Excelを使って工数や案件、作業を管理をしていると、管理に費やす手間や時間が多いため、”管理自体”を効率化していくのは難しいと言えます。そこで、役立つのが工数管理・業務管理ツールの「Pace(ペース)」です。
しかし、「Paceがどのようなツールなのかいまいち理解できておらず、自社に適しているのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Pace(ペース)の機能や料金プラン、評判を中心にご紹介します。
- Paceの特徴や機能・料金プランを網羅的に把握したい
- Paceの使い方を画像付きで確認したい
- 手間なく工数を管理できて自社に最適なツールか判断したい
という方はこの記事を参考にすると、Paceの概要が分かるほか、自社の工数・業務管理に最適なツールを導入できるようになります。
目次
Pace(ペース)とは

引用:Paceのトップページ
Paceは、株式会社リーピーが提供する多機能な工数管理ツールです。日報の情報をもとに営業利益率や売上が自動で計算されるので、プロジェクトの状況を正確に把握できるメリットがあります。
Paceとほかの工数管理ツールの違い
Paceの特筆すべき特徴は、日報を提出するだけで営業利益を自動で見える化することです。以下の3ステップを踏むことで、自社の営業利益を可視化できます。
- メンバー毎に1時間あたりの時間単価を登録し、人件費を計算する
- 顧客、案件名、売上を登録し、売上利益を計算する
- 日報(顧客、案件名、作業内容、作業時間)の提出させ、営業利益を出す
以上の手順を踏めば、案件ごとのリアルタイムな営業利益を自動で見える化できます。つまり、Paceはわずかな手順で「サービス毎の利益分析」が可能なため、利益率を向上させるマーケティング戦略にも役立つのです。
Paceの機能
Paceの主な機能として、以下の4つが挙げられます。
- 日報
- 作業分析
- 集計機能
- 利益シミュレーション
案件ごとの業務内容と作業時間を登録する機能です。Pace上に日報を残すことで、ほかの機能をスムーズに使えるようになります。
日報に登録されたすべての作業を分析して、問題が起こっている業務を特定する機能です。見返したいデータがすぐに見つかる「作業検索」の機能があるので、振り返りに時間がかかりません。
営業利益などの指標を表やグラフで表示する機能です。「全体集計」「月別集計」「案件区分目標」など、様々な角度からデータを見ることができます。
単価や販売数などの数値を変えて、利益の増減を確かめる機能です。シミュレーションによって、利益率の悪い商品に対する改善のアプローチが、現実的に実行できる内容か判断できます。
このように、Paceにはプロジェクトのあらゆる場面で活用できる機能が付いています。ただし、多機能なため教育コストがかかり、社内にスムーズに浸透しにくい点に注意しなければなりません。
Pace(ペース)の使い方
ここでは、Paceの使い方をご紹介します。以下の情報を参考に、自社に必要なITツールかを見極めましょう。
(1)日報を残す

1日の最後に日報を作成する時間を設け、その日の業務内容を記載してもらいましょう。
上記のように「顧客名」や「案件名」を入力すれば、顧客や案件ごとに総作業時間をチェックできるようになり、案件の状況が明確化します。また、「営業利益」などの情報は自動で計算されるので、入力の手間が少ない点もメリットです。
したがって、「日報が蓄積される仕組みをつくりたい」という方には、Paceの導入が適しています。
(2)作業を分析する
Paceは作業を分析できます。

上記のように、日報の情報が一覧化されるため「時間がかかっている作業」をすぐに特定できます。結果として、課題に対してすぐにアプローチ可能な点がメリットです。
このように、Paceを使えば、各作業の進捗が一目で分かるので、正確な情報を根拠にしたうえで適切な施策を打てるようになります。
(3)利益を計算する
Paceを導入すると、利益を計算できるようになります。

