運送業を営む企業では、配送そのものだけではなく、配送ルートの確認やドライバーのシフト管理など、さまざまな業務を抱えています。しかし、「2024年問題(時間外労働時間の上限を960時間/年に制限)」がある中で、業務の効率化は必須です。
そこで、日々の業務負担を軽減するために、アプリやソフトを導入する企業が増えています。一方で、「アプリやソフトの種類が多すぎて、どれを導入すれば良いのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、運送業や配送業におすすめのアプリ・ソフト8選を中心にご紹介します。
- 各業務で負担になっている要素を確認し、負担を軽減したい
- 自社に適したアプリを選んで業務効率化を図りたい
- ITの知識がない社員でも簡単に使えるツールがあれば活用したい
という方はこの記事を参考にすると、運送業や配送業で改善すべき業務の棚卸しができるほか、業務負担を解消するアプリ・ソフトも見つかります。
目次
運送業/配送業で負担軽減すべき7つの要素とは
以下では、アプリで負担が軽減できる7つの業務を解説します。業務を効率化するアプリをやみくもに導入するのではなく、それぞれの業務に合ったアプリを選びましょう。
(1)日報管理
日報管理アプリを使って日報管理すれば、管理者とドライバーの負担を軽減できます。
たとえば、紙媒体によるアナログな日報管理では、ドライバーは帰社して日報を管理者に直接提出しなければなりません。また、管理者はドライバーの日報を社内でファイル管理する手間がかかるのです。
一方で、アプリを使えばわざわざ帰社してパソコンに日報を打ち込む必要がなくなり、「運転日報の提出」や「データ化の業務」の負担が解消されます。また、テンプレート機能がある「ナレカン」のようなアプリを使えば、簡単に記入を始められます。
(2)配送管理
アプリは、配送管理の業務負担を軽減させるのに役立ちます。
運送業では、配送する荷物や場所の把握など、取り扱う情報が多いので管理するのも一苦労です。そこで、商品ごとに情報を管理したり、誤配送を検知したりするアプリを導入すれば、「配送管理の負担」や「人的なミス」を軽減できます。
このように、アプリを使えば配送管理が自動化されるため、ドライバーが「配送先に間違いがないか」を何度も確認する必要がなくなるのです。
(3)運行管理
アプリを使うことで、運行管理に関連する業務負担を軽減できます。
事務所とドライバーの距離が離れていても、アプリがあれば”運行データを集約して管理”できるからです。具体的には、ドライバーや車両の位置情報、配送データ、燃料消費量などの情報に素早くアクセスできるようになります。
また、手作業の情報管理によるエラーが少なくなり、データの正確性を保ちながらドライバーの運行状況を管理できます。以上のように、アプリはドライバーや管理者の作業負担を軽減し、運行管理の改善に役立つのです。
(4)動態管理
アプリによって動態管理の業務が簡単になります。
従来の動体管理では、社員がドライバーへ数時間おきに電話して状況を確認しなければならず、双方に大きな負担がかかっていました。一方で、動態管理アプリでは、”ドライバーの位置情報を記録して、効率的な運送ルートを社員が指示する”などができます。
つまり、「自動で動態管理ができるアプリ」を使うと、スマホのGPSから各車両の位置情報を把握でき、わざわざ電話で確認しなくてもドライバーの稼働状況が分かるのです。このように、動態管理できるアプリを使えば、面倒な電話連絡は必要最低限で済みます。
(5)勤怠管理
勤怠管理はアプリで自動化できるので、社員の負担を減らせます。
勤怠管理は、ドライバーの労働時間を把握し、想定以上の残業が発生していないかを確認する重要な業務です。しかし、多くのドライバーを雇用している企業では、勤怠管理の対象人数が増え、管理者に大きな負担がかかっています。
しかし、アプリを使えば、勤怠管理をすべて自動化できます。たとえば、「違法な残業が発生しているか」を自動で判定する機能を備えたアプリもあり、ドライバーの長時間労働を未然に防ぐのに役立つのです。
したがって、勤怠管理にアプリを活用すれば、社員の業務負担を軽減しながら、法律に則した労働環境を整備できます。
(6)シフト管理
ドライバーのシフト管理も、アプリを使えば簡単にできます。
運送業は「運転時間」や「拘束時間」、「休憩時間」などに細かい規定があり、勤務パターンが複雑です。さらに、当日の天候やドライバーの体調によって、シフトの変更も必要になるので、アナログな管理方法は面倒です。
一方で、アプリを使えばシフト管理が簡単になります。ドライバーの出勤時間を入力すれば必要な人数に対する過不足がすぐに分かり、シフト変更もアプリ内で完結できます。
(7)請求書管理
最後に、アプリは運送業における請求書管理にも役立ちます。
