「Typetalk(タイプトーク)」は、プロジェクト管理ツール「Backlog((バックログ)」との相性が良く、併用することで活用の幅が広がるチャットツールです。
ただし、同ツールは2025年12月1日にサービス終了するとの発表がありました。
そこで、Typetalkのサービス終了に際して、「よりTypetalkの詳細を知り、乗り換え先となる代替ツ-ルを見つけたい」と悩む方も多いのではないでしょうか。
今回は、Typetalk(タイプトーク)のサービス終了の詳細、使い方や料金、評判を中心に紹介します。
- Typetalkがサービス終了になるので困っている
- Backlogと互換性の高いツールを探している
- 必要な情報をすぐに見つけられる仕組みを整えたい
という方はこの記事を参考にすると、Typetalkの概要を理解できるほか、自社に最適なコミュニケーションツールも見つかります。
目次
Typetalk(タイプトーク)とは
以下では、Typetalkの特徴や機能をご紹介します。新規導入はすでに受け付けていませんが、乗り換え先となるツールを探すのに役立つため必見です。
Typetalkと他のビジネスチャットとの違い
Typetalk(タイプトーク)は、株式会社ヌーラボが提供するビジネスチャットツールです。リアルタイムでコミュニケーションを取れるので、社内のやりとりの活性化につながります。
また、Typetalkの他のチャットツールにはない特徴として、プロジェクト管理ツールの「Backlog」(バックログ)との互換性が高いという点が挙げられます。
TypetalkとBacklogはともに株式会社ヌーラボによって提供されているため、同一アカウントで利用できるのです。したがって、Backlogをすでに使っており、チャットツールを併用したい方には、Typetalkの導入が適しています。
Typetalk(タイプトーク)の機能
Typetalk(タイプトーク)の主な機能として、以下の3つが挙げられます。
- チャット機能
- 検索機能
- 連携機能
従業員とリアルタイムでやりとりできる機能です。絵文字を使えるほか「いいね機能」もあるため、温かいコミュニケーションが生まれやすくなります。
過去のメッセージやファイルを検索できる機能です。キーワードのほか、発言者や日付でも絞り込めるので、古い情報であっても短時間で見つけられます。
Typetalkは、Backlogなどで使える「ヌーラボアカウント」でログインできます。結果として、社内のあらゆる情報がアカウントに紐づくため、情報を一元管理できるようになるのです。
このように、Typetalkには、リアルタイムのコミュニケーションに適した機能が揃っています。ただし、チャットツールは情報が流れるので後から情報を振り返るのが難しく、「重要な情報のストック」には向いていない点に注意しましょう。
そこで、情報をテーマごとに残せる「Stock」などの情報共有ツールを活用すれば、必要な情報へすぐにアクセスできる仕組みが整います。
【注意喚起】Typetalk(タイプトーク)サービス終了の詳細
運営元の株式会社ヌーラボから「2025年12月1日でTypetalkをサービス終了する」と発表がありました。サービス終了に関する詳細は以下の通りです。
- 2024年12月1日にプラン更新が停止、2025年12月1日にサービス終了
- 利用停止後はTypetalkにアクセスできない
- ほかのヌーラボツールのデータは削除されない
2024年12月1日からプランの更新が停止し、契約期間が完了した組織から順次利用停止となります。また、2025年12月1日にサービスが完全終了となり、ユーザーデータがすべて削除されます。
契約が完了し利用停止となった後は、2025年12月1日以前であってもTypetalkにアクセスできなくなるため、メッセージを保管したい場合は契約期間中にエクスポート(出力)が必要です。なお、2024年2月ごろに「エクスポート機能」が実装予定となっています。
ひとつの組織内でTypetalkとほかのヌーラボツール(CacooやBacklog)を契約している場合、2025年12月1日以降はTypetalkのデータのみ削除されます。そのため、組織のデータやほかのヌーラボツールの情報は削除されません。
したがって、Typetalkを利用中の企業は、乗り換え先となるほかのメッセージツールの利用を検討しましょう。
Typetalk(タイプトーク)の使い方
ここでは、Typetalk(タイプトーク)の使い方を紹介します。以下の情報を参考に、Typetalkの活用方法を理解しましょう。
プロジェクトごとに会話を整理する
Typetalk(タイプトーク)であれば、プロジェクトごとに会話を整理できます。
プロジェクトごとにコミュニケーションを取れるため、チャット内に複数の話題が入り乱れることを防げます。結果として、必要な情報を見つけやすくなるのです。
したがって、「プロジェクトごとに分けてやりとりしたい」「複数の案件を同時に扱う」という方には、Typetalkの活用が適しています。
