日々の業務を予定通り行うためには、適切なプロジェクト管理が必要です。そして、今日では「ITツール」を活用して、プロジェクト管理を効率化する企業が増えています。
「クラウドログ」は数あるプロジェクト管理ツールのなかの1つです。一方で、「クラウドログの導入を検討しているが、使い方のイメージが湧かない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、クラウドログの機能や使い方・料金体系から口コミまで幅広く解説します。
- クラウドログの概要や使い方を確認したい
- クラウドログの評判を確認して、導入するか判断したい
- プロジェクト管理をより簡単に効率化できるツールを知りたい
という方は本記事を参考にすると、クラウドログの概要を理解して、自社に合うかを判断できます。
目次
クラウドログとは
クラウドログは株式会社クラウドワークスが提供する「プロジェクト管理ツール」です。工数管理や勤怠管理ができるほか、外部ツールとの連携や多言語にも対応している汎用性の高いツールと言えます。
「クラウドログ」と「他のプロジェクト管理ツール」の違い

引用:クラウドログの公式サイト
クラウドログの特徴は、「プロジェクト管理を円滑にする豊富な機能」と「データの可視化システム」です。
好みに合った形式で入力できる「工数管理」に加え、「カレンダー同期」や「日報」など、スムーズなプロジェクト進行をサポートする機能が豊富です。さらに、勤怠管理システムも搭載しているため、ツール上で各メンバーの出勤状況を把握できます。
また、プロジェクトに関わるデータの可視化にも役立ちます。業務進捗を一目で把握できる「ガントチャート」や、多数のグラフでデータを出力する「レポート」を使えば、定量的なデータでのプロジェクト分析に役立つのです。
このように、様々なプロジェクト管理ツールがあるなかでクラウドログには、「プロジェクト管理に役立つ機能を網羅的に搭載している」という特徴があります。
クラウドログの機能
クラウドログは主に、下記6つの機能で構成されています。
機能 | 内容 |
---|---|
工数管理 |
「カレンダー型」「リスト型」の2種類の方法で工数を入力して、業務を組み立てられます。入力した工数をグラフ化して、業務の割合や推移を分析することも可能です。 |
プロジェクト管理 |
工数の予算と実績をプロジェクトごとに管理できます。タスクの進捗管理機能と併せて、プロジェクトごとの予実や進捗を見える化できるのです。 |
原価・損益管理 |
メンバーごとの人件費を「単価」として登録しておけば、工数入力するだけで、プロジェクトごとの「売上・原価」「予算・実績」を正確に分析できます。 |
勤怠管理 |
その日にやる作業の工数に加えて「出退勤時間」も入力できるので、ツール上で勤怠管理が可能です。また、メンバーごとの「勤務時間と入力された工数時間の一致率」も可視化できます。 |
API連携 |
外部ツールと連携すれば、カレンダーから自動で工数を読み込んだり、チャットツールに工数入力を通知したりできます。 |
セキュリティ強化 |
権限設定やログの確認、IP制限によって情報セキュリティを高く保てます。 |
以上のように、クラウドログは工数を入力することで「プロジェクトの進捗や損益」「メンバーの勤怠」を管理できる、多機能で便利なツールだと言えます。一方で、ITに詳しくない社員は、多機能で複雑なツールを使いこなせない可能性がある点に注意が必要です。
その他の疑問
以下には、クラウドログに寄せられる「その他の疑問」と「回答」を簡単にまとめます。
- クラウドログの動作環境は?
- クラウドログを使うべきチームは?
- クラウドログの活用事例は?
- クラウドログのメリットは?
- クラウドログのデメリットは?
OSはMacとWindowsに対応しています。対応ブラウザは、Macでは「Google Chrome」のみ、Windowsは「Google Chrome」と「Edge」の2つです。
「社員に工数入力を習慣化させたい」「プロジェクトの工数管理を効率化したい」「いい加減になっていた損益管理を徹底したい」というようなチームに適しています。
不動産やITなど、複数の企業で「Excelでの表計算をやめられた」「工数入力の負担を軽減できた」という事例が報告されています。
メールやExcelでの情報共有をやめることで、プロジェクトの進捗や工数管理を効率化できる点です。リモート環境でのチームのマネジメントにも役立てられます。
多機能なツールなので「使い方を浸透させるために教育のコストがかかる点」や、「細かい工数の入力に時間を割かなければならない点」が挙げられます。
クラウドログには以上のような特徴があります。「自社が抱える課題」と「ツールのメリット・デメリット」を考慮して、ツールを導入すべきか判断しましょう。
クラウドログの使い方
クラウドログには工数管理を基本として、社内の業務を円滑にする機能が多く備わっています。以下では、クラウドログの代表的な使い方を紹介します。
プロジェクトの工数管理
プロジェクトの工数管理をするために、まずはタスクごとに工数を入力して、ドラッグ&ドロップでカレンダーに貼り付けます。画像ではカレンダー形式で工数を組み立てていますが、Excelのように「リスト型」で管理することもできます。

