セブンイレブン、ローソンやファミリーマートなどのコンビニでは、写真やハガキをはじめとしたあらゆる用紙を印刷できるマルチコピー機が設置されています。そのため、家にプリンターがなくても、コンビニで簡単に印刷できるのです。
しかし、コピー機の使い方がわからず、書類を印刷できないことに悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、コンビニで書類を簡単に印刷する方法を中心にご紹介します。
- スマホに保存している資料をコンビニで印刷したい
- ネットプリントの印刷代がいくらか知りたい
- データ化した資料をすばやく共有する方法を探している
という方はこの記事を参考にすると、コンビニで書類を印刷できるようになるほか、データ化した書類を適切に共有する方法がわかります。
目次
コンビニで書類を印刷する方法とは
コンビニで書類を印刷するには、以下の2つの方法があります。
- USBなどのメディアに保存した書類をマルチコピー機で印刷する
- PCやスマホから書類データをネットプリントに登録して印刷する
本記事では、2つの方法のうち、「PCやスマホから書類データをネットプリントに登録して印刷する方法」をコンビニ別に解説します。
セブンイレブンでの書類印刷方法
以下では、セブンイレブンでパソコン/スマホから書類を印刷する方法についてご紹介します。セブンイレブンの印刷には利用できるアプリが多いため、各アプリの違いも併せて確認しましょう。
【かんたんnetprint】会員登録不要のネットプリント
書類データを登録する場合は、「かんたんnetprint」を使うと、会員登録不要でセブンイレブンでPDFなどの書類印刷ができます。
<パソコンから登録する場合>
はじめに、「かんたんnetprint」トップページに移動して、「今すぐファイル登録」をクリックします。
画面が切り替わるので、[利用規約及び個人情報の取り扱いに同意する]にチェックを入れて、[利用を開始する]をクリックします。
印刷したい書類データを選択すると、詳細設定画面がポップアップされます。プリント設定の項目を選択していき、[登録する]をクリックしましょう。
画面のように「アップロード完了」と表示されれば成功です。[閉じる]もしくは[続けてファイルを選択]をクリックします。
ファイルの登録を終えると表示される「プリント予約番号」はコンビニで印刷する際に必須です。また、画面を閉じると自動的に消去されるので、必ず画面を閉じる前に予約番号をメモをするか、QRコードを保存しましょう。
印刷は、登録翌日の23:59まで可能です。また、店舗での印刷手順は以下のページから閲覧できます。
<スマホアプリから登録する場合>
スマートフォンアプリから登録する場合、まずは、こちらのページから、iPhone、Androidいずれかのアプリをダウンロードしましょう。
アプリを開くと以下のような画面になるため、[+]を押して、[文書ファイルを選ぶ]を選択します。
ファイルを選択する画面に切り替わるので、アップロードしたいファイルを選びます。
ファイルを選ぶと「印刷の詳細設定画面」が開くので、項目を選択して、最後に右上の[登録]押します。「アップロード完了」と表示されるのを確認しましょう。
ホーム画面に予約番号が表示されます。以上の手順で、「かんたんnetprint」を使ってスマートフォンから書類の登録ができます。
<LINEのトークから登録する場合>
ネットプリントのLINEアカウントを友達追加して、トーク画面からデータを登録することもできます。
まず、ネットプリントのLINEアカウントを友達追加し、トーク画面を開きます。
利用規約に同意し、メニューから[普通紙]をタップします。
そして、印刷したいファイルをネットプリントのLINEアカウントに共有すると、受付が完了します。予約番号は、登録履歴からいつでも確認できるので、万が一忘れてしまっても安心です。
【netprint】登録日+7日間印刷できるネットプリント
セブンイレブンでネットプリントを登録する場合、「netprint」にデータをアップロードする方法もあります。「かんたんnetprint」との違いは、印刷可能期間が延長されることと、印刷された回数がわかることです。
会員登録をする必要がありますが、登録日+7日間は印刷が可能で、期間中に何回印刷されたのかも見られます。そのため、自宅にプリンターがない場合でも、ネットプリントに登録すれば遠隔で書類データを各自で印刷してもらい、共有できます。
<パソコンから登録する場合>
利用するには、はじめに、「netprint」会員登録ページでメールアドレスを入力し、会員登録します。
次に、ログインして[普通紙にプリント]をクリックし、印刷したいファイルを登録します。
そして、用紙サイズやカラーモードを設定して、登録完了です。また、暗証番号を設定して、番号を知っている人しか印刷できないように制限することも可能です。
