企業目標を達成するためは、社員一人ひとりが目標を定め、モチベーションを保ちながら仕事に取り組むことが大切です。
しかし、社員の中には「効果的な目標管理シートの書き方が分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、目標管理シートの書き方や無料で使えるテンプレートを中心に紹介します。
- 無料で使える目標管理シートのテンプレート・フォーマットが知りたい
- 効果的な目標管理シートの書き方のコツを知りたい
- すぐに振り返られる状態で目標管理シートを管理したい
という方はこの記事を参考にすると、例文をもとに作り方のコツを押さえられるので、効果的な目標管理シートを簡単に作成できます。
目次
目標管理シートを導入する目的とは
目標管理シートとは、成果や目標を文書にし、達成度を測るものです。MBO(Management by Objectives)と呼ばれる目標管理制度をもとにして作成されます。
目標管理制度は、米国の経営学者ピーター・F・ドラッガーによって提唱された組織マネジメントの手法です。日本では、成果主義の広まりと同時に浸透し、現在では多くの企業で取り入れられています。
また、目標管理シートを導入する目的は、社員の目標を正確に把握することにあります。上司は、目標達成までの社員の進捗や達成度をはっきりさせることで、評価しやすくなります。
したがって、社員の目標や進捗状況を効率的に管理するために、目標管理シートは重要なのです。
【8職種別】目標管理シートの書き方と例文
ここでは、職種別に目標管理シートの書き方と例文をご紹介します。書き方が分からないという方は参考にしてください。
- 営業職
- 事務職
- 技術職
- 人事職
- 経理職
- 秘書職
- 経営・企画職
- WEBマーケティング職
- 現状を把握することができる
- モチベーションが上がる
- 従業員の評価に役立つ
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
営業職は目標を定量化しやすいため、具体的な数字を入れて目標管理シートを設定しましょう。
事務職は数値化できない定性的な業務が多いため、定性的な目標でも評価が公平となるよう、明確な評価基準を設けておくことが大切です。
技術職は数値目標を設定しづらいため、プロジェクトへの貢献度やスキル向上、顧客満足度を高めるための目標設定をしましょう。
人事職では、現状を分析し、労務環境の改善や人材育成に関する目標設定をしましょう。
経理職では、部署の目標から個人の目標へと落とし込み、業務改善のアイデアを定量化した目的を立てましょう。
秘書職では、自分の秘書業務を整理するための実現可能な目標を立てましょう。
経営・企画職では目標の定量化が難しいという特徴がありますが、組織運営の円滑化を意識し、全社戦略を考えた目標を立てましょう。
WEBマーケティング職では、クリック数や送客数など効果が定量化されているため、目標も定量的にしましょう。
このように、職種によって目標設定の仕方は異なるため、自身の職種に適した書き方を身につけましょう。
【無料あり】目標管理シートのテンプレート4選
以下では、無料の目標管理シートのテンプレート4選をご紹介します。テンプレートを使って作成業務を効率化したい方は必見です。
豊富な種類を揃えたExcelの目標管理シート
こちらは、株式会社ジィ・ディー・エルが提供する目標管理シートのテンプレートです。テンプレートを活用すると、目標管理シートの作成時間を短縮させることができ、業務の効率化につながります。
成果主義型や人事考課連動など4種類のテンプレートが記載されているため、企業や社員の方針に合ったテンプレートを見つけられます。
数値を入力するだけで使える目標管理シート
こちらは、Microsoft社が提供する目標管理シートのテンプレートです。目標達成をはじめ、日々の業務の進捗状況や、達成度を記録するのに役立ちます。
数値を入力するだけで使えて、グラフでわかりやすく表示できるのが特徴です。
事務職向けのExcelの目標管理シート
こちらは、Excel姫が提供する目標管理シートのテンプレートです。目標や業務内容、実績、自己評価など幅広い情報を記載することができます。
また、上長からの評価を記載する欄も用意されているため、事務職をはじめとしたさまざまな業種の目標管理シートとして活用することができます。
介護・看護職でも使えるExcelの目標管理シート
こちらは、テンプレートボックスが提供する目標管理シートのテンプレートです。個人の目標管理表で、1シートで5件まで、それぞれのプロジェクトの目標や内容、タスク、成果や所感をまとめられる様式になっています。
シンプルなので汎用的に使用でき、介護や看護職の方はリハビリ目標などを作成することもできる無料のテンプレートです。
目標管理シートを作成するときのコツとは
目標管理シートを作成するときのコツを解説します。以下のコツを認識していないと、目標管理シートを作ってもうまくいかない可能性があるため注意しましょう。
(1)認識に誤りはないか
まずは、目標管理シートを作成する前に、上司と部下との間に認識のズレが生じていないか確かめます。
上司と部下の間で認識に乖離があると「目標にたどり着くまでの手段」が適切でなくなってしまいます。そのため、まずはノルマ達成などの「個人的な目標」を優先するのか、チームの一員として目指す「組織的な目標」に重きをおくのかは明確にしておくべきです。
以上のように、方針に誤りがあると目標を達成する上で弊害となるため、積極的に交流を図り、互いの認識を合致させておくことが大切です。そのため、日頃からコミュニケーションをよく取り、方向性を一致させておきましょう。
(2)目標の難易度は適切か
次に、目標の難易度が適切に設定されているか判断します。
極端な目標設定は、モチベーションの低下や成長意欲の減退につながるリスクがあります。従業員のレベルを考慮し、高すぎず、低すぎない最適な目標を設定しましょう。
以上のことから、目標の難易度は「頑張れば達成できる範囲で設定されているか」判断するのが重要です。
