2023年3月に、Microsoft社から「Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)」が公開されました。Microsoft Loopはナレッジやタスクを管理する共同作業ツールで、チームの業務を円滑化するために開発されたサービスです。
 
一方で、なかには、利用を検討しているものの、具体的な機能の使い方が分からず悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)のメイン機能の使い方を中心にご紹介します。
 
という方はこの記事を参考にすると、Microsoft Loopの使い方の概要が分かり、自社での運用に活用できます。


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Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)とは

Microsoft Loopとは、Microsoft 365と連携可能なキャンバス型の共同作業ツールです。機能としてはおもに「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」を利用します。
 
  • ワークスペース
  • チームとプロジェクトに必要なあらゆる情報を集約・整理できる共有スペースです。これにより、メンバー全員の作業の進捗状況を簡単に把握し、プロジェクトをスムーズに進められます。
     
  • ページ
  • Loopアプリ内で自由にコンテンツを配置できる柔軟なキャンバスで、コンポーネント、リンク、タスクなどあらゆる情報を集約できます。そのため、社内情報を一元管理・整理するのに役立ちます。
     
  • コンポーネント
  • リスト、テーブル、メモなど、様々な形式で作成できる移植可能なコンテンツブロックです。Microsoft TeamsやOutlookといったMicrosoft 365アプリの情報も埋め込めるため、取引先からのメールやミーティングリンクなども一元化し、共同作業を効率化します。
以上の機能を活用することで、チームメンバーの作業状況が視覚化されたり、情報を記録・共有したりできるのです。
 
関連記事: Microsoft Loopとは?使い方や料金・注意点を解説!


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いつ使う?Microsoft LoopとOneNoteの使い分け

Microsoft Loopは、リアルタイムでの共同作業や情報共有が必要なプロジェクトチーム向けです。そのため、会議の共同メモ作成、ブレインストーミング、進行中のプロジェクトのタスク管理など、迅速なメンバーとの連携が求められる場面で役立ちます
 
一方で、OneNoteは、個人やチームの情報整理や体系的なナレッジ管理、ドキュメント作成向けです。たとえば、会議録の長期保存、部門ごとのナレッジ管理、マニュアル作成など、情報を整理・蓄積したい場合に最適です。
 
以上のように、Loopは「共同での作業と情報共有」に強みがあり、OneNoteは「情報整理・蓄積」に適しているため、目的に応じた使い分けが重要です。


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Microsoft Loopの始め方

Microsoft Loopを始めるには、利用するデバイスに合わせて以下のリンクからアプリをダウンロードしてください。
 
ただし、Microsoft Loopをダウンロードするときは、Microsoftアカウントが必要となるため、事前にアカウントを用意しておきましょう。


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【画像付き】Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)メイン機能の使い方

ここでは、Microsoft Loopのメイン機能の使い方を紹介します。ログイン方法と「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」について画像付きで説明しているので、実際に運用したい企業は必見です。

ステップ1|ログイン方法

パソコンからログインする際は、Microsoft Loopの開始画面を開き、「開始」ボタンをクリックします。
 
Microsoft Loopの開始画面
 
クリック後にメールアドレス、パスワードを入力してMicrosoftにサインインしましょう。
 
Microsoftサインイン画面
 
以下のホーム画面が表示されたらMicrosoft Loopへのログインは完了です。
 
Microsoft Loopログイン後の画面

ステップ2|ワークスペース(共有場所)を作成・編集する

以下では、ワークスペースの作成方法と編集方法をそれぞれ紹介します。

<ワークスペースの作成方法>

まずは、メンバーと作業を進める「ワークスペース(共有場所)」を作成します。下画面のように、[新規作成>新しいワークスペース]をクリックしましょう。
 
Microsoft Loopの[+]マークをクリックする画面
 
ワークスペース名を設定する画面が表示されるので、任意の名前を設定し「作成」を選択します。なお、ワークスペースは名前だけでなく、[+]マークからアイコンを設定することも可能です。
 
