リモートワークなど働き方が多様化するなか、業務をスムーズに進めるための正確なプロジェクト管理の重要性は高まっています。そこで、プロジェクト管理ツールを導入し、直接会わずとも個々の業務を正確に把握する企業が増えているのです。
なかでも、豊富な機能に加え、海外で評価を得ている「Basecamp」は候補のひとつになりえます。しかし、本ツールの導入可否を検討しているものの、費用対効果や使用感が分からずに悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Basecampの使い方や機能・ユーザーの声から料金体系まで幅広くご紹介します。
- Basecampについて網羅的に理解し導入を検討したい
- Basecampが自社に適しているかを判断する指標が知りたい
- プロジェクト管理を現状のツールより効率化する手段があれば取り組みたい
という方は本記事を参考にすると、Basecampの概要を理解しつつ、自社に適したツール選択のヒントが得られます。
目次
Basecamp(ベースキャンプ)とは
Basecampとは、プロジェクト管理を効率化する機能を幅広く備えたITツールです。75,000を超える組織・166カ国での導入実績を持ち、高い機能性が世界中で評価されています。
「Basecamp」と「他のプロジェクト管理ツール」の違い

Basecampの特徴は、「プロジェクト管理に必要な機能が網羅されているため、プロジェクトの状況を見える化できる点」です。
「ToDo」や「タスク」といった基本的なプロジェクト管理機能に加え、コミュニケーションツールとしての機能も併せ持ちます。さらに、業務進捗の可視化に役立つ「ヒルチャート」も備えており、単独でプロジェクト管理の円滑化を実現するのです。
そして、PCに加えタブレット・スマホでのログインにも対応しており、時間や場所を選ばず必要な情報にアクセスしやすい点も特徴です。オフィス外でも、スマホとネット環境があれば情報の確認・更新ができるので、より正確なプロジェクト管理に貢献します。
Basecamp(ベースキャンプ)の機能
Basecampは主に下記3つの主要機能から構成されています。
- ヒルチャート
プロジェクト進捗状況を可視化します。高低差のある独自の曲線グラフで、直線のグラフよりも視覚化できる情報が増えています。
- To-Doリスト
To-Doリストが容易に作れるので、やるべき作業を明確にしつつ業務を進められます。
- コミュニケーション
「リアルタイムグループチャット」や「トピック」で話題ごとにコミュニケーションをとれます。
以上から、Basecampはプロジェクト管理を円滑化する機能を幅広く備えているとわかります。なかでも、ヒルチャートは一目で業務進捗状況が把握できるため、進行遅れや納期変更にも迅速に対応しやすくなるのです。
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方3選
Basecampには、円滑なプロジェクト管理に貢献する機能が数多く搭載されています。そこで以下では、代表的な使い方を解説します。
(1)ヒルチャートを作る

Basecampでは、プロジェクトの進捗度を視覚的かつ、直感的に判断できる「ヒルチャート」を簡単に作れます。
ヒルチャートとは、従来のチャートのように直線で進捗状況を表すのではなく、曲線で表現することで、把握すべき作業(上り坂)と生産中(下り坂)の項目を加えたBasecamp独自のグラフです。
ガントチャートと比較して表せる情報が多いので、より視覚的にプロジェクトの全体像を把握できます。さらに注釈やコメントをグラフに紐づけられるため、メンバー間での正確な情報共有に役立ちます。
(2)To-Doリストを使う

To-Doリストを作成すると、割り振った業務の達成状況が一目で確認でき、タスク管理が容易に行えます。
To-Doリストは、必要な数のリスト作成と人員の割り振りができます。さらに、タスク完了時や設定した期限を過ぎた際は、通知で連絡されるため確認漏れを防げるのです。
また、To-Doリストの進捗状況をヒルチャートにリンクさせられます。そのため、進捗予定と実際の進度を比較しながら、プロジェクト管理ができるのです。
(3)トピックごとに会話する