<スマホアプリから登録する場合>
スマートフォンアプリから登録する場合は、まずアプリのダウンロードが必要です。Google play、もしくはApp Storeからダウンロードしましょう。
アプリを起動したら、会員登録をすれば「かんたんnetprint」と同様の方法でネットプリントの登録ができます。
スマートフォンアプリでも、登録期間は登録日+7日間です。
【セブン‐イレブン マルチコピー】会員登録不要の印刷サービス
スマートフォンから書類を登録する別の方法として、「セブン‐イレブン マルチコピー」アプリがあります。このアプリでは予約番号を発行せずに、Wi-Fi経由でQRコードを発行できます。
iPhoneの場合はApp Store、Androidの場合はGoogle playからアプリをダウンロードしましょう。
前提として、アプリを開く前にスマホ本体のWi-Fiをオンにします。アプリを開くと以下のような画面が表示されるので、出力したい形式を選択しましょう。
プリント設定の選択画面が表示されるので、どちらかを選びます。今回は送信するファイルが1つなので、[アプリでプリント設定]を選択します。ファイルが複数の場合は、[マルチコピー機でプリント設定]を選びましょう。
表示に沿って「プリント方法」「カラー」「サイズ」などを選択していくと、上のような「ファイル形式」選択画面になります。今回は[文書ファイル]を選択します。
遷移した画面で[「ファイル」アプリを開く]を押します。本体に保存しているファイルを選択できるので、印刷したいファイルを選んで、右上の[開く]を押しましょう。
ファイルの確認画面が表示されるので、ファイルを選択して[決定]を押します。
印刷の詳細設定画面では、項目を選択して[QRコード作成]を押しましょう。
表示されたQRコードを、セブンイレブンのマルチコピー機にかざします。以降はマルチコピー機の指示に沿って操作しましょう。
【比較表】セブンイレブンの書類印刷用アプリ
スマホから書類を登録して、セブンイレブンで印刷するために使えるアプリは3種類あります。以下は3つのアプリの比較表です。(左右にスクロールできます)
かんたんnetprint | netprint | セブン‐イレブン マルチコピー | |
---|---|---|---|
登録方法 |
予約番号の発行 |
予約番号の発行 |
Wi-Fi経由 |
会員登録 |
不要 |
必要 |
不要 |
料金(普通紙、A4、白黒) |
20円/1枚 |
20円/1枚 |
10円/1枚 |
印刷有効期限 |
登録日+1日 |
登録日+7日 |
その場でコピー機と通信 |
このように、3つのアプリは印刷方法だけでなく、料金や印刷期限にも違いがあります。
ローソン/ファミリーマートでの書類印刷方法
以下では、ローソンとファミリーマートで書類印刷する方法を紹介します。ローソンとファミリーマートでは、基本的に同じアプリを使えます。
【ネットワークプリントサービス】ローソン/ファミマのネットプリント
ローソン・ファミリーマートで、ネットプリントする書類を登録するには、「ネットワークプリントサービス」を使います。
<パソコンから登録する場合>
はじめに、ネットワークプリントのサービスページから利用規約及び個人情報の取り扱いに[同意する]にチェックを入れて、[ファイルを選択]をクリックします。
ファイル選択画面が表示されるので、印刷したい書類データを選択して、[開く]をクリックします。
データを選択すると上のような登録画面が表示されるので、見分けがつくように「登録名」を変更して、ページ最下部の[ファイルを登録]をクリックします。
上の画面のように「ファイルの登録を受け付けました」と表示されれば成功です。ユーザー番号は印刷時に必須なので、画面を閉じる前にメモに残しておきましょう。
同じ画面を下方へスクロールして、登録名の下に「印刷できます」と表示されればコンビニで印刷可能です。
以上の手順で、PCから書類印刷を登録できます。店舗での印刷手順は以下のページを参照しましょう。
<スマホアプリから登録する方法>
スマートフォンアプリから「ネットワークプリントサービス」を使って書類を登録する場合、まずは、こちらのページからスマートフォン用アプリをダウンロードしましょう。
アプリを開くと以下のような画面が表示されるため[新規会員登録(無料)]を押して、会員登録を進めましょう。スマホからの書類登録には、会員登録が必須となります。
会員登録を済ませると以下のような画面になります。
[文書を登録する]を押します。
ファイル選択画面が表示されるので、印刷したいファイルを押します。
詳細設定画面に切り替わるので、項目を選択して[登録する]を押します。
登録完了画面が表示されます。ここで、マルチコピー機での操作手順も確認できます。
