チャットツールのSlack(スラック)は、社内外問わずにスムーズなやりとりができます。さらに、既存機能などを活用することでToDo管理にも使えるのです。
しかし、Slack自体にToDo機能はないため、メンバーとのやりとりにしか活用できていない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SlackでToDo管理をする方法やおすすめの連携アプリを中心にご紹介します。
- Slack上でToDo管理までカバーできるようにしたい
- Slackとの連携に最適なToDo管理アプリを見つけたい
- Slackのメッセージは流れてしまうのでストレスがかかっている
という方はこの記事を参考にすると、SlackでToDo管理ができるようになるだけでなく、自社に最適な管理方法も分かります。
Slackとは

引用(以下含む):https://slack.com/intl/ja-jp
Slack(スラック)はビジネス向けのチャットツールです。
2013年にアメリカでサービスがスタートして以降、日本でもIT業界を中心に導入する企業が増えました。また、あらゆる言語に対応しており世界中で活用されています。
そこで、以下ではSlackの特徴や注意点、料金プランをご紹介します。
Slackの特徴
Slackでは個人やグループ単位で「チャンネル」を作成し、複数人でのスムーズなやりとりを図れます。また、2,400種類以上のツールと連携できるため、タスク管理ツールと連携すればタスクの作成や完了の通知をSlackで流せるのです。
さらに、下図のようにテキストメッセージだけでなくファイルの添付もできます。

以上のように、Slackにはコミュニケーションを円滑にする機能が多く備わっています。
Slackの注意点【重要】
Slackを利用するうえでは、以下の点に注意しなければなりません。
2022年9月から料金改定や仕様変更がされました。とくに、フリープランは90日以前のメッセージやファイルが閲覧できなくなり、多くのユーザーや企業に影響を与えました。
したがって、あとから見返したいメッセージや資料を管理するためには「Slackのやりとりをノートに保存できるツール」が必要です。とくに、あらゆる情報を簡単に残せる「Stock」であれば、機能がシンプルなのでITに詳しくない人でも使いこなせます。
Slackの料金プラン
Slackの料金プランは以下の通りです。

- フリー:0円
- プロ:1,050円ユーザー/月(月払い)
- ビジネスプラス:1,800円/ユーザー/月(月払い)
- Enterprise Grid:要問い合わせ
以上のようにSlackは無料から使えますが、90日以上前のファイル履歴にアクセスしたり、グループでオンライン通話をしたりするには有料プランの契約が必要です。
SlackでToDo管理する5つの方法
以下では、SlackでToDo管理する方法を5つご紹介します。「SlackでToDo管理したいが適切なやり方が分からない」という方は必見です。
(1)メッセージをブックマークする
まずは、タスクが割り当てられたメッセージをブックマークする方法があります。ブックマークしたメッセージだけを表示させられるのが特徴です。
具体的な手順は以下の通りです。
1.メッセージ右側の[その他]にカーソルを合わせます。

2.[ブックマークに追加する]を選択します。

3.画面左上の[ブックマーク]をクリックすれば、該当のメッセージが表示されます。

以上のステップを踏めば、メッセージがブックマークされて特定のメッセージのみを一覧表示できます。
(2)メッセージをピン留めする
次に、メッセージをピン留めしてToDo管理をする方法があります。ブックマーク機能と同様に、ピン留めしたメッセージだけを絞り込めるのが特徴です。
具体的な手順は以下の通りです。
1.メッセージ右側の[その他]から[チャンネルをピン留めする]をクリックします。

2.画面上部のピンマークをクリックすればピン留めしたメッセージを見られます。

以上の手順を踏めば過去のメッセージを残せます。しかし、一覧で表示されるだけなので、フォーマットを用意しておかなければToDoが分かりづらくなってしまう点に注意しましょう。
(3)ToDo管理専用のチャンネルを作る
次に、ToDoリスト専用のチャンネルを作る方法もあります。
ToDo関連限定のチャンネルなので、グループ全体のタスクをチャンネル内で管理でき、ほかの話題と混ざらない点がメリットです。
一方、チャンネルを変えてやりとりをしたり、ToDoの完了方法などをルール化したりする必要があるため、運用が面倒になる恐れもあります。
(4)ToDoBotを活用する
次に、外部アプリの「ToDoBot」を活用すれば、コマンド入力でToDo管理できます。
1. ToDoBotのトップページから[Add to Slack]をクリックし、ページが遷移したら[許可する]を押します。


2.ToDoBotを追加したら、チャット欄に[/todo やるべきこと]を入力します。たとえば、下図のように「/todo 企画書の作成」と送信すると、ToDoBotからToDoが記載されたメッセージが届きます。


3.さらに、下図のように[App]からToDobotを選択して[ホーム]を検索すれば、登録したToDoが一覧で確認できます。

以上のように、外部ベンダーが提供している既存のbotを利用すれば、自社で開発する手間をかけずにToDo管理できるのです。
(5)ポストを作成する
最後に、ポストを作成すると、チェックリスト形式でToDo管理ができます。
1.メッセージ欄の左下にある[+]をクリックし、ショートカットのなかにある[ポストを作成する]をクリックします。

