社内掲示板は、全社向けのお知らせなどを掲示する場所を指し、企業における情報共有の手段としてよく使われます。昨今、企業のDX化に伴い会社の目立つ場所に紙で貼りつけるアナログの方法から、社内掲示板を「掲示板ツール」でデジタル化し情報共有の円滑化を行う企業が増加傾向にあります。
一方で、社内の情報共有に無駄な工程が多く課題を感じているが、種類が多くどのツールを導入すれば自社の課題を解決できるのかがわからない、と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、無料でも利用できる見やすいクラウド型社内掲示板ツールや選定ポイントなどを中心にご紹介していきます。
- 自社の情報共有をアナログからデジタルへと移行したい
- 社内での情報共有に無駄が多く、掲示板ツールを通してその無駄をなくしたい
- 掲示板ツール導入し、社内の情報共有を円滑に行いたい
という担当者の方は、この記事を参考にすると「どんなツールがマッチするのか」がわかり、掲示板ツールを通して自社の情報共有を効率化できます。
目次
- 1 無料でも利用できる見やすいクラウド型社内掲示板ツール9選
- 1.1 【Stock】社内の情報を簡単に共有できるツール
- 1.2 【TalkNote】円滑なコミュニケーションが可能になる社内掲示板ツール
- 1.3 【Workplace from Meta】タイムライン形式で掲示板を流すツール
- 1.4 【LINEWORKS】タイムラインのように情報を管理できる掲示板ツール
- 1.5 【Zoho Connect】チャンネルを集約できる掲示板ツール
- 1.6 【R-GROUP】完全無料で使える掲示板ツール
- 1.7 【GRIDY】部署ごとでの管理もできる掲示板ツール
- 1.8 【Google Workspace】ChatやKeepで社内掲示板を作成できるツール
- 1.9 【Microsoft Teams】Microsoftの掲示板としても利用できるツール
- 2 クラウド型の社内掲示板ツールを選ぶ際のポイント
- 3 社内掲示板ツールの運用によるメリット
- 4 社内掲示板ツール運用の際の注意点
- 5 おすすめの社内掲示板ツールまとめ
無料でも利用できる見やすいクラウド型社内掲示板ツール9選
以下では、無料利用もできる見やすいクラウド型社内掲示板ツール9選をご紹介します。
クラウド型の社内掲示板ツールは、オンライン上に掲示内容が保管されるので最新の情報を時間や場所を問わず確認できます。また、公開先を設定できるので自身に関係ない情報確認の手間がかかりません。
一方、ITツールの導入が初めての場合、「掲示内容は緊急度や掲示先、ジャンルも異なるので、複数の機能があると便利」という先入観から豊富な機能ツールを選定しがちです。しかし、社内のリテラシーが異なると機能の多さから操作が難しく社員が使いこなせない可能性もあります。
そのため、社内掲示板サービスを導入する際には「誰でも簡単に操作でき、教育コストがかからないツール」であるかどうかが重要です。したがって、導入したその日から説明なしでも簡単に扱える「Stock」のようなツールが最適です。
Stockは、「ノート」に書き込むだけで簡単に掲示板が作成され、掲示内容をトピックごとに「フォルダ」で管理できます。また、ボタンひとつで掲示内容をそのままPDFへ変換できるので、情報収集や書類の提出も素早く行えます。
【Stock】社内の情報を簡単に共有できるツール

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>

https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【TalkNote】円滑なコミュニケーションが可能になる社内掲示板ツール
<TalkNoteの特徴>
- 管理機能が充実している
- メンション機能
既読・未読の管理やメンバーの管理機能などの機能が備わっています。
重要な掲示板にコメントでメンバーをメンションできます。掲示板の通知ができるので情報の見逃しを防止します。
<TalkNoteの主な機能>

