企業のイメージを左右する「ロゴ」や「タイトルロゴ」を作成する場合、時間はもちろん、金銭的コストがかかります。そこで「無料でロゴ作成できるサイトやアプリ」を活用すれば、デザイナーやメーカーに依頼せずともロゴを作成できます。
しかし、「ロゴ作成のサイト・アプリを探しているが、どれが自社に適しているかわからない」と悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ロゴ作成が簡単にできるおすすめのサイト・アプリ7選を中心にご紹介します。
- 自社のロゴを簡単に作成できるサイト・アプリを探している
- 多くのロゴ作成サイトがあるため何を基準に選択するべきか分からない
- 作成したロゴや提案書のデータを適切に管理したい
という担当者の方は本記事を参考にすると、自社に最適なロゴ作成サイト・アプリが見つかるだけでなく、作成したデータの管理方法までわかります。
目次
ロゴ作成サイト・アプリとは
ロゴ作成サイト・アプリとは、企業や商品のロゴデザインを簡単に作成できるツールのことを指します。
ユーザー自身で、ブランドやショップイメージに合う独自のロゴを作れる点が魅力です。豊富なテンプレートが揃っているほか、色やフォントも自由にカスタマイズ可能なため、初心者からプロまで、誰でも簡単にクオリティの高いロゴを作成できます。
また、無料でダウンロードできるアプリが多く、デザイナーやメーカーに依頼せずとも低コストでロゴを作成できるのもポイントです。
ロゴ作成サイト・アプリを選ぶときの5つのポイント
ここでは、ロゴ作成サイトやアプリを選ぶときの5つのポイントをご紹介します。以下のポイントを押さえて、効率的なロゴ作成・管理ができるサービスを絞り込みましょう。
(1)簡単にロゴを作成できるか
1つ目の選定ポイントは、初心者でも簡単な操作でロゴが作成できることです。
ロゴを作成する工程が多いと、作成途中で頓挫する可能性があります。そのため、「テキストを入力して、希望のデザインを選択するだけでロゴが作成できる」など、簡単なステップでロゴが作れるサービスを選ぶことが重要です。
また、「登録不要で始められるか」「すぐにダウンロードして使えるか」もサイトやアプリを選ぶうえでポイントになります。
(2)テンプレートが充実しているか
2つ目の選定ポイントは、テンプレートが充実していることです。
デザインの経験がない方にとって、一からロゴを作成するのは困難です。そこで、「複数のカテゴリーからテンプレートを選べる」など、選択肢が多く用意されていれば理想のイメージに近いロゴを簡単に作れます。
そのため、豊富なテンプレートが用意されているかは、ロゴ作成初心者がサービスを選ぶ基準のひとつになります。
(3)無料でロゴを作成できるか
ロゴ作成サイトを選ぶときの3つ目のポイントは、無料でロゴ作成ができることです。
デザイン初心者は、無料で作成できるサイト・アプリから始めるのがおすすめです。ただし、無料の場合、画像が粗かったり機能に制限があったりするので、あらかじめ「高画質で出力できるか」「必要な機能に過不足がないか」を確認しましょう。
また、無料のサービスはロゴに作成サイトの名前が入る場合があるので注意が必要です。
(4)ビジネスで利用できるか
4つ目の選定ポイントは、ビジネス用のロゴとして利用できることです。
基本的にビジネスで利用しても問題ないサイトが多いですが、ロゴのテイストがビジネスに向いていない場合は避けるべきです。
また、企業・会社ロゴはブランド価値に結び付くだけでなく、顧客の購買意欲を左右する要素にもなり得ます。そのため、作成したロゴがビジネスシーンで使えるか確認したうえで利用するサービスを選びましょう。
(5)日本語に対応しているか
5つ目のロゴ作成サイトを選ぶポイントは、日本語にも対応していることです。
海外のサイトでは、操作メニューが英語表記のみの場合も多く、説明文が理解できない可能性があります。加えて、そもそも日本語フォントに対応していない場合は、漢字や平仮名などを使った「会社名のロゴが作れない」ケースもあります。
したがって、事前に対応言語を確認しておくことが大切です。
(6)自社のファイル形式やサイズに対応しているか
6つ目の選定ポイントは、ファイル形式・サイズが対応していることです。
ロゴの利用目的に合うファイル形式・サイズで保存できるか確認しなければなりません。具体的には、ポスターのように紙面に大きく印刷するものであれば、高解像度での出力や PDFでのエクスポートが可能なサイトを選ぶべきです。