日報に作業を記録すると、上記の表に自動で反映されるため、売上や営業利益率がすぐに分かります。月ごとのほか、案件ごとでも見られるので、必要なデータをすぐに得られる点がメリットです。
したがって、「売上や利益を常に可視化しておきたい」と感じている方には、Paceの活用が適しています。
Pace(ペース)の料金プラン一覧
ここでは、Paceの料金プランをご紹介します。
Paceには「無料プラン」がありません。したがって、30日の無料トライアルが終了したあとは有料プランへの加入が必須です。
なお、有料プランは必要なアカウント分だけ契約できる仕様になっています。詳細の料金は以下の通りです。
プラン | |
---|---|
料金(月払い) |
¥550/メンバー/月 |
特徴 |
すべての機能を使えます。 |
このように、有料プランの総料金は、チームのメンバー数に応じて異なります。そのため、「誰がPaceを使うのか」を明らかにしてから契約するのがおすすめです。
参照:Paceの料金プラン
Pace(ペース)の口コミ・評判
ここでは、Paceを使ったユーザーの声や評判をご紹介します。
以下のように「UIが分かりやすく、入力の手間が少なくて良い」という口コミが見られます。
工数管理ツールのPaceとクラウドログ使い比べてみている。Paceは案件ごとの収益性が分かりやすいUIになっていて、入力の手間も少なくて非常に良い。機能は少なめだけど、550円/月で工数と収益の見える化ができる。
— こま@合同会社LOFIR (@LOFIR_inc) May 8, 2024
以下のように「工数を管理できて便利」という口コミも寄せられています。
工数を金額から換算するPaceを試しに使ってるけど、結構良いかもしれない。 toggl→Paceで日報を書くみたいなルーティンだとみんな幸せになれる気がする。https://t.co/A77lahPsgv
— すけしゅん【monocyte】 (@sukeshun1818) September 7, 2021
一方で、過去には「スマホアプリがないので入力が漏れがち」という口コミも見られます。
工数管理入力忘れてた。 勤務時代みたいに、外部の目があると忘れないのだが… あと、Paceは携帯アプリも出してくれるといいのに…
— 税理士しばなつ (@natt_tax) October 14, 2022
このように、Paceは入力の手間を削減し、工数管理ができるツールです。一方で、スマホアプリはリリースされておらず、スマホからでは使いづらいため、情報が十分に蓄積されない恐れがあります。
したがって、「正確な工数を管理できる仕組みを整えたい」という方は、PC・スマホで使えて、簡単に情報を残せる「Stock」などの情報共有ツールを活用しましょう。
Pace(ペース)を利用する注意点
Paceは、工数管理・業務管理に適したツールです。ただし、導入するときには以下の3つの注意点を考慮する必要があります。
- 日報がメールに届くので確認漏れが起こりやすい
- 日報をベースに作業管理しているので、対応漏れが起こりやすい
- 作業に関する情報共有や、やりとりは別途管理が必要になる
Paceでは、設定したメールアドレス宛に、日報の内容を送信する機能があります。ただし、メールで作業進捗を共有してしまうと、ほかの情報と混同し流れてしまい、確認漏れが起こりやすくなってしまうのです。
Paceは作業の進捗を日報をベースに管理しており、タスクを管理する機能がありません。そのため、作業のやり漏れや対応漏れが起きやすい点に注意しましょう。
Paceは工数管理や分析機能に特化しているツールであるため、業務に関する情報を共有したり、ほかのメンバーとやり取りしたりする機能はありません。そのため、情報共有・メッセージでのやりとりは別途管理が必要になるのです。
このように、Paceは工数管理や細かい分析は可能ですが、タスク管理や情報共有はできません。そのため、まずは効率的に業務を進める体制を整えるために、「Stock」のような誰でも簡単に「情報共有」と「タスク管理」ができるツールを導入しましょう。
【必見】最も簡単に工数を管理できるITツール
以下では、最も簡単に工数を管理できるツールをご紹介します。
Paceは、各プロジェクトの工数を管理したり、時間がかかっている作業をすぐに特定できたりします。ただし、「情報共有」と「タスク管理」に関する機能がないため、効率的に作業を進めるための仕組みとしては不十分なのです。
とくに、プロジェクトに関する情報とやるべき作業が一元管理できないと、情報を探すのに時間がかかってしまいます。また、操作が複雑なツールでは、ITに詳しくないメンバーは使いこなせず、放置されてしまうため、誰でも簡単に使えるツールを導入しましょう。
結論、プロジェクト管理で使うべきは、誰でも簡単に業務に関する情報とタスクを一元管理できるツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」には、プロジェクトのあらゆる記録をまとめられるので、重要な情報を見失うことがなくなります。また、「タスク」を使えば、プロジェクトの進捗を見える化できるため、正確な状況を把握したうえで適切な対応が取れるようになるのです。
業務に関する情報とタスクを一元管理できるツール「Stock」

/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
![]() 江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
【比較表】StockとPaceの機能の違い
以下は、StockとPaceの機能や特徴の違いを〇×でまとめた比較表です。

以上のように、Paceは作業や案件に関する分析機能が備わっているのが強みです。ただし、タスク管理機能やメッセージ機能など、業務を効率的に進めるための基本的な機能は備わっていないため、まずはStockで業務効率化の仕組みを整えましょう。
Pace(ペース)の使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Paceの機能や料金プラン、評判を中心にご紹介しました。
Paceは、工数管理に特化したITツールです。一方で、「日報をベースに作業管理しているので、対応漏れが起こりやすい点」や「作業に関する情報共有や、やりとりは別途管理が必要になる点」からして、根本的な無駄の解消にはつながりません。
つまり、業務の無駄をなくすには、前提として「情報共有しやすい環境」が整っていることが大切なのです。そこで、「情報共有に必須の機能が過不足なく備わったITツール」を使えば、業務を効率よく進められるようになります。
したがって、業務効率化をしたい場合には、まずはさまざまな記録を簡単にやりとりでき、タスク管理やメッセージでのやりとりも完結できるツール「「Stock」が必須です。PCはもちろん、スマホでも使えるため、場所を問わず情報を見られるようになります。
ぜひ「Stock」を導入して、プロジェクトを進めやすい仕組みを整えましょう。
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