運送業では、運送が完了した際に「品名や個数、輸送区間」をはじめとする複数の項目によって料金を請求します。その際の入力内容は毎回異なるうえに、紙で請求書処理をしている企業も多く、請求漏れや二重請求につながりやすいのです。
そこで、請求書管理アプリを導入すれば、設定しておいた項目を順に入力するだけで請求額が自動計算されます。また、自社や得意先に合わせたフォーマットを登録しておくことで、請求書に関する業務の手間を軽減できるのです。
運送業/配送業でアプリを使うメリット
以下では、運送業/配送業でアプリを使うことのメリットについて解説します。
- 情報共有が簡単
- トラブルを回避できる
- 業務量を削減できる
紙による日報は、都度対面で提出しなければならず、余計な手間がかかってしまいます。そのため、ITツールを使えば、共有したいときに時間や場所を問わず日報を提出できるため便利です。
口頭や紙での情報共有では、伝達速度が遅く、正確性にも欠けてしまいます。また、運送業務において、情報共有が遅れてしまうと、配送トラブルの原因になりかねません。そのため、リアルタイムで情報共有することで、迅速にトラブルに対処できるのです。
ツールの導入は業務量の削減にもつながります。たとえば、ドライバーがアプリ上で日報を提出できれば、わざわざ会社に戻る必要がなくなります。また、日報のテンプレートをあらかじめ登録できるツールであれば、作成にかかる時間を削減できるのです。
運送業/配送業においては、情報共有ツールを活用することで以上のメリットが得られます。そこで、日報や配送スケジュールの管理に「ナレカン」のような情報共有ツールを活用する企業も増えてきています。
無料あり|運送業/配送業でおすすめアプリ・ソフト8選
以下では、運送業で役立つアプリ・ツール8選を紹介します。
運送業では管理者の義務として、「運転日誌の備付、記録」が道路交通法で定められています。そのため、運送会社が優先的に効率化すべき業務は「日報」であり、場所や時間を問わずに日報を作成できる仕組みが必要です。
そこで、「ドライバーが簡単に日報を作成・管理できるアプリ」を導入しましょう。また、コミュニケーションを効率化できる情報共有ツールであれば、トラブル発生時でも配送管理に関するやりとりがツール上で完結します。
したがって、運送業の日報業務を効率化できるアプリは、運転日報や配送情報を一元管理できる情報共有ツール「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」には画像やExcelなどすべての形式のファイルを自由に添付可能なので、運転日報を簡単に作成できます。さらに、フォルダ設計やメンバー登録、既存データの移行など、ITに不慣れな社員でも「ナレカン」をすぐに使える状態に代替支援可能です。
【日報管理】日報や配車表を最も簡単に管理できる情報共有アプリ「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【日報管理】タスク管理機能もある日報管理アプリ「Stock」
「Stock」は、”ITツールの操作に不慣れな社員でも簡単に扱える日報管理アプリ”で、タスク管理機能を備えている点も特徴です。
運転日報を記載したStockの「ノート」に”提出””確認依頼”などのタスクを紐づければ、ドライバーと管理者双方で日報に関する対応漏れを防げます。また、タスクの期限が迫るとメールやスマホに通知が届く機能も備えているのです。
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【配送管理】ゼンリン住宅地図対応配達アプリ「GODOOR」
<GODOORの特徴>
- ゼンリン住宅地図が見放題
- 機能が豊富である
表札・建物名がわかるゼンリン住宅地図が見放題で、届け先がすぐに見つかり、誤配の防止や住所特定にかかる時間削減に役立ちます。
GODOORはゼンリン住宅地図・カーナビ・荷物管理機能が1つになっているため、配達業務中にアプリや端末の切り替えをする必要がありません。
<GODOORの機能・使用感>
- 配達先の絞り込み・検索ができる
- 荷物情報を登録できる
登録した配達先は「不在」「再配達」などの荷物状況や、配達時間帯別の絞り込みができるため、スケジュール管理も簡単です。また、住所や郵便番号を音声入力で検索し、配達先を確認できます。
配達時間や梱包の種類・代金徴収の有無などの情報を登録可能なため、荷物をスムーズに配達でき、誤配を防ぎます。
<GODOORの注意点>
- 登録可能な荷物数に上限がある
- 検索データの反映に時間がかかる場合がある
登録可能な荷物の上限は、「配達」「不在」「完了」すべてのステータスの合計で999件までとなっています。そのため、上限に達したら不要な荷物情報は削除しなければなりません。
