、あらゆるナレッジを蓄積可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
圧倒的なクオリティのサポートもナレカンの非常に大きな魅力です。貴社担当者様のお手間を最大限煩わせることないよう、サポートします。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン :標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン :管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
https://www.narekan.info/pricing/
詳しい金額は、下記「ナレカンの資料をダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【EndNote】参考文献の収集から管理をサポートするソフト
EndNoteの特徴
- 検索性が高い
- 参考文献リストの作成時間を短縮できる
文献や論文のPDFを数百のオンラインリソースから検索でき、研究論文の全文にワンクリックでたどり着けます。そのため、文献収集やライブラリの検索にかかる時間と手間を省けるのです。
ソフトに搭載されたアウトプットスタイル(出力形式)を設定すれば、規定に合わせて参考文献リストを自動作成できます。
EndNoteの機能・使用感
- ルールの作成
- EndNote for iOSと連携できる
ルールを作成すれば、執筆中に参考文献が自動で整理されます。そのため、参考文献の整理に割く時間を大幅に短縮できます。
無料アプリの「EndNote for iOS」と連携すれば、iPadやiPhone上でも文献の編集・閲覧ができます。
EndNoteの注意点
- ほかのツールと連携しないとできない作業もある
Webページの情報を取り込んだり手書きのメモを加えたりする場合は、ほかのツールと連携しなければならない点に注意しましょう。
EndNoteの料金体系
以下は全て買い切りの値段です。
<新規購入版>
- EndNote 21 パッケージ版 (Win/Mac):¥64,900
- EndNote 21 ダウンロード版 (Win/Mac):¥62,700
- EndNote 21 学生用 パッケージ版(Win/Mac):¥24,750
<アップグレード版>
- EndNote 21 Upgrade パッケージ版 (Win/Mac):¥28,600
- EndNote 21 Upgrade ダウンロード版 (Win/Mac):¥26,400
【MarginNote】多種類の学習ツールと連携できるソフト
MarginNoteの特徴
- 複数のPDFファイルを同時に開ける
- 翻訳がスムーズにできる
同じ場所に教科書や授業ノート、文献をまとめられるため、ページ移動は不要です。
海外の文献を扱う場合でも、翻訳に時間がかかりません。
MarginNoteの機能・使用感
- 余白にメモを残す
- 論文に直接メモやハイライトを残せる
書籍の内容や注釈を遮ることなく、メモを残すことができます。同じビューに表示されるため、メモを残す際にページを移動する必要もありません。
取り込んだ論文に、Apple Pencilを使って手書きでメモをしたり、ハイライトを使って重要箇所を強調したりできます。
MarginNoteの注意点
- WindowsやAndroid端末とのデータ同期ができない
- 高額なのに機能が不十分
WindowsやAndroid端末とのデータ同期ができないため、研究室で扱っているOSや端末の種類を確認しましょう。
利用しているユーザーからは「PDF読みこみからしかマインドマップ作成できないのがかなり残念。高額なのに他のPDFリーダーとの長所の差別化がはっきりしない。」という声があります。(引用:App Store)
MarginNoteの料金体系
- 料金は問い合わせが必要です
【Zotero】300MBまで無料で使える文献管理ツール
Zoteroの特徴
- 検索条件を保存できる
- ライブラリを無料で共有できる
- WebサイトやPDFファイルから自動で文献情報を取得できる
検索条件を保存できるため、キーワードを入力する手間が省けます。
ライブラリを共有することで、共同で文献を執筆したり、参考文献を作成したりできます。
WebサイトやPDFの文献情報をドラッグアンドドロップ(対象を長押しして移動する)だけで、自動で解析・取得されます。
Zoteroの機能・使用感
- 簡単に整理できる
保存しておきたい論文の整理に役立ちます。論文が整理されていれば、あとから必要な情報を見つけるときも手間がかかりません。
Zoteroの注意点
- サジェスト機能がない
サジェスト機能(保存した文献をもとに、おすすめの論文や文献を表示する機能)がないため、関連する文献を探すのに手間がかかる可能性があります。
Zoteroの料金体系
- 300MBまで:$0
- 2GBまで:$20/年
- 6GBまで:$60/年
- 容量無制限:$120/年
【Mendeley】マルチデバイスに対応する文献管理ソフト
Mendeleyの特徴
- お気に入り設定ができる
- デスクトップ版とWeb版を同期できる
- 文献リストをチームで共有できる
文献を「お気に入り設定」して保存すれば、目的メモが分かりやすくなります。
「デスクトップ版」と「Web版」を同期すれば、時間や場所を問わずにメモへアクセスできます。
Mendeleyユーザーであれば、文献リストをチームで共有できます。
Mendeleyの機能・使用感
- グループ機能
PDFをグループに追加するだけで簡単にメンバーと共有できます。加えて、複数人での同時編集も可能なので共同作業に役立ちます。
Mendeleyの注意点
- モバイル版は使用できない
- Web版でしか利用できない機能がある
iOS/Androidに対応したモバイル版は2021年3月15日に終了したため、現在はデスクトップ版とWeb版のみ使用可能です。
おすすめ文献の表示機能や文献の共有機能は、Web版でしか利用できないため注意が必要です。
Mendeleyの料金体系
- 料金は問い合わせが必要です。
【Notion】さまざまな機能を備えたソフト
Notionの特徴
- 情報の整理・分類が簡単
保存した論文は、階層に分けて整理できます。論文や研究の記録など、保存するものが多岐にわたる場合も見やすく管理できます。
