塾講師は、自身が生徒の学習状況を把握するだけでなく、必要に応じて塾長や保護者に報告しなければなりません。そのため、授業後の「指導報告書の作成」をルール化して、生徒の学習状況を適切に管理することが大切です。
しかし、「指導報告書にどのようなことを書けば良いのか分からず、上手く活用できない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、指導報告書を作成するメリットや記載すべき内容を中心にご紹介します。
- 指導報告書の作成・管理・共有を効率化したい
- テンプレートを活用して指導報告書作成の負担を減らしたい
- ITツールを活用して指導報告書を適切に運用し、指導に役立てたい
という方はこの記事を参考にすると、指導報告書の作成方法が分かり、指導報告書を上手く活用できるようになります。
目次
塾の指導報告書とは?
塾の指導報告書とは、その日の授業について記録したもので、講師同士や講師と保護者の間のコミュニケーションツールでもあります。そこで以下では、塾の指導報告書に記載すべき内容や指導報告書の例文を紹介します。
塾の指導報告書に記載すべき内容
塾の指導報告書に記載すべき項目と記載目的は以下の通りです。
| 項目 | 目的 |
|---|---|
| 氏名・学年・担当講師 | 報告対象の生徒と担当者を明確にするため。 |
| 日付 | 指導を実施した日を記録し、学習経過を時系列で追いやすくするため。 |
| 教科 | 指導科目を明記し、複数科目の学習状況を整理しやすくするため。 |
| 授業内容 | 当日の指導範囲や扱った教材を記載し、進捗や指導履歴を把握するため。 |
| 授業の進捗状況 | 計画に対して進行が順調か遅れているかを記録し、スケジュール調整に活かすため。 |
| 宿題の内容と提出状況 | 出した宿題と提出・未提出の状況を記録し、学習の継続性を確保するため。 |
| 理解度評価 | 授業内容の習熟度を段階評価などで示し、次回指導の優先度を決めやすくするため。 |
| つまずいた箇所 | 誤答や理解不足が見られた具体的な単元や原因を記録し、復習計画に反映させるため。 |
| 授業態度 | 授業中の集中度や積極性を評価し、学習姿勢の改善点を明確にするため。 |
| 生活態度 | 遅刻・欠席・居眠り・忘れ物などの様子を記録し、生活面からの指導方針を検討するため。 |
| 次回授業の予定 | 予定する学習範囲や重点項目を明記し、指導の連続性を確保するため。 |
| 保護者への連絡事項 | 学習面・生活面で共有が必要な情報を簡潔に記載し、家庭との連携を図るため。 |
| 講師所感・今後の方針 | 授業を振り返り、次回以降の授業方針を明確にするため。 |
上記の項目について、より具体的に記入することで振り返りやすい指導報告書を作成できます。
個別指導報告書の例文
以下は、実際に個別指導報告書を書くときの具体例です。
生徒指導報告書
| 教科 | 数学 | 氏名 | 山田太郎 |
|---|---|---|---|
| 日付 | 2025/8/10 | 担当講師 | 加藤花子 |
| 指導内容 | 教科書P40~P44:連立方程式の解き方(代入法と加減法の使い分け) | ||
| 授業態度 | 授業中は集中して取り組み、指導内容について積極的に質問する姿勢が見られた。課題で間違えた問題の復習が不十分だった。 | ||
| 理解度 | B | つまずいた箇所 | 加減法を利用する問題で、符号の変換ミスが繰り返された |
| 宿題 | 教科書P45~P47の練習問題(連立方程式の加減法を用いた問題)※間違えた問題の直しまで、不明な点は次回質問する | ||
指導内容だけでなく授業中に生徒に対して感じたことを具体的に記載すると、次回以降の授業や引継ぎのときに役立ちます。
塾の指導報告書に活用できるテンプレート2選
以下では、塾の指導書に活用できるテンプレートと、テンプレートを使った報告書の作成例を紹介します。指導書のまとめ方に悩んでいる方は必見です。
Excel|シンプルな書式の報告書テンプレート

こちらは、「ビズ研」が提供するシンプルな書式の報告書テンプレートです。
シンプルな書式で自社用にカスタマイズしやすく、記入例や解説付きなので初めての方でも安心です。項目を修正すれば、指導書としても利用することができます。
Excel|表形式で使える報告書テンプレート

