2019年に施行された働き方改革ですが、運送業においても2024年の施行に向けて多くの企業が取り組みを進めています。
 
しかし、運送業での働き方改革が必要であると認識していても、多忙ななかで時間を割くことに無理があると悩む方も多いのではないでしょうか。
 
そこで今回は、運送業での働き方改革が無理と言われる理由やその対処法を解説します。
 
  • 運送業での働き方改革は無理と感じてはいるものの、非効率な現状を解消したい
  • 運送業での働き方改革を実現させるため、対処法を自社で生かしたい
  • 運送業での働き方改革に貢献する、おすすめのITツールが知りたい
という方は今回の記事を参考にすると、運送業での働き方改革が無理だとされる理由がわかり、自社での働き方改革実現に向けて取り組めるようになります。


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運送業界の働き方改革が無理と言われる理由とは

まずは、運送業界での働き方改革が無理だとされる理由を解説します。
 
運送業界での働き方改革は業界全体にとって重要な一方、現実的には実現が無理だと言われることも少なくありません。なぜなら、運送業での働き方改革の実行は、以下デメリットの原因となるからです。

運送会社の利益が減少する

運送業界の働き方改革が難しいとされるのは、働き方改革の実施による運送会社の利益が減少しかねないからです。
 
働き方改革のひとつである「時間外労働の上限規制の実施」は、ドライバーの時間外労働を明確に規制します。労働時間が大幅に短縮されれば、一日あたりの輸送量が減る分、利益の減少にも繋がってしまうのです。
 
また、運送業は、人間の労働力や生産性が自社の利益を大きく左右する「労働集約型」のビジネスモデルです。そのため、稼働時間の減少による売上・利益の減少が最小限となるように、企業努力をする必要があるのです。

ドライバーの給料が減額する

運送業界での働き方改革の実施は、ドライバーの給料の減少にも繋がります。
 
時間外労働に対して上限規制がかかれば、企業は罰則回避のためにもドライバーの残業時間短縮に努めなくてはなりません。しかし、長時間労働の改善が実現する一方、時間外労働削減により、従来であれば受け取れていた残業手当が大幅に減額するので、ドライバーの収入減にもつながってしまいます。
 
さらに、ドライバーが抱える業務量が減っても、オフィス賃料やトラックの減価償却費・燃料代といった固定費は課せられてしまうので、単位時間あたりで着手する業務の効率化が求められます

運賃が上がってしまう

運送業界での働き方改革の実施は、運賃の値上げを引き起こします。
 
運送業界が働き方改革を進めると、時間外労働の制限が入るので、輸送コストが大幅に値上がりする可能性があるからです。結果として、ドライバーが一度に請け負う、輸送量の削減に繋がります。
 
業務量減少によって発生した売上・利益の低下について、運賃の値上げによって補填を試みる企業はゼロではありません。また、取引先を多く抱えている企業ほど運送コストがかさむので、値上げ交渉の時間的コストもかかってしまうのです。


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運送業における働き方改革への対処法

ここでは、運送業における働き方改革への対処法を解説します。
 
運送業における働き方改革の実施は難しいと言われる一方、働き方改革はすぐに実現できるものではないので、以下の手法を使いながら継続した地道な取り組みが必要です。

現状把握

働き方改革を実行するためにも、まずは自社の現状把握を行いましょう。
 
自社での業務が長時間労働や人材不足に陥る原因を把握し、労働環境の改善に努めなければなりません。たとえば、長時間労働がある場合は、拘束時間・運転時間・休息時間を確認し、どのポイントが長時間勤務を引き起こしているのかを判断します。
 
一方、ドライバーだけでなく運行管理者をはじめとしたメンバーにも該当するので、チームで長時間労働が横行していれる場合、全体で業務効率を見直す必要があります。

取引環境の整備

取引環境を整備し、労働環境改善に努めることも大切です。
 
荷主から業務の依頼を受ける性質上、運送会社は発注先に対して要望を伝えにくい立場であるといえます。場合によっては、荷主の無理な要望に応えざるを得ないケースもあるのです。
 
しかし、荷主の希望をすべて取り入れていては、短期間納品や費用負担の押し付けといった、荷主の都合だけに沿った無理な要求が増えかねません。そこで、契約書を活用し、発注内容や納期について明確化するなど、取引環境の整備が不可欠です。

現場における生産性向上

労働力の急速な補填は難しいので、業務の無駄を省き生産性を向上させることもひとつの方法です。
 
たとえば、最新車両技術の導入や高速道路の有効活用など「運送時間を短縮する施策」はもちろん、配送時間を変更し同時刻に到着するトラックを減らせば、荷待ち時間の削減にも繋がります。
 
一方、施策も荷主の協力が必要不可欠なので、生産性向上のためにどのような改善ができるかを議論しなければなりません。

人材の確保

働きやすい企業とするためにも、採用の間口を広げ労働力不足解消に取り組みましょう。
 
運送業では力仕事ゆえに働き手が限定される傾向があり、女性や高齢者などの採用しづらい問題があります。しかし、人材不足が続いているなかでも、従来採用が難しかった労働者でも雇用できるように、環境を整えなければなりません。
 