Notionの機能・使用感
- インポート機能
さまざまなアプリで保存しているPDFなどをインポートすれば一括で管理できます。保存した論文を散在させず、まとめて管理できるツールなのです。
Notionの注意点
- 使いこなすのが難しい
ユーザーの口コミでは「初めてNotionを使うユーザーに対しては少し戸惑われるケースが多いのでチュートリアルが更に分かりやすくなれば良いかと思います。」などの声が寄せられています。(引用:ITreview)
Notionの料金体系
- フリー:$0
- プラス:$10/ユーザー/月(月払い)
- ビジネス:$18/ユーザー/月(月払い)
- エンタープライズ:問い合わせが必要です
【無料あり】研究・文献を残すのにおすすめのソフト比較表
以下は、紹介したツールの比較表です。特徴や注意点を比較して、自社に合うツールを見つけましょう。(左右にスクロールできます)
Stock【一番おすすめ】 | ナレカン | EndNote | MarginNote | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
研究メモを最も簡単に管理・共有できるソフト |
分野ごとに論文・研究メモを整理できる文書管理ソフト |
参考文献の収集から管理をサポートするソフト |
多種類の学習ツールと連携できるソフト |
検索性 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
フォルダ管理 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
注意点 |
参考文献リストの自動作成はできない |
記事にコメントできるが、DM機能はついていない |
ほかのツールとの連携が必要な作業がある |
WindowsやAndroid端末とのデータ同期ができない |
料金 |
・無料
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは600円/ユーザー/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは$124.95〜 |
・問い合わせが必要です |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「EndNote」の詳細はこちら |
「MarginNote」の詳細はこちら |
Zotero | Mendeley | Notion | |
---|---|---|---|
特徴 |
300MBまで無料で使える文献管理ツール |
マルチデバイスに対応する文献管理ソフト |
さまざまな機能を備えたソフト |
検索性 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
フォルダ管理 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
注意点 |
サジェスト機能がない |
Web版でしか利用できない機能がある |
使いこなすのが難しい |
料金 |
・無料プランあり
・有料プランは$20/年〜 |
・問い合わせが必要です |
・無料プランあり
・有料プランは$10/ユーザー/月(月払い)~ |
公式サイト |
「Zotero」の詳細はこちら |
「Mendeley」の詳細はこちら |
「Notion」の詳細はこちら |
ソフトによって機能や料金が異なるので、導入目的を軸に比較・検討して、最適なメモソフトを導入しましょう。
研究・文献メモの管理に使うソフトの選定ポイント3選
ここでは、研究・文献メモの管理に使うソフトの選定ポイントを3つご紹介します。ソフトを継続的に運用するためにも、以下のポイントを確実に押さえましょう。
(1)マルチデバイス対応か
まずは、メモソフトの選定ポイントとして、マルチデバイス対応であることが大切です。
PCやタブレット、スマートフォンといったマルチデバイスに対応したソフトであれば、時間や場所を問わずに研究メモを編集・閲覧できます。例えば、外出時でパソコンが手元にない状態であっても、スマートフォンからアクセスできるのです。
マルチデバイスに対応したメモソフトを導入して、時間・場所に縛られずに作業を進めましょう。
(2)情報の整理ができるか
次に、情報を整理できる点も、メモソフトを選ぶうえで重要なポイントです。
研究メモを一元管理しても、情報の整理ができなければ「研究・文献の資料が入り乱れて、必要なメモがどこにあるか分からない」状態になります。その結果、研究内容と文献に齟齬が生じる恐れもあるのです。
そのため、研究内容や文献を分かりやすく振り分けられるかという点を考慮して、ソフトを選びましょう。
(3)誰でもストレスなく操作できるか
最後に、誰でもストレスなく操作できることも不可欠です。
ソフトが多機能であれば、ITに不慣れな人は研究メモを適切に管理できません。最悪の場合、メモデータが紛失したり研究内容が漏えいしたりする恐れもあります。
したがって、研究メモの管理の安全性を確保するためにも「誰でもストレスなく使えるソフト」を選びましょう。たとえば、必要な機能に過不足がなく操作がシンプルである「Stock」を利用すると、安全・簡単にメモ管理ができます。
研究・文献メモを残すのにおすすめのソフトまとめ
これまで、研究・文献メモを残すのにおすすめのソフト7選や、選定ポイントを中心にご紹介しました。
メモソフトを使えば、研究内容ごとにメモを振り分けたり、検索機能で目的のメモをスムーズに探し出せたりできます。そのため、紙のメモと比べて、必要な研究メモを探し出す時間をほかの作業にあてられるのです。
また、メモソフトを選ぶときは、「シンプルな操作性で誰でもストレスなく使えるか」が重要になります。多機能なメモソフトは使いづらいだけでなく、管理ミスによる情報漏えいのリスクもあるからです。
そのため、非IT企業の65歳の方でも、安全・簡単に研究メモを管理できるソフト「Stock」がメモソフトとして最適なのです。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、研究・文献メモの煩雑な管理から脱却しましょう。
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