業務効率化の実現には、クラウドツールの活用は欠かせないものであり、経理部門においても他部門同様にクラウドツールを活用して業務効率化への取り組みを進める必要があります。
しかし、多くあるツールのなかからどれを選択するかが導入の成功を大きく左右する一方で、経理の業務効率化にはどのツールを選択すべきかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、経理の業務効率化を実現するおすすめのクラウドツール6選と、経理の業務にクラウドツールを利用すべき理由・利用時の注意点を解説します。
- 経理の業務効率化を実現するおすすめのクラウドツールをすぐにでも導入したい
- 経理業務にクラウドツールを利用すべき理由を知り、導入可否を決めたい
- 経理業務にクラウドツールを活用する際の注意点が知りたい
という方は今回の記事を参考にすると、経理業務にクラウドツールを利用すべき理由や利用時の注意点を理解したうえで、自社に最適なツールの導入ができるようになります。
目次
経理の業務効率化を実現するおすすめのクラウドツール6選
以下では、経理の業務効率化を実現するおすすめのクラウドツールを6選ご紹介します。
経理部門にクラウドツールを導入する際に最も大切なのは、教育の手間を最小限にして最大限の効率化が図れるかです。負担軽減を目的とする一方で、操作が難しく教育の手間がかかるツールを導入すれば、現場へのスムーズな浸透は期待できません。
また、経理部門では財務情報をはじめとした金銭に関わる大切な「情報」を多く扱うため、経理の業務効率化にはまず「情報」の管理から始めましょう。非効率なアナログの管理からの脱却もできるうえ、物理的スペースや備品などのコスト削減にも貢献します。
ただし、クラウドツールは「全社で使えること」が大前提であり、この前提を無視すれば確実にツールの利用が頓挫します。そのため、「Stock」のように、非IT企業のメンバーでも使える、かつ経理情報はもちろん全社の情報を簡単に管理できるツール一択です。
Stockのでは厳格なセキュリティ下で大切な情報を守りながら「ノート」にあらゆる情報を残せるうえ、請求書などのデータからマニュアル・スケジュールまですべての情報管理が実現します。さらに、経理部門への導入実績も豊富です。
【Stock】経理の多岐に渡る情報を最も簡単に残せるツール
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【Backlog】タスク・プロジェクト管理ツール
<Backlogの特徴>
Backlogは幅広い職種・業種で利用されている、プロジェクト管理ツールです。プロジェクトの進捗が見える化するため、メンバーの進捗が可視化され、作業の遅延の発生に気付きやすくなります。Wiki機能やファイル共有機能も利用でき、タスク管理以外にも役立つのが特徴です。
<Backlogの注意点>
- 機能が多すぎるゆえに使いこなすまでに時間がかかる
多機能な一方でマニュアルが十分に用意されていないので、使いながら覚えなくてはならないというユーザーの声があります。
<Backlogの料金体系>
- スタータープラン:2,640円/月
- スタンダードプラン:12,980円/月
- プレミアムプラン:21,780円/月
- プラチナプラン:55,000円/月
【マネーフォワード クラウド会計】クラウド会計ツール
<マネーフォワード クラウド会計の特徴>
マネーフォワード クラウド会計は、明細データの自動取得、仕訳の自動入力などの機能によって会計業務の効率化を実現する、クラウド会計ツールです。連携可能サービスが多く、各サービス間で生じたお金の出入りを自動取得し、自動仕訳できるのが特徴です。
<マネーフォワード クラウド会計の注意点>
- 簿記の知識が十分になければ使いこなせない
利用には簿記2~3級の知識が必要不可欠であり、簡易的な操作を求めて利用すると躓く恐れがあります。
<マネーフォワード クラウド会計の料金体系>
- スモールビジネス:2,980円/月
- ビジネス:4,980円/月
- IPO準備・中堅〜上場企業向け:要問合せ
【freee会計】シェアNo.1の法人向けクラウド会計システム
<freee会計の特徴>
freee会計は導入シェアNo.1の法人向けクラウド会計システムです。従業員数が少ないスモールビジネスやスタートアップ企業に向いており、簿記や経理の知識の少ない担当者でも簡単で正確に経理・会計業務ができるのが特徴です。
<freee会計の注意点>
- 動作にラグが起こるケースがある
レシート撮影時などに反映が遅く、取り直しが必要なケースが頻発するとのユーザーの声があります。
<freee会計の料金体系>
- ミニマム:1,980円/月
- ベーシック:3,980 円/月
- おまかせパック:29,800円/月
【Slack】カスタマイズ性の高いビジネスチャットツール
<Slackの特徴>
Slackは、エンジニア人気の高いビジネスチャットツールです。画面共有・ファイル共有などの機能が利用でき、外部ツールとの連携や拡張機能の利用によって使いやすいようにカスタマイズできるのが特徴です。
<Slackの注意点>
- 有料プランへの切り替えが欠かせない
2022年9月1日よりフリープランでは、過去90日間のメッセージしか閲覧できないため、利用する際は有料プランへの切り替えは欠かせません。
<Slackの料金体系>
- フリー:0円
- プロ:850円/月(2022年9月1日より月間払いの場合、960円/月から1,050円/月へと変わります。)
- ビジネスプラス:1,600円/月
- Enterprise Grid:要問合せ
【Chatwork】中小企業向けビジネスチャットツール
<Chatworkの特徴>
Chatworkは、国内利用者数No.1の中小企業向けビジネスチャットツールです。タスク管理・ファイル管理・ビデオ通話などの機能が利用でき、仕事を行ううえでのコミュニケーションが円滑に進むのが特徴です。
<Chatworkの注意点>
- 情報が流れていってしまう
チャットツールの性質上、やりとりが行われるたびに情報が流れていってしまい、あとから必要な情報にたどり着くのが難しいです。