たとえば、荷積みを機械化したり短時間勤務の検討・導入をしたりすれば、女性や高齢者でも安定して労働可能になり、人材を得られる機会も増えます。

ITツールの活用

業務上の無駄をなくし効率的に進めるためにも、ITツールの活用は欠かせません。
 
運送業におけるITツールは、配送ルートの管理や配送状況の記録、日報作成など、多くの運送業務を効率化させます。手書きでの作成や共有を避けることで、作業時間を短縮するとともに、場所を問わず利用できるようになるのです。
 
ただし、ツールの持つ機能や操作性・コストを検討しなければ「多機能すぎてメンバーが使いこなせない」状態となってしまいます。そこで、「Stock」のように、即日で使えるITツールを使って「情報共有」を効率化する運送業者が多いこともトレンドです。


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運送業での働き方改革に貢献するおすすめのツール

以下では、運送業での働き方改革に貢献するおすすめのツールをご紹介します。
 
多忙ななか「制度の見直し」をはじめとした、運送業における働き方改革の実施は難しいので、まずは「日々の業務で使う情報」を正しく管理することで、効率化を実現している企業も多いです。そこで、「ITツールの活用」が、運送業者にとっても必須となります。
 
とくに、運送業で扱う配送状況の記録や日報作成などの「情報」を適切に管理すれば、働き方改革の実現にも貢献します。ただし、運送業では人手不足が慢性化し時間外労働が常習化している以上、ツールの教育に取れる時間は限られています。
 
そのため、「教育コストが不要、かつ情報を簡単に管理できる」ツールが不可欠です。そこで、運送業での働き方改革を実現するには、非IT企業の65歳以上のメンバーでも、簡単に情報共有・管理ができる情報共有ツール「Stock」一択です。
 
Stockの「ノート」には日報や配送ルート・工程などをテキストや画像・ファイルも添付でき、わかりやすく情報を残せます。また、蓄積された情報はリアルタイムで同期されるうえ、ノートに紐づく「メッセージ」を使うと、スマホからでも話題が混ざらずにコミュニケーションも取れるのです。

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Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
 
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。

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運送業の働き方改革とは

ここでは、運送業で進めるべき働き方改革の内容を解説します。
 
運送業においては2024年4月1日に「時間外労働の上限規制」が設けられます。従来の働き方とは大きく異なるので、管理者は以下の内容を把握しておく必要があります。

時間外労働の上限規制

運送業での働き方改革のひとつ目は、時間外労働の上限規制です。
 
運送業界は慢性的な人材不足に陥っており、ドライバーが残業や休日出勤を行うことで足りない労働力を補う現状があります。そこで政府は、労働環境改善を目的に、2024年4月をもってすべての運送業社での時間外労働を年に960時間以内、月平均80時間以内という制限を設けました。
 
一方、時間外労働の常習化はすぐに解消できる問題ではないので、2024年に向けて現段階から取り組みが必要不可欠です。

同一労働同一賃金への取り組み

同じ業務に従事する社員に対し、同一の賃金を支払う「同一労働同一賃金」も、運送業の働き方改革では重要です。
 
運送従事者のなかには、契約社員として働くドライバーや、定年後に継続雇用されたドライバーといった非正規労働者が数多く存在します。しかし、非正規ドライバーと正社員のドライバーでは、仮に業務内容が同じであっても手当の額が異なる傾向がありました。
 
そこで、運送業においても「同一労働同一賃金」のルール適用が必要となります。給与や手当て、休暇制度など「メンバーによって格差がある制度」を是正し、正社員と非正規社員の違いを平準化しなければなりません。

労務課題の解決

運送業の労務課題として一番に挙げられるのが、深刻な人手不足です。
 
国土交通省が発表した「トラック運送業の現況について」によると、トラックドライバーの有効求人倍率は2.76倍とされており、他業種と比べても常に人手が足りていない現状があります。
 
また、厚生労働省の発表した「賃金構造基本統計調査」によれば、運送業従事者は全産業平均と比較して300時間以上多く労働している一方で、約1割~2割程度賃金が低いことが分かります。
 
こうした慢性的な人手不足の解消には、賃金や労働時間をはじめとする労働条件の改善が必要です。とくに、長時間労働の原因となる荷待ち時間・荷役時間の削減や、作業効率化の実施を取り組まなければなりません。


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運送業での働き方改革が無理と言われる理由と対処法まとめ

ここまで、運送業での働き方改革が無理だと言われる理由と対処法を解説しました。
 
運送業でも働き方改革への取り組みは不可欠である一方、企業・ドライバー・取引先の3者に影響を与えるので、実現が難しいのが現状です。働き方改革への対処法は「制度の見直し」か「ITツールの活用」がありますが、スピード感を持って解消する業務を効率化させるにはITツールの活用一択です。
 
ただし、業務を効率化させようとして導入したツールの操作が複雑では、かえって業務は非効率になるのです。したがって、ツールの操作性は必ず確認し、社員全員が活用できるかを見極めましょう。
 
そこで、運送業の働き方改革を促進させるためにも、Stockのように、ITに不慣れなメンバーでも直感的な操作で使える情報共有ツールを導入すべきです。非IT企業を中心に現在200,000社以上の企業に導入され、情報共有・管理の円滑化に貢献しています。
 
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、運送業における自社での働き方改革を成功に導きましょう。


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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、最もシンプルな情報ストックツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、ベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。