ビジネスに利用できるオンラインストレージがさまざまなベンダーからリリースされている一方で、ファイル共有にかける料金コストが捻出できず、ツール導入が思ったように進まない企業も数多く存在します。
こうしたなかで昨今注目を集めているのが、無料で利用可能な「InfiniCLOUD」というオンラインストレージです。一方で、InfiniCLOUDがどのようなサービスなのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)の使い方や料金プラン・評判を網羅的に解説します。
- 利用前にInfiniCLOUDとはどのようなツールか知りたい
- InfiniCLOUDを実際に利用しているユーザーの声を参考に、導入可否を判断したい
- ファイル共有時のストレスを解消できるツールがあればすぐに使いたい
という方はこの記事を参考にすると、InfiniCLOUDについて正しく理解でき、自社にとって最適なツールかを検討できます。
目次
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)とは
ここでは、InfiniCLOUDの概要を紹介します。InfiniCLOUDの導入に迷っている方は、まずは以下の内容から基本情報を押さえましょう。
InfiniCLOUDとほかのオンラインストレージツールの違い
「InfiniCLOUD」は、InfiniCloud株式会社が提供する無料でも利用可能なオンラインストレージです。
アカウント登録だけで20GBの容量が利用でき、かつキャンペーンへの参加や友達紹介などのアクションに応じてストレージが追加できる点がほかのオンラインストレージとの大きな違いです。さらに、有料プランに加入すれば、最大10TBまで容量を拡張可能なほか、継続日数に応じた割増も受けられます。
※2023年4月3日に、ツール名が「TeraCLOUD(テラクラウド)」から「InfiniCLOUD」に変更となりました。サービス名変更と併せて「無料アカウントの初期容量の増加」「ファイルアップロード・ダウンロード速度を強化」などのアップデートがされています。
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)の基本機能
InfiniCLOUDの基本機能は、以下の通りです。
- マイページ
- ファイルブラウザー
アカウント情報や契約プランの確認ができるページです。
ファイルをアップロードしたり共有したりできるページです。ファイルはフォルダで分類できるほか、ファイル名またはアイコン形式で表示方法を変更できます。
このように、InfiniCLOUDはファイル共有に特化したシンプルなツールだと言えます。
InfiniCLOUDの使い方
以下では、InfiniCLOUDでファイル共有を行う際の基本的な操作方法を解説します。
簡単な操作で利用できるとはいえ、導入時に操作方法で迷うことがないように、あらかじめ手順を確認しておきましょう。
共有URLの取得
1.まず、InfiniCLOUDにログインします。
次に「ファイルブラウザー」をクリックしましょう。
2.画面上部の「アップロードボタン」をクリックして共有したいファイルを選択する、もしくは画面赤枠内に共有したいファイルをドラッグアンドドロップします。
アップロードが完了すると、以下のようにファイルが画面上に表示されます。
3.共有したいファイルを右クリックし、表示されたメニュー内にある「共有」をクリックします。
4.共有機能の注意点が表示されるので、「該当しません」をクリックしましょう。※「次回から表示しない」にチェックを入れると、2回目以降の表示をなくせます。
5.合言葉(パスワード)や、メッセージの入力をしたら「共有リンク作成」をクリックします。
6.作成されたリンクの右横に表示される「コピー」より共有URLを取得できます。※下部に表示されるアイコンをクリックすれば、各ツールを用いて共有できます。
共有ファイルのダウンロード
1.ファイル送信者から受け取った共有リンクにアクセスします。
2.アカウントを持っている場合は「ログイン」よりログイン手順を進めます。
アカウントがない場合は、下部に表示される「ログインせずに進む」をクリックします。
3.ダウンロード画面が表示されるので、「ダウンロード」をクリックすれば、ダウンロードが完了します。
共有データの確認
1.ログイン後「ファイルブラウザー」をクリックします。
2.画面右上に表示されるID名をクリックし、「共有一覧」をクリックします。
3.現段階で共有しているデータを一覧で確認できます。
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)の料金プラン比較表
InfiniCLOUDでは、利用可能容量の違いに応じて4つのプランが用意されています。それぞれの詳細をまとめると以下となります。
※スマホでは表を右にスクロールできます。
無料アカウント | 有料アカウント | 有料アカウント | 有料アカウント | |
---|---|---|---|---|
利用料金 |
0円/月 |
880円/月 |
1,320円/月 |
4,400円/月 |
ストレージ 容量 |
20GB |
300GB |
3TB |
10TB |
有料プランでは「長期増サービス」があり、有料アカウント継続利用期間が30日経過するごとに、自動的に10GBの容量が追加され、最大1,200GBまでの割増を受けられます。
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)の口コミ・評判
以下では、InfiniCLOUDを実際に利用するユーザーからの口コミや評判を解説します。実際の利用者の声を踏まえて、InfiniCLOUDの導入を検討しましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はSaaSLOGより引用しております。
InfiniCLOUDの良い口コミ・評判
