建設業では、工事写真や図面、日報、工程表など多くの情報を現場・事務所・協力会社で共有する必要があります。そのため、近年ではクラウド上で情報を一元管理できるクラウドサービスを導入する企業が増えています。
しかし、「紙やExcelでの管理から移行したいが、自社に合うサービスをどう選べばよいのか」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、建設業向けクラウドサービスの選び方を中心にご紹介します。
- 情報共有が電話やLINEなどに分散していることに課題を感じる建設会社の管理職
- 自社に適した建設業向けクラウドサービスを比較・検討しているDX推進担当者
- 現場作業員やベテラン社員でも使いこなせるツールを探している現場責任者
上記に当てはまる方はこの記事を参考にすると、自社に適したクラウドサービスが選べるようになるだけでなく、現場で定着する運用方法も理解できます。
目次
建設業でクラウド化が進んでいる理由
建設業でクラウド化が進んでいる理由として、現場・事務所・協力会社の間で情報を共有しやすくする必要があることが挙げられます。
従来の建設業では、工事写真や図面、日報、工程表などを紙やメールで管理するケースが多く、情報を確認するために事務所へ戻ったり、最新版の資料をメールで送り直したりする手間が発生していました。
また、関係者ごとに異なる資料を持っていることで、古い情報をもとに作業が進んでしまうケースもあります。そこで、クラウド上で情報を一元管理するサービスを導入し、現場・事務所・協力会社が同じ情報を確認できる環境を整える企業が増えています。
これにより、電話やメールで何度も確認する手間が減り、工事写真や図面、工程の変更内容も関係者へすぐに共有できるようになるのです。
建設業向けクラウドサービスでできること
以下では、建設業向けクラウドサービスでできることをご紹介します。「クラウド化によって何ができるのか具体的に理解できていない」という方は必見です。
工事写真・図面・書類のデータ管理
建設業向けクラウドサービスでは、工事写真や最新の図面、契約書、検査書類などが1か所で管理されるため、現場にいながらいつでも情報を確認できます。
紙やパソコン内のフォルダ、メールなど管理場所が分かれていると、「最新の図面がどれか分からない」「必要な工事写真が見つからない」といった問題が起こりがちです。
一方、クラウドサービスでは、工事写真や図面、書類を1か所に保存・整理できます。そのため、「配管工事の施工前後の写真を確認したい」「検査で提出する図面を開きたい」という場合でも、案件を開くだけで必要なデータを確認可能です。
このように、必要な資料を1か所で管理することで、メールを探したり、事務所へ戻って資料を確認したりする手間を減らせるのです。
工程表の作成・スケジュール管理
建設業向けクラウドサービスでは、工程表の作成やスケジュール管理ができるため、天候などによる急なスケジュール変更も、現場に一瞬で共有可能なのです。
紙やExcelで工程表を管理していると、工程の追加や工期の変更があるたびに工程表を修正し、関係者へメールや紙で共有しなければなりません。そのため、古い工程表を見たまま作業が進んでしまうことがあります。
一方、クラウドサービスでは工程表をクラウド上で作成・更新できるため、変更内容がすぐに反映されます。たとえば雨天でとある作業の日程が延期になった場合でも、工程表を更新すれば、現場や協力会社は最新の日程を即確認できます。
つまり、クラウド化をすれば、工程表の作成から変更・共有までがひとつのサービスで完結し、全員が同じスケジュールを確認できるのです。
日報作成・現場とのリアルタイム共有
建設業向けクラウドサービスでは、日報を作成し、現場とリアルタイムで共有できます。
紙の日報では、現場から事務所へ戻って記入・提出する必要があるため、管理者は日報が提出されるまで現場の状況を把握できません。一方、クラウドサービスでは、タブレットから作業内容や進捗、現場写真などを入力すると、その場で関係者へ共有されます。
たとえば、「資材の搬入が遅れて予定より作業が進んでいない」「追加工事が発生した」といった状況も、現場からすぐに共有できます。そのため、管理者は現場へ電話で都度状況を確認しなくとも、必要に応じて早めに対応を検討できるのです。
見積・原価・発注などの案件管理
建設業向けクラウドサービスでは、案件ごとの見積書や原価、発注状況をまとめて管理できます。
