近年、働き方改革が推進されるなかで、マニュアルを活用して「誰でも同じ品質で業務を行える環境」を整えられる、マニュアル作成ツールの需要が高まっています。なかでも注目されているのが、ビジュアルベースのマニュアルを簡単に作成できる「Teachme Biz(ティーチミービズ)」です。
しかし、Teachme Bizの導入を検討しているものの、ツールの利用を明確にイメージできず悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Teachme Bizの使い方や料金・口コミまでを網羅的にご紹介します。
- Teachme Bizについて理解し、導入の可否を判断したい
- 効果的なマニュアルを作成して、人材育成に役立てたい
- 全社員が簡単にマニュアルを作成・共有できるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、Teachme Bizの使い方や評判を把握したうえで、自社に最適なツールを検討できます。
目次
Teachme Biz(ティーチミービズ)とは
Teachme Bizとは、誰でも簡単にマニュアルを作成・共有・運用できるマニュアル作成ツールです。Teachme Bizを導入すると、マニュアル作成の手間を削減できるだけでなく、業務手順を確認しながら業務を円滑に進められるようになります。
Teachme Biz(ティーチミービズ)と他のマニュアル作成ツールの違い
Teachme Bizと他のマニュアル作成ツールの違いは、「動画や画像によるビジュアルベースのマニュアルの作成」と「タスク配信・検索機能によるマニュアルの利用促進」が可能な点にあります。
Teachme Bizでは、動画から写真を切り出したり、図形・テキスト・矢印を加えて画像を編集したりできます。そのため、別途編集アプリをインストールする必要がなく、Teachme Biz上でビジュアルベースの分かりやすいマニュアルを作成できる点が特徴です。
また、「タスク配信」では、マニュアルをタスクとして配信可能です。マニュアルの閲覧状況を確認して進捗管理を行えるので、社内周知を徹底できます。
このように、Teachme Bizでは、分かりやすいマニュアルを簡単に作成できるのです。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の機能
ここでは、Teachme Bizの機能と概要を一覧で紹介します。
<機能> | <概要> |
---|---|
ステップ構造 |
業務手順をステップ構造で表示して、ステップごとに「画像・動画」「見出し」「説明文」などを設定できます。 |
画像・動画編集 |
トリミングやテキストを用いた要点の強調など、他の編集ツールを導入することなく簡単に編集ができます。 |
スナップショット |
1つの動画から画像を切り出せる機能で、動画の一部をマニュアル画像
や表紙として利用できます。 |
タスク配信 |
期日・担当者を選択し、マニュアルをタスクとして配信できます。 |
フォルダ機能 |
フォルダごとにマニュアルを管理できるので、「マニュアルがどこにあるのか」が分かりやすいです。 |
検索機能 |
キーワードから目的のマニュアルを「タイトル」や「全文」で探すことができます。 |
外部公開設定 |
マニュアルを一般公開できるフォルダを作成し、ログインなしで誰でも閲覧できるようになります。 |
閲覧・検索ログの分析 |
マニュアルの閲覧状況や、マニュアルの閲覧者や時間、回数をグラフで見やすく把握し、分析ができます。 |
トレーニング機能 |
職種や担当業務ごとに読んでほしいマニュアルを組み合わせて、トレーニングコースを作成できます。 |
承認ワークフロー機能 |
マニュアルの公開時に承認プロセスを組み込むことで、マニュアルの信頼性を担保し、不正確なマニュアルが浸透する事態を防げます。 |
Teachme Player |
Teachme Biz で作成したマニュアルを動画で自動再生できます。多言語に対応しているので、外国籍のメンバーが多い職場に有効です。 |
以上のように、マニュアルを簡単に作成できるのはもちろん、社内全体へ共有して、効果的に運用できる機能が搭載されています。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の使い方
以下では、Teachme Biz(ティーチミービズ)の使い方を画像付きで解説します。ログイン方法からマニュアルの作成、画像の編集、タスク配信まで詳しく解説しているので、担当者は以下の内容を把握して、ツールの利用を具体的にイメージしましょう。
(1)ログインする
以下では、Teachme Bizへのログイン方法を解説します。
はじめに、ログインページを開きます。グループ名を入力したら、【次へ】をクリックしましょう。
次に、アカウント名(メールアドレスでも可)とログインパスワードを入力して【ログイン】をクリックします。
以上の操作でログイン完了です。ただし、はじめてログインする方は、初期パスワードの変更画面に移動するので、変更しましょう。
(2)マニュアルをステップ化する
Teachme Bizでは、テンプレートに沿って画像・文字を入れるだけで、マニュアルをステップ化して作成できます。まず、表紙の画像を選択して挿入します。