住所の経年変化については、検索データの反映に時間がかかる場合があります。また、住所に特殊な表記が含まれる場合も、検索がしづらいため注意しましょう。
<GODOORの料金体系>
- 月額プラン(クレジットカード決済):1,300円
- 月額プラン(Google Play):1,598円
- 月額プラン(App Store):1,600円
同じ料金プランでも、クレジットカードで決済する場合とストアで決済する場合で料金が異なるため注意しましょう。
【運行管理】無料で使える運行管理システム「AI-Contact」
<AI-Contactの特徴>
- 完全無料で使える
- アルコールチェックにも対応
運行管理のデジタル化に特化した「AI-Contactフリート」は、初期費用・月額費用ともに永年無料で利用できます。
2023年12月より、「検知器による酒気帯び確認」と「記録の保管(1年間)」が義務付けられました。有料のサポートプランへの加入が必要ですが、特定のアルコールチェッカーと連携して、簡単に酒気帯び確認の記録を管理できます。
<AI-Contactの機能・使用感>
- サポートは有料
- 受付を縮小している
AI-Contactは完全無料のシステムのため、導入後の運用はすべて自社で担わなければなりません。問い合わせ対応やサポートを受けたい場合には、ユーザーあたり月額200円を支払う必要があります。
公式HPには「現在、問合せが込み合っているため、”社用車5台以上保有の企業のみ受け付けている」とあるので、条件に当てはまるかを確認しましょう。
<AI-Contactの注意点>
- 機能によっては有料化が必要
- 車両管理の登録が煩雑
交通違反に関する機能など、よりシステムを充実させたい場合には、有料化する必要があります。
利用しているユーザーからは「車両管理の登録が少々煩雑。基本的にベタ打ちでの登録が求められるため、免許情報の更新などの情報更新が少々億劫になりがち。」という声があります。(参考:ITreview)
<AI-Contactの料金体系>
- AI-Contact フリート:無料(+200円/ユーザー/月でサポートプランに変更可能)
- AI-Contact モバイル:980円~/ユーザー/月
- AI-Contact NOW:1,480円~/ユーザー/月
また、上記の3プランにはそれぞれ+650円/ユーザー/月で機能を充実させられる「AI-Contact PLUS」プランをつけることができます。
【動態管理】配送ルートを管理できるソフト「ODIN 動態管理」
<ODIN 動態管理の特徴>
- 位置情報を取得できる
- 荷主とのコンタクトも可能
スマホの電源ONで自動的にGPSの記録が開始されるほか、曜日や時間をタイマーで設定しておけば、自動でGPSの記録を開始できるので、ドライバーがボタンを押し忘れても安心です。
BtoBの配送/運送業界に特化したシステムで、クライアントにドライバーの現在位置を公開することもできます。
<ODIN 動態管理の機能・使用感>
- 年間の時間外労働を可視化できる
- スマートウォッチに対応している
2024年問題に対応して、年間の時間外労働を「累計」と「残」で表示でき、一目で把握できる点が便利です。
スマートウォッチでメッセージを受信して、音声で返信できます。スマートウォッチを持っていれば、メッセージ返信のために停車する必要がない点が便利です。
<ODIN 動態管理の注意点>
- 端末によって使える機能が異なる
- ドライバー目線では操作が分かりにくい
「スマホの電源が入ると自動で位置を記録する」などAndroid版のみ利用できる機能がいくつかあるため、事前に確認しておきましょう。
利用しているユーザーからは「日報を記入するのが各配達先ごとに1件ずつ入力するようになっているので、ドライバー目線では操作がわかりにくいと感じました。」という声があります。(参考:ITトレンド)
<ODIN 動態管理の料金体系>
1,200円/ユーザー/月で利用できます。
【勤怠管理】配送ドライバーの勤怠システム「勤怠ドライバー」
<勤怠ドライバーの特徴>
- 運送業に特化したクラウド型の勤怠管理ソフト
- サポート体制が手厚い
トラックドライバーの勤怠管理や給与計算に特化した勤怠管理ソフトです。2024問題に際して、ドライバーの総勤務時間が法律に違反する場合は、対策アドバイスが通知されます。
操作に自信がなくても、専属の担当者の電話やメールによる細やかなサポートが受けられます。
<勤怠ドライバーの特徴の機能・使用感>
- 勤怠データを給与計算ソフトと連携できる
- 無料お試し期間がある
「マネーフォワード クラウド給与」との連携により、勤怠ドライバーの勤怠データや給与計算結果をCSV出力し、インポートができるので、より正確かつ効率的な給与計算に貢献します。