こちらは、「テンプレートの無料ダウンロード」が提供する表形式で使える報告書テンプレートです。
項目名を変更すれば、項目名や評価の記入欄などを自由に作成できます。また、生徒の態度や理解度を、記号(○×)や数値(5段階評価)で書き残せる点も特徴です。
指導報告書を作成する負担を軽減する方法とは
以下では、指導報告書を作成する負担を軽減する方法を2つ紹介します。生徒ごとに指導報告書を作成するには、時間や手間がかかるため、以下の方法を実践しましょう。
(1)テンプレートを活用する
1つ目の方法は、テンプレートを活用することです。
授業のたびに指導報告書を一から作成するのは時間がかかってしまい、ほかのやるべき作業を圧迫しかねません。また、塾内で指導報告書の書式が統一されていなければ、講師によって報告書の質に差ができてしまいます。
そこで、上記の課題を解決するために「テンプレート」を活用しましょう。もし、自校に合うテンプレートがない場合は、一度作成したひな形をオリジナルテンプレートとして登録できる「Stock」を使えば、最適な指導報告書の書式を一瞬で呼び起こせます。
(2)ITツールを活用する
2つ目の方法は、ITツールを活用することです。
塾によっては、無料かつテンプレートも使える「Excel」で、指導報告書を作成・管理するケースも少なくありません。しかし、Excelのようなファイル形式では、情報の更新・作成の度にファイルを開いたり共有に他のツールを利用したりする必要があり面倒です。
また、ファイルが増えるに連れて管理が複雑になっていくので、次第にストレスを感じてしまいます。一方、あらゆる情報を「ノート形式」で残せて、即共有できるITツールであれば、指導報告書の作成・管理・共有の負担を軽減できるのです。
【塾講師必見】指導報告書の作成・管理・共有におすすめのツール
以下では、指導報告書の作成・管理・共有におすすめのツールをご紹介します。
指導報告書は、テンプレートを活用して誰でも簡単に作成できます。しかし、Excelで管理すると、「情報の更新が面倒」「ファイルが多すぎて欲しいファイルが見つからない」という問題が発生するうえ、共有には他ツールの併用が必須になります。
そこで、「指導報告書の作成から管理・共有までがひとつで完結するITツール」を導入すれば、複数のツールを横断する負担を軽減できます。また、ITツールに慣れていない講師であっても使いやすい「操作がシンプルなITツール」を選ぶことも重要です。
したがって、塾で導入すべきなのは簡単な操作で指導報告書の作成・管理・共有ができるツール「Stock」一択です。
Stockのノートには、テキストに加え画像や表も残せる上に、任意のテンプレートで見やすい資料を作れます。また、ノートに紐づく「メッセージ」や「タスク」で指導報告書に関するやり取りやタスクも同時に管理できるため、生徒情報を一元管理でき便利です。
生徒の様子や学習状況をまとめて残せるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
|
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
|
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
|
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Stockで指導報告書を作成した例
以下は、Stockで指導報告書を作成した例です。

また、あらかじめテンプレートを登録しておけば、誰もが統一したフォーマットで指導報告書を記入できます。

塾で指導報告書を作成する4つのメリット
ここでは、塾で指導報告書を作成するメリットを4つ紹介します。以下のメリットを押さえて、実際に作成したときの活用イメージを掴みましょう。
(1)自身の指導記録として残せる
1つ目のメリットは、自身の指導記録として残せることです。
担当する生徒が何人もいる場合、生徒ごとに「どこまで授業を進めたか」「どの問題でつまずいていたか」「点数を上げるにはどのような対策が必要か」などの学習状況が分からなくなりがちです。
そこで、指導報告書で学習記録を残せば、生徒一人ひとりに合った授業をするのに役立ちます。ただし、単純に情報を書き込んでいくだけでは、あとから振り返ったときに内容を把握しづらいので、生徒や日付ごとに整理して適切に情報を管理しましょう。
(2)引き継ぎがスムーズになる
2つ目のメリットは、引き継ぎがスムーズになることです。
担当講師が授業を休むことになったり、生徒が日程変更を希望したりした場合など、急きょ、ほかの講師が代わりに授業を受け持つケースがあります。このとき、生徒に関する情報がなければ、どの範囲を進めているかの確認からしなければならず、非効率です。
そこで、指導報告書があれば、前回の授業内容が一目で分かるため、スムーズに授業を引き継ぐことができます。ただし、紙による管理では共有に手間と時間がかかるので、「Stock」のようなITツールの利用が便利です。
(3)保護者への報告書になる
3つ目のメリットは、保護者への報告書としても活用できることです。
塾によっては、保護者を含めた三者面談を実施する場合があります。そのとき、指導報告書に生徒の「授業中の様子」「成績の変化」などの学習状況を残しておけば、保護者にも生徒にも納得感を持ってもらいながら指導ができるのです。
以上のように、指導報告書は生徒の進路を決める重要な判断材料にもなるので、正確な情報を記載しましょう。
(4)生徒の変化が把握しやすくなる
4つ目のメリットは、生徒の変化を把握しやすくなることです。
指導報告書に生徒の学習面はもちろんメンタル面での変化も記載しておけば、「以前はできなかった問題が解けるようになった」「最近、授業に集中できていない」などの生徒のあらゆる変化を把握しやすくなります。
その情報をもとに、授業の難易度を上げたり授業の構成を変えたりすれば、より生徒に合った授業ができるのです。
塾で指導報告書を活用するメリットまとめ
ここまで、塾で指導報告書を活用するメリットを中心にご紹介しました。
指導報告書に生徒の学習状況を残せば、情報をもとに授業の改善やスムーズな引き継ぎが可能になります。ただし、指導報告書を上手く活用するには、前提として「記載内容にばらつきがなく、すぐに情報共有ができる」状態にしなければなりません。
また、指導報告書の作成にはテンプレートが便利ですが、Excelでは次第に管理が複雑になり、運用に手間がかかる恐れがあります。したがって、「テンプレート機能があり、指導報告書の作成・管理を一元化できるツール」を選定すべきです。
結論、自校で導入すべきなのは、誰でも簡単にテンプレートを利用して指導報告書を作成・共有・管理できるツール「Stock」一択です。また、Stockのノートは印刷も可能なので、そのまま保護者への提出資料としても使えます。
ぜひ「Stock」を導入し、指導報告書を効率よく作成しましょう。
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