次に、ステップごとの画像を選択します。
そして、必要に応じて図形・テキスト・矢印を加えます。
このように、手順をひとつずつステップ構造で示して、マニュアルを見やすく作成できます。操作方法がシンプルなので、更新も簡単に行えるのです。
(3)画像を編集する
Teachme Bizでは、アプリ上で画像編集も行えます。
スマホ・タブレット・PCでも、画像や動画に図形・テキスト・矢印を加えられます。画像や動画に図形や矢印を加えることで、分かりやすいマニュアルが作成でき、「マニュアルを見ても理解できない」といった事態を回避できます。
(4)マニュアルをタスクとして配信する
以下では、マニュアルをタスクとして配信する方法を解説します。
はじめに、サイドバーのタスク欄にある【配信】を開きましょう。次に、右上の【タスク作成】をクリックします。
タスクのタイトル・説明を入力後、「期限」「配信マニュアル・配信先」「担当者」を選択すれば完了です。
配信すると、設定された担当者に通知されます。メールだけでなく、「Webアプリ」「スマートフォンアプリ」でもプッシュ通知を行うので、タスク漏れを防止できます。
また、「マニュアル開封状況」「マニュアル閲覧状況」「タスク実施状況」をグラフで確認して、進捗状況を管理できます。
このように、タスク配信を行えば、作業の指示を徹底して、マニュアルの活用を浸透させられるのです。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の料金プラン一覧
Teachme Bizには、3種類の料金プランが用意されています。
スタータープラン | ベーシックプラン | エンタープライズプラン | |
---|---|---|---|
料金(月払い) |
59,800円/月 |
119,800円/月 |
319,800円/月 |
アカウント作成・閲覧 |
〇 |
〇 |
〇 |
トレーニング機能・承認ワークフロー |
× |
〇 |
〇 |
アカウント数 |
60 |
180 |
600 |
ユーザー管理系機能 |
オプション |
オプション |
〇 |
各プランには、初期費用が発生するほか、オプションとして機能やアカウントを追加できます。初期費用については、概要資料やお問い合わせフォームより確認しましょう。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の評判
ここでは、Teachme Bizを導入したユーザーの声や評判を紹介します。他社の運用例を把握して、自社に最適なツールか判断しましょう。
※こちらで紹介する口コミ・評判は、ITreviewより引用しております。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の良い口コミ・評判
以下では、Teachme Bizの良い口コミ・評判をご紹介します。ユーザーからは「分かりやすいマニュアルが作成できる」「マニュアルの残し方が統一された」との声が寄せられています。
非公開ユーザー投稿日:2024年02月15日クラウドでマニュアルを一元管理する製品として秀逸です。毎年機能追加もあり、トレーニングツール、ポータルツール、ベータ版ですが、生成AI対応などあったらいいものが追加されていく進化はすごく助かります。昨年、ライセンス形態が変わったことで、マニュアル作成者数が増えたことも今後の普及のプラスとなります。
非公開ユーザー投稿日:2024年01月28日視覚的に見やすいこと、QRコードでスマホを見ながらPC画面の操作ができるのでリテラシの低い人にも操作しやすいサービスだと思います。
非公開ユーザー投稿日:2024年01月18日動画を添付することができるので、分かりやすいマニュアルが作れます。添付した動画から画像をキャプチャできるので、ステップごとにスクショをとって…といった作業をしなくていいのが素晴らしい。
非公開ユーザー投稿日:2023年12月15日昔はマニュアルの残し方は、個人個人バラバラで引継ぎの際に苦労していました。Teachme Bizにしてからは、マニュアルが統一化され、紛失する心配もなく、また後任者が自由に付け足しできるので、とても助かっています。フォルダを細かく分けられるのもよい点です。検索もできるので、必要なマニュアルがすぐに見つかります。これからもチーム内の情報共有に役立てたいと思います。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の改善点に関する口コミ・評判
以下では、Teachme Bizの改善点に関する口コミ・評判をご紹介します。ユーザーからは「動作が遅く生産性に難がある」「PDF化したときの体裁が美しくない」との声が挙がっています。
非公開ユーザー投稿日:2024年02月15日マニュアルが増えてくるとフォルダ管理だけだと限界があるので、 マニュアルの目次のようなものが必要と感じている。一つの回答が、ポータル機能と思いますが、AIチャット機能のようなもので、簡単にマニュアルを検索、紹介できる機能があると助かります。