60日間の無料お試し期間があるので、使い勝手を確認したうえで導入を検討でき安心です。
<勤怠ドライバーの注意点>
- 出退勤を打刻する端末は別途用意が必要
- ほかのツールとの併用が必要になる
出退勤を打刻する端末は月額料金に含まれていないため、インターネット接続のできるPCやスマホを別途用意する必要があります。
日報の作成や運送状況の記録など、導入の目的によってはほかのツールとの併用が必要となります。
<勤怠ドライバーの料金体系>
勤怠ドライバーでは以下の3つのプランが展開されています。料金についての詳細はお問い合わせください。
- 勤怠ドライバーライト
- 勤怠ドライバースタンダード
- 勤怠ドライバー+給与
【シフト管理】人件費管理もできるシステム「シフオプ」
<シフオプの特徴>
- 人数の不足を可視化できる
- 人件費を自動計算できる
人員が必要な時間帯を把握して調整できるので、シフト制の多い運送業における人員の不足を可視化し、新規採用が必要な時間帯や人数を、リアルタイムに把握できます。
シフト作成と同時に人件費の計算が自動でできます。各現場の人員状況を組織的に監視できるので、適切に人件費を管理できます。
<シフオプの機能・使用感>
- コンプライアンスリスクを回避できる
- シフト共有機能
厳守すべき各種諸法規をシフト作成段階で確認できるため、今後の「2024年問題」に役立ちます。
シフトが確定するとドライバーに自動で通知が飛ぶので、別途メールやメッセージアプリを使って連絡を取る必要がありません。
<シフオプの注意点>
- 用途が限定される
- 中小企業にはコストパフォーマンスが悪い
シフト管理に特化したツールになるため、用途が限定される点に注意しましょう。
1名あたり月額300円と安価なうえ、1,000名以上の場合は月額固定プランがあるものの、中間の人数にあたる企業にはコストパフォーマンスが悪い場合があります。
<シフオプの料金体系>
- 初期費用:0円
- 月額費用:300円/ユーザー/月
1,000名以上の利用の場合は、月額固定価格があります。
IDパック | 月額固定価格(税別) |
---|---|
1,000パック |
270,000円 |
1,250パック |
335,000円 |
1,500パック |
400,000円 |
1,750パック |
450,000円 |
2,000パック |
500,000円 |
2,500パック |
600,000円 |
3,000パック |
700,000円 |
3,500パック |
800,000円 |
4,000パック |
880,000円 |
4,500パック |
950,000円 |
5,000パック |
1,000,000円 |
【請求書管理】運送業特化の請求書発行ソフト「ツカエバドットコム」
<ツカエバドットコムの特徴>
- 運送業に特化している
- 買い切りで利用できる
「車番」や「運転手」ごとに配車記録を編集できるなど、運送業に特化したソフトです。
ツカエバドットコムには使える機能によって3つの料金プランがありますが、すべて買い切りで利用できます。
<ツカエバドットコムの機能・使用感>
- 入力方式をカスタマイズできる
- 無料トライアルがある
「標準版」「車両版」プランを契約すれば、ほとんど追加料金をかけずに、請求書の入力方式をカスタマイズできます。たとえば、”営業所ごとに発生した請求書を、本社に一括で請求する”などができ、自社の業態に合わせた仕組みを作れるのです。
登録なしで1か月間無料で機能を試せます。そのため、自社の請求書作成に合ったツールか否か、実際に使ってみて判断できるのです。
<ツカエバドットコムの注意点>
- 請求書は印刷が前提となる
- 上位プランにしかない機能がある
作成した請求書は印刷するか、Excelなどのファイルに出力することが前提です。そのため、先方に紙の請求書を送付したり、メールに添付して送ったりする手間がかかります。
「運転日報の入力」「経費の入力」をするには、最上位プランの「車両版」を契約する必要があります。
<ツカエバドットコムの料金体系>
以下はすべて、買い切り(1回払い)の料金です。
- ライト版:55,000円
- 標準版:99,000円
- 車両版:132,000円
比較表|運送業/配送業におすすめのアプリ・ソフト8選
以下は、運送業で役立つアプリ・ツール8選の比較表です。(※表は右にスクロール可。)
ナレカン【一番おすすめ】 | Stock【おすすめ】 | GODOOR | AI-Contact | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
日報や配車表を最も簡単に管理できる情報共有アプリ |
タスク管理機能もある日報管理アプリ |
ゼンリン住宅地図対応配達アプリ |
