見やすい企画書や提案書を作成するには、専用のアプリが役立ちます。画像や表を挿入したり、文字の太さを変えたりできるだけでなく、複数人で分担して作業を進められるのが特徴です。
一方、資料作成ができるアプリは種類が多いので「結局どれを選べば良いのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの企画書作成アプリと選定ポイントをご紹介します。
- PowerPointから脱却して、資料作成の負担をなくしたい
- スマホでも使える企画書作成アプリを探している
- 選定ポイントを踏まえて自社に合う企画書・提案書作成アプリを選びたい
という方はこの記事を参考にすると、自社に適したアプリが分かり、企画書や提案書などの資料作成を効率化できるようになります。
目次
企画書・提案書の作成アプリを選ぶ3つのポイント
ここでは、企画書作成アプリを選ぶときのポイントを3つご紹介します。日々の仕事に役立つアプリを選ぶために、以下の3点を押さえましょう。
(1)共有しやすいか
1つ目の選定ポイントは「企画書や提案資料を共有しやすいアプリか」です。
たとえば、アプリ上でメンバーに資料共有できれば、わざわざメールやチャットツールに添付する必要がありません。また、「誰が、どこを変更したのか」が分かるアプリを使うことで、共同作業もスムーズに進みます。
以上のように、企画書や提案資料を共有しやすいアプリを使って、余計な手間を徹底的に減らしましょう。
(2)スマートフォンでも使えるか
2つ目の選定ポイントは「iPhoneやAndroidで簡単に使えるアプリか」です。
基本的に企画書はPCで編集しますが、スマートフォンで簡単な確認や編集ができれば便利です。しかし、WordやExcel、PowerPointはスマートフォンで使えるものの「小さくて見づらい」「PCと同じような操作感ではない」などの問題があります。
したがって、デバイスを問わず、いつでも簡単に必要な資料を閲覧・編集できるアプリでなければなりません。
(3)直感的に編集できるか
3つ目の選定ポイントは「誰でも直感的に操作できるアプリか」です。
多機能なアプリではデジタルに慣れていない従業員が使いこなせず、社内に浸透することもありません。つまり、どれほど素晴らしいアプリを導入しても、使われなければ宝の持ち腐れです。
したがって、必要な機能に過不足がない、誰でもサクサク操作できるアプリを検討しましょう。
無料あり|スマホで使える企画書・資料作成アプリ5選
ここでは、スマホで使える企画書・資料作成アプリ5選をご紹介します。「自社に最適なアプリが分からない」という方は必見です。
【Stock】iPhone/iPadからも企画書を作成できるアプリ
Stockは「ノート」にテキストや画像を入力したり、ファイルを添付したりできます。さらに、作成したノートはリアルタイムで任意のメンバーへ共有されるため、別途メールやチャットアプリを使う必要はありません。
したがって、ノート形式で企画書を作成・共有したい場合は、「Stock」の利用が適しています。
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
【Microsoft PowerPoint】テンプレートが搭載されたアプリ
Microsoft PowerPointの特徴
- テンプレートの種類が多い
- 機能が豊富
多くの種類のテンプレートが収録されており、カラーやデザインにこだわった企画書を作成できます。
文字の装飾や図形の種類なども豊富です。また、スライドショーの機能もあるため、そのままプレゼンができます。
Microsoft PowerPointの機能・使用感
- 企画書のデザインを考える必要がない
- グラフや図式も自動的に作成できる
PowerPointには「デザイナー機能」があり、入力したテキストにマッチしたスライドデザインを提案してくれます。そのため、「企画内容は良いのに、提案が分かりづらい」と言われる場合には重宝します。
PowerPointでは「図形をわざわざ組み合わせて、グラフを作る」という面倒なことはせずに、「SmartArt」や「グラフ」を活用すれば一瞬で資料作成が片付きます。
Microsoft PowerPointの注意点
- スマートフォンでは使いにくい
- 容量が圧迫される
Microsoft PowerPointは、PC利用が前提のアプリなので、スマートフォンなどのモバイル端末では資料が縮小されて見づらいケースがあります。
口コミサイトには「画像等を貼り付けるとファイルが重くなり、サーバーを圧迫したり、メールが送れなくなったりと不便」などの声も寄せられています。(参考:ITreview)
Microsoft PowerPointの料金体系
以下の法人向けプランには、Microsoft PowerPointだけでなく、ほかのMicrosoftアプリを使える権利も含まれています。
- Microsoft 365 Business Basic:¥750/ユーザー/月(年払い)
- Microsoft 365 Apps for business:¥1,030/ユーザー/月(年払い)
- Microsoft 365 Business Standard:¥1,560/ユーザー/月(年払い)
- Microsoft 365 Business Premium:¥2,750/ユーザー/月(年払い)
【Keynote】おしゃれな文書を作成できるアプリ
Keynoteの特徴
- リモートのプレゼンテーションに役立つ