見積書はメール、発注書は紙、原価はExcelというように管理場所が分かれていると、「どこまで発注したのか」「原価がいくらかかっているのか」を確認するたびに複数の資料を探さなければなりません。
一方、クラウドサービスでは、「○○マンション新築工事」など案件ごとに見積・発注・原価・請求書をまとめて管理できます。そのため、発注が済んでいるのか、資材がいつ現場に届くのかを誰でも確認でき、資料を探す手間や確認漏れを防げます。
注意!多機能な建設クラウドほど現場で使われない理由
以下では、多機能な建設クラウドほど現場で使われない理由をご紹介します。多機能なツールの導入を検討している方は必見です。
理由1.機能が多すぎて、現場やベテラン社員が操作を覚えられない
1つ目の理由は、機能が多すぎて、現場やベテラン社員が操作を覚えられないことです。
操作手順が複雑だったり、画面に多くのメニューが表示されたりすると、「どこから日報を入力すればいいのか」「写真はどこへ登録するのか」が分かりにくくなり、メンバーは運用が面倒になります。
たとえば、工事写真を登録するだけでも「案件を選択→フォルダを選択→タグを設定→アップロード」のように複数の操作が必要だと、操作に慣れていない人ほど入力をあと回しにします。結果、「紙で管理した方が早い」となり、クラウドが使われなくなるのです。
理由2. 現場ごとに使う機能がバラバラで、結局LINEや電話に戻る
2つ目の理由は、現場ごとに使う機能がバラバラで、結局LINEや電話に戻ってしまうことです。
たとえば、A現場では工程表だけ、B現場では工事写真だけ、C現場では誰も使っていないというように運用がバラつくと、「この連絡はクラウドとLINEのどちらに送ればいいのか」が分からなくなります。
その結果、「急ぎだから電話しよう」「写真はLINEで送ろう」と従来の方法へ戻り、クラウドに情報が残らなくなるのです。
建設業向けクラウドサービスの選び方5選
以下では、建設業向けクラウドサービスの選び方5選をご紹介します。ツールを導入するときは、以下のポイントを満たしているか確認しましょう。
(1)現場全員が迷わず使えるツールか
1つ目は、現場全員が迷わず使えるかという点です。
建設現場では、スマートフォンやタブレットから工事写真を登録したり、日報を作成したりする場面が多くあります。そのため、画面が見づらかったり、登録までに何度も画面を切り替えたりするツールでは、入力があと回しになり、使われなくなります。
そのため、「工事写真を3タップで登録できる」「日報をスマートフォンからすぐ入力できる」ツールのように、機能の多さではなく、現場で毎日使う操作が簡単かを重視しましょう。こうしたシンプルなツールであれば、現場でも無理なく使い続けられます。
(2)写真・図面・書類を一元管理できるか
2つ目は、写真・図面・書類を一元管理できるかという点です。
工事写真はパソコン、図面はメール、契約書は紙というように管理場所が分かれていると、必要な資料を探すたびに複数のフォルダやメールを確認しなければなりません。また、古い図面を確認してしまうなど、確認ミスにつながることもあります。
そのため、案件ごとに写真・図面・書類を1か所で管理できるツールを選びましょう。案件を開くだけで必要な資料を確認できるため、現場や事務所で資料を探し回る手間を減らせます。
(3)必要な情報をすぐ検索できるか
3つ目は、必要な情報をすぐ検索できるかという点です。
建設現場では、過去の工事写真や図面、打ち合わせの記録などを確認する場面が頻繁にあります。しかし、フォルダを1つずつ開いたり、メールを何件も探したりしなければならないツールでは、必要な情報を見つけるまでに時間がかかります。
そのため、「配管工事」「A棟」「2026年4月」などのキーワードで検索するだけで、関連する写真や図面、書類をすぐに見つけられるツールを選びましょう。現場で急に資料が必要になった場合でも、探す時間をかけずに確認できます。
(4)重要な情報を固定して共有できるか
4つ目は、重要な情報を固定して共有できるかという点です。
建設現場では、現場の住所や搬入経路、安全ルール、工程表など、関係者全員がいつでも確認できるようにしておきたい情報があります。しかし、LINEやチャットだけで共有すると、新しいメッセージに埋もれてしまい、必要なときに見つけられません。
そのため、重要な情報を画面上部に固定したり、案件ごとにいつでも確認可能な場所へ保存したりできるツールを選びましょう。新しく現場へ入る作業員や協力会社も、必要な情報を探し回ることなく確認できます。
