一般的に、プロジェクトや案件の進捗管理にはExcelが用いられますが、共有や複数人での共同編集ができないというデメリットがあります。一方、DX化の推進によって案件管理に、「プロジェクト管理ツール」を導入する企業が増加しています。
そして、プロジェクト管理ツールのなかでも、クラウド型のものは情報がデータベースにストックされるうえ、オンラインに接続されていれば時間や場所を問わずに使えます。
しかし、業務効率化に貢献するとはわかっていても、自社では外部ツールにかける予算が大きく取れないため、極力無料で使えるプロジェクト管理ツールの導入を考えている担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、無料から使えるプロジェクト管理ツール12選や選び方を紹介します。
- 無料で使える、もしくは費用がかかっても少額で費用対効果の高いツールを知りたい
- プロジェクト管理ツールにかける予算が少ないので、無料のツールを検討している
- 近々で始まるプロジェクトに間に合わせるために、自社に最適なツールを導入したい
という担当者の方はこの記事を参考にすることで、自社にあったプロジェクト管理ツールを選定でき、情報共有の効率化が実現します。
目次
プロジェクト管理ツールを選ぶ5つのポイント
プロジェクト管理ツールは数多くリリースされているため、自社にマッチしたツールを選ぶ際にはよく吟味するのが重要です。そのため、以下5つの選定ポイントを押さえる必要がありますので、担当者の方は確認しましょう。
機能性や操作性
ツールにはプロジェクト管理における管理機能はもちろん、他にも業務効率化に貢献する機能が搭載されています。しかし、自社に必要のない機能が多く備わっていると、操作が難しくなりかえって使いづらいです。
それゆえ、自社で必要な機能をあらかじめ決めたうえで、利用するメンバー全員が使いやすいツールを選択するようにしましょう。メンバーのITリテラシーを考慮し、使いこなせるツールを導入しないと、運用に負荷がかかり十分な効果を得られません。
したがって、無料トライアルで社員が簡単に操作できているか確かめ、管理がスムーズに行えるツールを選ぶ必要があります。
制限はあるか
無料で使えるツールの多くは有料プラン前提で設計されているため、チームの人数制限や機能制限がかかっています。なかには最初から有料での利用が必要となっていて、無料トライアルでの使用ができないツールもあります。
実際にツールを導入して、運用に乗せた後の流れを把握しやすくするために「無料トライアルの利用」は必須と言えるでしょう。
クラウド型orインストール型
多くのプロジェクト管理ツールは、クラウド型とインストール型の2種類に分けられます。データをクラウド上で扱うか、自分のPCで管理するのかの違いになります。
クラウド型は、データをクラウド上で扱うので情報共有がしやすい点と、他のツールとの互換性が良い点がメリットです。インストール型はセキュリティのリスクが低く、インターネット環境がなくても使えるのがメリットです。
今日では、初期費用やメンテナンスコストをはじめとしたコストが高額になりがちなインストール型よりも、導入・運用コストが安いクラウド型の利用が主流です。
日本語に対応しているか
日本語に対応しているかどうかも大事なポイントです。プロジェクト管理ツールの中には海外で開発され、不自然な形で日本語化されたツールや、日本語に対応していないツールも多くあります。
大まかな利用方法は把握できても、機能の詳細や不具合・トラブルがあった際にサポートデスクが日本語対応していなければ、社内に英語ができる人材がいる場合を除き、対応できなくなってしまうでしょう。
プロジェクト管理ツールは毎日使うものとなるので、言語によるストレスを感じないように国産ツールを導入するのがおすすめです。
コスト
最初は無料で利用できても、利用人数やデータ量によって有料プランの契約がマストになったり、1ヶ月後には予想外の費用がかかったりする可能性もあります。
また、導入費用などの金銭的コストはもちろん、運用コストや教育コストも必要です。たとえば、あるツールの初期費用は自社の予算でクリアしていても、操作が難しく使い方を教える時間が多く必要だと、教育コストが多くかかり運用がうまくいきません。
そのため、今後のランニングコストはどれくらいになるか、予算と相談しながら導入前に検討する必要があります。
無料で使えるプロジェクト管理ツール12選
以下では、無料で使えるおすすめのプロジェクト管理ツール12選をご紹介します。
プロジェクト管理ツールは中長期的な目線での利用が前提ですので、短期間でツールを変更してしまっては業務効率化は実現できません。したがって、導入前にはコストや操作性などの選定ポイント5つを基準に、社内でよく検討する必要があります。
さらに、中小企業にありがちな「社内のITリテラシー」が異なるという問題があります。ツールにはプロジェクト管理に使える機能が多いものもありますが、多機能なツールを選択してしまうと「ITに不慣れなメンバー」は使いこなせません。
そのため、ツール選定時は非IT企業であるほど「誰でもすぐに使える、シンプルなツール」を選ぶべきです。たとえば、「Stock」はプロジェクト管理に過不足のない機能が備わっており、リテラシーが異なる社内でもすぐに使いこなせます。
Stockは、「ノート」に直感的に書き込んで情報を蓄積し、プロジェクトに関連する資料や画像もまとめて保存できます。加えて、運用までの教育コストが不要であり、社外の関係者はゲストとして無料で招待可能です。
「Stock/クラウド型」一番おすすめ

