近年では、コミュニケーションの活性化させることで生産性の向上を図ろうと、社内SNSを運営する企業が増えています。なかでも、Microsoft社が開発し、Microsoft Teamsとも連携可能な「Yammer(ヤマー)」は多くの企業で活用されています。
しかし、「Yammerの機能や具体的な活用方法がわからず、自社に導入すべきか」悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Yammerの使い方や料金・評判を中心にご紹介します。
- Yammerの活用方法を把握し、活用イメージを深めたい
- Yammerの特徴や機能、料金、評判まで網羅的に理解し、自社への導入を検討したい
- チームのコミュニケーションを増やし、抜け漏れなく情報共有したい
という方はこの記事を参考にすると、Yammerの活用方法が分かり、社内でストレスのない情報共有が実現します。
目次
Yammerとは
Yammerとは、タイムライン形式でオープンに発信可能な社内SNSツールです。多数に向けた情報発信に長けており、社内全体への情報共有を容易にします。
Yammerの特徴
Yammerの特徴は、不特定多数への情報発信力の高さです。
Yammerでは個人や社内全体だけでなく、作成したグループに向けてメッセージや情報を自由に投稿できます。さらに、投稿した「メッセージ」には意見を募れる「投票」や良い行いへの「称賛」、「質問」もでき、「いいね」でリアクションも伝えられます。
そのため、社内でアナウンスするときに用いると、情報をメッセージに集約しながら簡単に共有できるのです。一方、少数でのやりとりや日々の業務進捗のような流動的な情報を扱うときは、「Stock」のような情報共有ツールを併用するのがおすすめです。
Yammerの機能
Yammerには、以下の5つの機能があります。
- Microsoft Teamsとの連携
- メッセージ投稿
- グループ作成
- メンバーのフォロー
- ファイルや画像の共同編集
Microsoft Teams上でYammerタブを追加し、投稿できます。
個人やグループ、社内全体へ向けて自由に情報を発信できます。
任意のメンバーをグループに招待すれば、グループ内でのみ投稿やファイル共有ができます。
特定のメンバーをフォローすると、当該メンバーの一連の投稿を表示します。
グループ内で共有したファイルや画像の共同編集が可能です。
以上の機能を活用すると、スムーズな情報共有が実現し、チームの生産性向上につながります。
Yammerの使い方
ここでは、Yammerの使い方を解説します。以下の使用方法を押さえ、自社での活用イメージを深めましょう。
Microsoft Teamsと連携する
YammerをMicrosoft Teamsと連携すると、Teamsのチャネル上でメッセージを投稿できます。
はじめに、Teamsのチャネルにあるタブバーで[+]をクリックします。そして、[コミュニティ]タブを開き、Teamsに表示するメッセージのコミュニティやトピックを選択します。
最後に[保存]をクリックすると、YammerタブがTeamsに表示されます。ただし、タブを追加するにはYammer Enterpriseへのサブスクリプションと、Teamsの所有者が権限を付与する必要があります。
投稿する
Yammerで投稿するには、以下の3つの方法があります。
- 更新
- 投票
- 称賛
「更新」タブでメッセージを投稿します。投稿内容を書いたら通知する対象を選択でき、新規投稿には「いいね」によるリアクションや、返信、共有が可能です。
「投票」タブを開き、質問と回答の選択肢を設定して投稿すると、社内で意見を募れます。特定のユーザーへの投票の依頼も可能です。
「称賛」タブでは、称賛するユーザー、画像、内容を入力して投稿すると、良い行いをしたユーザーを称賛できます。称賛を通知するユーザーも選択可能です。
Yammerの料金体系
Yammerを利用するには、Office 365への登録が必須となります。
Office 365 E1 | Office 365 E3 | Office 365 E5 | |
---|---|---|---|
料金/ユーザー/月 |
1,161円 |
3,110円 |
5,359円 |
メール・予定表 |
あり |
あり |
あり |
Web会議・音声通話 |
あり |
あり |
あり |
ファイル容量制限 |
1TB |
5TB/ユーザー |
5TB/ユーザー |
Microsoft 365 アプリ |
制限あり |
あり |
あり |
Office 365には4プランが用意されていますが「Microsoft 365 Apps for enterprise」ではYammerが使用不可なので、以上の3プランから選択する必要があります。ただし、全てのプランで1か月間の無料トライアルが可能です。
