プロジェクトを計画通り進めるうえで、人・物・金・時間といったリソースをコントロールする「プロジェクト管理」は、重要性の高い業務と言えます。そのため、プロジェクト管理にITツールを導入し、効率化を図る企業が増えています。
なかでも、Trelloのプラグインツールである「Elegantt(エレガント)」は、世界中で導入されているプロジェクト管理ツールのひとつです。しかし、Eleganttがどんなツールかわからず、導入するべきか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Eleganttの使い方や料金プラン・ユーザーの声まで幅広く解説します。
- Eleganttを今も使えるか知りたい
- Eleganttの代替となるTrelloの機能を知りたい
- 現状のシステムよりもプロジェクト管理を効率化する方法があれば取り入れたい
という方が本記事を参考にすると、Eleganttの概要を理解でき、自社に適したツールが分かります。
目次
Elegantt(エレガント)とは
はじめに、Elegantt(エレガント)の特徴と機能を解説します。まずはツールの概要を押さえておきましょう。
Elegantt(エレガント)とTrello(トレロ)の関係性
Eleganttとは、プロジェクト管理ツールである「Trello」のプラグインツール(機能を拡張するソフトウェア)です。
Eleganttには「ガントチャート(棒グラフ状にスケジュールを視覚化する機能)」や「マイルストーン」「カレンダー同期」などの、プロジェクト管理に役立つ機能が備わっています。また、各機能はTrelloと同じデザインや操作感で利用できる点もメリットです。
このように、Eleganttは「ガントチャート」やその他の機能をTrelloに追加することで、プロジェクト管理をサポートするツールと言えます。
Elegantt(エレガント)サービス終了の詳細
Elegantt(エレガント)は、2023年12月31日でサービスの提供が終了しました。
Trelloでガントチャート機能を活用したい場合は、Trelloのタイムラインビュー機能で代用できます。ただし、「そもそもTrelloで上手くプロジェクト管理ができていない」という方は、Trelloのように多機能なツールの利用が合っていない可能性があります。
そこで、シンプルな機能のプロジェクト管理ツールを求めている方は、「Stock」のように「直感的に使い方が分かる簡単なツール」への乗り換えがおすすめです。ツールがスムーズに利用できれば、プロジェクト管理の煩雑さも解消できます。
Eleganttの機能
Eleganttで拡張できたTrelloの機能は以下の通りです。
<機能> | <特徴> |
---|---|
ガントチャート表示 |
タスクを帯状に表示して、プロジェクトのスケジュールや進捗を可視化します。 |
タスクの依存関係表示 |
「このタスクに手をつけるには、どのタスクを終わらせている必要があるのか」などのタスク同士の関係を示して、優先順位を適切に管理できます。 |
マイルストーン表示 |
ガントチャートを縦線で区切って、プロジェクト期限を視覚化します。さらに、締め切りをメールでリマインドすることもできます。 |
他ツールとの同期 |
GoogleカレンダーやOutlookのカレンダーと連携することで、スケジュールを取り込めます。 |
ファイル出力 |
ガントチャートをPDFやPNG、Excelなどの形式で出力して、ファイルとして保存できます。 |
タスクのグループ化 |
タスクをグループ化して整理できます。そのうえ、タスクの「グループ」や「期間」などの項目を選択して並び替えができます。 |
Eleganttを連携すると、Trelloの機能が拡張されて上記の機能を使えるようになります。ただし、Trelloはもともと多機能なプロジェクト管理ツールなので、ITの知識がないとツールを使いこなせず、機能を持て余す恐れがある点に注意が必要です。
Eleganttの代替アプリの選び方
Eleganttの代わりとなるアプリを選ぶ際のポイントは以下の3点です。
- 機能に過不足がないか
- 誰でも使いやすいか
- サポートが手厚いか
自社が使いたい機能を過不足なく搭載しているツールを選びましょう。実際に使用する機能の数に対して搭載している機能が多すぎるツールを選ぶと、費用を多く払うことになるため、もったいないです。
操作性が難しく複雑なツールを選ぶと、使いこなせるまでに時間がかかったり教育コストがかかったりしてしまいます。そのため、「Stock」のように非IT企業の方でも即日で使いこなせるシンプルなツールを選ぶと便利です。
とくに、外国の製品だと公式HPが日本語に対応していないことがあり、使い方を調べても欲しい情報が手に入らないことがあります。また、サポートチームの対応スピードは自社の業務進捗に影響を及ぼすため、素早く、かつ手厚く対応してくれるツールを選びましょう。
以上のように、アプリを乗り換える予定の方は、機能に過不足がなく、誰でも使いやすくてサポートが手厚いかという点に注意して選定しましょう。
過不足のない機能でプロジェクト管理を効率化するITツール
以下では、「過不足のない機能」でプロジェクト管理を円滑に進められるツールを紹介します。
Eleganttは、世界中の企業で高く評価されている「Trello」に、ガントチャートといった機能を拡張するツールでした。ただし、もともとTrelloは多機能なので、Eleganttでさらに機能を充実させると複雑になり、使いこなせず形骸化するリスクがあったのです。
さらに、いずれのツールも海外製なので、利用上の疑問点を問い合わせても素早いフィードバックを得られない恐れがあります。したがって、非IT企業はEleganttのようなプラグインツールを導入しても、利用にストレスを感じる可能性が高いのです。