[マイボックスへ]を押すと登録書類が一覧で表示されます。アプリからの場合、この画面に表示されている「ユーザー番号」を使うことになります。
<LINEのトークから登録する場合>
ネットワークプリントのLINEアカウントを友達追加して、ネットプリントを登録する方法もあります。この場合は、会員登録をしなくても、ネットプリントを利用可能です。
ネットワークプリントのLINEを追加し、トーク画面で印刷したい資料を共有します。
用紙サイズを設定すると、印刷用の番号を発行することができます。
ファイルの保存期間は、登録から8日間あるので、登録から日が経ってから印刷したくなった場合も便利です。
コンビニで書類を印刷するデメリット
ここでは、コンビニで書類を印刷する3つのデメリットを解説します。コンビニでの印刷は容易にできますが、以下のポイントを押さえなければトラブルが発生したり、負担が重くなったりするので注意が必要です。
料金コストがかかる
コンビニで印刷する場合、料金コストの発生は避けられません。
セブンイレブンやローソン、ファミリーマートではA4普通紙のモノクロ印刷に10円~20円/枚の費用がかかります。自宅用プリンターの初期費用と比較するとコストを抑えられると思われがちですが、大量にコンビニで印刷すると、かえって料金が高くなります。
そのため、印刷の頻度や必要な書類の枚数に合わせて、コンビニのコピー機の使用を検討すべきです。
時間がかかる
コンビニでの印刷は時間や手間もかかります。
緊急時以外は、印刷する度にコンビニへ行き、書類を持って帰るのは手間です。さらに、コンビニの印刷機が混雑している場合は順番を待たなければならず、ストレスがかかります。
また、無線LANを使い遠隔操作で印刷できるプリンターとは異なり、コンビニで印刷するにはプリントサービスにファイルをアップロードするか、USBメモリやSDカードなどの記録メディアに入れて持ち歩く2つの方法しかないのです。
したがって、印刷に多くの時間を費やせない場合は、自前のプリンターを用意しましょう。
個人情報を人に見られるリスクがある
コンビニでの印刷は個人情報が外部に晒されるリスクもあります。
コンビニのような公共の場で機密情報が記載された書類を印刷するのはおすすめできません。印刷をしている間に第三者に覗かれたり、盗撮をされたりするリスクも伴ううえ、印刷した書類を置き忘れる恐れもあります。
また、プリントサービスを利用して印刷する際は、予約番号を盗み見られるリスクにも注意しましょう。したがって、社外秘の書類はインターネットを介さずに印刷するのが最も安全です。
【必見】印刷したいデータの社内共有に役立つITツール
以下では、社内での書類データ共有を効率化し、スマホ/パソコンからの書類印刷がすばやくできるようになるITツールをご紹介します。
コンビニでの印刷は、急に書類印刷が必要になったときに便利ですが、そもそも印刷する書類はデータとして社内で共有しておかなければ、コンビニですばやく印刷できません。とくに、扱う書類の量が多い大企業では、必要な書類をすぐに取り出せるような管理体制を整えておくべきです。
しかし、ExcelやWordなどのファイル管理では、社内情報が散在したり、更新の度にファイルが増えたりして、最新情報がどこにあるかわからなくなりがちです。そこで、ITツールを活用して社内の情報を一元管理しましょう。
ただし、多機能なツールを導入してもITツールに不慣れなメンバーが使いこなせず、放置されてしまいます。結論として、自社のデータ管理には、最もシンプルに情報を管理できる情報共有ツール「ナレカン」が最適です。
ナレカンの「記事」には社内の情報を書き残して、任意のメンバーと簡単に共有できます。また、記事は多階層の「フォルダ」で部署ごとに管理できるので、必要な情報が見つからなくなる恐れもありません。
あらゆる情報を最も簡単に管理・共有できる「ナレカン」
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コンビニで書類を印刷する方法まとめ
これまで、コンビニでの印刷方法やデメリットを中心にご紹介しました。
コンビニで印刷する際は、ネットプリントやマルチコピー機のサービスを使うのが便利です。しかし、金銭的・時間的コストやセキュリティ上のリスクがあるので、利用には注意が必要です。
また、書類データは社内で正しく管理・共有しなければ、必要なときに見つけ出せません。したがって、ITツールを活用して、データを整理することは必須です。
ただし、多機能なツールを使いこなすには相応のITリテラシーが要求されるので、「社内情報の管理・共有のために過不足のない機能を備えたツール」を活用しましょう。結論、「記事」と「フォルダ」で情報を簡単に整理できるツール「ナレカン」が最適です。
ぜひ「ナレカン」を導入して、書類を簡単に印刷できるようにしましょう。