組織マネジメントの手法のひとつに「目標管理(MBO)」があります。目標管理は社員自らが目標達成まで管理する仕組みとして、企業で広く用いられています。
 
しかしなかには、目標管理を実践する意志はあるが、曖昧にしか管理できておらず実務へ反映できていないと悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、目標管理(MBO)の概要メリット・デメリットをご紹介します。
 
という方はこの記事を参考にすると、目標管理に対する理解が深まり、社内での活用方法がわかります。


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目標管理制度(MBO)とは

目標管理制度(MBO)とは、社員自らが目標設定を行う人材マネジメント手法のひとつです。
 
歴史的には、経営学者であったピーター・ドラッガー氏が1950年代に提唱した背景があり、日本では1990年代後半に導入され始めました。MBOとは、Management by Objectivesの略称です。
 
目標管理の特徴は、企業や上司ではなく社員それぞれが自身の目標を立て、目標達成まで管理する点にあります。マネジメント側が一方的に目標を設定するのではなく、社員自身が目標を決めるため、主体性を育みつつモチベーションの向上にも繋がります。


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目標管理制度(MBO)のメリットとは

ここでは、目標管理制度(MBO)を導入するメリットを3つ紹介します。メリットを把握したうえで効果的なマネジメントに役立てましょう。

社員のモチベーション向上に繋がる

まずは、社員のモチベーション向上が挙げられます。
 
目標管理制度では、社員は自らで業務目標を立て、目標達成まで自発的に試行錯誤を繰り返します。目標達成の際は達成感と自信が得られるので、「次も目標を達成しよう」というモチベーション向上に繋がるのです。
 
また、会社や上司に押し付けられた外発的な目標ではないので、メンバー自身に責任感も生まれます。したがって、誰が責任を持ってタスクを担当しているかがわからなくなる事態も防止できます。

客観的な評価制度で公平に評価できる

ふたつめのメリットは客観的な評価制度を設けるので、評価に公平性が生まれる点です。
 
目標管理は、社員それぞれの達成するべき目標が数値として明確になるので、達成度を客観的に評価できます。また、一方的に課せられた目標ではなく、自ら立てた目標と結果に対する評価であるため、マネジメント側も定量的に達成可否を判断しやすくなります。
 
一方、目標の達成度合いに応じた評価がされるため、メンバーが「目標達成のみを目的とした簡単な目標を設定する」状態に陥らないようにしましょう。そこで、誰もが公平な判断ができるように、透明性・納得性の高い評価制度にしなければなりません。

社員のスキルアップが見込める

目標管理を導入するメリットの3つ目は、社員のスキルアップが見込める点です。
 
社員は自身の目標を設定し、目標達成に向けた計画を立案し努力を続けることで、目標の実現を目指します。そして、目標達成までの思考や改善を繰り返すプロセスにおいて、社員のスキルアップが促されます。
 
また、上司からのフィードバックを通じて、目標達成に向けたメンバー自身に必要な能力にも気づけるのです。社員自身が主体的に目標達成まで進捗を管理するので、セルフマネジメント力も身に付きます。


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目標管理(MBO)のデメリット

以下では目標管理のデメリットを3つ紹介します。デメリットも把握したうえで目標管理を導入しなければ、メリットを享受できないどころか社員のモチベーション低下といった悪影響を及ぼすので注意しましょう。

社員のモチベーション低下

まずは、社員のモチベーション低下が挙げられます。
 
適切な目標設定ができていない場合、モチベーションは低下してしまいます。たとえば、高すぎる目標は諦め・やる気の低下に繋がり、低すぎる目標は社員の成長を阻害します。
 
とくに、社員は目標達成を実現させるために、自身の力量を抑えても達成できる目標を設定する可能性もあります。しかし、達成しやすい目標では社員のスキルアップが促されないので、スキルとモチベーションの両方を向上できるように、過不足のない目標を立てなければなりません