(5)協力会社とも情報共有しやすいか
5つ目は、協力会社とも情報共有しやすいかという点です。
建設業では、協力会社とも工事写真や図面、工程表などを共有する場面が多くあります。しかし、共有するたびにメールで資料を送ったり、チャットでやりとりしたりすると、「最新版が分からない」「必要な資料を探し直す」といった問題が発生します。
そのため、協力会社も同じ案件の情報を確認できるツールを選びましょう。たとえば、「Stock」の「1フォルダ1ゲスト」機能のような仕組みがあれば、案件ごとに協力会社を招待して、必要な情報だけを共有できます。
【必見】建設業の情報共有・管理に最適なクラウドツール
以下では、建設業の情報共有・管理に最適なクラウドツールをご紹介します。
建設業では、工事写真や図面、日報など、多くの情報を現場・事務所・協力会社間で共有する必要があります。こうした状況下でデータを紙で管理していては持ち運びや更新に手間がかかるうえ、最新版が分からなくなるためクラウドで一元管理するのが有効です。
しかし、メールやチャットツールで資料を共有したりやりとりしたりしていては、情報が時系列で流れ、重要な内容を見落とすリスクがあります。また、過去の工事記録や図面を探し出すのにも時間がかかるため、必要な情報をすぐに活用できません。
そこで重要なのが、情報を案件や現場ごとに整理・蓄積できるクラウドツールを活用することです。この仕組みがあれば、最新情報を関係者全員がすぐ確認できるだけでなく、過去の記録の検索も簡単なため、情報共有の漏れや探す手間を大幅に削減します。
なかでも最適なのが、ノート形式で工事写真・図面・議事録・日報など、あらゆる情報を記録・共有できるツール「Stock」です。Stockであれば、情報がノート単位で整理されるため必要な情報をすぐに見つけられるほか、「1フォルダ1ゲスト」機能によってフォルダごとに協力会社を招待でき、安全かつスピーディな情報共有が実現します。
現場でもスマホでアクセスできる情報共有ツール【Stock】
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
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「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
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「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
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「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :650円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,200円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
建設業でクラウド導入を成功させるポイント
以下では、建設業でクラウド導入を成功させるポイントをご紹介します。クラウドサービスの導入に不安がある方は必見です。
運用ルールを事前に決める
1つ目は、運用ルールを事前に決めることです。
運用ルールが決まっていないと、「工事写真は現場監督が登録すると思っていた」というように、人によって対応が変わってしまいます。また、現場ごとにフォルダ名や資料の保存場所が異なると、必要な情報を探しにくくなります。
そのため、「工事写真は作業終了後に現場監督が登録する」「図面は案件フォルダへ保存する」など、全員が同じルールで運用しましょう。同じ方法で情報を管理すれば、担当者が変わっても必要な資料をすぐに確認できます。
小規模な現場から運用を始める
2つ目は、小規模な現場から運用を始めることです。
最初からすべての現場で導入すると、操作方法の質問や運用ルールの変更が一度に発生し、現場や事務所が混乱しやすくなります。
そこで、小規模な現場から運用を始めれば、「写真の保存場所を変更した方が使いやすい」「日報の入力項目を増やしたい」といった改善点を見つけられます。運用方法が固まってからほかの現場へ展開すれば、現場ごとの混乱を最小限にできるのです。