- アニメーション機能
リモート環境で複数のメンバーがプレゼンテーションする場合に、担当部分をスムーズに操作できます。
3Dでのスライド切り替えやオブジェクトの表示などアニメーションを美しく作成できます。
Keynoteの機能・使用感
- ホーム画面が直感的
- Microsoft PowerPointに慣れていると使いづらい
Microsoft PowerPointのホーム画面には多種多様なボタンが表示されている一方、Keynoteは必要最低限の表示になるので、直感的に使えるのが特徴です。
これまでMicrosoft PowerPointで資料作成をしていた方は、使いづらさを感じる可能性があります。
Keynoteの注意点
- 印刷をするとデザインが崩れる
- Microsoft PowerPointとの互換性が良くない
口コミサイトには「紙で印刷をすると型崩れしたり、そもそも印刷ができなかったりするので改善してほしい」というユーザーの声も寄せられています。(参考:ITreview)
Microsoft PowerPointで作成した資料をKeynoteで閲覧できますが、フォントやレイアウトが崩れるなど完全ではありません。
Keynoteの料金体系
- 無料で利用できます。
【Google Slides】時間や場所を問わずに編集できるアプリ
Google Slidesの特徴
- 自動保存機能
- オフラインに対応
編集すると即座に自動保存されるので「変更を保存し忘れてしまった」という心配はありません。
Goolge Chromeが使える場所であれば、オフラインでもアクセスできるため、時間や場所を問わずに使えます。
Google Slidesの機能・使用感
- シンプルなホーム画面
- 質問を受け付けられる
Google Slidesは、Microsoft PowerPointほど多機能ではなく、Keynoteほど機能が少ないわけでもありません。ただし、機能の名称がカタカナばかりなので、「どこに、どの機能があるのか分からない」となりかねません。
プレゼンのQ&Aを受け付けるリンクを用意でき、リアルタイムで確認することも可能です。一度に大人数に提案をする場合には、質疑応答の時間が取れないことがあるので重宝します。
Google Slidesの注意点
- オブジェクトを直感的に動かせない
- アニメーションが少ない
口コミサイトには「オブジェクトを動かそうとして、別のオブジェクトを選択してしまって何度もやり直している」という口コミが寄せられています。(参考:ITreview)
アニメーションの種類が少なく、プレゼンのような視覚的にアピールする場面には向いていません。
Google Slidesの料金体系
以下の有料プランであれば、Google Slides以外のツールも利用できます。
- パーソナル(無料):0円
- Business Starter:816円/ユーザー/月(月払い)
- Business Standard:1,632円ユーザー/月(月払い)
- Business Plus:2,448円ユーザー/月(月払い)
- Enterprise:要問い合わせ
【Explain Everything Basics】動画機能があるアプリ
Explain Everything Basicsの特徴
- 動画機能搭載
- 保存のしやすさ
Explain Everything Basicsには動画機能が搭載されており、撮影した映像を資料として添付できます。
多様なファイル形式で保存できるので、提案先のデバイスに合わせた資料作成が可能です。
Explain Everything Basicsの機能・使用感
- アイコンが分かりやすい
- テンプレートが用意されている
Explain Everything Basicsは海外企業が開発しているツールですが、「何の機能なのか」が直感的に分かるアイコンが多いです。
テンプレートがあるので、一から企画書を作成する必要はありません。ただし、他のアプリよりもビジネス向けのテンプレートが少なく、プライベート向けが多いです。
Explain Everything Basicsの注意点
- マニュアルが英語表記
ヘルプやマニュアルが英語表記になっているので、操作に不明点があるときにはすぐに解決策が分からない恐れがあります。
Explain Everything Basicsの料金体系
- Free(個人向け):$0
- Solo Teacher(個人向け):$34.99/年
- Class(チーム向け):$129.99/年
- School(学校向け):要問い合わせ
一目瞭然!企画書・提案書・資料作成アプリ5選の比較表
以下は、企画・提案書・資料作成アプリ5選の比較表です。(左右にスクロール可)
Stock【おすすめ】 | Microsoft PowerPoint | Keynote | Google Slides | Explain Everything Basics | |
---|---|---|---|---|---|
特徴 |
iPhone/iPadからも企画書を作成できるアプリ |
デザイナー機能でスライドをデザインできるアプリ |
Macユーザーであれば無料で使えるアプリ |
自動保存されるので安心して使えるアプリ |
資料だけでなく映像や音声も残せるアプリ |
フォルダ機能 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】※ファイルサーバーと連携すれば利用可 |