SNSの要領でコミュニケーションを取る
Typetalk(タイプトーク)は、SNSの要領でコミュニケーションを取れます。
Typetalkには「いいね機能」があり、相手のコメントに対してハートマークで気持ちを伝えられるようになっています。この機能を使えば、メッセージに気軽に反応できるため、結果としてコミュニケーションが生まれやすくなるのです。
したがって、「社内のコミュニケーションを活性化したい」という方には、TypeTalkの導入が適しています。
Backlog(バックログ)やCacoo(カクー)と連携する
Typetalk(タイプトーク)は、用途の異なるBacklog(バックログ)やCacoo(カクー)と連携ができるのが特徴です。
- Typetalk(ビジネスチャットツール)
- Backlog(プロジャクト管理ツール)
- Cacoo(作図共有ツール)
チャット感覚で使え、チームコミュニケーションを円滑にします。
マイルストーンやガントチャートなどを用いて、タスクを管理します。
ワイヤフレーム図やベン図、マインドマップなど、特殊な図まで作成できます。
すべて株式会社ヌーラボが提供しており、1アカウントで、3つのサービスにログインできるのです。連携機能を使えば、社内のあらゆる情報をアカウントに紐づけられるので、重要な社内情報がバラバラになることを防げます。
したがって、BacklogやCacooをすでに使っており、それらの情報に紐づける形でチャットツールを導入したい方は、Typetalkの活用が適しています。
TypetalkとBacklogを併用するデメリットとは
Typetalkはチャット機能の特性上、「情報が流れたり、他のメッセージに埋もれたりするので目的の情報を見つけにくい」というデメリットが挙げられます。
加えて、そもそも「Typetalkは2025年にサービスが終了」してしまうため、利用者の方や導入を検討していたという方は、代替ツールを探さなければなりません。
また、現在Backlogを使っている企業は他のチャットツールと併用する方法もありますが「プロジェクト管理」と「業務上のやりとり」が散在する状態は、改善すべきです。
したがって、「プロジェクトの管理と、プロジェクトに関するやりとり」が一元化できるツールを導入するのがおすすめです。
【必見】Typetalkよりも簡単に社内の情報を管理するツール
以下では、Typetalkよりも簡単に社内の情報を管理するツールをご紹介します。
Typetalkには「気軽にコミュニケーションが取れる」というメリットがあります。ただし、チャット形式なので重要な内容が流れやすく、ファイルや周知事項などの「あとから見返したい情報」を見つけづらくなる点に注意しなければなりません。
そこで、「情報共有ツール」を選べば、コミュニケーションしながら情報をストックできるため、重要な記録を見失うことがなくなります。とくに、シンプルな情報共有ツールを選べば、全従業員がすぐに使いこなせるので、導入即日から運用に乗せられるのです。
結論、ストレスなく情報を共有したい企業が活用すべきは、65歳以上の従業員でも活用できるほどシンプルな「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に情報を残して「フォルダ」で管理すれば、テーマごとに情報をまとめられるため必要な社内記録を見つけやすくなります。また、「メッセージ」でやりとりできるので、社内のコミュニケーションの活性化にもつながるのです。
あらゆる情報を一元管理できるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Typetalk(タイプトーク)の料金プラン一覧
ここでは、Typetalk(タイプトーク)の料金プランを紹介します。
Typetalk(タイプトーク)には「フリープラン」があり、10名までであれば無料で使えます。ただし、添付可能なファイルは1GBまでと制限が厳しいため、本格的に活用するときは有料プランへの加入が求められます。
なお、有料プランは3名から、¥638/月~(月払い)で利用できます。無料プランと有料プランの違いは以下の通りです。
フリープラン | スタンダードプラン | |
---|---|---|
料金(月払い) |
¥0/月 |
¥638/月~ |
ユーザー数 |
10ユーザーまで |
制限なし
(ユーザー数に応じて料金が変動) |
ファイル添付 |
1GBまで |
30GBまで |
検索できるメッセージ数 |
10,000まで |
無制限 |
このように、有料プランは、ユーザー数によって料金が変わります。ただし、現在はもうすでに新規契約は受け付けていない点に注意しましょう。
Typetalk(タイプトーク)の評判
ここでは、Typetalk(タイプトーク)を導入したユーザーの声や評判を紹介します。ほかの企業での運用事例を参考に、自社に適しているかを確認しましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreviewより引用しております。