引用:クラウドログの公式サイト
入力した工数は、プロジェクトごとに可視化できます。具体的には、プロジェクトごとの「工数の予算と実績」をリアルタイム表示させたり、タスクの進捗をガントチャートで確認したりできるのです。

また、入力した工数や人件費をもとにプロジェクトごとの損益をグラフ化して分析することもできます。

このように、クラウドログでは工数入力をすることで、「プロジェクトごとの実績と進捗」を分かりやすく見える化できるのです。
勤怠管理
クラウドログでは、勤怠管理もできます。
具体的には、始業や終業時間を入力することで、メンバーの出勤状況や残業時間を把握できます。さらに、有給休暇の取得数や残日数も確認できるので、総務へ都度確認する手間も発生しません。

また、スマホから打刻が行えるため、外出先など専用PCがない環境でも簡単に勤怠管理できます。テレワークやフレックス制度などの「勤怠設定」も柔軟に対応できる点もポイントです。
API連携
最後に、他ツールとのAPI連携を紹介します。
「Googleカレンダー」や「Outlookカレンダー」と連携・同期することで、カレンダーに入力したスケジュールが工数として反映されるようになるため、工数入力の手間を省けます。また、ブラウザの拡張機能を使えばカレンダーアプリから工数登録もできるのです。