検索機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
注意点 |
スライド形式ではなく、1ノートに企画書をシンプルにまとめる仕様 |
PC向けアプリのため、スマートフォンでは使いづらい |
印刷するとデザインが崩れる場合がある |
オブジェクトが直感的に動かせない |
海外アプリゆえにヘルプ等はすべて英語 |
料金 |
・無料
・有料プランでも500円〜/ユーザー/月 |
・有料プランは816円〜/ユーザー/月(月払い) |
・無料 |
・無料
・有料プランは680円〜/ユーザー/月 |
・無料
・有料プランは$34.99~/年 |
公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Microsoft PowerPoint」の詳細はこちら |
「Keynote」の詳細はこちら |
「Google Slides」の詳細はこちら |
「Explain Everything Basics」の詳細はこちら |
以上のようにそれぞれのアプリに特徴があるので、自社の利用目的と照らし合わせつつ慎重に検討しましょう。
【注意】作成した企画書・資料の管理で重要なポイントとは
以下では、作成した企画書・資料の管理で重要なポイントを解説します。
企画書やプレゼン資料は一時的に利用するだけでなく、社内のナレッジになりうるものです。そこで、過去の企画書やプレゼン資料が正しく管理されていれば、新規で企画を考えるときに事例として参考にできるので、よりよい提案につながります。
したがって、企画書やプレゼン資料を作ったあとは、あらゆる情報を”ナレッジ化”できる「ナレッジ管理アプリ」で管理しましょう。ただし、多機能なアプリではかえって管理が煩雑になるため、シンプルであることが大前提です。
結論、自社で導入すべきアプリは、ITの知識を問わず、誰でも簡単にナレッジを蓄積・共有できる「ナレカン」一択です。
ナレカンでは、スマートフォンとPCの両方から企画書を作れるうえ、任意のメンバーへリアルタイムで共有できます。また、資料を案件ごとに「フォルダ」で整理すれば入り乱れることがないので、欲しい情報を直感的に見つけられます。
【ナレカン】マルチデバイスで企画書をストックできるアプリ
「ナレカン」|最もシンプルなナレッジ管理ツール
ナレカンは、最もシンプルなナレッジ管理ツールです。
「数十名~数万名規模」の企業様のナレッジ管理に最適なツールとなっています。
自分でナレッジを記載する場合には「記事」を作成でき、『知恵袋』のような感覚で、とにかくシンプルに社内メンバーに「質問」することもできます。
また、ナレカンを使えば、社内のあらゆるナレッジを一元的に管理できます。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積することが可能です。
更に、ナレカンの非常に大きな魅力に、圧倒的な「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」があります。ナレカン導入担当者の方の手を、最大限煩わせることのないサポートが提供されています。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【機能】 「ナレッジ管理」に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
「フォルダ形式」で簡単に情報を整理でき、「記事形式」「(知恵袋のような)質問形式」でナレッジを記載するだけです。
- 【対象】 数十名~数万名規模の企業様で、社内のあらゆるナレッジを一元管理。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
圧倒的なクオリティのサポートもナレカンの非常に大きな魅力です。貴社担当者様のお手間を最大限煩わせることないよう、サポートします。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン :標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン :管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
https://www.narekan.info/pricing/
詳しい金額は、下記「ナレカンの資料をダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
プレゼンにも使えるおすすめの企画書・資料作成アプリまとめ
ここまで、おすすめの企画書・資料作成アプリや選定ポイントをご紹介しました。
企画書・資料作成アプリを選ぶときは、資料を共有しやすかったり、スマホでも簡単に操作できたりする点に注目しましょう。そして、一度作成した企画書を社内のナレッジとして残すには、情報管理に特化した”ナレッジ管理アプリ”を併用すべきです。
ただし、多機能で複雑なアプリでは、書類の管理がかえって負担になってしまう恐れもあります。したがって、「シンプルで直感的に使えるアプリ」でなければなりません。
結論、企画書・提案書の管理にはファイルをはじめとしたあらゆる資料を、ナレッジとして簡単に残せるアプリ「ナレカン」が最適です。ナレカンは質問機能があるので、過去に成功した企画事例を社内で確認することもできます。
ぜひ「ナレカン」を導入して、企画書や提案書の作成・共有・管理を効率化しましょう。