グループ機能では、テーマごとに投稿できるので、社内掲示板として利用できます。また、投稿内容に関してコメントやスタンプで返信でき、掲示板の内容に対してのコミュニケーションが簡単です。
タスク機能では、作成したタスクは一覧で期限と共に確認できます。
<TalkNoteの注意点>
- コストが高い
- カスタマイズは不可能
導入には初期費用や月額料金、オプション機能の料金も発生するので、コストがかかります。また、利用料金については、TalkNoteに問い合わせる必要があります。
自由なカスタマイズができなく、ツールに自社の運用フローを合わせる必要があります。
<TalkNoteの料金>
- 要問い合わせ
【Workplace from Meta】タイムライン形式で掲示板を流すツール
<Workplace from Metaの特徴>
- 情報ライブラリで社内掲示板
- ライブ動画配信
情報ライブラリで社内全体や部署単位でページを作成し社内の情報を投稿できます。
資料でのお知らせだけでなく、社内に向けライブ配信での情報共有が行えます。リアクション、アンケート、コメント、Q&Aなどの機能で配信者とのコミュニケーションも可能です。
<Workplace from Metaの機能>
- 情報ライブラリ
コンテンツを作成し、社内全体や部署、チームなどに向けて掲示板を投稿できます。ファイルの添付やリンクの共有も可能なのであらゆる情報を簡単に共有可能です。
<Workplace from Metaの注意点>
- コミュニケーション機能が多すぎる
- フィードの使い方が難しい
掲示板や情報ライブラリ以外にコミュニケーションの機能が多いため、ITツールに慣れていない社員には、それぞれの機能を使いこなせない場合もあります。
フィードを使えば最新情報の閲覧ができます。しかし、どの情報が重要なのかを判断しにくいため、見逃しが多くなります。
<Workplace from Metaの料金体系>
- Core: 1ユーザーあたり $4/月
- Enhanced Admin and Support: 1ユーザーあたり $2/月
- Enterprise Live: 1ユーザーあたり $2/月
Add-on(追加機能)
コアプランでは、情報ライブラリ、グループ、ライブ動画など、Workplaceの基本機能を利用可能です。また、強力な動画ストリーミングや高度なサポート機能などをオプションとして追加できます。
【LINEWORKS】タイムラインのように情報を管理できる掲示板ツール
<LINEWORKSの特徴>
- 掲示板機能
- 高レベルのセキュリティ
情報をタイムラインのように管理でき、既読機能も備わっているため社内の誰が掲示板を見たか確認できます。
情報セキュリティマネジメントシステムの正当性と完全性を証明するため、第三者機関の監査を受けており、ISO27001、27017、27018やSOC2/3の国際認証を取得しています。また、SOC2およびSOC3報告書において高いセキュリティ水準のサービス提供が行われています。
LINE WORKSの主な機能
- 掲示板
カテゴリーごとに掲示板を分類して、一覧で確認できます。

掲示板にはコメントができるうえ、既読の管理もできます。

<LINEWORKSの注意点>
- ノート機能と混同しがち
社内メンバー全体や任意のメンバーに情報共有できる類似機能として掲示板機能とトークのノート機能があります。似ている機能なので、慣れていない人には間違えやすく情報がどこにあるかわからなくなってしまう場合もあるため注意が必要です。
<LINEWORKSの料金体系>
- フリー: 1ユーザーあたり ¥0/月
- スタンダード: 1ユーザーあたり ¥450/月(年額契約)
- アドバンスト: 1ユーザーあたり ¥800/月(年額契約)
【Zoho Connect】チャンネルを集約できる掲示板ツール
<Zoho Connectの特徴>
- 分散しているコミュニケーションのチャンネルを1つにできる
- フィード投稿
掲示板やチャット、イベント、タスクなどのチャンネルをひとつに集約して管理できます。
ネットワークウォールに、会社からの最新情報やお知らせを定期配信できます。社内のニュースや最新情報を投稿すると、指定日までページトップに固定して表示できます。
Zoho Connectの主な機能
- フィード
- マニュアル
- タスク
グループやネットワークウォールへ掲示板のようにお知らせを投稿できます。
マニュアルを作成してノウハウを共有でき、全メンバーに公開したり、限定のメンバーに公開したりするような機能もあります。ドラッグ&ドロップで簡単に使用できるので言語習得の時間を節約可能です。
投稿された掲示板からタスクをメンバーに割り当てられます。

<Zoho Connectの注意点>
- 機能や用語が分かりにくい
情報の構成や機能の用語が複雑なので、慣れるまで時間を要する可能性があります。
<Zoho Connectの料金体系>
- 無料プラン: ¥0/月
- エンタープライズ(内部ネットワーク): ¥1,200/年
- 外部ネットワーク: ¥132,000/年
【R-GROUP】完全無料で使える掲示板ツール

