工数管理ツールのひとつに「Pace(ペース)」があります。Paceは、Web制作会社などのプロジェクトごとに仕事を進める企業から支持を受けるITツールです。
しかし、Paceは多機能なITツールのため「自社に適しているのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Pace(ペース)の使い方や料金、評判を中心にご紹介します。
- Paceの機能を学んで導入すべきかを見極めたい
- Excelを使った工数管理にストレスを感じている
- 手間なく工数を管理できるシンプルなツールが欲しい
という方はこの記事を参考にすると、Paceの概要が分かるほか、自社に最適なITツールも見つかります。
目次
Pace(ペース)とは

引用:Paceのトップページ
Paceは、株式会社リーピーが提供する多機能な工数管理ツールです。日報の情報をもとに営業利益率や売上が自動で計算されるので、プロジェクトの状況を正確に把握できるメリットがあります。
Pace(ペース)の特徴
Paceには、プロジェクトを見える化するという特徴があります。
Paceには、時間がかかった作業を特定する「作業分析」や、予測される利益を計算する「利益シミュレーション」などの機能があります。これらは、Pace上に日報を残すだけで使えるので、プロジェクトを短時間で見える化でき、すぐに問題の対処に取りかかれるのです。
そのため、プロジェクトの状況を正確に把握したい方には、Paceの活用が適しています。
Pace(ペース)の機能
Paceの主な機能として、以下の4つが挙げられます。
- 日報
- 作業分析
- 集計機能
- 利益シミュレーション
案件ごとの業務内容と作業時間を登録する機能です。Pace上に日報を残すことで、ほかの機能をスムーズに使えるようになります。
各メンバーの作業を分析して、問題が起こっている業務を特定する機能です。見返したいデータがすぐに見つかる「作業検索」の機能があるので、振り返りに時間がかかりません。
営業利益などの指標を表やグラフで表示する機能です。本機能を使えば「高い利益を挙げているプロジェクト」が一目で分かります。
単価や販売数などの数値を変えて、利益の増減を確かめる機能です。本機能を使うことで「最も効果的な施策」を見つけられます。
このように、Paceにはプロジェクトのあらゆる場面で活用できる機能が付いています。ただし、機能が豊富なため従業員が使いこなせず、結果として社内に浸透しない点に注意しなければなりません。
したがって、すぐにITツールを職場で活用したいときは、65歳以上の従業員が使いこなせるほどシンプルな「Stock」などのITツールを選びましょう。
Pace(ペース)の使い方
ここでは、Paceの使い方を紹介します。以下の情報を参考に、自社に必要なITツールかを見極めましょう。
日報を残す
Paceでは日報を残せます。

上記のように「顧客名」や「案件名」を入力すれば、顧客や案件ごとに総作業時間をチェックできるようになり、案件の状況が明確化します。また、「営業利益」などの情報は自動で計算されるので、入力の手間が少ない点もメリットです。
したがって、「日報が蓄積される仕組みをつくりたい」という方には、Paceの導入が適しています。
作業を分析する
Paceであれば作業を分析できます。

上記のように、日報の情報が一覧化されるため「時間がかかっている作業」をすぐに特定できます。結果として、すぐに課題に対してアプローチ可能な点がメリットです。
このように、Paceを使えば、各作業の状況が一目で分かるので、正確な情報を根拠にしたうえで適切な施策を打てるようになります。
利益を計算する
Paceを導入すると、利益を計算できるようになります。