Microsoft Loopのワークスペース名を設定する画面
 
Microsoft Loopのワークスペースアイコン設定する画面
 
名付けたワークスペースが表示されたら、作成作業は完了です。
 
Microsoft Loopのワークスペース設定が完了した画面

<ワークスペースの編集方法>

作成したワークスペースは、ログイン直後に表示されるホーム画面から編集できます。編集したいワークスペースの[…]から「名前とスタイルの変更」を選択しましょう。
 
Microsoft Loopのワークスペース編集画面
 
名前やアイコン、画像を変更し「更新」をクリックしたら完了です。
 
Microsoft Loopのワークスペース編集画面
 
また、「メンバー」をクリックすると、参加メンバーの追加が可能です。
 
Microsoft Loopのワークスペース編集画面
 
Microsoft Loopのワークスペースのメンバー編集画面

ステップ3|ページへ情報入力する

ページへ情報を入力するには、「Untitled」のところにタイトルを入力し「入力を開始してください…」と表示されている箇所に本文を入力します。
 
Microsoft Loopのページの初期画面
 
本文を入力した際、赤い下線がついた部分はスペルミスと認定されている箇所になります。記載内容に問題がなければ、赤い下線がついた箇所にカーソルを合わせて「スペルを修正」をクリックし、以下のマークから「すべて無視」とするとスペルミス認定が解除されます。
 
Microsoft Loopのページのスペルミス解除
 
入力した文章の上で右クリックをすると、以下の画像のように文章の装飾を設定可能です。たとえば、[H3]をクリックすれば見出しとして文章が強調されます。
 
Microsoft Loopのページの文章の装飾設定画面
 
このように、ページでは文章を構造的にまとめられるので、ナレッジ管理などに適していると言えます。
 
Microsoft Loopのページ作成例画面
 
また、ページ上では記載した内容に対し、反応を示すことが可能です。文章の左横に表示されているマークをクリックすれば、リアクションを付けたり、コメントを残したりできます。
 
Microsoft Loopのページでの文章横吹き出しマーク
 
Microsoft Loopのページでのリアクション実施画面

「/」の活用

Microsoft Loopのページでの「/」の活用画面
 
ページ上で「/」を入力すると、画像や進行状況トラッカーなどのテンプレートを挿入できます。さらに、表・チェックリスト・見出しなども追加できるため、視認性の高いページ作成に役立ちます。

「@」の活用

Microsoft Loopのページでの「@」の活用画面
 
ページ上で「@」を入力すると、チームメンバーをメンションすることができ、担当者への素早い連携に役立ちます。また、別のページのリンクを挿入することができ、関連情報の相互参照に便利です。

「:」の活用

Microsoft Loopのページでの「:」の活用画面
 
ページ上で「:」を入力するとアイコンを挿入でき、視覚的に内容を理解しやすく、見やすいページ作成に役立ちます。

テンプレートギャラリーの活用

Microsoft Loopのページでテンプレートギャラリーを使い始める画面
 
Microsoft Loopのページでのテンプレートギャラリーの活用画面
 
ページ下部の「テンプレートギャラリー」をクリックし、使いたいテンプレートを選ぶことで、プロジェクトやタスク管理にすぐ活用できるページを簡単に作成できます。

ステップ4|ループコンポーネントで共有する

Microsoft Loopにおける「ループコンポーネント」は、「ほかのMicrosoft製品と同期しつつ共同作業が可能なコンテンツを作成する機能」と公式から発表されています。
 
コンポーネント化すると、以下の情報がMicrosoft Loop上で確認できます。
 
  • コンポーネントのリンク
  • 連携可能なMicrosoft製品上でコンポーネント化した情報を共有した場合、どこで共有したのかの一覧表示
  • コンポーネント化した情報を閲覧可能なメンバー
コンテンツをコンポーネント化するには、文章横の点マークをクリックすると「Loop コンポーネントの作成」が表示されるので選択しましょう。
 
Microsoft Loopコンポーネントの設定画面
 
以下の画像のように該当箇所が囲まれたら、コンポーネント化は完了です。
 
Microsoft Loopコンポーネントの設定画面
 
コンポーネント化が終了後、真ん中のアイコンをクリックすると、リンクを取得できます。
 
Microsoft Loopコンポーネントのコピーマーク
 
Microsoft Loopコンポーネントのリンク取得画面
 
また、取得したリンクをコンポーネント共有に対応したMicrosoft製品(Teams,Whiteboard,Outlook、Web用のWord)で共有した場合、左のアイコンをクリックすれば、該当のコンポーネントをどこで共有したかが一覧表示されるのです。
 