(3)定量的に書けているか
最後に、目標管理シートを作成するときは、定量的に書けているか確認しましょう。
定性的な目標は数字で評価できない分、評価基準があいまいになってしまいます。一方、定量的な目標は、具体的な数値に基づいて目標を達成したか判断するため、公平かつ客観的に人事評価をすることができます。
したがって、公正かつ平等に評価がなされるよう、目標管理シートには定量的な目標を設定しましょう。万が一、事務職や技術職のように定量的目標を立てづらい場合には「〇〇分以内に作業を終わらせる」という目標を定めると良いです。
効果的に目標管理シートを用いるポイントとは
目標管理シートを効果的に運用するためのポイントについてご紹介します。目標を達成するためには必要不可欠なポイントのため、理解しておきましょう。
(1)進捗を更新する
1つ目に、進捗を更新することです。
目標達成のためには、進捗と照らし合わせて今後の計画を立てる必要があります。「どのくらい目標達成に向けた行動を取っているのか確認する」「どうすれば目標を達成できるか修正する」といった進捗管理が重要なのです。
そのため、進捗管理については、リアルタイムで閲覧でき、誰が見てもすぐに現状が把握できるようにしましょう。
(2)PDCAに組み込む
2つ目に、目標管理をPDCAに組み込むことです。
目標管理シートは作成して終わりではなく、PDCAを繰り返し回すことで、課題や改善の発見できるようになります。その結果、今後の行動に活用できたり、課題解決力の向上につながるのです。
したがって、目標管理シートを作成したら、進捗状況を把握しながらPDCAを回し、効果的に運用していきましょう。
(3)すぐにフィードバックをする
3つ目に、すぐにフィードバックをすることです。
上司からのフィードバックのタイミングが遅いと、部下から「なぜもっと早く言わないのか」「いつからそう思っていたのか」と不信感を持たれるだけでなく、改善も遅くなります。また、取り返しの付かないミスを直せず、目標が達成できないリスクもあります。
したがって、部下の成長の機会を逃さないためにも、タイムリーにコミュニケーションがとれる仕組みの構築は欠かせません。
目標管理シート導入のメリット
目標管理シートを導入することで、以下のようなメリットがあります。
明確な目標を設定することで、目標と現状のギャップを認識しやすくなります。目標を達成する上での課題や不明点が浮き彫りになり、改善行動が取りやすくなるのです。
目標管理シートは具体的な達成度がわかるため、従業員はモチベーションを持って自身の業務に取り組むことができます。
目標管理シートは各社員の担当業務に合わせて作成されるため、公平な評価を行うことができます。また、達成度が分かりやすいので客観的な評価につながります。
このように、目標管理シートを導入することで、従業員の業務遂行やその評価においてメリットを享受することができるのです。
目標管理シートは意味がない?作成の注意点とは
目標管理シートを作成する際には、目標とノルマを区別して作成する必要がある点に注意しましょう。
目標管理シートに記入する内容は、あくまで目指すべき目標であって、ノルマではありません。ノルマ化してしまうと従業員に過度のプレッシャーがかかり、パフォーマンスの低下につながり、目標管理シートを作成する意味がありません。
したがって、目標を設定する際は、ノルマと区別することを心がけましょう。
【必見】目標管理シートの作成・管理に役立つツール
以下では、目標管理シートの作成・管理に役立つツールを紹介します。
Excelで目標管理シートを作成すると、テンプレートを活用して効率よく作成できます。しかし、目標管理シートをExcelで管理すると、ファイルがどこにあるのか分からなかったり、都度ファイルを開いたりする手間がかかるので面倒です。
目標管理シートは作成して終わりではなく、進捗状況を確認するために社内で共有し、PDCAを用いて振り返りをすることが大切です。そのため、目標管理シートを「ノート」と「フォルダ」で管理できるノート型ツールを導入しましょう。
結論、目標管理シートの作成・管理に役立つのは、情報を最も簡単にストックし、社内で共有できる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に記載した情報は任意のメンバーにのみ共有でき、テンプレート機能を使って目標管理シートのテンプレートを呼び起せば、簡単に作成できます。また、ノートには「メッセージ」が紐づいているため、タイムリーなフィードバックができます。
社内の情報を最も簡単に簡単に共有できる「Stock」
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
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SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
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<Stockの料金>
目標管理シートのテンプレート紹介まとめ
これまで、目標管理シートの書き方やテンプレート、効果的に使うためのポイントを中心にご紹介しました。
効率良く目標管理シートを作成したい方は、テンプレートが役立ちます。そして、目標達成のためには、目標管理シート作成後の進捗報告や振り返りが欠かせません。
しかし、よく使用されているExcelでの管理は、情報が入り乱れやすいため、おすすめしません。そのため、Excelのようにファイルで管理するのではなく、社員ごとにフォルダで分けて、どこに誰の情報があるのか一目見てわかるツールを導入しましょう。
結論、目標管理シートを作成・管理するのに最も最適なツールは、情報を簡単にストックし、リアルタイムで共有できる「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、適切に目標管理シートを作成・管理しましょう。