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>

https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
「Trello(トレロ)/クラウド型」

Trelloの特徴
- プロジェクトの進捗管理を直感的にできる
- 人数制限がない
タスクをドラッグ&ドロップで、カードのように動かせます。優先順位やカードの入れ替えを簡単に行え、視覚的にも進捗状況を理解しやすいです。
無料版での人数制限がありません。ストレージ容量の制限はありますが、ほとんどの機能を無料で使えます。
Trelloの注意点
- コミュニケーションをスムーズに取れない
チャット機能が搭載されていないため、別のツールを活用しなければいけません。
Trelloの料金体系
- FREE|$0
- STANDARD|$6 USD/ユーザー/月(月間払い)
- PREMIUM|$12.50 USD/ユーザー/月(月間払い)
- ENTERPRISE|$17.50 USD 以下/ユーザー/月(年1回の支払い)
- 超過基準5,000ユーザーの場合には営業窓口への問い合わせが必要です。
「Jooto(ジョートー)/クラウド型」

Jootoの特徴
- 機能が洗練されている
- 無料版でも基本機能は使える
ガントチャートやカレンダーなど、プロジェクト管理だけに必要な機能が絞られています。洗練された機能のため、シンプルで使いやすいです。
無料版でも基本的な機能はほとんど使用可能です。しかし、4人までの人数制限があり、5人以上で運用するには有料版に切り替える必要があります。
Jootoの注意点
- 無料プランでは十分に使いこなせない
無料では4人までしか使えず、100MBまでのストレージ制限があるため、大型プロジェクトで使用する場合には課金しなければいけません。
Jootoの料金体系
- 無料プラン:0円
- スタンダードプラン:500円/ユーザー/月(月間払い)
- エンタープライズプラン:1,300円/ユーザー/月(月間払い)
「Asana(アサナ)/クラウド型」

Asanaの特徴
- エンジニアツールとの連携が豊富
- 無料版では15人まで
SlackやGitHubなどのツールと連携できます。IT企業に勤めているエンジニアの方にも向いています。
無料版では15名までチームとして使えますが、管理者機能はついていません。無料版は少人数プロジェクトでの使用がおすすめです。
Asanaの注意点
- 多機能ゆえに操作が難しい
機能が豊富で魅力的ですが、操作に慣れるまでに時間がかかるため、短期のプロジェクトには不向きです。
Asanaの料金体系
無料でも利用できますが、メンバー数の増加や無料ユーザーの追加無制限、管理者機能などを利用するには、有料プランにする必要があります。
- Basic:0円/月
- Premium:1,475円/月(月間払い)
- Business:3,300円/月(月間払い)
「Wrike(ライク)/クラウド型」