自社でのロゴの用途を踏まえて、適切なサイト・アプリを選択しましょう。
【無料】自分でロゴ作成ができるサイト・アプリ7選
以下では、無料でロゴを自作できるサイト・アプリを7つご紹介します。サービスによってロゴのテイストが違うため、自社にマッチするサイトを選んで活用しましょう。
【Cool Text】おしゃれな名前ロゴを作れるロゴ作成サイト
Cool Textは、138種類のデザインから好きなものを選択し、テキストを入力するだけでロゴを作成できるサイトです。
<Cool Textの特徴>
- 2ステップでロゴの作成ができる
- 日本語に対応している
ロゴの作成が「デザインを選択」「ロゴのテキストを入力」の2ステップのみで完了します。
メニューだけでなくフォントなども日本語対応しているため、日本語のロゴも作成できます。
<Cool Textの機能・使用感>
- すぐに画像をダウンロードできる
- 色や大きさ、影を自由に調節可能
作成した画像はクリック一つでダウンロードや編集ができるほか、HTMLコードの取得も可能なため、Webサイト等で利用したい場合に便利です。
色のバリエーションが豊富で、大きさや影も細かい調整が可能なため、細部までこだわることができます。
<Cool Textの注意点>
- ビジネス向けのデザインが少ない
- カスタマイズが難しい
ポップで派手なデザインが多いため、ビジネス向けデザインを選びたい場合は、向かない可能性があります。
決められたデザインに影をつけたり色を変えたりできますが、編集操作が難しく感じる可能性があります。
【Logo Maker】登録不要で独自のロゴ・マークが作成できるサイト
Logo Makerは、業種に合ったシンボルマークをカテゴリーから選択できる、企業向けのロゴ作成サイトです。
<Logo Makerの特徴>
- 登録不要でロゴが作成できる
- ビジネス向けのサイト
ロゴを作成するにあたり、メールアドレスなどの登録をせずに作成できます。
ビジネス向けのロゴ作成が意識されたデザインが多くなっているほか、業界に合ったロゴデザインを提案してくれるのも特徴です。
<Logo Makerの機能・使用感>
- 多種類のロゴを作成できる
- 操作がシンプルで素早く作成できる
テキストはもちろん、アイコンやバッジの作成も可能なため、どんな業界やモチーフでも対応できます。また、「アイコンの左側にテキストロゴを表示する」といったレイアウトも簡単に指定可能です。
ロゴのスタイルや文字のフォント、レイアウトをそれぞれ4択から選ぶだけなので、短時間でのロゴ作成に適しています。
<Logo Makerの注意点>
- サイトが一部英語
サイトが一部英語表記になっているため、直感的に使いにくい点がデメリットです。
【flamingtext】文字だけに特化したロゴ作成サイト
flamingtextは、テキストを入力するだけで、数百種類の候補からロゴを作成できるサイトです。
<flamingtextの特徴>
- テキストを入力するだけ
- ロゴがカテゴリー分けされている
テキストを入力するだけで、400種類近くのデザイン候補が表示されます。
「ビジネス」や「ブランド」などのカテゴリーから作りたいロゴを探すことができます。
<flamingtextの機能・使用感>
- 豊富なカスタマイズ機能
- 商用利用のダウンロードは有料
シャドウ・背景・グラデーションなどさまざまなカスタマイズ機能が搭載されているため、テキストに特化したロゴを作成したい場合に適しています。
個人や学術使用のためであればダウンロードは無料ですが、商用利用の場合は購入する必要があります。
<flamingtextの注意点>
- テキストのみのロゴしか作れない
- デザイン性が乏しい
マークなどを入れることができないため、テキストのみのロゴになります。
Wordのような簡素な見た目が多く、デザイン性を重視する場合には不向きです。
【LOGO FACTORY】日本語対応した自動作成のロゴ作成サイト
LOGO FACTORYは、テキスト情報が豊富に盛り込めるロゴ作成サイトです。
<LOGO FACTORYの特徴>
- 複数のテキストを配置できる
- PowerPointのような操作性で作成できる
会社名やサイト名だけでなく、サブテキストなども配置できます。
素材の配置やテキストの設定など、パワーポイントのように作成できます。