無料で使える運行管理システム |
シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単(大規模な組織向け) |
シンプルで簡単(中小規模の企業向け) |
多機能 |
多機能 |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
運送に関するマニュアル管理機能 |
【〇】 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
注意点 |
法人利用が前提なので、個人利用は不可 |
情報の管理・共有がメインなので、GPSを使った運行管理の機能はない |
登録できる荷物情報数に上限がある |
機能によっては有料化が必要 |
料金 |
・無料プランなし
・有料プランは資料をダウンロードして確認 |
・無料
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・無料プランなし
・有料プランは1,300円/ユーザー/月(月払い)~ |
・無料プランあり
・有料プランは980円/ユーザー/月(月払い)~ |
公式サイト |
「ナレカン」の詳細はこちら |
「Stock」の詳細はこちら |
「GODOOR」の詳細はこちら |
「AI-Contact」の詳細はこちら |
ODIN 動態管理 | 勤怠ドライバー | シフオプ | ツカエバドットコム | |
---|---|---|---|---|
特徴 |
配送ルートを管理できるソフト |
運送業専用の勤怠システム |
人件費管理もできるシステム |
運送業特化の請求書発行ソフト |
シンプルで簡単or多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
メッセージ機能 |
【〇】 |
【×】 |
【〇】 |
【×】 |
運送に関するマニュアル管理機能 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
注意点 |
ドライバ―目線では操作が分かりにくい |
出退勤を打刻する端末は別途用意が必要 |
シフト管理のみに特化した機能が充実している |
請求書は印刷が前提となる |
料金 |
・無料プランなし
・有料プランは1,200円/ユーザー/月~ |
・要問い合わせ |
・無料プランなし
・有料プランは300円/ユーザー/月~ |
・無料プランなし
・55,000円(買い切り)~ |
公式サイト |
「ODIN 動態管理」の詳細はこちら |
「勤怠ドライバー」の詳細はこちら |
「シフオプ」の詳細はこちら |
「ツカエバドットコム」の詳細はこちら |
以上のように、ツールによって特徴や機能、料金が異なるため、自社の課題を見極めたうえで最適なツールを導入しましょう。とくに、初めてツールを導入するという場合には「誰でも簡単に使えて、すぐに現場に馴染むツール」がおすすめです。
運送業/配送業で役立つアプリ・ソフトを選定するポイント
運送業や配送業で役立つアプリ・ソフトを導入するときは、以下の選定ポイントを確実に押さえておきましょう。
- 誰でも簡単に使えるか
- 必要な機能に過不足ないか
操作が難しいツールは、従業員にとって大きな負担となるため、社内に浸透しません。一方、シンプルに操作できるアプリであれば、ドライバーのように普段ITに馴染みのない方でも、ストレスなく使い続けられます。
機能が豊富でも実際に使用しなければ持て余すことになり、逆に機能が不足していれば、業務に支障が出てしまいます。一方で、必要な機能に過不足のないアプリを選べば、最も費用対効果が高い状態で運用できるのです。
とくに、アプリやソフトを初めて全社的に導入する場合には、ITツールの導入に抵抗感を抱く従業員も少なくありません。そのため、「シンプルな操作でありながら、導入効果の高いアプリ」であれば、安心して使うことができるのです。
運送業/配送業で簡単に使えるアプリ・ソフトまとめ
ここまで、運送業で導入すべきアプリ・ツール8選を紹介しました。
運送業では日々多くの管理業務をこなす必要があるため、ドライバーや管理者の業務負担の軽減には「アプリ」が不可欠です。さらに、運転日誌の作成漏れが発覚した場合は法律違反になってしまうので、優先的に効率化すべきは「日報管理」と言えます。
そこで、日報の作成・共有・管理までを一元化できるツールを導入しましょう。とくに、テンプレート機能があるツールであれば、簡単に日報を作成できるため、業務効率化につながります。
結論、運送業/配送業で導入すべきアプリは、ドライバーごとの日報を一元管理し、テンプレート機能で日報を簡単に作成できる情報共有ツール「ナレカン」一択です。
ぜひ「ナレカン」を導入して、運送業/配送業の労働時間を削減しましょう。