Yammerの評判
ここでは、Yammerを導入したユーザーの評判をご紹介します。自社へ導入を検討するときは、実際にYammerを利用したユーザーの声を参考にしましょう。
※こちらでご紹介する評判はBoxil SaaSより引用しております。
Yammerの良い評判
以下では、Yammerの良い評判をご紹介します。ユーザーからは、「コミュニケーションが改善された」という声があがっています。
非公開ユーザー投稿日:2023年4月コミュニティ内でのコミュニケーション頻度があがりました。今まではチャットで1対1の会話が多かったのですが、Yammerを利用することで、複数対複数の会話ができるようになりました。ファイルの共有なども簡単にできるので、情報共有が行いやすくなりました。
非公開ユーザー投稿日:2023年3月チャットなどを通して、コミュニケーションが気楽に出来るようになったのが良かったです。書き込みに対してリアクションやコメントを貰えるため、皆さんのモチベーションにもつながっておりました。
非公開ユーザー投稿日:2023年2月社内における部署をまたいだコミュニケーションツールとして導入されたと記憶しています。全社的に普及させるべく強化期間を設けて活動していましたので一定の目標は達成できました!
Yammerの改善に関する評判
以下では、Yammerの改善点に関する口コミをご紹介します。ユーザーからは、「通知が分かりづらい」などの改善を求める声が寄せられています。
非公開ユーザー投稿日:2023年4月UIがわかりやすく活用しやすいのですが、通知がもっとわかりやすく表示されたりすると良いです。
非公開ユーザー投稿日:2023年4月通知設定などの初期値が煩いため設定しなおしが面倒だった
非公開ユーザー投稿日:2023年2月投稿が多くて通知が頻繁に来るので切らないとうるさかったです
【ノート型】最も簡単にチームで情報共有ができるITツール
以下では、最も簡単にチームで情報共有ができるITツールをご紹介します。
Yammerを社内SNSツールとして活用すると、社内コミュニケーションが活性化し、社内全体での情報共有が容易になります。ただし、投稿数が増えすぎると「どこに、どの情報が保存されているのか」分からなくなるなどの懸念があります。
そのため、「SNS向けの情報」「ストックすべき情報」のどちらなのか、見極めたうえでほかのツールと使い分けましょう。とくに、マニュアルや業務進捗などを管理する場合は「検索性に優れており、情報を流れることなくストックできるツール」が必須です。
ただし、多機能なツールでは、社内全体で使いこなせず、一部の社員にしか浸透しません。したがって、情報を流れることなくストックでき、非IT企業における65歳以上のメンバーでも簡単に使える情報共有ツール「Stock」を活用しましょう。
Stockの「ノート」に情報を残せばリアルタイムで、任意のメンバーとの共有できます。また、ノートは「フォルダ」に分けて管理できるうえに、ノートに紐づく「メッセージ」を活用すると話題の混ざらないやりとりも可能になります。
あらゆる情報を簡単に管理・共有できる「Stock」
「Stock」|最もシンプルな情報ストックツール
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できるツールです。「社内の情報を、簡単にストックする方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくない数人~数千人の企業向け
ITの専門知識がなくても問題なく、あらゆる企業が簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
Yammerの使い方や料金・評判まとめ
これまで、Yammerの使い方や料金・評判を中心にご紹介しました。
Yammerは、タイムライン形式でオープンに発信可能な社内SNSツールで、多ユーザーへの情報発信力に優れています。Yammerを活用すると社内の情報共有が活性化する一方、投稿数が増えると古い情報が埋もれてしまうリスクも存在します。
そのため、日々の業務進捗などの流動的な情報を「いつでも簡単に振り返ることができるツール」との併用が必須です。ただし、多機能なツールを使いこなすには相応のITリテラシーが求められるので、シンプルな機能を備えたツールを利用すべきです。
結論、「ノート」「フォルダ」「メッセージ」のシンプルな機能で、流動的な情報も簡単に管理できるStock一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、社内での効率的な情報共有を実現しましょう。
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