<LOGO FACTORYの機能・使用感>
- チュートリアルがある
- 日本語フォントの幅が狭い
YouTubeで操作方法を解説しているため、ITに不慣れな場合でもチュートリアル(使い方の教材)を見ながら簡単に操作できて便利です。
フォントが指定できる一方、英語に対応したフォントのみになっており、日本語でテキストを入力したい方は利用が適さないと言えます。
<LOGO FACTORYの注意点>
- サイト自体が分かりづらい
- 説明の日本語が不自然
サイトのレイアウトが複雑なため、どのようにロゴを作れば良いか迷う可能性があります。
サイトの日本語訳が不自然になっており、説明を読んでも理解しづらい恐れがあります。また、チュートリアル動画に日本語字幕がない点にも注意が必要です。
【Hatchful】会社・企業向けのロゴデザイン作成サイト
Hatchfulは、起業家のために開発されたロゴ作成メーカーで、高解像度のロゴが瞬時に作成できます。
<Hatchfulの特徴>
- 特定の分野にマッチしたロゴが作成できる
- 高解像度でダウンロードできる
ファッションやサービス業など、多種多様な分野のロゴに特化したテンプレートがあります。
作成したロゴは、高画質のPNGファイル形式でダウンロードでき、あらゆるSNSで利用可能です。
<Hatchfulの機能・使用感>
- テーマを反映しやすい
- 選べる候補が多い
豊富なデザインの中から好きなものを選択できるため、「テーマ」や「与えたい印象」に合わせてロゴを作成したい場合に適しています。
業界やスタイルを選択していくと、それに合わせて100種類以上のロゴが提示されるため、自社に適したロゴを見つけやすいと言えます。
<Hatchfulの注意点>
- 対応していない業界がある
多くの業界や業種に対応していますが、教育など一部の業界には対応しておらず、「上記以外」でひとつにまとめられています。
【Canva】無料で生成AIが使えるロゴ作成アプリ
Canvaは、デザインの共同作業も可能なロゴ作成アプリです。iPhone・Mac・Android・Windowsアプリが提供されています。
<Canvaの特徴>
- 無料でロゴ作成AIが使える
- ロゴ以外の機能も充実している
ロゴに関する言葉を入力するだけで、AIがロゴを生成します。AIが作成したロゴはあとから加工することもできます。
ロゴ作成以外にも、PDFをJPGやPPTに変換する機能やプレゼンテーションに役立つ機能などが備わっています。そのため、ロゴ作成以外にもビジネスで利用する文書や業務に活用できるアプリを探している方に最適です。
<Canvaの機能・使用感>
- AIによるロゴ作成機能
- テンプレート機能
キーワードをもとにAIがロゴを作成します。ただし、ロゴであることを指定する必要があったり、日本語は認識しづらかったりするため注意が必要です。
モチーフごとにテンプレートが充実しており、スタイルやテーマ、色などを指定してロゴを選べます。
<Canvaの注意点>
- 無料プランはAI画像生成が50回まで
- 共同作業をするには上位プランの契約が必要
無料プランでは、AIでの画像生成が50回までとなっています。
複数人でデザインの共同作業をするには、上位プランである「Canva Teams(1,500円〜/ユーザー/月)(月払い)」の契約が前提となります。
【Adobe Express】文字だけのロゴが作成できるアプリ
Adobe Expressは、チラシや動画作成もできる用途の幅広いロゴ作成アプリです。iPhone・Android・Microsoft Store・デスクトップアプリが提供されています。
<Adobe Expressの特徴>
- 文字だけのロゴを作るテンプレートが揃っている
- フォントや素材をキーワードで絞り込める
文字だけのロゴを作成したい場合に役立つテンプレートが備わっています。また、作成したテキストロゴはアニメーション形式で動かすことも可能です。
フォントや素材、テンプレートを任意のキーワードで絞り込めるので、ロゴに使いたいデータをすぐに見つけ出せます。
<Adobe Expressの機能・使用感>
- 複数のロゴデザイン生成
- デザイン性が優れている
ロゴについて呼称と標語を入力し、好きなデザインのイメージを選択すると、複数のロゴデザインを生成します。多くのデザインを作成して比較したい場合に便利です。
