ビジネスでは「Google Chrome(グーグルクローム)」を使って情報収集する場面が多いです。しかし、これまで問題がなかったのに急にchromeの動作が重くなるケースもあるので、正しい対処法を知っておく必要があります。
 
しかし、「Google Chromeの重さを解消する方法が分からない」「読み込みが遅いだけと思って放置している」という方もいるのではないでしょうか。
 
そこで今回は、Google Chromeの動作が重い・遅い原因と対処法を中心に解説します。
 
という方はこの記事を参考にすると、Google Chromeが重くなる原因と対処法が分かり、社内で同じようなトラブルが起きても迅速に対応できるようになります。


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【画像付き】Google Chromeが急に重くなる原因と解決方法12選

以下では、Google Chromeの動作が重くなる12つの原因と、それぞれの解決方法を解説します。Google Chormeの動作が重い原因を特定し、早急に対処しましょう。

(1)キャッシュや閲覧履歴が蓄積している

「キャッシュ」とは、一度読み込んだWebページを一時的に保存する機能です。Webブラウザがキャッシュを保存することで、一度表示したWebページをすぐに開けます。
 
しかし、キャッシュを溜めすぎると読み込みに時間がかかり、結果としてGoogle Chromeの動きが重くなってしまうのです。同様に「閲覧履歴」も溜めすぎるとChromeの動きが遅くなるため、定期的に削除する必要があります。

<キャッシュや閲覧履歴の削除方法>

  1. Google Chromeの右上の[⋮][閲覧履歴を消去]をクリックします。
  2.  
    閲覧履歴の消去を選択する画面
     
  3. 各項目にチェックを入れ、[データを削除]をクリックすれば完了です。
  4.  
    削除したい項目を選択する画面
なお、期間は「1時間以内・過去24時間以内・過去7日以内・過去4週間以内・全期間」から選択できます。

(2)拡張機能を入れすぎている

Google Chromeには「アドオン」という拡張機能が備わっており、ページの自動翻訳や不正広告のブロックができます。しかし、アドオンを大量に入れすぎると、常にバックグラウンドで稼働するなど、動作が重くなる原因になってしまうのです。
 
したがって、Google Chromeの動作を軽くするためにも、以下の方法を参考に、使っていない拡張機能は定期的に削除しましょう。

<拡張機能の削除方法>

  1. Google Chromeの右上の[⋮]から、[拡張機能]「拡張機能を管理」をクリックします。
  2. 拡張機能を選択する画面
     
  3. 不要な拡張機能の[削除]をクリックすれば完了です。
  4.  
    不要な拡張機能を削除する画面

(3)ブックマークが多すぎる

頻繁にアクセスするサイトは「ブックマーク」しておくと、再び検索したりアドレスを入れたりする手間が省けます。
 
しかし、膨大な数のサイトのブックマークがブラウザに保存されていると、データ容量が増えるため、動作を遅くする原因になってしまいます。したがって、以下のように使わないブックマークを削除して、ブラウザがサクサクと動くようにすべきです。

<ブックマークの整理方法>

  1. Google Chromeの右上の[⋮]から[ブックマークとリスト][ブックマークマネージャ]をクリックします。
  2.  
    ブックマークとリストからブックマークマネージャを選択する画面
     
  3. すると、ブックマークしたサイトが表示されるので、不要なサイトの[⋮][削除]をクリックすれば完了です。
  4.  
    ブックマークしたサイトを削除する画面

(4)プロキシ設定がオンになっている

「プロキシ」とは、インターネットへのアクセスを代理するサーバーです。プロキシを使うと、サーバーの負荷が分散したり、Webサイトを高速表示したりできます。
 
プロキシの検出方法は”手動”と”自動”の2種類があり、自動にすると利用できるプロキシをブラウザが探します。しかし、自動検出のままでは、常にプロキシをブラウザが探すため動作が重くなるのです。
 
