昨今、オンライン授業やリモートワークが広がった影響を受け、新たなOffice製品として開発されたのが「Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)」です。
2023年3月22日からはパブリックプレビュー版の提供が始まり、一部の機能を試せるようになりました。しかし、Microsoft Loopがどのようなサービスなのか分からず、利用するか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Microsoft Loopの機能や始め方を中心にご紹介します。
- Microsoft Loopにはどのような機能が備わっているか知りたい
- 実際にMicrosoft Loopを利用しようと考えているが、始め方が分からない
- 社内メンバーと簡単に情報を共有できるアプリを探している
という方はこの記事を参考にすると、Microsoft Loopの概要が網羅的に分かるうえ、自社に合うサービスかも判断できます。
目次
Microsoft Loopとは
以下では、Microsoft Loopの特徴や機能をご紹介します。これから導入を検討する企業は必見です。
「Microsoft Loop」と「ほかの情報共有ツール」の違い

Microsoft Loopとは、ナレッジやタスクなどをチーム内で共有できるMicrosoft社のサービスを指します。
Microsoft Loopは、ほかのMicrosoft製品と連携しながら使える点が特徴です。また、離れた場所でも共同作業が円滑に進むように、あらゆる情報を一か所でまとめて管理する仕様になっています。
また、類似のツールとして比較されやすいNotionとは、Microsoftのアプリとシームレスに連携できる点に違いがあります。たとえば、Microsoft LoopはOutlookに「コンポーネント(テキストやファイルなど)」を直接埋め込むなどの使い方が可能です。
Microsoft Loopの機能
ここからは、Microsoft Loopの機能をご紹介します。
機能 | 詳細 |
---|---|
Loop(ループ)ワークスペース |
Microsoft Loopにおけるワークスペースとは「チーム内で情報を共有する範囲」を指します。
ワークスペースを使えば、チームの情報を簡単にまとめられます。情報が集約されているので、複数人での作業でも進捗状況を確認しやすいのです。 |
Loop(ループ)ページ |
Microsoft Loopにおけるページとは「情報を記載するエリア」を指します。
ページには、Wordのようにテキストやファイルなどの情報を残せます。また、ページに書いた内容にはコメントを残せるので、コミュニケーションをとるのも簡単です。 |
Loop(ループ)コンポーネント |
ノートに情報をまとめるときに使う機能です。情報を簡単にリスト化できるので、さまざまな情報を管理しやすい特徴があります。
コンポーネント機能はほかのMicrosoftアプリにも紐づいており、横断的に情報を共有・編集できる点もメリットです。 |
このように、Microsoft Loopは3つの機能で構成されています。あらかじめ機能を確認しておけば、使い方を具体的にイメージしながら導入できるので、導入後のミスマッチを防げます。
Microsoft Loopでできること
ここからは、Microsoft Loopでできることを3つ紹介します。Microsoft Loopの利用を検討中の企業は、以下のメリットを押さえましょう。
(1)業務に関する情報の一元管理
Microsoft Loopでは、業務に関する情報の一元管理ができます。
チームメンバーと共有したいファイルやテキスト、関連情報のリンクを「ワークスペース」に保存すれば、情報の分散を防げます。たとえば、ノートのように文字が入力可能な「ページ」にテキストを書き込むと、任意のメンバーが閲覧できるのです。
このように、Microsoft Loopは業務の情報を幅広く管理可能なツールだと言えます。
(2)離れた場所からの情報共有
離れた場所同士での情報共有が可能なので、Microsoft Loopはリモートワークにも役立ちます。
昨今のリモートワークやオンライン授業の浸透を踏まえて、情報共有を円滑化するためにMicrosoft Loopは開発されました。したがって、Microsoft Loopに残した情報は同期され、途中から参加したチームメンバーにも過去の情報を含めて共有されます。
また、Microsoft Loopでは「メッセージを送り合う」「リアクションを示す」「選択肢に対して投票する」機能なども備わっており、離れた場所でもコミュニケーションを取れる点がメリットです。
(3)Microsoft製品との連携
Microsoft製品とMicrosoft Loopで情報を連携できる点も大きな特徴です。
たとえば、Microsoft Loopは、以下のMicrosoft製品に対応しています。