Basecampは、トピックごとにやりとりが可能なため、話題が混ざらずにコミュニケーションをとれます。
Basecampで話題や案件ごとにトピックを作成すれば、関連する情報を一元管理できます。関連する情報が一箇所にまとまっていると、必要な情報を見つけやすいのです。
ただし、チャットで情報共有すると、メッセージが増えるたび過去のやりとりが流れてしまいます。チャット機能は情報の蓄積には向かないため、必要なときに過去の情報を見つけられない可能性がある点に注意が必要です。
Basecamp(ベースキャンプ)の料金プラン一覧
Basecampは料金プランが以下2種類のみであり非常にシンプルです。
【ベースキャンプ】
$15/ユーザー/月
【プロアンリミテッド】
$349/月
非営利団体や教育機関には割引システムも用意されています。また、いずれのプランも全機能を制限なく利用でき、30日間の無料トライアル期間が存在するので、事前に自社で仮運用をして導入後のミスマッチを防ぎましょう。
参照:Basecamp料金体系
Basecamp(ベースキャンプ)の評判
以下では、Basecampを実際に導入したユーザーの口コミ・評判を紹介します。ユーザーの声も参考に複数の観点から導入可否を検討しましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判は
Capterraより引用しており、英字投稿は翻訳後記載しています。
Basecamp(ベースキャンプ)の良い口コミ・評判
ここでは、Basecampの良い口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「タスクが整理できる」「多機能」との声が挙がっています。
Michael、 認証済みLinkedInユーザータスクに関する会話を整理する方法が本当に気に入っています。各タスクには、進行中のディスカッションの永続的な記録があり、ディスカッションを集中して整理することができます。
Jose、認証済みLinkedInユーザーBasecamp は、プロジェクトのタスクを計画どおりに維持するための優れたコラボレーション ツールであり、管理を簡素化し、登録ユーザー間の流動的なコミュニケーションを維持することができます。このアプリケーション内で複数のプロジェクトを作成し、そのダッシュボードからのメッセージ、タスク リスト、カレンダー、配信日、すべてのメンバーのやり取り、さらにはクライアントのために用意された情報を管理できます。
Fazel Rabi、アフガニスタンのEnglish InstructorBasecamp を使用して素晴らしい経験をしました。効果的でタイムリーなプロジェクトを管理するために、それは非常に重要な手段になっています。私たちのクライアントの大部分は、Basecamp のサービスを好意的に利用しており、プロジェクトが真に協力的でチームのような感覚を持つのに役立っています。
認証済みレビュアー、アメリカのOwnerBasecamp は、以前使用していた約 4 つの他のソフトウェアに取って代わりました。今では、私のビジネスとすべてのプロジェクト管理の中心的なハブとなっています。自分もお客様も使いやすいです。
Muteeba、認証済みLinkedInユーザー各プロジェクトの進捗状況を簡単に確認できるようになりました。タスクの割り当て、プロジェクト管理、コミュニケーションに本当に役立ちました。これは、データ駆動型の会社にとって優れたツールとして機能します。
Basecamp(ベースキャンプ)の改善点に関する口コミ・評判
ここでは、Basecampの改善点に関する口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「操作方法の取得に時間を要する」「通知管理が大変」との声が挙がっています。
Shannon、アメリカのOwnerやることリストはかなり基本的なものです。人に割り当てて日付を追加することはできますが、機能豊富な todo リスト (埋め込まれた画像、色分け、to do のサブチェックリストなど) に慣れている場合はがっかりするでしょう.また、「自分」タブは簡単で直感的だと思いますが、新しいメンバーをプロジェクトに追加すると、ほとんどの場合、最初の数週間は Basecamp を最大限に活用するのに苦労します。
Borja、認証済みLinkedInユーザー特にチーム管理ソフトウェアの経験がない場合や、メールやよりアナログな方法での使用に慣れている場合は、使い始めるのは少し圧倒される可能性があります.
Beryl、アメリカのFounder & CEOBasecamp の課題の 1 つは、新しいユーザーに教えるのに少し時間がかかることです。
Nirav、インドのManagerUIはシンプルですぐに手に入るが、5~7年前のデザインのようだ。同じものを使用している間、最新のインターフェースの感触は得られません。
JaimeLynn、カナダのVice Principal他の通信方法も使用している場合、アラートを管理するのは大変です。アラートと通知を設定する必要があり、管理が混乱する可能性があります。
Basecamp(ベースキャンプ)を利用する際の注意点
以下では、Basecampにおける注意点を2つ紹介します。
- 多機能なツールを使いこなすITリテラシーが求められる
- アメリカ発の株式会社である
ユーザーの声でも挙げられていたように、多機能なツールゆえに使いこなすにはITリテラシーが求められます。
アメリカに籍を置く企業であるため、英字フィードバックや外部連携の多くも海外ツールである点に注意が必要です。
このように、Basecampでは「ITリテラシーが求められる点」「海外ツールである点」に気を付けなければなりません。とくにITツールに馴染みない企業では導入しても社員が使いこなせない可能性があるのです。
誰でもプロジェクト管理を効率化できるツール
以下では、簡単にプロジェクト管理を効率化できるツールを紹介します。
Basecampは、「ヒルチャート」や「To-Doリスト」に加え、情報共有の機能も備えておりプロジェクト管理機能が網羅されています。そのため、ITツールへの理解度が高く、海外ツールに馴染み深い企業に適しています。
ただし、社員のITリテラシーにばらつきがあると、複雑な海外ツールは社内に浸透せず形骸化してしまうのです。そこで、非IT企業では、全社で運用できるシンプルなツールでプロジェクト管理を効率化させましょう。
結論、非IT企業に勤める65歳以上の社員でも、すぐに使いこなせるシンプルなプロジェクト管理ツール「Stock」を導入するべきです。
Stockの「ノート」へ情報を蓄積して「フォルダ」で整理すれば、プロジェクトに関する情報が簡単に一元管理されます。さらに、「タスク」や「メッセージ」をノートに紐づけると、業務内容ごとのタスク管理や情報共有ができます。
最も簡単にプロジェクト管理のストレスを取り除くツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Basecamp(ベースキャンプ)の使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、Basecampの使い方やユーザーの声・料金体系まで網羅的に紹介しました。
Basecampは優れたコストパフォーマンスや高い機能性が評価され、世界中で導入実績を持つITツールです。しかし、複雑なツールを使いこなすITリテラシーが求められる点や、外部連携ツールの多くが海外ツールである点に注意が必要です。
そこで、使いこなせず形骸化する事態を避けるため、とくに非IT企業では、全社で運用できる「シンプルなツール」でプロジェクト管理を効率化させるべきです。
結論、Stockのように、ITツールに馴染みないメンバーでも直感的に使いこなせるツールを使いましょう。実際にStockは非IT企業を中心に150,000社以上の導入実績を持ち、プロジェクト管理の効率化に貢献しています。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を使い、確実にプロジェクト管理を効率化しましょう。