Typetalkの良い口コミ・評判
ここでは、Typetalkの良い口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「Backlogとの連携機能が便利」「通知を即座に受け取れるので仕事がはかどる」との声が寄せられています。
非公開ユーザー 投稿日:2023年05月22日複数社でのプロジェクトを推進する際に、プロジェクト毎にグループを作り、日常的なチャットツールとして使用しています。プロジェクト毎にメンバーを設定でき、メンション機能で送付先を指定できるので、読んで欲しい相手に確実に届けられることに加え、自分がメンションされていなくても、プロジェクトの流れをなんとなく把握しておくことができる。
非公開ユーザー 投稿日:2022年7月22日アプリ・ソフト不要でブラウザさえあれば使えるチャットツール。Backlogとの連携で使用しています。Backlogの課題番号を入力すると自動的にリンクしてくれて便利です。あと、通知許可設定しておくと、ブラウザが後ろに隠れていても通知音+右下にバルーン表示されます。
非公開ユーザー 投稿日:2022年04月01日現在社内で利用しているツールであり、案件に対するトピックや個人間でのやりとりなどで活用している。通知も即座に受け取れるため、見落としによるミスなどが大幅に改善された。またレスポンスについても向上され、案件がスムーズに進むようになった。
非公開ユーザー 投稿日:2021年3月27日backlogを既に使用している環境で、チャットサービスとしてtypetalkを新たに稼働させました。単純にチャット通知などを連携させるだけならばslackなどの他のチャットサービスでもよかったのですが、backlogにはtypetalkリンクからのチャット画面をプレビューする機能がついており、これがとても便利です。運用上、backlogとチャットサービス両方で議論が展開されることもあり、いちいちリンククリックしてチャットサービス側にジャンプしてやりとりを追跡するのは実際のところ面倒な作業です。backlogとtypetalkのリンクプレビュー機能により思考をさまたげることなく利用できます。
Typetalkの改善点に関する口コミ・評判
次に、Typetalkの改善点に関する口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「通知を受け取れないケースがある」「ほかのチャットツールと比較すると使いづらい」などの声が挙がっています。
非公開ユーザー 投稿日:2022年7月22日ブラウザの設定にもよると思いますが、Chromeでタブが休止中になっていた場合に通知が来なくなる。オフライン状態だとメンションがあればメールで通知が来るが、メンションを付けてくれていない場合は通知が来ない。メンション無しでもメール通知機能があっても良いと思う。(オンオフはユーザーが選べたらいい。チャットの流れが速い場合は不要にしたいときだってあると思う。)
非公開ユーザー 投稿日:2022年4月1日難しいところではあるが、チャットワークの方が使いやすいと個人的に感じてしまう。もちろん大きく差があるわけでもないがどこか違和感が残ってしまう。アバウトで申し訳ないところだがチャットワークの方がスマートに使用できると感じる。自分でもよくわからないこの部分が改善されればいいと思う。
島田 しずえ 投稿日:2020年3月27日他の開発会社からリリースされているコミュニケーションツールやプロジェクト管理ツールと連携できるようになるといいなと思います。クライアントや外注先とのやりとりも、ひとつのツールで管理できるようになれば、効率が上がると思います。
Typetalk(タイプトーク)の使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Typetalk(タイプトーク)の概要や使い方、評判を中心にご紹介しました。
Typetalkは、従業員間でコミュニケーションが取れるビジネス向けのチャットツールです。チャットツールの特性上、重要な情報が流れてしまい、結果として必要な記録が見つけづらくなる点に注意しなければなりません。
そこで、情報共有ツールで重要な内容をストックすれば、必要な記録へ瞬時にアクセスできるようになります。とくに、「メッセージ」機能の備わったツールであれば、チャットツールと併用することなく活発なやりとりが実現できるのです。
今回ご紹介したITに慣れていない方でもすぐに使える情報共有ツール「Stock」は、社内資料を見つけやすい仕組みを整えたい企業向けのITツールです。実際に、非IT企業を中心に200,000社以上で導入され、情報が流れるストレスをなくしています。
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