- Word(Web用)
- Teams
- Microsoft Whiteboard
さらに、Microsoft 365 Copilotとの連携にも対応しているので、Microsoft 365 Copilotで自動生成した文章を「Microsoft Loop上で管理・共有」ができるのです。
Microsoft Loopのサービス開始時期・料金
2023年8月現在、公開されているMicrosoft Loopのパブリックプレビューは無料で利用できます。
ただし、ビジネスまたは学校用アカウントにおいて「ワークスペースのデータは最大5GBまで」と制限がかかっています。また、Microsoft社から「今後制限事項は変更される可能性がある」とアナウンスされているため、注意が必要です。
なお、Microsoft Loopの正式版リリースについては時期未定となっています。
Microsoft Loopの始め方
Microsoft Loopは、前提として組織の管理者のもと、利用を有効にする設定が必要です。また、利用環境によって以下のように開始方法は異なります。
- Webの場合
- iOSの場合
- androidの場合
Microsoft Loopのホームページに移動し、職場で使うMicrosoftアカウントでのログインが必要です。
LoopiOSのベータ版アプリダウンロードが必要です。ただし、2023年4月時点でベータ版は定員に達してしまっています。
Microsoft Loopのアプリダウンロードが必要です。
このように、組織単位でMicrosoft Loopを利用するときは「管理者側の設定」と「利用メンバーのブラウザまたはアプリへのログイン」が必要です。
Microsoft Loopの注意点
Microsoft Loopは多機能な一方で、社内メンバーが使い方を覚えるまでに時間がかかり、すぐに運用に載せられない恐れがあります。
Microsoft Loopには「作業のステータスを記録する機能」「Microsoft製品との連動機能」などの機能が豊富に備わっています。しかし、ITに不慣れなメンバーが多い企業では、一部の社員が使いこなせない可能性があるのです。
また、メイン機能はMicrosoft Loop独自の概念である「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」で構成されているので、理解に時間がかかりやすいと言えます。
したがって、すぐに仕事の情報連携をスムーズに進めたい企業は、「Stock」のようにシンプルでITリテラシーに関係なく操作可能なアプリを利用する方が適しています。
簡単にチームで情報を共有できるおすすめアプリ
以下では、簡単にチームで情報を共有できるおすすめアプリをご紹介します。
Microsoft Loopは、業務に関するあらゆる情報を一元管理するサービスです。業務でMicrosoft製品を使っている場合、TeamsやWordなどと簡単に連携できるので便利です。
一方、機能が豊富なため利用方法を覚えられず、社内メンバーが上手く使いこなせないリスクもあります。そこで、シンプルで情報共有に過不足のない機能のツールを導入すると、情報共有にかかるストレスを簡単に解消するのです。
結論、自社で導入すべきツールは、マニュアルを見ずとも、直感的に操作可能な情報共有ツールの「Stock」一択です。
Stockは「ノート」には文字やファイルを簡単に残せるうえ、2階層の「フォルダ」で見やすく整理できます。また、ノートに「メッセージ」「タスク」を紐づければ、ノートを起点にしたやりとりやタスク管理も簡単なので、話題が混ざらず混乱しません。
誰でも即日で使いこなせるアプリ「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Microsoft Loopの機能詳細や始め方まとめ
これまで、Microsoft Loopの機能詳細や始め方を中心にご紹介しました。
Microsoft Loopは「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」で構成された、業務情報を共有するチーム向けのサービスです。利用すると、あらゆる情報をLoop上で一元管理でき、離れた場所からの情報共有やMicrosoft製品との連携も実現します。
ただし、Microsoft Loop独自の仕様を覚える必要があり、非IT企業では運用しづらいと言えます。そのため、導入を検討している企業は慎重に利用を判断しましょう。
そこで、非IT企業の65歳以上の社員でも簡単に操作可能な情報共有ツール「Stock」が役立ちます。記録した情報が簡単に任意のメンバーへ共有され、業務の連携が滞りません。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、社内情報をストレスなく記録・共有しましょう。