建設業でクラウドを活用した事例
以下では、建設業でクラウドを活用して成功した事例をご紹介します。成功事例から自社でクラウドを活用するイメージを掴みましょう。
株式会社Kibaco

住宅の設計から施工までをトータルコーディネートしている建設会社の株式会社Kibacoでは、注文住宅の案件管理や社内外の情報共有を効率化するために「Stock」を活用しています。
同社では、複数の施工案件をチャットツールで管理していましたが、やりとりが増えるにつれて重要な情報が埋もれてしまい、案件ごとの進捗状況を把握しづらいことが課題でした。また、案件を進捗ごとに整理できず、管理が煩雑になっていました。
そこで、「情報が流れず整理しやすいツール」を求めてStockを導入しました。案件を進捗ステータスごとにフォルダ分けし、「1案件1ノート」で情報を管理する運用へ切り替えたほか、議事録や問い合わせ、協力会社とのやりとりもStockに集約しています。
その結果、案件の進捗を迷わず確認できるようになり、社内外の情報を一元管理する環境を実現しました。また、「1フォルダ1ゲスト機能」で協力会社とも簡単に情報共有できるようになり、やりとりが散在するのを防いでいます。
仁淀建設有限会社

高知県の企業である仁淀建設有限会社は、クラウドを導入し業務効率化を実現しました。
仁淀建設有限会社は、発注者とのコミュニケーションを仕組み化するために、クラウドツールを導入しました。具体的には、発注者への書類提出がクラウドツール内で完結するように業務フローを変化させたのです。
その結果、同社の「発注者に書類を提出する業務」にかかる時間が約8割削減されました。このように、仁淀建設有限会社はクラウドツール上で書類を提出する仕組みをつくったことで、業務にかかる時間の短縮を実現しました。
株式会社楓工務店

奈良県の企業である株式会社楓工務店は、クラウドを導入し情報の伝達ミスが発生しない環境をつくりました。
株式会社楓工務店は業務連絡の手段が口頭や電話であり、伝達ミスや情報の把握漏れが起こってしまうことが課題でした。そこで、「正確に情報が伝わらない」という課題を解消するためにクラウドツールを導入しました。
クラウドツールの導入に伴い、業務連絡はすべてツール上ですることを全社員に通達しました。その結果、情報はすべて文面で伝達され、伝達ミスを防げるようになったのです。さらに、電話での連絡がなくなり、社員の負担が大幅に減少しました。
このように、株式会社楓工務店は情報共有にクラウドツールを活用したことで、社員の業務負担を減らしつつ、情報が正確に伝わる環境を整備できました。
株式会社グラフィックファシリティーズ

株式会社グラフィックファシリティーズは、脱Excelのためにクラウドツールを活用しています。
北海建設株式会社はBtoB向けの内装工事を中心として事業を進めていましたが、収入と支出をExcelでは正しく管理できない状態になっていました。そこで、クラウドツールを導入しDX化を進めたのです。
クラウドツール導入後、各案件の金額の把握をはじめ、発注や入出金管理までをツール上でまとめられるようになりました。当月だけでなく、翌月以降の入出金が明らかになったことで、資金繰りの見通しも立つようになったのです。
このように、北海建設株式会社はクラウドツールを活用したことで、請求管理の円滑化を実現しました。
建設業向けクラウドサービスでできること・選び方まとめ
ここまで建設業向けクラウドサービスでできること・選び方を中心にご紹介しました。
建設業でクラウドサービスを導入すれば、工事写真や図面、日報、工程表などを一元管理できるほか、現場・事務所・協力会社との情報共有が1か所で完結します。ただし、多機能なツールは現場の作業員が使いこなせず、結局口頭や紙、LINEでの共有に戻ります。
そこで、クラウドサービスを選ぶときは、事務員だけでなく、「ベテラン・新人作業員の誰もが使えるほどシンプルか」を重視するべきです。また、情報を案件ごとに整理・蓄積できる仕組みがあれば、必要な情報が流れずいつでも見返せるようになります。
結論、建設業で活用すべきクラウドサービスは、ノート形式で誰でも簡単に業務情報を蓄積・共有できるツール「Stock」が最適です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、建設現場の情報共有にかかる手間を減らして、必要な情報をいつでもすぐ確認できる環境を実現しましょう。



