従来、美容室ではカルテを紙で管理しており、作成や探すのに時間と手間がかかっていました。しかし、近年では顧客のカルテ管理だけでなく、予約や売上管理まで行えるカルテ管理アプリが普及し、効率的に情報管理ができるようになっています。
たとえば「KaruteKun（カルテくん）」も、多機能な美容室向けアプリとして注目されています。とはいえ「KaruteKunが自社に適したアプリなのかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、KaruteKun（カルテくん）の機能や料金、口コミや評判を網羅的にご紹介します。
- 過去の施術を振り返るにあたり、電子カルテの導入を検討している
- KaruteKunの機能や料金、口コミを参考に、導入可否を決めたい
- KaruteKunよりも使い勝手の良いアプリがあれば知りたい
という方はこの記事を参考にすると、KaruteKunの概要だけでなく、電子カルテを運用する際のポイントが分かります。
目次
KaruteKun（カルテくん）とは
KaruteKunは、techners株式会社が運営する「カルテ管理をはじめとしたサロン業務をスマートフォン上で完結できる」アプリで、カルテ・予約・売上を一元的に管理できるのが特徴です。
たとえば、カルテ管理機能では「お客様の写真」や「提供したサービス内容」が記載された施術履歴を30秒で作成でき、カルテ情報はすぐにサロン内で共有されます。また、「検索機能」で瞬時に必要なカルテを見つけ、スムーズな顧客対応が可能となるのです。
他にも、スタッフ管理や会計管理機能などが搭載されており、KaruteKunは美容室で役立つ機能が集約されたアプリとなっています。
「KaruteKun」と「BeKARTE」との違い
「KaruteKun（カルテくん）」と同様に「BeKARTE（ビーカルテ）」も美容院向けアプリです。いずれも、美容院だけでなくエステやネイルサロンでも利用でき「予約・顧客管理・売上集計」に関する機能を備えていますが、以下の違いがあります。
たとえば、「KaruteKun」はLINEとの連携に長けており、LINEを介して予約を受け付けたり、レシートやクーポンを送付したりできます。一方で、「BeKARTE」はLINE連携こそできないものの、ホットペッパーや、WEB・電話・店舗予約の一元管理が可能です。
以上のように、ツールによって機能性は異なるため、導入するときは慎重に検討すべきです。ただし、昨今では、顧客と店舗間とのやりとりにも”手軽さ”が求められつつあるので、LINEとの親和性を求めている方は「KaruteKun」を試してみましょう。
KaruteKunの主要機能
KaruteKunの主要機能は以下の通りです。
| 機能詳細 | |
|---|---|
| カルテ管理 |
顧客ごとの電子カルテを作成できる機能です。カルテには来店情報も残せるうえ、一覧での表示も可能です。 |
| 予約管理 |
カレンダー形式で予約の内容を管理する機能です。 |
| カウンセリング |
来店時のカウンセリングシートを作成できる機能です。カウンセリングにおける質問はサロン側で設定可能です。 |
| スタッフ管理 |
サロンメンバーのアプリ上における権限設定やアクセス権の管理ができる機能です。 |
| 会計管理 |
会計に関する情報を管理する機能です。 |
| 検索/管理機能 |
顧客情報や来店記録を絞り込み検索する機能です。 |
| レポート機能 |
当月の売上や客数、客単価などを数値で確認できる機能です。 |
このように、KaruteKunは顧客情報の管理を中心とした機能が充実していると言えます。
KaruteKunのLINE連携オプション
KaruteKunでは、ほかのアプリにない特徴として「LINE連携オプション」があります。
LINE連携オプションを利用すれば、LINE上での「予約受付」「施術に対する電子レシートの共有」「顧客とのメッセージのやりとり」が可能になります。KaruteKunとLINEの情報は連動するので、顧客・サロンの双方が連絡を取りやすい環境が整うのです。
ただし、LINE連携は有料オプションとなるため、基本料金に加えて費用が発生する点に注意しましょう。
KaruteKun（カルテくん）の使い方
KaruteKunの基本的な操作について説明します。インストール前に使用感を確認したい方は必見です。
以下は、KaruteKunガイドからの引用になります。
カルテの作成方法
まず、KaruteKunを使って、カルテを作成する方法を紹介します。作成手順は、以下の通りです。
- 画面下にあるメニューから[カルテ]をクリックし、カルテの画面に移ります。右下にある[カルテ作成ボタン]をクリックするとカルテ情報の入力画面が表示されます。
- カルテに顧客の基本情報を入力します。[お客様に入力していただく]をクリックすると、カルテ作成時に顧客に入力してもらう表示に切り替えることが可能です。
- 最後に、[保存]を押すことでカルテの作成が完了します。また、[来店記録追加へ]をタップすると、「来店記録の追加」画面に遷移します。
予約方法
以下では、KaruteKunを使って、予約を登録する手順を紹介します。
- 画面下のメニューから[予約台帳]をクリックします。予約台帳画面の右下にある[予約作成]をタップすることで、予約を登録できます。
- 初めて利用する場合は、[初回来店]を押し、既に登録済みの場合は、[2回目以降]から選択します。情報を入力します。予約内容やメニューも、同様のタイミングで選択します。
- 予約の登録ができたら、予約台帳に反映されます。なお、予約内容が表示される期間やスタッフは自由に調整できます 。
LINEの連携方法
以下では、カルテからLINEと連携する方法について説明します。
- カルテ管理画面を開き、LINEと連携したいお客様を選択します。そのお客様のカルテページの上にあるメニューから[チャット]を開きます。
- チャットから[連携用QRコード表示]をクリックします。このQRコードをお客様のLINEから読み込んでもらうと連携が完了します。
上記の方法以外にも、初期設定サポートを利用すればLINEを連携できます。
KaruteKun（カルテくん）の料金プラン一覧
KaruteKunでは「一人サロン向け」と「複数人サロン向け」それぞれでプランの用意があります。