Wrikeの特徴
- 大手企業での導入実績が多数
- 無料版でも人数制限なく使える
Amazonやairbnbなどの大企業での導入実績が多数あります。業界問わず展開しているので、どの企業でも障壁なく使えます。
人数制限なく利用でき、PCとスマホ、タブレットで使えます。
Wrikeの注意点
- 操作が難しい
機能が多いため、直感的に使うのが難しく、操作に慣れるまでに時間を要します。
Wrikeの料金体系
- Free:$0
- Professional:ユーザーひとりあたり$9.80/月
- Business:ユーザーひとりあたり$24.80/月
- Enterprize:要問い合わせ
「Brabio!(ブラビオ)/クラウド型」

Brabio!の特徴
- 機能が非常にシンプル
- 無料版でも機能が全て使える
プロジェクト管理に必要な機能だけを取り入れています。
5人までの使用制限がありますが、有料版とほとんど同じ機能を利用できます。ストレージ容量だけが有料版との違いです。
Brabio!の注意点
- コミュニケーション機能が不十分
チャット機能が搭載されておらず、Slackとも連携していないため、素早く連絡を取れません。
Brabio!の料金体系
ユーザー数が5人までは無料で使えますが、容量50MBまでという制限がつきます。そのため、ユーザー数や容量を増やすには、有料プランへの契約が必要になります。
「Backlog(バックログ)/クラウド型」

Backlogの特徴
- ソースコード管理が可能
- 30日間まで無料
BacklogをSubversionとGitリポジトリとして利用できます。それゆえ、開発をしているエンジニアにとっては使い勝手が良いです。一方、エンジニアの方以外は操作方法に戸惑ってしまう可能性があります。
どの有料プランでも30日間は無料で使えます。ただし、30日経過後は、いずれかの有料プランに契約しなければいけません。
Backlogの注意点
- 多機能ゆえに操作が難しい
基本的にはエンジニア向けのツールになるため、非エンジニアの方は直感的に操作ができず、慣れるまでに時間がかかります。
Backlogの料金体系
30日間の無料トライアルの後は、プロジェクトやユーザーの数を増やす場合、有料プラン(2,640円/月〜(1チームあたり))の契約が必要になります。
- スタータープラン:2,640円/月
- スタンダードプラン:12,980円/月
- プレミアムプラン:21,780円/月
- プラチナプラン:55,000円/月
「Redmine(レッドマイン)/インストール型」

Redmineの特徴
- オープンソースソフトウェア
- エンジニア向け
誰でも無料で使え、複数人との共有もできるため、お金をかけずにプロジェクト管理をしたいという方におすすめです。
オープンソースのソフトウェアなので、自由にコードを書き換えてカスタマイズできます。そのため、会社独自のプロジェクト管理環境を整えられます。
Redmineの注意点
- チケット制での管理が必要
「チケット」を発行してタスク管理をするため、リテラシーによっては使いづらいと感じる可能性があります。
Redmineの料金体系
オープンソースですので、完全無料で使えます。
「みんなでガント/クラウド型」
みんなでガントの特徴
- 機能はガントチャート作成のみ
- 15日間無料で使える
ガントチャート以外の作成機能がなく、ガントチャートだけを使いたい方向けです。
15日間は無料ですべての機能を試せ、継続する場合は別途料金がかかります。
みんなでガントの注意点
- コミュニケーション機能がない
ガントチャートの作成に主眼を置いており、チャット機能はないため、情報共有するには別のツールを使わなければいけません。
みんなでガントの料金体系

作成するガントチャートや利用者の数によって料金が異なります。
「Planio(プラニオ)/クラウド型」
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Planioの特徴
- Redmineをもとにしている
- 30日間無料で使用できる
インストール型からクラウド型に移行したいRedmineユーザーにおすすめです。
クレジットカード登録・解約手続きをすることなく、30日間無料で試せます。
Planioの注意点
- 無料で使い続けられない
無料試用期間はありますが、無料で使い続けられるプランはなく、継続して利用するには課金しなければいけません。
Planioの料金体系

無料試用期間はありますが、有料プランの契約が必要になります。プロジェクト数やユーザー数、ストレージ容量によってプランが異なります。
「Todoist(トゥドゥイスト)/クラウド型」

