近年では、LINEやFacebookなどに代表されるようなプライベートなSNSに加え、社内でも同様にSNSを活用してコミュニケーションをとる企業が増加傾向にあります。社内で使われるSNSはプライベートの延長線上で個人アカウントを利用することもありますが、ビジネス用の「社内SNS」を使用するケースもあります。
社内SNSでは気軽にコミュケーションがとれるので、スピーディな情報共有が可能です。一方、社内SNSの種類を調べてみると、どれも似たようなツールで、どれを選べばいいのかわからない担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、おすすめの社内SNS11選と、社内SNS導入によるメリット・デメリットについて解説します。
- 幅広い年齢層がいる社内での情報共有をスピーディにしたい
- ITアレルギーがある人でも、なるべく簡単に使える社内SNSを導入したい
- 社内SNSを導入し、社内のIT化を促進したい
という担当者の方はこの記事を参考にすると、自社に最適な社内SNSの選定が行え、情報共有におけるストレスが解消できます。
目次
- 1 無料で使える社内SNSのオススメ11選
- 1.1 【Stock】チームの情報を最も簡単に残せるツール
- 1.2 【Talknote】カルチャーマネジメントツール
- 1.3 【Chatwork】中小企業向けビジネスチャット
- 1.4 【Workplace from Meta】ビジネスコラボレーションツール
- 1.5 【LINE WORKS】ビジネス版LINE
- 1.6 【Slack】カスタマイズ性の高いビジネスチャットツール
- 1.7 【gamba!】日報ベースの社内SNS
- 1.8 【NotePM】ナレッジ共有を促進する社内wiki
- 1.9 【Qiita:Team】エンジニア人気の高い情報共有ツール
- 1.10 【aipo.com】スケジュール管理グループウェア
- 1.11 【WowTalk】海外とのやりとりもできるチャットツール
- 2 社内SNSとは?
- 3 社内SNSはどれほど浸透しているのか
- 4 社内SNSを導入するメリット
- 5 社内SNSを導入するデメリット
- 6 無料で使える社内SNSのまとめ
無料で使える社内SNSのオススメ11選
以下では、無料で使えるおすすめの社内SNS11選をご紹介します。
ほとんどの社内SNSには無料トライアル期間があるので、本導入前に使い勝手を確かめてみることが重要です。しかし、今までITツールの導入に消極的であった場合や、社内のITリテラシーが異なる場合、いきなり複数ツールを試すのは難しい可能性が高いです。
また、業務の時間を割いて使い勝手を確かめるというプロセスのなかで、一度社内のリテラシーに合わないものを導入すると、ITツールそのものにアレルギーを起こしてしまい、社員がツールを使わなくなるという状況も考えられます。
そのため、社内SNSには簡単に業務効率化が実現でき、なおかつシンプルな使い勝手である「Stock」のようなツールがおすすめです。
Stockであれば、社内のITリテラシーの差による影響を受けずに導入を進められます。「ノート」へ情報を記載しリアルタイムで共有可能なうえ、「メッセージ」で任意のメンバーへも素早く情報共有ができます。
【Stock】チームの情報を最も簡単に残せるツール

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>

https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【Talknote】カルチャーマネジメントツール

<Talknoteのポイント>
Talknoteは、社内のコミュニケーション円滑化に役立つ社内SNSです。既読・未読の管理やメンバー管理など、企業にとって必要な機能が備わっているのが特徴です。
<Talknoteの注意点>
- 導入コストが高い
- 情報が流れてしまう
導入には初期費用がかかるほか、月額料金+オプション費用が必要です。
タイムライン形式で表示されるので、投稿した情報が流れやすく、別の管理手法が必要になります。
<Talknoteの料金体系>
- 初期費用+基本プラン料金+オプション料金
詳細な料金には問い合わせが必要です。
【Chatwork】中小企業向けビジネスチャット