<R-GROUPの特徴>
- 容量が無制限
- 完全無料で利用可能
基本的に容量が無制限なので、多くのファイルをストックしておけます。
全ての機能を完全無料で利用でき、ユーザー数制限の制限もありません。
<R-GROUPの機能>
- 掲示板
掲示板に掲載された内容に対して「既読ボタン」で社員が確認したかどうか把握できます。また、部署や社内など内容によって「公開範囲」が自由に設定可能です。
<R-GROUPの注意点>
- サポートが受けられない
メールや電話によるサポートが受けられません。
<R-GROUPの料金体系>
完全無料で利用できます。
【GRIDY】部署ごとでの管理もできる掲示板ツール

<GRIDYの特徴>
- 完全無料で使える
- アクセス制限が可能
20以上の機能が備わっており、ユーザー登録数や容量が無制限で利用できます。また、広告の表示などもありません。
社内の管理者を設定だけでなく、部署やグループごとの管理者を設定できます。
<GRIDYの機能>
- 掲示板
社内や部署など掲示板の公開先を設定できます。新規作成のボタンからすぐに掲示板を作成でき、作成後の編集も可能です。
<GRIDYの注意点>
- サポートが受けられない
- デザインが古い印象
メールや電話でのサポートを受けられません。
古い印象のユーザーインターフェース(見た目)なので、最近のツールと比べると使いづらいと感じる可能性もあります。
<GRIDYの料金体系>
完全無料で利用できます。
【Google Workspace】ChatやKeepで社内掲示板を作成できるツール
<Google Workspaceの特徴>
- 仕事に必要な機能が揃っている
- セキュリティの信頼が高い
ChatをはじめKeep、Gmail、Meet、カレンダー、ドライブ、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、サイト、フォームなどGoogleが提供する多くの機能が一通り揃っています。
利用者の電子データは利用者に帰属され、業界でも高水準のセキュリティ基準に対応しています。
<Google Workspaceの機能>
- Chat
- Keep
Chatのスペースで掲示板を作成できます。