2.すると、以下のように自由に編集できるページが表示されるので、ポストにToDo管理したい内容を書き込みます。


4.書き込んだToDoをドラッグして選択し、上部に表示されるメニューバーにある[チェックリスト]を選択します。

5.すると、下図のように書き込んだToDoがチェックリスト形式になります。

また、作成したポストをほかのメンバーに共有する場合は以下の手順を踏みます。
1.画面右上の[共有]ボタンをクリックします。

2.共有したいチャンネルを選択し、右下の[共有]ボタンをクリックします。

3.すると、以下のようにチャンネル内に共有したポストが表示されます。

以上のようにポスト機能を利用すれば、チェックリスト形式で簡単にToDo管理ができるようになります。ただし、ToDoの作成のたびにポストの作成や編集をする手間もかかるので注意しましょう。
Slackと連携できる!おすすめのToDo管理アプリ3選
以下では、Slackとの連携におすすめのToDo管理アプリを3つご紹介します。
SlackにはToDo管理機能がないため、自分宛へのメッセージで管理したりチャンネルでまとめたりといった工夫が必要です。しかし、このような方法では、管理すべきToDoが増えて、次第にメッセージが流れてしまうので非効率です。
一方、Slackと連携できるToDo管理アプリは多いですが、多機能なアプリではITに詳しくないメンバーが使いこなせない可能性がありまです。そのため、「誰でも直感的に使いこなせるアプリ」と連携しなければなりません。
つまり、Slackとの連携すべきアプリは、Slackのメッセージを簡単にストックでき、非IT企業の65歳の方でもすぐに使える「Stock」一択なのです。
Stockにはあらゆる情報を残せる「ノート」があるほか、各ノートに「タスク」「メッセージ」が紐づいているので、タスクやToDoを簡単に管理・共有できます。また、コミュニケーションも円滑に図れるため、Slackの代替アプリとしても最適です。
【Stock】最も簡単にToDo管理できるアプリ

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【Trello】かんばん方式で直感的に操作できるアプリ

<Trelloの特徴>
- 直感的な操作性
- タスクの進捗が管理しやすい
付箋を貼る感覚でタスクを追加できるので、管理がスムーズになります。
ドラッグ&ドロップでカードを動かしてタスクのステータスを管理できるため、タスクの状況が可視化されます。
<Trelloの注意点>
- スマホでの操作は不向き
- 有料での利用を前提としている
スマホでは操作性が悪いと感じる可能性があります。
無料でも利用できますが、基本的には有料を前提としているのでプロジェクトが増えると管理がしづらいです。
<Trelloの料金体系>
- FREE:$0
- STANDARD:$6 USD/ユーザー/月(月間払い)
- PREMIUM:$12.50 USD/ユーザー/月(月間払い)
- ENTERPRISE:$17.50 USD 以下/ユーザー/月(年1回の支払い)
【Backlog】エンジニア向けのタスク管理アプリ

<Backlogの特徴>
- ガントチャート形式で進捗を把握できる
- タスクにコメントができる
各プロジェクトの進捗状況をガントチャート形式で可視化できます。
登録したタスクに絵文字やアイコンを使ってコメントできます。
<Backlogの注意点>
- エンジニア以外の職種での利用は難しい
- チャットツールのようには使えない
あくまでエンジニアが利用するツールのため、ITに詳しくない職種には使いづらい恐れがあります。
タスク管理やプロジェクト管理がメインとなっており、チャットツールのような機能はありません。
<Backlogの料金体系>
- スタータープラン:2,970円/月(月間払い)
- スタンダードプラン:17,600円/月(月間払い)
- プレミアムプラン:29,700円/月(月間払い)
- プラチナプラン:82,500円/月(月間払い)
SlackでToDo管理する方法まとめ
これまでSlackでToDo管理する方法やおすすめの連携ツールを中心にご紹介しました。
SlackにはToDo管理の機能がない分、メッセージやポスト機能を使って工夫しながら管理する必要があります。しかし、メッセージでのやりとりは次々と流れてしまうので、目的のToDoを見つけるのが面倒です。
以上のような状態から脱却するには、ToDo管理アプリとSlackを連携させるのがベストです。ただし、多機能なアプリではITに詳しくないメンバーが使えない恐れもあるため「誰でも簡単に使いこなせるツール」でなければなりません。
結論、「ノート」でSlackのメッセージを簡単に残せるほか、非IT企業の65歳の方でも即日で使える「Stock」が最適なのです。さらに、Stockには「メッセージ」もあるのでSlackの代替としても使えます。
無料登録は1分で完了するのでぜひ「Stock」を導入し、Slackよりも効率的なToDo管理をしましょう。