さらに、「Slack」や「ChatWork」などのチャットツールと連携させて、工数の入力状況を通知できます。

このように、クラウドログは他のツールと連携することで工数入力の負担を軽減したり、機能を拡張したりできるのです。
クラウドログの料金プラン一覧
クラウドログには2種類の料金プランが存在します。いずれのプランも、金額費用については問い合わせが必要です。
ベーシックプラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
費用 |
見積り |
見積り |
工数/プロジェクト管理 |
〇 |
〇 |
ガントチャート |
〇 |
〇 |
勤怠管理 |
〇 |
〇 |
レポート |
〇 |
〇 |
損益管理 |
〇 |
〇 |
Google/Microsoftカレンダー連携 |
〇 |
〇 |
メンバー権限設定 |
〇 |
〇 |
IP制限 |
〇 |
〇 |
工数認証ワークフロー |
– |
〇 |
部署履歴 |
– |
〇 |
アクティビティログ |
– |
〇 |
API連携 |
– |
〇 |
SAML認証 |
– |
〇 |
クラウドログは、料金プランによって一部機能に利用制限があります。7日間の無料トライアル期間が用意されているので、まずは実際に利用して、自社に適した機能の取捨選択をしましょう。
参照:クラウドログの利用料金
クラウドログの評判
ここでは、クラウドログを実際に導入したユーザーの声・意見を紹介します。他企業での導入体験をもとに、自社の導入可否を検討しましょう。
※こちらでご紹介する口コミ・評判はITreview(アイティ―レビュー)より引用しております。
クラウドログの良い口コミ・評判
まずは、クラウドログの良い口コミ・評判を紹介します。利用者からは「作業日報と紐づけられるのが良い」「メンバーの稼働状況を管理できる」との声が寄せられています。
非公開ユーザー、投稿日:2023年06月07日他の工程管理やスケジュール管理のサービスは、予定と進捗率まで管理できるものが多いが、日々の作業日報と紐付ける事が出来るサービスを探していたところ、ニーズにぴったりマッチするサービスであった。
非公開ユーザー、投稿日:2023年03月15日稼働管理の稼働削減に貢献している。各メンバーの稼働状況の一元管理(確認や管理者権限での修整など)を簡単に実現できている。
非公開ユーザー、投稿日:2022年10月11日弊社でエクセル管理していたものがすべてシステム化されていました。また、プロジェクトを横断したリソースの予実管理ができるようになり、工数の圧縮が図れました。細かい分析機能などもあり、社内原価削減に寄与しております。
クラウドログの改善点に関する口コミ・評判
次に、クラウドログの改善点に関する口コミ・評判を紹介します。利用者からは「プロジェクトを色分けしたい」「より細かい権限設定が欲しい」との声が寄せられています。
非公開ユーザー、投稿日:2023年04月05日個別のプロジェクトにおいては、工数や損益が詳細に出るのですが「半年間ないし1年間で、とある従業員が、会社にもたらした利益」みたなものをもっとシンプルに出してもらえる機能が実装されれば、もっと人事評価としては楽になると思いました。
非公開ユーザー、投稿日:2023年01月05日欲しい機能・分かりづらい点・業務報告の際、プロジェクトを選択するのですが、プロジェクト毎に色を変化出来るようにしてほしいです。・月末のタイミング、プロジェクトごとに集計したデータをPDFでプロジェクトリーダーへメール送信する機能があると本当に助かります。
非公開ユーザー、投稿日:2022年10月11日クライアント企業のログインと閲覧を想定し、機能単位ではなく、メニュー毎の表示非表示など細かい権限設定があるとなおよい。
中小企業のプロジェクト管理を確実に効率化するツール
以下では、中小企業が使うべき、プロジェクト管理を効率化するツールを紹介します。
クラウドログはプロジェクト管理を円滑にするだけでなく、勤怠管理までできる多機能なツールです。しかし、多機能なツールは利用しない機能に費用がかさんだり、ITツールに慣れていない企業では社員が使いこなせず形骸化したりする恐れがあるのです。
とくに、リソースに余裕のない中小企業では、ひとりの担当者が多くの案件を抱えるなかで、多機能なツールの使用方法を教育する時間は作れません。そのため、プロジェクトの「情報」と「タスク」を直感的な操作で管理できる、シンプルなツールを選びましょう。
結論、自社が導入すべきなのは、非IT企業の65歳以上の社員でも説明なしで使えるプロジェクト管理ツール「Stock」一択です。
プロジェクトに関わる情報はすべて「ノート」にまとめて、「フォルダ」を使って見やすく整理できます。さらに、「タスク」は「ノート」に紐づいているので、プロジェクトの内容ごとに分かりやすくタスク管理を共有できるのです。
最も簡単にプロジェクト管理のストレスを取り除くツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
クラウドログの使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、クラウドログの使用方法や料金プラン、評判まで幅広く紹介しました。
クラウドログは、豊富な機能によってスムーズなプロジェクト進行をサポートするITツールです。しかし、様々な機能を備えているので、ITに慣れていない社員が使いこなせない可能性があります。
使い方が複雑なツールを導入すると運用に行き詰まる可能性があるので、ツールを選ぶ際は「ツールの機能や設計がシンプルか」を必ず吟味すべきなのです。
結論、Stockのように、「ノート」「タスク」「メッセージ」の3つの機能に過不足がなく、誰でも使いこなせるシンプルなツールを利用しましょう。Stockは中小企業を中心に、150,000社以上で導入されプロジェクト管理の効率化に貢献しています。
無料登録は1分で完了するので、ITツールに馴染みない中小企業こそ「Stock」を使って、プロジェクト管理をシンプルに効率化しましょう。