おしゃれなテンプレートが豊富なため、センスの有無にかかわらず、高品質なロゴが作成できます。
<Adobe Expressの注意点>
- 有料プランは無料体験後すぐに費用が発生する
- ビジネス向けの機能を利用するには上位プランの契約が必要
公式HPで「無料体験期間が終了した時点から、料金の請求が始まります。」とアナウンスしているため、有料契約を検討する方は注意が必要です。
利用するユーザーの追加やメンバー間でのリアルタイム共有といったビジネス向けの機能を利用するには、上位プランの「法人向けグループ版(700円/ライセンス/月)」の契約が必要です。
<比較表>おすすめのロゴ作成サイト7選
こちらは、無料で使えるおすすめのロゴ作成サイトを比較した一覧表です。(右にスクロール可)
Cool Text | Logo Maker | flamingtext | LOGO FACTORY | Hatchful | Canva | Adobe Express | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
特徴 |
おしゃれな名前ロゴを作れるロゴ作成サイト |
登録不要で独自のロゴ・マークが作成できるサイト |
文字だけに特化したロゴ作成サイト |
日本語対応した自動作成のロゴ作成サイト |
会社・企業向けのロゴデザイン作成サイト |
無料でAI機能が使えるロゴ作成アプリ |
文字だけのロゴが作成できるアプリ |
注意点 |
ビジネス向けのデザインが少ない |
サイトが一部英語 |
テキストのみのロゴしか作れない |
サイト自体が分かりづらい |
対応していない業界がある |
無料プランはAI画像生成が50回まで |
有料プランは無料体験後すぐに費用が発生する |
公式サイト |
「Cool Text」の詳細はこちら |
「Logo Maker」の詳細はこちら |
「flamingtext」の詳細はこちら |
「LOGO FACTORY」の詳細はこちら |
「Hatchful」の詳細はこちら |
「Canva」の詳細はこちら |
「Adobe Express」の詳細はこちら |
サイトやアプリによって機能やデザイン性が異なるので、「どのようなテーマ・モチーフのロゴを作成したいのか」を軸に比較・検討して、納得できるロゴを作成しましょう。
【必見】ロゴ作成サイトと併用して利用すべきアプリとは
以下では、ロゴ作成サイトと併用して利用すべきアプリをご紹介します。
会社や事業の立ち上げにあたり、会社のイメージを左右するロゴ作成は欠かせません。しかし、ロゴの考案~完成までのステップだけでも、要件定義や複数のラフ案が作成されるため、管理が煩雑になりがちです。
また、事業の方針を決めるうえでは様々な情報が発生するため、必要な時にすぐに確認できるよう適切に社内情報を管理する必要があります。そこで、「ロゴ作成に関する情報をはじめ、あらゆる社内情報を一元管理できるアプリ」を導入しましょう。
ただし、機能が複雑だと使いこなせないため、シンプルなアプリを選ぶべきです。結論、ロゴ作成サイトと併用すべきは、メールが使える方なら簡単に社内情報を管理でき、必要なナレッジに即アクセス可能な情報管理アプリの「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」にはロゴデータを含むあらゆる社内情報を蓄積できるうえ、テーマごとに「フォルダ」で分類できます。また、「キーワード検索」「生成AIによる自然言語検索」などの超高精度の検索機能によって、見返したい過去の情報に即アクセス可能です。
要件や作成データの管理が簡単にできるアプリ「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
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「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
【初心者必見】5ステップでできるロゴの作り方
「無料サイトを比較したが、自社のイメージに合うロゴが見つからなかった」場合、以下で5つのステップを順番通りに進めていけば誰でもロゴ作成が可能です。
- ステップ 1|ロゴのモチーフや色を決める
- ステップ 2|原案を作成する
- ステップ 3|印刷して色合いや雰囲気を確認する
- ステップ 4|第三者の意見を聞く