非公開ユーザー投稿日:2024年01月28日マニュアル作成に専用ツールを活用するのですが、動作が遅く生産性に難がありました。また、クラウドサービスのリリースバージョンに対応するマニュアルの版管理と特定サイトからの参照に制限したい場合の機能が充足(リファラ設定だと要件が満たないケースあり)、マニュアル全体の検索性能などの 課題がありました。今後のバージョンアップに期待したいと思います。
非公開ユーザー投稿日:2024年01月18日時代に逆行しているのは承知してますが、オフライン環境で見ることができないのがデメリットです。また、印刷(PDF化)した時の体裁が美しくないと思いました。
【必見】マニュアルを全社で運用するのに最適なツール
以下では、全社員が簡単にマニュアルを作成・共有できるツールをご紹介します。
Teachme Bizを使うと、分かりやすいマニュアルを作成しながら、利用を促進できます。ただし、ただし、Teachme Bizでは、ファイル添付ができないので、すでに作成しているマニュアルファイルの共有はできません。
また、Teachme Bizは画像や動画でマニュアル作成ができますが、手順に変更があった場合に追記や削除がしづらいデメリットがあります。そのため、もともと手順が決まっており今後も変わらない作業以外は、「マニュアル改訂がしやすいツール」を使いましょう。
結論として、全社にマニュアルを浸透させるには、最もシンプルに社内のマニュアルを一元化できるナレッジ管理ツール「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」に作成したマニュアルは、多階層の「フォルダ」で部署ごとに整理できます。また、管理者は全てのフォルダを確認できる強い権限があり、メンバーにアクセス権限を付与できるので、大企業でも安心してマニュアルを一元管理できます。
メールを使える方ならば誰でも使えるほどシンプルな「ナレカン」
「ナレカン」|最もシンプルなナレッジ管理ツール
ナレカンは、最もシンプルなナレッジ管理ツールです。
「数十名~数万名規模」の企業様のナレッジ管理に最適なツールとなっています。
自分でナレッジを記載する場合には「記事」を作成でき、『知恵袋』のような感覚で、とにかくシンプルに社内メンバーに「質問」することもできます。
また、ナレカンを使えば、社内のあらゆるナレッジを一元的に管理できます。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積することが可能です。
更に、ナレカンの非常に大きな魅力に、圧倒的な「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」があります。ナレカン導入担当者の方の手を、最大限煩わせることのないサポートが提供されています。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【機能】 「ナレッジ管理」に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
「フォルダ形式」で簡単に情報を整理でき、「記事形式」「(知恵袋のような)質問形式」でナレッジを記載するだけです。
- 【対象】 数十名~数万名規模の企業様で、社内のあらゆるナレッジを一元管理。
「マニュアル」 「社内FAQ」「議事録」「トークスクリプト」等、あらゆるナレッジを蓄積可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
圧倒的なクオリティのサポートもナレカンの非常に大きな魅力です。貴社担当者様のお手間を最大限煩わせることないよう、サポートします。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン :標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン :管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
https://www.narekan.info/pricing/
詳しい金額は、下記「ナレカンの資料をダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
Teachme Biz(ティーチミービズ)の使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Teachme Biz(ティーチミービズ)の使い方や口コミ・評判を中心にご紹介しました。
Teachme Bizは、ビジュアルベースのマニュアルを簡単に作成・共有できるマニュアル作成ツールです。ただし、実際のユーザーからは「動作が重く生産性に難がある」「印刷するときに体裁が崩れる」といった声が散見されます。
また、Teachme Bizは動画を撮影してマニュアルを作成しますが、動画は手順に変更があった場合に追記や削除がしづらいデメリットがあります。そのため、頻繁に加筆修正を行うマニュアルは「マニュアル改訂がしやすいツール」を使いましょう。
したがって、自社のマニュアル作成に最適なのは、メールを使える方ならば誰でも使えるほどシンプルなナレッジ管理ツール「ナレカン」一択です。
ぜひ「ナレカン」を導入し、全社でマニュアルを活用しましょう。