まずは、InfiniCLOUDに関する良い口コミ・評判をご紹介します。実際に利用しているユーザーからは、アップロードの速さや大容量のファイルを扱える点に対する評価の声が挙がっています。
非公開ユーザー(投稿日:2022年09月21日)・当該クラウドストレージでは比較的短時間でアップロードすることができ、その点においては大変助かった。
非公開ユーザー(投稿日:不明)イベントでは毎回新規でマニュアルを作成する必要がありますが、近年は動画を使ったマニュアルが多く、膨大なデータ管理が必要となりました。データファイルは10TB管理が可能な為、データファイルを一元化することができました。
非公開ユーザー(投稿日:2021年06月18日)写真が使用されているデータでも簡単に管理できるところです。プレゼンで使う写真が多く容量が大きいデータでもバックアップできたのは助かりました。リモートワークが増加している中で、必要なデータを管理しやすくするために導入しました。
InfiniCLOUDの改善点に関する口コミ・評判
良い口コミ・評判がある一方、改善点に関する声も存在します。実際に利用しているユーザーからは、海外利用できない点や、検索時の動作の遅さに対する改善要望が多く寄せられています。
非公開ユーザー(投稿日:2022年09月21日)外部ツールとの連携は難しい(または操作がややこしい)と感じた。なぜなら、ファイルを格納したことを通知しようとしても、別のメールソフトを開かなければならなかったから。
非公開ユーザー(投稿日:不明)サービスの利用が日本国内でしかできないというところです。弊社は海外にも社員をおいているのですが、TeraCLOUDでの共有はできず、ほかの方法を使わざるを得ません。しかし、TeraCLOUDほどスムーズな情報共有ができないので、対海外在住職員に対しては非効率だと感じました。
非公開ユーザー(投稿日:2021年06月18日)保管したデータを取り出すまでに時間がかかることです。同じ部署の社員たちの過去の人事評価に関するデータを確認したかったのですが、どこにあるのかがなかなか分からず、辿り着くまでに時間がかかったので大変でした。
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)を利用する際の注意点
以下では、InfiniCLOUDをビジネスで利用する際の注意点を解説します。InfiniCLOUDを業務利用する際には、必ず以下のデメリットの存在に注意しましょう。
データの検索に時間がかかる
InfiniCLOUDでは、データの検索に時間がかかる恐れがあります。
ファイル共有ツール内には、文書ファイルや写真といったさまざまなデータが格納されることとなります。とくに、データの一元管理を目的に、あらゆるデータの集約場所としてファイル共有ツールを利用すれば、その分取り扱うファイル量が増えていきます。
しかし、口コミにもある通り、InfiniCLOUDでは検索時の動作が重く、スムーズな処理ができないというデメリットがあります。したがって、ファイルを大量に保管したい場合は注意が必要です。
スマホ専用アプリがない
InfiniCLOUDは、スマホ専用アプリがない点にも注意が必要です。
2023年10月時点で、InfiniCLOUDのスマホ専用アプリはリリースされていません。そのため、スマホでInfiniCLOUDを利用するには「ブラウザ」または「外部アプリを連携」のいずれかを選ぶ必要があります。
しかし、ブラウザは都度ログインを求められたり、外部アプリは連携する手間がかかったりと、素早く利用できない煩わしさが生じる可能性があります。したがって、外出先から頻繁にファイルを共有する場合は、スマホ専用アプリがあるサービスを検討しましょう。
【必見】目的のファイルがすぐに見つかるツールとは
以下では、目的のファイルがすぐに見つかるおすすめのITツールを紹介します。
InfiniCLOUDは無料プランでも多くの容量が使える一方で、「検索時の動作の重さ」や「専用アプリがない」というデメリットがあります。
とくに、業務で使うファイルが見つけづらいと、社内外への情報共有が遅れてしまいます。また、ツールを導入しても動作が安定しなければ、ファイル共有だけでなく「管理」もしづらくなり、かえってツールが業務全体の効率を下げてしまうのです。
したがって、ビジネスでのファイル共有には「簡単にファイルを共有・整理できるツール」を選びましょう。たとえば、軽い動作で目的のファイルが素早く見つけられる「Stock」を使うと、ファイル共有や管理におけるストレスも発生しません。
Stockは「ノート」に、直接ファイルを添付するだけで誰でも簡単にファイルを共有できます。さらに、スマホ・タブレットに対応した専用アプリはサクサク動くので、場所を問わずファイルの確認や共有がしやすいのです。
ファイル共有時のストレスを最も簡単に解消できるツール「Stock」
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
InfiniCLOUD(旧TeraCLOUD)の使い方や料金・評判のまとめ
ここまで、InfiniCLOUDの使い方や料金プラン・評判について解説しました。
InfiniCLOUDは無料からでも活用でき、さらに有料プランでは利用日数に応じて容量の割増が受けられる一方で、検索時の動作の重さなどに課題が残ります。
ビジネスでやりとりするファイルは、情報を素早く見つけられるように、ツールなどを活用して整理しておくことが重要です。しかし、ファイル共有ツール自体の動作が不安定だとファイルが探しにくくなり、業務の進行を妨げる事態になってしまうのです。
ビジネスではスピード感が重要なので「動作が軽快、かつファイル管理そのものを効率化させるツール」が必須です。したがって、ファイル共有には直感的な操作で誰でも利用でき、高い検索性を持つ情報共有ツール「Stock」が最適です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、自社でのファイル共有を一元化し効率化させましょう。