そのため、機能に過不足がなくシンプルな操作性のツールを導入しましょう。結論、非IT企業がプロジェクト管理のために導入すべきなのは、ITツールに馴染みのない65歳以上の社員でもすぐに使いこなせる、シンプルなプロジェクト管理ツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にはプロジェクトに関するあらゆる情報をまとめられ、「タスク」はノートに紐づけて整理できます。また、1営業日以内に返信される手厚いサポートがあるので、疑問点が生じても業務が滞りません。
非IT企業でもシンプルにプロジェクト管理できるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Trelloの概要
そもそも、Trelloはタスク管理に適しており、Eleganttなどの拡張機能によってカスタマイズもできるツールです。
Trello単体では、進捗ステータスが書かれた「リスト」上で、タスクを記載した「カード」を付箋のように移動でき、カンバン方式でタスク管理が可能です。操作画面のデザインを自由に変更し、視覚的に作業の進捗状況を把握できる点が特徴です。
Trelloはプロジェクト管理に便利なツールですが、2024年3月5日より、フリープランのユーザー数上限が10名に変更されました。そのため、10人以上でフリープランを利用している場合は、「メンバー数を減らす」「有料プランに切り替える」必要があります。
Trelloでのガントチャートの使い方
以下では、Eleganttの代表機能である「ガントチャート」の使い方を解説します。
まず、Trelloの無料版では以下のような「ボード形式」で、タスクを「進行中」「完了」などの任意のリストにスライドさせながら管理します。
一方で、EleganttをインストールしてTrelloに連携させると、以下のような画面でタスクを管理できます。タスクの期間や時系列が分かりやすく、各メンバーの動きも明確になります。
また、マイルストーンを設定すると「ローンチ日」「作成締め切り」など、大切な期限を縦線で表示できます。また、期限はメールでリマインドできるので、チーム全員が期限を意識して業務を進められます。
このように、Eleganttを使えば、タスクの締め切りやスケジュールを週や月単位で確かめられたのです。
※画像はすべて、過去にEleganttの公式サイトに掲載されていたものです。
Eleganttの料金プラン
Eleganttには無料プランと有料プランが用意されていました。
無料プランは使える機能が少なく、有料のプロプランでは$7/ユーザー/月で全ての機能を利用できます。
いずれのプランもTrelloの拡張機能としての使い方が前提となっています。そのため、有料プランを選択した際には、Trelloの料金に加えてEleganttの料金を支払う点に注意が必要です。
さらに、Eleganttにはクレジットカードの登録不要で利用できる、14日間の無料トライアル期間が用意されていました。
Eleganttの評判
ここでは、Eleganttを実際に導入したユーザの声や評判を紹介します。サービス提供時にユーザーから寄せられた使用感は以下の通りです。
※こちらでご紹介する口コミ・評判は過去にChrome ウェブストアに掲載されていたものから引用しています。
Eleganttの良い口コミ・評判
はじめに、Eleganttの良い口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「視覚的にタスク管理できる」「すぐにバグを直してもらえた」との声が寄せられていました。
Google ユーザー、投稿日:2019/02/17視覚的にタスク管理ができるので非常に良いです。アップデートされるたびに使いやすくなっています。これからに期待です。
yukie ishimaru、投稿日:2018/10/05削除するときに動かないってメールしたらすぐbug fixしてもらって使えるようになりました!
Eleganttの改善点に関する口コミ・評判
次に、Eleganttの改善点に関する口コミ・評判を紹介します。ユーザーからは「UI(デザイン)が変わった」「ファイル出力に不具合がある」との声が寄せられていました。
キムソンミン、投稿日:2018/10/04いきなりデザイン変わった!?すごい慣れにくいっていうか違和感あるんですけど、、、
沼男、投稿日:2020/04/13エクスポートがエクセル形式だけできません…
Eleganttの注意点
以下では、Eleganttにおける注意点を2つ紹介します。
- Trelloと併用することが前提
- 複雑な海外ツールを使いこなせない恐れがある
Eleganttは、Trelloのプラグインツールであり、単独ツールとして導入できません。
EleganttやTrelloは多機能な海外製ツールです。そのため、「マニュアルが英語」「不明点があった際のフィードバックが遅くなるリスクがある」点をあらかじめ想定しておく必要があります。
Eleganttの拡張機能を含めた豊富な機能は、使いこなせればプロジェクト管理の効率化に貢献します。一方で、社員が使いこなせない場合には形骸化の原因となるので、必ず自社で使いこなせるツールであるか検討しましょう。
Elegantt(エレガント)の使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、Eleganttの概要やユーザーの声・料金プランからTrelloとの関係性まで幅広く紹介しました。
Eleganttは、プロジェクト管理ツール「Trello」のプラグインとして、ガントチャートなどの機能を拡張できるという特徴がありました。一方で、多機能な海外ツールを使いこなすには、ITリテラシーが求められる点に注意が必要です。
また、海外のツールでは手厚いサポートが受けられず、不明点が解消されないまま業務を進めざるを得ない恐れもあります。そのため、とくに非IT企業では「必要な機能に過不足がない」「シンプルな操作性」の国産ツールを選びましょう。
結論、円滑なプロジェクト管理には、Stockのように、非IT企業に勤める65歳以上の社員でも簡単に使いこなせる、シンプルなツールが最適です。
ぜひ「Stock」を使って、プロジェクトの進捗管理を効率化しましょう。