<Chatworkの料金体系>
- フリー:0円
- ビジネス:600円/月
- エンタープライズ:960円/月
経理の業務にクラウドツールを利用すべき理由
ここでは、経理の業務にクラウドツールを利用すべき理由を解説します。以下の課題が解決できるので、経理業務にはクラウドツールが欠かせないのです。
場所を問わずに利用できる
経理業務にクラウドツールを導入すべきなのは、場所を問わずに利用できるからです。
働き方改革の推進の影響を受け、昨今多くの企業がテレワークをはじめとする、オフィス以外での新しい働き方の導入を進めています。こうした働き方に対応するには、オフィス以外の場所からも通常通り業務が進められる環境構築が欠かせません。
しかし、経理部門では、紙の帳簿などを利用して処理するのが基本であり、社外では業務ができないというケースが多くあります。一方で、クラウドツールを導入すると、インターネット環境さえあれば場所を問わず必要な情報が利用できるようになります。
結果として、テレワークへの対応が可能になるのはもちろん、「外出先から営業担当者がリアルタイムで経費申請を行う」といった運用が可能になり、業務のロスタイムも減らせるのです。
複数人で利用できる
経理業務にクラウドツールを利用すると、複数人での利用が可能になります。
紙媒体の資料の場合、資料を持っている社員以外は該当の情報へすぐにアクセスできません。場合によっては、資料が回ってくるまで待つこととなり、業務が非効率となってしまいます。
一方、クラウドツールを導入してツール内にデータを保管しておけば、同時に複数人でのデータ利用が可能です。さらに、保管されている情報はリアルタイムで同期されるので、仮に内容に変更があっても誤って古い情報を参照する事態も防げるのです。
ペーパーレス化が促進される
経理業務へのクラウドツールの導入は、ペーパーレス化の促進に貢献します。
経理部門は請求書や領収書など紙媒体の資料を利用するケースが多いために、業務ベースがアナログなままという企業も少なくありません。しかし、紙資料を用いたアナログな業務フローは非効率的であり、入力ミスや不正な改ざんなどのリスクも高まります。
一方で、クラウドツールを利用し業務をデジタル化すると、アナログ管理の際には保管が欠かせなかったデータもすべてツール内でデジタルデータとして管理されます。また、入力ミスや不正入力などのリスクも「権限の設定」などを活用して最小限にできるのです。
クラウドツールを利用する際の注意点
以下では、業務にクラウドツールを利用する際の注意点を解説します。クラウドツールの導入はさまざまなメリットがある一方、導入時には以下の点に注意しなくてはなりません。
企業によっては適さない
クラウドツール導入する際は、企業によってはツール導入が適さないケースもあることに気を付けましょう。
たとえば、クラウドツールを導入するとペーパーレス化が実現しますが、紙での管理や記入が必須の企業の場合、紙媒体での処理はなくせないゆえに、ツール導入がかえって手間を増やす原因ともなります。
さらに、自社のセキュリティ対策によって利用できるソフトや環境に制限がある場合、クラウドツールを十分に活用できないケースもあるのです。したがって、クラウドツールの導入時に、自社業務の効率化を「ツールで」実現できるかを見極めなくてはなりません。
ランニングコストがかかる
クラウドツールの導入には、ランニングコストがかかるのも注意すべきポイントです。
買い切りで利用するタイプのオンプレミス型のサービスの場合、初期費用が多くかかるものの、導入後はコストがかからないというのが一般的です。逆に、クラウドツールの場合、サーバー設置等が不要なので初期費用が押さえられますが、月々利用料金をベンダーに支払う必要があります。
一方、初期費用の高さや運用やカスタマイズに専門知識が必要なオンプレミス型と比較すると、クラウドツールの方が長期的に見ると割安です。とはいえ、クラウドツールを使う際は導入後のコストも確認し、費用対効果の観点から導入を判断しなくてはなりません。
セキュリティ対策が必要
クラウドツールを業務に利用するには、セキュリティ対策を十分にする必要があります。
クラウドツールはインターネット環境さえあれば場所を問わず利用できるので、オンプレミス型と比べて情報漏えいのリスクが高くなります。したがって、二段階認証の設定や端末の紛失防止策などを実施し、情報漏えいへの対策を講じておかなければなりません。
また、情報漏えいとは以下のようなケースが挙げられます。
- コンピューターウイルスなどによる外部からの攻撃
- 社員が故意に持ち出すケース
- 情報の扱いが不注意で漏えいするケース
ツールのもつセキュリティ性の確認はもちろん、内部からの漏洩にも「ルールの設置」や「リテラシー教育」などの確実な対策を立てて臨む必要があります。
経理の業務効率化を実現するクラウドツール6選まとめ
ここまで、おすすめのクラウドツール6選と、経理の業務にクラウドツールを利用すべき理由・利用時の注意点を解説しました。
経理の業務にクラウドツールを導入すると場所を問わず利用でき、ペーパーレス化が実現しますが、安易なツール導入は社員が使いこなせなかったり、使用感が想定と異なる可能性もあるので、かえって業務効率を低下させる恐れもあります。
とくに、情報漏えいが起これば、顧客との関係悪化はもちろん、社会的な信用を失う事態に陥ってしまいます。したがって、強固なセキュリティ対策が講じられたツール、かつ全社でストレスなく情報管理ができるツールを使いましょう。
たとえば、今回ご紹介したStockは、厳格なセキュリティ下で、誰でも安全かつ簡単に情報管理ができる情報共有ツールです。非IT企業を中心に200,000社以上の企業に導入され、社内のあらゆる情報の管理に貢献しています。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」で、経理業務の効率化をスピーディに実現しましょう。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して自社の経理部門でのDXを進めましょう。