Keepでメモを貼り付けるように掲示板を作成できます。

<Google Workspaceの注意点>
- 管理機能が複雑
- 導入の試験期間が短い
管理機能が複雑になっているため、ITツールに不慣れな社員は操作に慣れるまで時間を要する可能性があります。
14日間すべてのプランを無料で1人から何人でも試せますが他のアプリと比べて試験期間が短いです。
Google Workspaceの料金
- Business Starter: 1ユーザーあたり ¥680/月
- Business Standard: 1ユーザーあたり ¥1,360/月
- Business Plus: 1ユーザーあたり ¥2,040/月
【Microsoft Teams】Microsoftの掲示板としても利用できるツール
<Microsoft Teamsの特徴>
- 掲示板としても利用できるビジネスツール
- Microsoftのアプリケーションと連携
会議、チャット、共同作業、通話がひとつのアプリで行えます。全社員やチームなどでチャットルームを作成すれば掲示板としても利用できます。
掲示板の情報をWordやExcelで管理したい際は簡単に連携できます。
<Microsoft teamsの機能>
- 掲示板の編集が可能
掲示板の文字の大きさや色などを変更でき、表やファイル、引用も可能です。また、「重要」マークを設定できるので掲示情報を目立たせられます。
<Microsoft Teamsの注意点>
- 機能に制限がある
- 浸透に時間がかかる
Microsoft365と連動させないと利用できない機能が多く、無料プランで利用できるものは限られています。
チャットの編集機能が多いので、使いこなすまで教育コストや時間がかかります。
<Microsoft Teamsの料金>
- Microsoft Teams 1ユーザーあたり ¥0/月
- Microsoft 365 Business Basic(Microsoft Teams含む)1ユーザーあたり ¥540/月
- Microsoft 365 Business Standard(Microsoft Teams含む)1ユーザーあたり ¥1,360/月
クラウド型の社内掲示板ツールを選ぶ際のポイント
社内掲示板ツールの導入・選定時に押さえておくべきポイントが複数あります。以下の選定ポイントを念頭にツールを選びましょう。
掲示板の内容に関するコミュニケーションができるか
掲示板としての情報共有だけでなく、同じツール内でコミュニケーションが取れるか確認しましょう。
掲示板ツールでのやりとりを統一すると、情報の分散を防ぎスムーズなコミュニケーションが可能になります。
たとえば、掲示板上でチャットやスレッドをつけられるツールであると、質問や補足の共有もできるので発信者が個別に問い合わせ対応する手間をなくせます。
また、別ツールでのやりとりとなると、様々な話題が混在し、認識齟齬や必要な情報へアクセスできなくなってしまう原因にもなるので注意が必要です。
通知やタスクの機能があるか
通知やタスク機能があると、情報の抜け漏れを防げます。
新しいお知らせや情報の更新が伝わりやすくなるほか、掲示板上で各メンバーのタスク状況を把握できるので、アナログの管理のように各メンバーの進捗を一人ひとり確認する必要がありません。
また、何か書類を提出して欲しい場合など、タスク機能によって状況の把握がしやすくなります。
一方で、自身に関係ないお知らせやタスクの通知が多い場合、通知が邪魔で業務に集中できなくなる可能性もあるので詳細に通知を設定できるツールであるかも確認しましょう。
ツールに詳しくなくても簡単に操作できるか
ツールに詳しくない社員でも、簡単に使いこなせる操作性のツールであるかが重要です。
社内掲示板は全社員が利用するものなので、ITツールに詳しくない社員でも確実に掲示内容を確認できるツールでなければなりません。
たとえば、操作が複雑なツールであると全社員が使いこなすまでに、研修や講習会などの教育コストが多くかかる可能性もあります。
社員がほぼ毎日利用するものなので、簡単な操作で該当の情報にたどり着けるツールであると、情報共有の円滑化に繋がりやすくなります。
パソコンだけでなく、スマホ・タブレットからでも利用できるか
パソコンだけでなく、スマホ・タブレットからでも利用できるマルチデバイス対応であるかも確認しましょう。
パソコン以外のデバイスからアクセスできると、時間や場所を問わず編集や閲覧が可能になるのでリアルタイムで情報の確認ができ、スピーディーな情報共有に繋がります。
また、マルチデバイスで情報が確認できるツールは、営業職のような外出が多い社員やリモートワークで出社しない社員であってもストレスのない情報共有が可能です。
ほかにも、スマホやタブレットで利用できるかだけでなくiOSやAndroidなどOS問わずに利用できるツールであるかのチェックもしておきましょう。
社内掲示板ツールの運用によるメリット
社内掲示板の管理をツールで行うメリットについて、以下ではその理由を具体的に解説していきます。
情報を正確に届けられる
データを修正するだけで、最新の情報を社員へ正確に届けられます。
掲示板ツールでは、データを修正するだけで常に最新の情報に更新できるので、情報の齟齬や確認漏れを防げます。
一方、アナログの掲示板では常に最新の情報にしておくために、資料の貼り替えを都度行う必要があるので効率的ではありません。
しかし、ツールで情報を管理していれば、古い情報がいつまでも掲示されている状況や更新の度に張り替えに行く必要もなくなるので、情報のスピーディーな共有が可能になるのです。
スムーズにコミュニケーションが取れる