Todoistの特徴
- タスク管理を効率化できる
- 5人まで無料で使える
タスク管理はボードやリスト形式で行い、タスクの下にサブタスクを設置できるため、タスクの可視化をしながら抜け漏れを防げます。
必要最低限の機能を、5人まで共有して使えます。しかし、機能制限が多く、有料版への移行が前提となっています。
Todoistの注意点
- 機能が足りない可能性がある
たとえば、ガントチャートでタスクを管理したい場合には、ガントチャートが作成できないため、機能不足といえるでしょう。
Todoistの料金体系
- 無料:0円
- プロ:448円/月(月間払い)
- ビジネス:678円/ユーザー/月(月間払い)
- 非営利団体向けのディスカウントプランは、ビジネスプランの50%OFFです。
「クラウドログ/クラウド型」

クラウドログの特徴
- 直感的な操作が可能
- 一週間無料で試せる
ドラッグ&ドロップで操作ができるため、パソコンに不慣れな方でも、戸惑うことなく利用できます。
一週間制限なく使え、継続する場合にはそのままデータを引き継げます。
クラウドログの注意点
- スマートフォンで使いづらい
たとえば、ガントチャートをスマホで見ようとすると見にくいため、改善してほしいという口コミがあります。
クラウドログの料金体系
二つのプランがあり、どちらも初期費用は掛かりません。そして、利用人数によって料金が変動するため、詳細については問い合わせが必要です。
- ベーシックプラン
- プレミアムプラン
プロジェクト管理に必要な機能が搭載されており、単一部署向けです。
部署履歴やAPI連携など複数の部署で利用する企業向けのプランで、100人以上使用するのに適しています。
プロジェクト管理ツールに関して
プロジェクト管理ツールは各社から数多くリリースされていますが、自社の目的に沿ったツールを選定しなければいけません。そのため、プロジェクト管理ツールでは一体何ができるのか、を把握しておく必要があります。
プロジェクト管理ツールとは?
プロジェクト管理ツールとは、案件を効率的かつ簡単に管理するためのツールです。
プロジェクトでは、タスクの進捗管理、工程管理、スケジュール管理、メンバー間での情報共有、作業の状況確認などを同時に管理し、作業を進めていく必要があります。
プロジェクト管理ツールは、プロジェクトを管理するうえで必要不可欠な機能が豊富に搭載されており、システム上で上記の管理を行い、手間を減らして効率的にプロジェクトを進められます。
また、複数のプロジェクトを同時に管理する体制を整えられるため、案件が常に同時並行で動いている現場でも効率的に管理できます。
プロジェクト管理ツールを導入するメリット
プロジェクト管理ツールを導入して得られるメリットは以下の3つです。
プロジェクトを効率的に管理できる
プロジェクト管理をするためには、タスクやスケジュール、担当者の記入など、さまざまな設定が必要です。しかし、プロジェクトの進行途中では状況の変化でタスクなどのステータスを更新する必要があるため、大きな手間がかかり、入力ミスも発生しかねません。
しかし、ツールを利用すれば、完成されたフォーマットに最低限の情報を入力するだけで済みます。そのため、ミスを減らし、効率的に管理できるようになります。
共有が簡単にできる
チーム全員で同じ情報を、同じツールで確認できるようになるため、情報共有が簡単になります。変更や更新があった際も誰が操作したのか把握でき、スムーズに情報共有が可能になります。
また、情報共有機能を用いながら、リアルタイムで共同編集が可能なツールも多くあります。これにより、オンラインミーティングなどで画面を写しながらの共同作業が可能です
プロジェクトに関する情報が可視化される
プロジェクト管理ツールでは、プロジェクトに関する情報を可視化できます。
進捗に遅れは出ていないか、負担の大きい担当者はいないか等、さまざまな情報が見やすいようにデザインされているため、問題が発生しても素早く対応可能です。
プロジェクト管理ツールに備わっている機能とは
プロジェクト管理ツールには、以下のような機能が備わっている場合が多いです。
- 進捗管理