したがって、動作が遅い場合は、以下を参考にGoogle Chromeのプロキシ設定で「自動プロキシ検出」をオフにする必要があります。

<プロキシの検出方法の変更方法>

  1. Google Chrome右上の[⋮][設定]をクリックします。
  2.  
    Google Chromeの設定を開く画面
     
  3. 左側のメニューの詳細設定から[システム][パソコンのプロキシ設定を開く]をクリックします。
  4.  
    プロキシ設定を開く画面
     
  5. そして、下図のページで[設定を自動で検出する]をオフにすれば完了です。
  6. 自動プロキシ検出をオフにする画面

(5)タブを開きすぎている

タブを開きすぎているのも動作が重くなる原因です。
 
Google Chromeには、タブをひとつずつ分離して管理することで、それぞれのページにおけるセキュリティを高める機能が備わっています。そのため、タブが増えるほどメモリに影響を与えてしまい、結果としてGoogle Chromeの動きが重くなります。
 
したがって、動作を軽量化するためにも不要なタブは閉じましょう。

<タブの閉じ方>

Google Chromeのタブは、下図のように[×]をクリックするだけですぐに閉じます。
 
GoogleChromeのタブを閉じる画面

<重いタブの検出方法>

タスクマネージャーを活用することで、開いているタブの中で、容量が重いブラウザを検出することが可能です。
 
  1. 下図のように、タブの右側の空白を右クリックして、[ブラウザー タスクマネージャー]を選択します。
  2.  
    タスクマネージャーの方法説明画面
     
  3. メモリが大きいタブを検出できます。
  4.  
    タスクマネージャーの画面

(6)古いバージョンを利用している

Google Chromeは、不定期にバージョンがアップデートされます。しかし、更新せずに古いバージョンのブラウザを利用すれば、動作が重くなってしまうのです。
 
通常、最新バージョンがリリースされると自動でアップデートされますが、ごく稀にバージョンが古いままになっています。
 
古いままでは更新されたシステムが使えないうえに、コンピュータウイルスへの感染リスクもあるため、以下のように最新版へアップデートしましょう。

<Google Chromeのアップデート方法>

  1. Google Chrome右上の[⋮]から、[ヘルプ][Google Chromeについて]をクリックします。
  2.  
    ヘルプからGoogle Chromeについてをクリックする画面
     
  3. 最新バージョンがある場合、インストールが自動ではじまります。
  4.  
    最新バージョンのインストール画面
     
  5. [再起動]をクリックするとGoogle Chromeが再起動し、最新版にアップデートされます。
  6.  
    再起動をクリックする画面
     
  7. [Chromeは最新の状態です]が表示されたらアップデート完了です。
  8.  
    アップデートを確認する画面

(7)セキュリティソフトが影響している

セキュリティソフト自体がスムーズなブラウジングを阻害する可能性もあります。
 
そのため、セキュリティソフトを無効化すると、端末への負荷が軽減し、Google Chromeの動作が軽くなる場合があります。ただし、手順はソフトごとに異なるため、利用しているソフトのサポートページから確認すべきです。
 
また、セキュリティソフトの無効化に不安がある方は、以下を参考に、Google Chromeにある「保護強化機能」を有効化するのがおすすめです。

<保護強化機能の有効化の手順>

  1. Google Chrome右上の[⋮][設定]をクリックします。
  2.  
    Google Chromeの設定を開く画面
     
  3. 左側のメニューの詳細設定から[プライバシーとセキュリティ][セキュリティ]をクリックします。
  4.  
    セキュリティ設定を開く画面
     
  5. [セーフ ブラウジング]内の[保護強化機能]にチェックを入れれば完了です。
  6.  
    保護強化機能を有効にする画面
ただし、一度セキュリティソフトを”オフ”にしても状況が改善しない場合、セキュリティソフトが原因ではないので、再度有効化しましょう。

(8)プリロード機能が有効になっている

「プリロード機能」とは、サイト上にあるリンクをあらかじめ読み込んでおき、ページの表示速度を高速化する機能です。
 
クリックしてすぐにページが表示されるため便利なものの、インターネット環境の悪い場所でのみ効果があると言われています。また、プリロード機能をオンにすると常にメモリーを消費するので、Google Chromeが重くなってしまうのです。
 
そこで、以下の手順でブリロード機能をオフにすると、動作が軽くなる場合があります。

<ブリロード機能をオフにする手順>

  1. Google Chromeの右上の[⋮][設定]をクリックします。
  2.  
    Google Chromeの設定を開く画面
     
  3. 左側のメニューの詳細設定から[パフォーマンス]を開き、[ページをプリロードする]をオフにすれば完了です。
  4.  
    プリロード機能をオフにする画面