<Chatworkの特徴>
Chatworkは、ビジネス向けに特化したチャットツールです。今まで電話やメールで行っていたやりとりをチャットにすることで、業務効率化が期待できます。既読機能がなく、メッセージを受け手のタイミングで確認できるのが特徴です。
<Chatworkの注意点>
- 大事な情報が流れていってしまう
- 無料プランだと累計7個までしかチャットグループを作れない
チャット形式のため投稿した情報が流やすく、あとから見返すのが難しいです。
無料プランは制限が厳しく、チャットを使いこなすには有料プランにする必要があります。
<Chatworkの料金体系>
- フリー:0円
- ビジネス:1ユーザーあたり600円/月
- エンタープライズ:1ユーザーあたり960円/月
チャットグループは7つ、5GBストレージまで利用できるプランです。
無制限にチャットグループの作成が可能で、1ユーザーあたり10GBストレージが利用可能なプランです。
ビジネスプランの機能に加えて、セキュリティや管理機能が充実したプランです。
【Workplace from Meta】ビジネスコラボレーションツール
<Workplace from Metaの特徴>
Workplace from Metaは、Metaが提供する社内SNSです。個人のFacebookを利用している感覚で使えるので導入のハードルが低く、他サービスとの連携に秀でているのが特徴です。
<Workplace from Metaの注意点>
- コミュニケーション機能が多すぎる
- フィードの使い方が難しい
コミュニケーションに関する機能が多いので、それぞれの使い分けに迷う恐れがあります。
フィードでは最新情報の閲覧ができますが、どの情報が重要なのかが判断しにくく、情報の見逃しが起こりやすいです。
<Workplace from Metaの料金体系>
- コアプラン:1ユーザーあたり$4/月
Workplaceの標準的な機能が利用できるプランです。
【LINE WORKS】ビジネス版LINE

<LINE WORKSの特徴>
LINE WORKSは、ビジネス版LINEとして、チャットだけでなくカレンダー機能や掲示板機能も使えるグループウェアです。プライベート利用の多いLINEと同様の操作性で利用できるのが特徴です。
<LINE WORKSの注意点>
- 利用開始の手続きが面倒
- 使いこなせるまでに時間がかかる
本人認証やワークスグループの作成など、使い始めるまでのステップが多いです。
チャット機能は直感的に利用できるもののそれ以外の機能が多く、使いこなすまでには時間を要します。
<LINE WORKSの料金体系>
- フリー: 1ユーザーあたり ¥0/月
- スタンダード: 1ユーザーあたり ¥450/月(年額契約)
- アドバンスト: 1ユーザーあたり ¥800/月(年額契約)
【Slack】カスタマイズ性の高いビジネスチャットツール

<Slackの特徴>
Slackは、ビジネス向けのチャット形式のコミュニケーションツールです。すでにほかのツールを使っているという場合は、連携機能を用いてより効果的に利用できます。独自の絵文字作成や定期ポストなどカスタマイズ性が高いのが特徴です。
<Slackの注意点>
- 大事な情報が流れていってしまう
- ストック情報を管理できない
チャットワーク同様に、チャットツールのため、投稿した情報が流れやすいです。
あくまでもフロー情報を扱うツールなので、タスクやナレッジなどストック情報の管理は行えません。
<Slackの料金体系>
- フリー:0円
- プロ:1ユーザーあたり850円/月(年間契約)
- ビジネスプラス:1ユーザーあたり1,600円/月(年間契約)
直近10,000 件のメッセージにアクセスし、Slackを無料で利用できるプランです。
フリープランの機能に加えて、メッセージ履歴の閲覧・及び活用が可能になった中小企業向けのプランです。
スタンダードプランの機能に加えて、より高度なセキュリティと管理機能が利用できるプランです。
【gamba!】日報ベースの社内SNS

<gamba!の特徴>
gamba!は、日報をベースとした情報共有を行う社内SNSです。テキストでの日報共有のほか、チーム間の仕事に対する目標や達成状況も共有できます。日報に対していいねやコメント、スタンプ、足あと機能などが利用できるのが特徴です。
<gamba!の注意点>
- あくまで日報機能がメイン
- 15日間しか無料トライアルがない
日報を起点としたコミュニケーションをツールなので、タスク管理などの機能は付いていません
無料トライアル期間が短く、操作性の確認にはあまり時間をかけられません。
<gamba!の料金体系>
- 初期費用+システム利用料(1ユーザーあたり980円/月)+支援オプション
詳細な料金については問い合わせが必要です。
【NotePM】ナレッジ共有を促進する社内wiki

<NotePMの特徴>
NotePMは、議事録やマニュアル、ノウハウなどの、様々なドキュメントを効率的に管理できる、ドキュメント専用の情報共有サービスです。活用状況をレポート化し、情報を定量的に把握できるのが特徴です。
<NotePMの注意点>
- 無料プランがない
- データストレージ量によっては動作が重くなる
無料で利用できるのは30日間のトライアルのみであり、使い続けるには有料プランにする必要があります。
データが大量に保存されていると、動作が重くなりフリーズすることがあるというユーザーの声があります。
【Qiita:Team】エンジニア人気の高い情報共有ツール