ツールの「メッセージ機能」や「コメント機能」を使うと、コミュニケーションが簡単にとれ、共有された情報に対して各メンバーでリアクションの有無が確認できます。
掲示板ツールは、情報発信者のメッセージに対して簡単にリアクションが取れたり、個人や複数人のメンバーで情報のやりとりができたりするものがほとんどです。そのため、掲示内容に関する回答や既読の確認などコミュニケーションが気軽に行え、社内の情報共有も活性化します。
一方アナログの掲示板では情報を確認したかどうか、メンバーひとりひとりに確認するという作業が発生してしまいます。しかし、メンバーが忙しいなかでの確認は非現実的といえるでしょう。
ツールを利用すれば、忙しい業務の合間でも確認や回答をしやすいうえ、情報を確認したかどうかの把握が一斉に行えるので、送信者の負担も軽減できるのです。
情報の共有頻度が多くなる
ツールを使えば簡単に情報を投稿できるようになり、社内の情報共有が活発になります。
社内の情報が多く共有されると会社の状況や部署、メンバーの動きが詳細に確認でき、早い段階でのミスの発見や進捗状況の把握も簡単です。
たとえば、他部署や他チームとの連携が必要になった際にも、掲示板内でメンバーが発信している情報を確認すれば、リソースなどを確認する手間もかかりません。
また、共有頻度が多いと、業務に関する進捗などは普段のやりとりで確認しやすい分、メンバー間のコミュニケーションコストを抑えられます。
社内掲示板ツール運用の際の注意点
社内掲示板ツールは選定時だけではなく、運用の際にも注意すべきポイントがあります。以下では運用後、業務効率化の実現における注意点をご紹介します。
ルールを明確化する
掲示板内での発言のしやすさから社員同士のトラブルに繋がる場合があるので、掲示板利用におけるルールを明確にしましょう。
社内掲示板では、共有された情報に対して自由に意見ができる分、発信した情報への意見から悪い方向へと発展してしまうと、口論をはじめとしたトラブルが発生しやすいです。
そのため、運用前には情報共有のルールを定めたり、トラブルとならないようにクローズドな部屋での情報発信ができるようグループを作成したりなど、掲示板利用におけるルールの明確化が必要になります。
また、業務内容とプライベートの内容が混同し、情報が見にくくなってしまう場合もあるので、掲示内容の分類などに関するルールの設定も必須です。
常に最新の情報となっているか
掲示板に掲載する情報が常に最新の情報になっているか注意しましょう。
社内掲示板ツールでは情報更新や情報へのアクセスが簡単にできる分、発信者の情報に対してメンバーは、「掲示内容が常に最新情報となっている」という前提で情報を確認します。そのため、掲示板に記載されている情報が最新ではなかった場合、メンバー間で情報格差が発生してしまう危険性があります。
たとえば、情報の更新がされたら自動的に通知が送信されるものや、掲示板の上部に再表示される仕様のツールであると更新の見逃しを防止できます。
したがって、あるトピックが最新のものに更新された場合は、「必ずメンバーへ伝達すること」が重要です。
必要なメンバーに情報が届いているか
情報を見てほしいメンバーに共有できていない可能性があります。
アナログの掲示板では全社員平等に確認する機会があった一方、掲示板ツールは公開先を設定できるので設定やメンションが行われていないと、対象の社員が確認できない事態に陥ってしまいます。
しかし、掲示板ツールは公開先の設定のほかにも、見てほしいメンバーへ通知やメッセージを送れるので、情報が必要な社員へ確実に送信されているのか、確認しているのかを把握できます。
送信する前に公開先に抜け漏れがないかチェックし、重要な情報にはメンションなどを行うのもおすすめです。
さまざまな内容の掲示板が混在しないか
さまざまな内容の掲示板が混在しないかどうか注意しましょう。
社内向けのお知らせの種類には企業ごとにさまざまなものがあるので、適切に管理をしなければ、複数のトピックの情報が一箇所に混在し必要な情報がなかなか見つからないといった可能性もあります。
たとえば、情報を整理せずまとめて掲示していると、掲示板があらゆる情報で埋もれてしまい情報を探す手間が発生し非効率だといえるでしょう。
そのため、情報をフォルダやファイルを使って整理しておくと、適切に情報整理がされストレスなく必要な情報へアクセスできます。
おすすめの社内掲示板ツールまとめ
ここまで、クラウド型でおすすめの社内掲示板ツールや選定ポイント、メリットや注意点などについてご紹介してきました。
掲示板ツールは、通知やリアクションなど社員同士のコミュニケーションが簡単に行えるので情報が一方通行になりません。また、部署やメンバーの掲示板で業務情報やタスクのやりとりを行えば、状況の素早い把握や組織力の向上にも繋がります。
一方で、掲示板ツールは全社員が必ず利用するものなので、機能の多さから操作が複雑なツールであると教育コストがかかってしまいます。そのため、ツール選定の際には「社員がすぐにでも使いこなせる簡単なツール」であるかが重要です。
今回ご紹介したStockは、誰でもスムーズに運用できる使いやすさに特化し、社内掲示板での情報共有に必要な「ノート」と「フォルダ」で煩雑な情報を簡単に整理できます。
利用は無料からでき、登録も1分で完了するので、ぜひ「Stock」で社内掲示板をはじめとした情報共有のストレスを解消し、社内での円滑な情報共有を実現しましょう。
関連記事: ビジネスで使えるおすすめ掲示板アプリ12選!

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に残せるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。