(9)サイト自体に問題がある

Google Chromeの動作が重いのが特定のサイトのみであれば、ブラウザではなくサイト自体に問題がある可能性が高いです。
 
たとえば、「サイトとのインターネット接続に問題がある」や「データのやりとりが多いサイトである」などが挙げられます。また、ブラウザのキャッシュやクッキー(ブラウザに保存される情報)が特定のサイトに影響を与えている場合、読み込みが遅くなることがあります。
 
別のブラウザを使用してサイトにアクセスすれば、問題が解消される場合があります。しかし、他のブラウザでも正常に表示されない場合は、サイト管理者に報告すべきです。

(10)PC・スマホのメモリ不足

Google Chromeにおけるすべてのブラウザが重い場合、PC・スマホのメモリ不足である可能性があります。
 
メモリとは、データや処理を一時的に記憶するための容量のことで、メモリが不足してしまうと、記憶や処理に時間がかかってしまいます。たとえば、オフィス用のPCのメモリは8GBである一方、chrome bookは1時間半の使用で30MBのメモリを消費するので、約410時間使用すると、PCが重くなってしまう可能性があるのです。
 
したがって、長期間使用したデバイスでのブラウザが重い場合には、メモリ不足が原因である可能性があるので、メモリ増設やデバイスの変更を検討しましょう。

(11)起動中のアプリが多い

Google Chrome以外の起動中のアプリが多いと動作が重くなります。
 
この場合、バックグランドで動いているアプリがパソコンのメモリの空き容量を圧迫するため、Google Chromeに限らずパソコン自体の起動に時間がかかったり、充電の減りが早くなってしまったりなどの問題を引き起こします。
 
そこで、以下の手順に従って起動中のアプリを強制終了してみましょう。

<起動中のアプリを強制終了する手順>

 
<Windowsの場合>
  1. まず、[スタート]を右クリックし、[タスクマネージャー]を選択します。
  2. 次に、アプリ一覧から終了したいアプリを選び、[タスクを終了する]を押します。
これによって、指定されたアプリの強制終了が完了します。
 
<Macの場合>
  1. Macでは、「option+command+esc」の3つのキーを同時に押します。
  2. 以下のように、起動中のアプリが一覧で表示されるので、終了したいアプリを選択して[強制終了]をクリックします。
  3.  
    起動中のアプリ一覧の写真
     
  4. 最後に一覧から指定されたアプリが消えていれば、強制終了できていることがわかります。

(12)デバイスがウイルス感染している

Google Chromeの動作が重いときは、端末がウイルス感染している可能性もあります。
 
インターネットを利用する場合、コンピュータウイルスへの感染リスクは常に伴います。また、悪質なウイルスに感染している場合、Google Chromeだけでなくパソコン本体にも悪影響が出てしまうのです。
 
しかし、Googleに搭載されていた、外部からのウイルス対策である「クリーンアップツール」は、2023年3月をもって廃止となりました。そのため、同等の保護を受けたい場合には、Google Chromeにある「保護強化機能」の有効化が推奨されています。
 
加えて、収集した情報はセキュリティ性の高い「ナレカン」のようなツールに記録しておく方法も対策として有効です。
 


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【解決策】エラーの原因が特定できない場合

これまでGoogle Chromeが重くなる原因とその対処法について説明しましたが、エラーの原因が特定できない場合はアプリを再起動することは有効です。
 
再起動では、アプリを一度終了させ、また新たに起動させます。そのため、長時間の使用によって生じた不具合や一時的なバグの解消が期待されます。

<起動中のアプリを強制終了する手順>

<Windowsの場>
  1. 「Ctrl+Qキー」を押すとChromeを終了してもう一度開くことができます。
  2. 「Ctrl+Shift+Tキー」を押すと前回開いていたタブをもう一度開き直せます。
<Macの場合>
  1. 「command+qキー」を押すとChromeを終了して再度開きます。
  2. 「command+shift+tキー」を押すとページをもう一度読み込みます。