マネジメントの負担増

社員一人ひとりが異なる目標設定を行うため、マネジメントの負担は大きくなります。
 
それぞれ異なる目標の達成に向けて業務を行う社員の進捗を管理し、フィードバック・サポートをする必要があるので業務量は多くなるからです。
 
また、目標ごとに評価基準が変わるので、評価の際に多くの情報を確認する作業負担も増してしまいます。したがって、「目標を簡単に振り返られるように、情報を一元管理しておく」などの対策をし、マネジメント側の負担を減らす工夫が必要となるのです。

目標達成への固執

目標達成への固執も目標管理の抱えるデメリットです。
 
目標管理は目標達成が最終的なゴールであるため、メンバーが目標の達成のみにこだわってしまうケースがあります。具体的に、目標達成に直接影響しない業務へはメンバーが関与せず、協力して業務を進める体制構築ができないリスクが挙げられます。
 
以上のような評価手法では、評価者も目標達成におけるプロセスではなく、目標に対する結果のみを評価してしまうのです。そこで、各メンバーのプロセスを評価するためにも、「Stock」のようなツールを用いて、業務過程の情報は正しく残しておかなければなりません。


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【非IT企業必見】目標管理に役立つおすすめITツール

以下では、非IT企業でも使える、目標管理に役立つおすすめのITツールをご紹介します。
 
目標管理では、個人で設定した目標の達成に向けて業務改善を繰り返します。しかし、日々の進捗と目標の乖離がわからなければ、業務プロセス上の改善すべき点がわからず、目標達成に向けた軌道修正ができなくなります。
 
したがって、日報や週報などを使って日々の「進捗情報」が残っていなければ、目標管理に失敗してしまうのです。そこで、進捗状況などの情報を正しく残すためにもITツールを使って、情報を残しつつ、簡単に振り返れる目標管理体制(MBO)を構築しましょう。
 
ただし、機能が多く複雑なITツールでは、社員のITリテラシーによっては使いこなせず、日々の進捗も属人的に管理されます。そこで、非IT企業における65歳以上のメンバーでも、すぐに使える情報管理ツール:「Stock」が最適です。
 
Stockの「ノート」で社員それぞれの業務情報を誰でも簡単に残せるので、管理もシンプルになります。また、ノートに紐づく「メッセージ」「タスク」を使えば、話題が錯綜することなくコミュニケーションが取れるうえ、目標を達成するまでに発生したタスクの抜け漏れも発生しません。

最も簡単にチームの情報共有・管理ができるツール「Stock」

Stockのトップページ
 
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
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Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
 
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
 
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。

<Stockをおすすめするポイント>

  1. ITの専門知識がなくてもすぐに使える
    「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
  2. 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
    作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
  3. 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
    直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。

<Stockの口コミ・評判>

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塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」
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弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。

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加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」
★★★★★ 5.0

当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。

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江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC)
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」
★★★★★ 5.0

元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。

<Stockの料金>

Stockの料金プランページ

※最低ご利用人数:5ユーザーから

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目標管理(MBO)の概要とメリット・デメリットまとめ

これまで、目標管理(MBO)の概要とメリット・デメリットを解説しました。
 
目標管理では、社員自らが目標を設定するので、モチベーション向上やスキルアップがしやすくなることはもちろん、公平な評価に繋げられるメリットがありました。しかし、体制を正しく導入しなければ、目標達成を目指す社員・マネジメントを行う社員の両者にとってチーム運営に悪影響が生じます。
 
そして、正しく目標管理を活用し、目標実現に向けた業務改善を行うには、進捗状況を正しく残したうえで目標と現状のギャップを把握することが欠かせません。そのため、非IT企業であっても、情報を簡単に残せる「情報管理ツール」を使った目標管理体制が求められるのです。
 
しかし、ITに不慣れな社員でも使いこなせるツールでなければ、さらに社員の負担が増えるだけです。そのため、Stockのように、ITリテラシーに関係なく、誰でも簡単に目標管理に関わる情報を残せるツールを使うべきです。
 
ぜひ「Stock」で正しく情報を残しつつ、シンプルな目標管理体制を構築して円滑なチーム運営を実現しましょう。


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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
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2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。