<Qiita:Teamの特徴>
Qiita:Teamは、日報や議事録、開発要件などのドキュメント作成・共有ができるノート型のアプリです。Markdown記法への対応や、他アプリとの連携が豊富で、主にエンジニアを中心としたチームで利用されているのが特徴です。
<Qiita:Teamの注意点>
- 情報の整理が難しい
- エンジニア向けのツール
フォルダ構成がなくタグで管理する方式のため、多くの情報が溜まった際に整理が難しくなります。
エンジニア利用に特化したツールなので、非エンジニアが利用する場合、記載ルールの統一に苦労するケースがあります。
<Qiita Teamの料金体系>
- Micro:1,520円/月
- Small:4,900円/月
- Medium:7,050円/月
- Large:15,300円/月
- Extra:15,300円/月
1ユーザーあたり30GB、最大3名まで利用できるプランです。
1ユーザーあたり30GB、最大7名まで利用できるプランです。
1ユーザーあたり30GB、最大10名まで利用できるプランです。
1ユーザーあたり30GB、最大17名まで利用できるプランです。
1ユーザーあたり30GB、17名以上で利用できるプランです。
IPアドレス制限などセキュリティ機能が充実しています。
【aipo.com】スケジュール管理グループウェア

<aipo.comの特徴>
aipo.comは、チーム内での日程調整やオンライン会議、定例イベントの告知、予定のリマインドなど、スケジュール管理に特化したグループウェアです。インターフェースがシンプルなので、導入が簡単なのが特徴です。
<aipo.comの注意点>
- チャットでバグが発生することがある
- メンバーの検索機能がない
チャットの送信者が正しいにも関わらず、「不明なユーザー」と表示されるバグが報告されています。
メンバーの検索機能がなく、チャットやカレンダーの登録の際には該当メンバーを手動で探す手間があります。
<aipo.comの料金体系>
- ミニマム:1ユーザーあたり200円/月
- ベーシック:1ユーザーあたり350円/月
- プレミアム:1ユーザーあたり550円/月
ユーザー数×1GBの容量が利用可能なプランです。日程調整と設備予約が行えます。
ユーザー数×1GBの容量が利用可能なプランです。ミニマムで利用できる機能のほか、チャット機能が利用できます。
ユーザー数×3GBの容量が仕様可能なプランです。ベーシックで利用できる機能のほか、掲示板・ワークフロー機能が利用できます。
【WowTalk】海外とのやりとりもできるチャットツール