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【重要】トラブル&対策を効率的に管理する方法

以下ではGoogle Chrome のトラブル&対策を効率的に管理する方法をご紹介します。
 
Google Chromeを利用していて動作が重いなどのトラブルが発生した場合、事前に対応策を共有しとけば、迅速に対処できます。そこで、「トラブルシューティング」や「対処法マニュアル」として社内でナレッジを蓄積・共有しましょう。
 
ただし、必要な時に素早く見つけられなくては意味がないため、あらゆる情報を一か所に集約できるツールが最適です。また、複雑なツールだと使われなくなってしまうため、誰でも簡単に使えるツールを選びましょう。
 
結論、社内のナレッジ共有に最適なツールは、シンプルな操作性で情報をリアルタイムで共有できる「ナレカン」一択です。
 
ナレカンの「記事」には、画像つきのマニュアルを作成したり、新たな質問やそれに対する回答を”ナレッジ”として蓄積したりできるのが特徴です。また、「OCR検索」やAIを活用した「自然言語検索」によって、トラブルを解決するための情報を即座に得られます。

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【予防策】Chromeの動作を軽くする方法とは

ここでは、Chromeの動作を軽くするための予防策を2つ紹介します。具体的な手順を説明するので、実践しましょう。

(1)Chromeのメモリセーバーをオンにする

Chromeのメモリセーバーをオンにすることで、Chromeの読み込みが遅くならないように予防できます。手順は以下の通りです。
 
  1. Google Chromeの右上の[⋮][設定]をクリックします。
  2.  
    Google Chromeの設定を開く画面
     
  3. 左側のメニューの詳細設定から[パフォーマンス]をクリックして、[メモリセーバー]をオンにします。
  4.  
    メモリセーバーをオンにする画面
メモリセーバーをオンにすれば、バックグラウンドタブが消費するメモリを最小限に抑えられるため、結果としてChromeの動きが軽くなるのです。

(2)グラフィックアクセラレーションをオフにする

以下の手順で、Chromeのグラフィックアクセラレーションをオフにすれば、Chromeの読み込みが遅くならないように予防できます。
 
  1. Google Chromeの右上の[⋮][設定]をクリックします。
  2. 左側のメニューの詳細設定から[システム]をクリックして、[グラフィックアクセラレーション]をオフにします。
  3.  
    ハードウェアアクセラレーションをオフにする画面
グラフィックアクセラレーションをオフにすれば、映像処理で消費するメモリを最小限に抑えられるため、結果としてChromeの動きが軽くなるのです。


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Google Chromeが重くなる原因と解決方法まとめ

ここまで、Google Chromeの動作が重くなる原因と解決法を中心に解説しました。
 
Google Chromeの動作が重くなる原因は、バージョンの古さやメモリ消費量などさまざまです。しかし、問題が起こるたびに解決方法を調べるのは手間がかかるうえ、サクサクと検索できないGoogle Chromeではストレスがかかってしまいます。
 
とくに「ブラウザの動作が重い」などのトラブルは、仕事中頻繁に起こります。そこで、対処法をマニュアル化して蓄積・共有すれば、瞬時に対応できるのです。
 
したがって、必要なナレッジへすぐにアクセスするには、マニュアルなどの情報を一元化でき、必要な情報をすぐに確認できるツール「ナレカン」が最適です。
 
ぜひ「ナレカン」を導入して、ナレッジの蓄積・共有によってトラブルへ迅速に対処しましょう。


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代表取締役社長 澤村大輔
この記事の監修者
株式会社Stock
代表取締役社長 澤村大輔

1986年生まれ。早稲田大学法学部卒。
新卒で、野村総合研究所(NRI)に、経営コンサルタントとして入社。
その後、株式会社リンクライブ(現:株式会社Stock)を設立。代表取締役に就任。
2018年、「世界中の『非IT企業』から、情報共有のストレスを取り除く」ことをミッションに、チームの情報を最も簡単に管理できるツール「Stock」を正式ローンチ。
2020年、DNX VenturesEast Venturesマネーフォワード等のベンチャーキャピタル(VC)から、総額1億円の資金調達を実施。
2021年、東洋経済「すごいベンチャー100」に選出。
2024年、100名~数万名規模の企業のナレッジ管理の課題解決のために、社内のナレッジに即アクセスできるツール、「ナレカン」をαローンチ。

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