- ガントチャート作成
- 工数管理
- タスク管理
- wiki機能
- チャット機能
スケジュールに対して作業が予定通り進行しているかチェックする機能です。どの作業が遅れているか一目でわかるので、素早く対応できます
ガントチャートを簡単に作成できる機能で、メンバーが担当しているタスクの進捗状況を可視化します。データを加えるだけで簡単に更新でき、共有機能があれば常に最新版を伝達可能です。
各メンバーが抱えているタスクの量を把握するための機能です。追加タスクをアサインする際に、余裕のあるメンバーが一目で把握できます。
タスクをチーム全体で管理するために機能です。タスクが見える化されるため、抜け漏れを防ぎ、期限内にさばけるようになります。
プロジェクトの要綱など、メンバー全員が把握しておくべき情報を共有する機能です。携わるメンバーが多い場合には、案件の基礎知識を共有しておくと、チーム全体で共通認識を持てます。
メンバーを指定して連絡が取れる機能です。タスクと紐づけてコミュニケーションが取れるため、話題が交錯することなくスムーズにやりとりできます。
プロジェクトの進行に役立つ機能は基本的に掲載されていますが、ツールによってはプロジェクトにおける「ヒト・モノ・カネ」を管理したり、時間管理や情報共有を効率化したりするものもあります。
プロジェクト管理ツールの代表的なタイプ3選
以下では、プロジェクト管理ツールにおける、代表的な3つのタイプをご紹介します。ツールのタイプを把握し、自社に適したものを導入しましょう。
情報共有タイプ
情報共有タイプは、タスクの要件やそれに関するメッセージのやりとりなど、プロジェクトを進めるうえでの円滑なコミュニケーションができます。
また、議事録などのドキュメント管理や共有もできるため、ひとつのツールでプロジェクト管理を完結させられます。ツール内にメモしたテキストで情報共有できるのはもちろん、各種ファイルを整理して情報共有できるツールもあります。
タスク管理タイプ
ボード形式での表示など、プロジェクトで発生するタスクの可視化ができます。プロジェクトに関するタスクを列挙して進捗などのステータスのみ管理したい場合には、タスク管理タイプを選ぶのが適しています。
タスクの進捗度合いによって直感的にステータスの変更やスケジュール管理ができるため、プロジェクトあたりのタスクが多い場合などにおすすめです。
工数管理タイプ
プロジェクトの全体スケジュールの管理や、タスク間の関連性を把握できます。ガントチャート形式での表示が使われており、全体像のみを把握したい場合には適しています。
全体を俯瞰して管理ができるので、大規模プロジェクトの運用が多い場合などにおすすめのタイプです。ただし、機能が多く複雑なツールでは、ITリテラシーの低い社員が使いこなせないため注意が必要です。
フリーで使えるプロジェクト管理ツールまとめ
これまで、プロジェクト管理ツールの選定基準やおすすめのプロジェクト管理ツールを中心にご紹介してきました。ツール選定時に確認すべき項目は以下の通りです。
- 機能性や操作性に問題ないか
- 無料プランで導入する際に機能制限があるか
- クラウド型orインストール型のいずれか(今日ではクラウド型が主流)
- 日本語に対応しているかどうか
- 運用・教育・初期にかかるコストはどうか
とくに、案件を複数抱えて日々忙しい業務のなか、複数のツールをトライアルで運用して効果検証するのは、時間的に厳しい中小企業も多いはずです。さらに、すぐにでも運用に乗せる必要があるため、教育・導入コストも最小限に抑えなければいけません。
上記を考慮すると、「誰でも使いこなせるシンプルなツール」が必須です。今回ご紹介したStockは、ITに不慣れな人でも導入初日から使いこなせるほどシンプルであり、中小企業を含む100,000社以上が導入して情報共有の効率化を実現しています。
利用はもちろん無料からでき、登録も1分で完了するので、ぜひ「Stock」でプロジェクト管理をスムーズに行い、情報共有のストレスを解消しましょう。

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。