| シングルプラン |
シングルプラン
（LINE連携オプション付き） |
スタンダードプラン |
スタンダードプラン
（LINE連携オプション付き） |
|
|---|---|---|---|---|
| 料金 |
5,500円/月 |
11,000円/月 |
11,000円/月 |
22,000円/月 |
| 対象 |
一人サロン |
一人サロン |
複数人サロン |
複数人サロン |
KaruteKunは、30日間無料でお試しできますが、無料プラン自体はありません。また、決済方法によっては料金が異なる場合があるので、注意しましょう。
KaruteKun（カルテくん）の評判
以下では、KaruteKunの良い口コミ、改善点に関する口コミをご紹介します。実際にアプリを利用しているユーザーの声を確かめたい方は必見です。
※ご紹介する口コミは、
App Storeプレビューより引用しています。
KaruteKunの良い口コミ・評判
以下では、KaruteKunの良い口コミや評判をご紹介します。ユーザーからは「使い勝手がいい」「顧客管理が楽になる」との声が寄せられています。
まいまままいままま（投稿日：2021年05月10日）施術中はお客さんとのやりとりができないため、予約の管理などが非常に面倒で、バタバタと毎日過ごしていましたが、ある程度設定をするだけで、簡単に予約も管理ができ、お客様ともやりとりができるので、非常に使い勝手がいいです。
ちゃんじゆん（投稿日：2020年12月11日）お客様のカルテを他のスタッフとも共有出来ますし、顧客管理がとても楽になります👍お客様ともLINEで連携出来るので、before & afterの写真を送ったり、ヘアケアに関する質問や予約のメール等のやりとりも出来ます。
___a.y.a___（投稿日：2020年12月10日）数字の管理もしやすく、顧客管理に割いていた時間も短縮できました。サポートセンターの方もとても親切で迅速に対応してくださるのでおすすめです！
KaruteKunの改善点に関する口コミ・評判
以下では、KaruteKunの改善点に関する口コミや評判をご紹介します。ユーザーからは「アップデートにより機能が限定的になった」「現場での利便性が悪い」との声が挙がっています。
美容師A（投稿日：2024年07月27日）どんなアプリか使い心地を試したいのに真っ先に個人情報を入力しないといけないのが残念。使うかどうかもわからないものに個人情報は入力できないよ……
もいすと君（投稿日：2023年06月09日）現場レベルでの利便性や必要な機能性を分かっておられないし、早急に実装するべし最低限の機能も開発する姿勢が見られない
Rrrrrrreico（投稿日：2023年03月05日）今までアプリだけで欲しい情報が見れてよかったのに、バージョンアップでほぼ予約ツールの為のアプリになりそう。 構成、色がバラバラだったりと管理ボードの方が前から使いにくいと思っていたのに、そちらに集約される形になって残念です。
【必見】電子カルテの管理・運用に最適な方法
以下では、電子カルテの管理・運用に最適な方法をご紹介します。
KaruteKunは、カルテ管理・予約管理、会計管理など様々な用途で使えるアプリです。一方で、「顧客管理」に特化したアプリではないため、十分に顧客情報や。施術に関する情報をまとめられず、使いづらさを感じることが懸念されます。
そのため、電子カルテの運用が目的の場合は「多機能なアプリ」ではなく「電子カルテの作成・管理の機能が十分に備わっているアプリ」を選択すべきです。
結論、電子カルテを効率的に管理・運用するには、あらゆる情報の蓄積・検索が簡単にできる情報管理アプリ「ナレカン」一択です。
ナレカンの「記事」には、テキストと写真をまとめて残せるので、施術内容を簡単に記録できます。また、担当者ごとに「フォルダ」分けしたり、AIを活用した「自然言語検索」を利用したりすれば、施術内容を振り返られるので質の高いサービスにつながります。
電子カルテの作成・管理に最適なアプリ「ナレカン」
「ナレカン」｜社内のナレッジに即アクセスできるツール
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「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
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自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
＜ナレカンをおすすめするポイント＞
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「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
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- ビジネスプラン：標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
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KaruteKun（カルテくん）の機能や口コミ・評判まとめ
これまで、KaruteKunの機能や口コミ・評判を網羅的にご紹介しました。
KaruteKunは、スマートフォン上でカルテ管理をはじめとしたサロンに関する情報を管理できるアプリです。一方で、顧客管理に特化したアプリではないため、利便性や機能性に疑問を感じる人もいます。
そこで、顧客情報を「ノート」に記録し、そのノートを［新規顧客］［リピーター］といったカテゴリーに分けて管理できれば、簡単に情報を整理・閲覧できます。また、写真も同時に残せれば、次に来店したときもスムーズに対応できます。
結論、あらゆる情報を簡単に蓄積できて、目当ての情報にすぐにアクセスできる「ナレカン」を導入すれば、円滑な電子カルテの運用が可能です。
ぜひ「ナレカン」を導入して、完璧な顧客管理でスムーズな対応を行いましょう。
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