<WowTalkの特徴>
WowTalkは、直感的な操作性に優れたチャットツールです。掲示板機能やタスク管理機能も搭載されており、社内SNSとしても活用できます。現在22か国語の翻訳に対応しており、海外の拠点ともスムーズにやりとりできるのが特徴です。
<WowTalkの注意点>
- 大事な情報が流れていってしまう
- AndroidとiPhoneでは操作性が異なる
通常のビジネスチャット同様に、投稿した情報は上に流れてしまうので、振り返りにくいです。
AndroidとiPhoneでは操作性が異なるため、社員教育に時間がかかる恐れがあります。
<WowTalkの料金体系>
- シンプル:1ユーザーあたり300円/月
- スタンダード:1ユーザーあたり500円/月
- プロフェッショナル:1ユーザーあたり800円/月
30GBの容量が利用できるプランです。ダウンロード期限やトークログの保持期限など一部機能に制限があります。
50GBの容量が利用できるプランです。シンプルプランの制限がすべて解除され、管理者機能が利用できます。
50GBの容量が利用できるプランです。スタンダードプランに比べ、より管理機能や外部連携機能が強化されています。
社内SNSとは?
社内SNSとは、企業向けにカスタマイズされているSNSの総称で、社員同士の円滑なコミュニケーションを促進するツールです。
社内SNSを利用すると、プライベートでSNSを使うのと同じように、社内でコミュニケーションが取れるようになります。従来のメールや電話でのコミュニケーションに比べ迅速な情報共有と意見交換が可能で、昨今では情報共有を効率化する方法として多くの企業が自社への導入を進めています。
ツールによって利用できる機能には差があり、社内SNS専用として出ているツールのほか、チャットツールのように活用方法によっては社内SNSとして利用できるといったツールもあります。
そのため、どういった機能を求めるかによって選ぶツールが異なりますが、たとえば、「Stock」のようなタスク管理機能がついている社内SNSであれば、仕事の管理をしながらチャットでのやりとりが行え、効率的な作業を実現できるのですすめです。
社内SNSはどれほど浸透しているのか
キーマンズネットの2019年の調査によると、社内SNSを含む社内情報共有ツールの導入率は62.7%と、前年に比べ上昇傾向であることがわかります。
また、ツール別で見てみると、「社内SNSの利用」は前年に比べ1.0ポイント増加しており、徐々に社会に浸透してきています。
こうした結果から、社内における縦と横のコミュニケーションの活性化などを目的とし、社内のIT化を図る企業も多いのです。
社内SNSを導入するメリット
以下では、社内SNSを導入するメリットについて解説します。従来の情報共有から脱却し社内SNSを活用したコミュニケーションに切りかえることでどのようなメリットが得られるのか、ひとつずつ見ていきましょう。
気軽なコミュニケーションが多くなる
社内SNSは、普段プライベートで利用しているSNSのように使えるため、些細な内容でも気軽に投稿できます。その結果、社内コミュニケーションが活発になり、より多くの情報が共有されやすくなります。
メールでの情報共有の場合、CCの設定や定型文の挿入など、情報共有と関係ない部分での制約が多いです。しかし、社内SNSでは、スピード感を持った情報共有ができるので、メールと比較するとコミュニケーションへのハードルを大幅に下げられます。
時間や場所に関係なくコミュニケーションができる
ほとんどの社内SNSはマルチデバイス対応であり、外出先や自宅からなど必要なときにコミュニケーションが行えます。その結果、仕事を迅速に進められるようになり、社内の業務効率化や生産性向上に寄与します。
また、社内での連絡はすべて社内SNSに集約するので、連絡手段が統一され、社内の情報が一元管理できる点もポイントです。
社内SNSを導入するデメリット
メリットがある一方で、社内SNSの導入にはデメリットもあります。デメリットを正しく把握したうえで導入すれば、メリットを最大限生かした活用が行えるようになります。どのようなデメリットが存在するのかひとつずつ見ていきましょう。
情報が流れていきやすい
社内SNSでは多くの情報がやりとりされるので、必要な情報を社員ひとりひとりが管理しておかなければ、あとから見返した際に、その情報に辿り着くのが難しくなります。
とくに検索機能が使えないツールや、検索精度の低いツールの場合、一度見失ってしまった情報にアクセスするのは非常に困難です。
したがって、「社内SNSにおける情報共有方法をマニュアル化してから運用を行う」「検索性が高いツールを導入する」などの対策を立てる必要があります。
プライベートとの線引きがしにくい
社内SNSでは気軽なコミュニケーションが行えるので、プライベートとの線引きが難しくなってしまう点もデメリットです。とくに、グループチャットが多い場合は、昼夜問わず情報のやりとりがされることもあり、社員のストレスとなりかねません。
こうした事態が続けば、社員は社内SNSに対してネガティブな印象を持ちやすくなり、コミュニケーションの活性化に失敗する恐れがあります。
ツール導入を成功させるためにも、業務時間外は通知をオフにできるなどの設定が可能なツールを選択し、プライベートとの明確な線引きを行いましょう。
無料で使える社内SNSのまとめ
ここまで、無料で使える社内SNS11選や、導入のメリット・デメリットを解説しました。
社内SNSを適切に運用すると、社員間の連絡が誰でもツール上で行えるようになります。その結果、社員の役職や立場を問わずに自由なコミュニケーションが取れ、社内の風通しの良さにも繋がります。
しかし、多くのツールに搭載されているチャット機能は、迅速なコミュニケーションに役立つ一方で、情報が流れやすいというデメリットがあります。とくに、チャットルームが多いと情報を探すのに手間がかかり、無駄な時間が発生してしまいます。
したがって、導入するツールはスピーディーにやりとりが行える一方で、「確実に情報の蓄積が行えるツール」である必要があります。
導入したその日から全員が使えるほどシンプルな社内SNSツールであるStockは、案件に紐づいた形でやりとりができるため、通常のチャットのように情報が流れてしまうことがありません。さらに、キーワード検索やタグ検索にも対応しており、過去のやりとりも簡単に探せます。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」で社内の情報共有のストレスを解消し、業務効率を向上させていきましょう。

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。