Microsoft Loopコンポーネントの共有場所確認画面
 
さらに、右のアイコンを選択すれば、該当のコンポーネントを閲覧可能なメンバーが表示されます。
 
Microsoft Loopコンポーネントの閲覧可能なメンバー確認画面
このように、Microsoft Loopではチームで共有している作業スペースから情報を連携可能な仕様になっているのです。
 
ただし、機能の概念を理解できなければ効果的な活用が困難なため、シンプルに仕事の情報を共有したい企業には、「Stock」のように操作方法が簡単なノート型ツールの利用が適しています。

ステップ5|Microsoft 365製品との連携

Microsoft Loopは、ほかのMicrosoft 365製品と連携することができます。
 
たとえば、Loopページ上で「/」を入力し、「タスクリスト」テンプレートを選んでタスク名、担当者、期限などを入力すると、自動でMicrosoft To Doアプリに反映されます。(参考:Microsoft Loop|Microsoft To Doとの連携
 
Microsoft LoopとMicrosoft To Doの連携画面
 
このように、Microsoft Loopは、ほかのMicrosoft 365製品と連携することができるため、アプリ間の移動の手間を減らし、スムーズな共同作業を実現できます。
 


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シンプルに社内情報を管理可能なおすすめのノート型ツール

以下では、シンプルに社内情報を管理可能なおすすめのノート型ツールをご紹介します。
 
Microsoft Loopでは、メイン機能である「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」を活用することで、文章やファイル、タスクなどの情報を一元管理しながら、メンバー間でのやり取りも可能です。しかし、多機能ゆえに操作が複雑で、ITに不慣れな方には使い方を覚えるまで時間がかかる恐れがあります。
 
さらに、作成したコンポーネントやページ、ワークスペースはMicrosoft Loop上で社外と共有できません。そのため、取引先や顧客に資料を渡すには、メールや別のチャットツールを使う必要があり、情報共有が円滑に進まない可能性があります。
 
結論、外部と頻繁に情報共有をする場合には、シンプルな操作性と社外共有機能の両方を備えた「Stock」を導入しましょう。
 
Stockの「ノート」では、テキストベースで簡単に情報を残せるため、ITスキルに不安がある方でもすぐに使い始められます。また、「1フォルダゲスト機能」により、特定のフォルダを社外の相手と共有できるため、外部との連携もスムーズです。

ITの知識に関係なく直感的に操作可能なツール「Stock」

Stockのトップページ
 
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
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Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
 
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
 
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。

<Stockをおすすめするポイント>

  1. ITの専門知識がなくてもすぐに使える
    「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
  2. 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
    作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
  3. 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
    直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。

<Stockの口コミ・評判>

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塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」
★★★★★ 5.0

弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。

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竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」
★★★★★ 5.0

特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。

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江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC)
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」
★★★★★ 5.0

元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。

<Stockの料金>

Stockの料金プランページ

※最低ご利用人数:5ユーザーから

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Stockの詳細はこちら


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Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)メイン機能の使い方まとめ

これまで、Microsoft Loop(マイクロソフト ループ)メイン機能の使い方を中心にご紹介しました。
 
Microsoft Loopは、チームで共同作業を進められるキャンバス型のITツールです。メイン機能は「ワークスペース」「ページ」「コンポーネント」の3つで、ワークスペースで作業場所をつくり、ページに情報を書きこんでコンポーネント化し共有します。
 
しかし、メイン機能の構造を理解しなければツールが使えないため、とくに複雑なITツールを導入したことがない企業にとっては、利用のハードルが高いと言えます。そこで、情報共有に過不足のない機能を備えたシンプルなツールが役立ちます。
 
したがって、非IT企業の65歳以上のメンバーでも即日で使いこなせる情報共有ツール「Stock」を導入すれば、利用方法もすぐにわかり、ストレスのない運用が実現するのです。
 
ぜひ「Stock」を導入し、誰でも簡単に情報共有・管理ができる環境を構築しましょう。


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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX VenturesEast Venturesマネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。

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