- ステップ 5|最終決定を行う
ロゴ制作では、企業や商品を連想しやすいモチーフや色を選びましょう。また、購買意欲を高める「赤色」がセール会場などでよく使われているように、見る側の心理効果を考慮するとより印象に残るロゴを作成できます。
デザインソフトや手描きで下書きを作成し、ロゴの原案を作ります。ここでは、ギャラリーサイトやデザイン集を参考にしながら、まずは自由に手を動かすことが重要です。
ロゴの原案が完成したら、実際に印刷して、プリントアウト後の色合いや雰囲気を確認します。複数あるロゴからイメージと近いものを選びだし、彩度や色の濃淡を調節しながら最終候補を絞っていきます。
最終候補の中から、第三者の直観的で素直な意見を伺いましょう。ターゲット層の意見を聞くことで、先入観を失くし、より完成度の高いロゴが期待できます。
ステップ 1~4の工程を経て、ロゴの最終決定を行います。デザイン決定後は、盗作を防ぐためにも必ず商標登録をするのが大切です。
通常、このように5つの工程で簡単にロゴの作成ができます。しかし、初心者でアイデアを出すのが難しくあまり時間をかけられないという方は、早めに見切りをつけて有料版のロゴ作成サイトに頼るのも検討しましょう。
【やってはいけない】ロゴ作成時の4つの注意点
以下では、”やってはいけない”ロゴ作成時の4つの注意点を解説します。以下の注意点を押さえずにロゴ作成をすると、ブランディングに効果のあるロゴではなくなってしまうので、とくにデザイン初心者はあらかじめ確認しておきましょう。
(1)複雑なロゴデザインにしてしまう
まずは、複雑なロゴデザインにならないように注意しましょう。
複雑なデザインは視覚的に見づらく、ロゴの視認性を低下させる場合があります。一方で、シンプルなロゴデザインは認識しやすいため、印象に残りやすくなります。
また、複雑なロゴデザインは印刷したときなどに読み取りづらいこともあるため、シンプルなロゴがおすすめです。
(2)特殊効果や色を使いすぎる
次に、特殊効果や色を多用しすぎないように気をつけましょう。
インパクトを持たせるためにグラデーションやカラフルな配色にしようとすると、乱雑な印象を与えてしまう可能性があります。また、モノクロで表示される場合に、デザインが見にくくなってしまう恐れもあるのです。
したがって、どんな状況下でもデザインが洗練されていて、はっきりと認識できるようなロゴを作ることが大切です。
(3)ブランドイメージを意識しない
続いて、ロゴ作成をするときは必ずブランドイメージを考慮しましょう。
ロゴは企業の「アイデンティティ」や「価値観」を表現する重要な要素です。そのため、ブランドイメージを考慮せずによくあるモチーフのロゴを作成すると、ブランドの統一感や認知度が損なわれる可能性があります。
したがって、ロゴを見た人に対して「ロゴで何を伝えたいか」を意識しつつ作成する必要があるのです。
(4)ロゴ作成に関する情報を残していない
最後に、ロゴ作成に関する情報は確実に残しておきましょう。
ロゴは完成するまでに多くのステップがあり、その過程で様々な案や意見が入り乱れてしまいがちです。そのため、正しく情報を残しておかなければ、本来は入れるべき情報を見落としてしまう危険性もあります。
したがって、抜け漏れなく意見・要望の反映されたロゴを作成するには、情報管理が不可欠なのです。そこで、ロゴに関する情報を一元管理し、高精度の検索機能で過去の情報も簡単に探し出せる「ナレカン」のようなアプリを併用するべきです。
ロゴ作成ができるおすすめのサイトまとめ
ここまで、ロゴ作成ができるおすすめのサイトを中心にご紹介しました。
会社や事業を立ち上げる際、無料のロゴ作成サイトを使えばコストをかけずに素早くロゴを作成できます。ただし、ロゴは企業や商品の顔であり、広報や製品など幅広い用途で使われるので、ロゴデータに加えて考案~完成に至る過程の情報も適切に管理すべきです。
そこで、「ロゴ作成に関する情報を一元管理できるアプリ」を導入して作成したロゴを管理しましょう。同一アプリ上でロゴの利用ルールや作成方法もナレッジとしてまとめておけば、ロゴ利用に関する不明点が発生したときに便利です。
結論、ロゴをスムーズに管理するには、ロゴデータや利用方法などのあらゆる情報を簡単に管理できるうえ、超高精度の検索機能も備わったナレッジ管理ツールの「ナレカン」の導入一択です。
ぜひ「ナレカン」を導入し、効率的にロゴを管理しましょう。