日報に作業を記録すると、上記の表に自動で反映されるため、売上や営業利益率がすぐに分かります。月ごとのほか、案件ごとでも見られるので、必要なデータをすぐに得られる点がメリットです。
したがって、「売上や利益を常に見える化したい」と感じている方には、Paceの活用が適しています。
Pace(ペース)の料金プラン一覧
ここでは、Paceの料金プランを紹介します。
Paceには「無料プラン」がありません。したがって、30日の無料トライアルが終了したあとは有料プランへの加入が必須です。
なお、有料プランは必要なアカウント分だけ契約できる仕様になっています。詳細の料金は以下の通りです。
プラン | |
---|---|
料金(月払い) |
¥550/メンバー/月 |
特徴 |
すべての機能を使えます。 |
このように、有料プランの総料金は、チームのメンバー数に応じて異なります。そのため、「誰がPaceを使うのか」を明らかにしてから契約するのがおすすめです。
参照:Paceの料金プラン
Pace(ペース)の評判
ここでは、Paceを使ったユーザーの声や評判を紹介します。
以下のように「工数を管理できて便利」という口コミが寄せられています。
工数を金額から換算するPaceを試しに使ってるけど、結構良いかもしれない。 toggl→Paceで日報を書くみたいなルーティンだとみんな幸せになれる気がする。https://t.co/A77lahPsgv
— すけしゅん【monocyte】 (@sukeshun1818) September 7, 2021
一方で、一部ではあるものの、以下のように「スマホアプリがないので入力が漏れがち」という口コミも見られます。
工数管理入力忘れてた。 勤務時代みたいに、外部の目があると忘れないのだが… あと、Paceは携帯アプリも出してくれるといいのに…
— 税理士しばなつ (@natt_tax) October 14, 2022
このように、Paceは工数管理に適している一方、スマホでは使いづらいため、情報が十分に蓄積されない恐れがあります。したがって、「正確な工数を管理できる仕組みを整えたい」という方は、PC・スマホで使えて、簡単に情報を残せる「Stock」などの情報共有ツールを活用しましょう。
Pace(ペース)を利用する注意点
Paceには、以下の2つの注意点があります。
- 細かい分析機能を求めていない企業には合わない
- プロジェクトの詳細な情報を残せない
Paceは日報の情報をもとに、作業時間や利益率を計算する機能が備わっています。便利な一方で「気軽に情報を残せる、シンプルなツールを導入したい」企業は持て余してしまう可能性があるため慎重に判断しましょう。
Paceは工数管理に特化しているので、プロジェクトの概要といった前提情報は残せません。結果として、ほかのITツールと併用しなければならず、手間が増えかねない点に注意が必要です。
このように、Paceは工数管理ができる一方で、細かな分析機能を求めていない企業にとってはミスマッチとなる可能性があります。そこで、「Stock」のように「メモ感覚で記録を残せるノート型の情報共有ツール」を選べば、全従業員がすぐに使いこなせるうえ、プロジェクトに関するあらゆる情報を残せます。
【必見】最も簡単に工数を管理できるITツール
以下では、最も簡単に工数を管理できるツールをご紹介します。
Paceは、各プロジェクトの工数を管理可能な一方で「プロジェクトの概要」といった細かな情報は残せないので、ほかのITツールとの併用が必須です。また、多機能な分析機能が備わっていますが、データ分析まで求めていない企業にとっては合わず、社内に浸透しない恐れがある点に注意しなければなりません。
そこで、「プロジェクトのあらゆる記録を簡単に残せる情報共有ツール」を選べば、情報を一か所にまとめられるので、仕事を進めやすい仕組みが整います。とくに、シンプルな情報共有ツールであれば、従業員がすぐに活用できるため、導入即日から運用を始められるのです。
結論、プロジェクト管理で使うべきは、65歳以上の従業員でも使いこなせるほどシンプルな「Stock」一択です。
Stockの「ノート」には、プロジェクトのあらゆる記録をまとめられるので、重要な情報を見失うことがなくなります。また、「タスク」を使えば、プロジェクトの進捗を見える化できるため、正確な状況を把握したうえで適切な対応が取れるようになるのです。
65歳以上の従業員でも使いこなせるほどシンプルなツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Pace(ペース)の使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Paceの概要や使い方、評判を中心にご紹介しました。
Paceは、工数管理に特化したITツールです。一方で、「プロジェクトの概要といった情報は残せない点」や「スマホアプリがないので外出先では使いづらい点」に注意しなければなりません。
プロジェクトをスムーズに進行させるには「プロジェクトに関する記録を一か所に残して、情報へアクセスしやすくすること」が重要です。そこで、「情報共有に必須の機能が過不足なく備わったITツール」を使えば、従業員がプロジェクトを迅速に進めやすくなります。
たとえば、今回ご紹介した「Stock」は、さまざまな記録を簡単にやりとりできる情報共有ツールです。PCはもちろん、スマホでも使えるため、場所を問わず情報を見られるようになります。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、プロジェクトを進めやすい仕組みを整えましょう。
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