アンケート調査とは、情報を収集し、調査対象の意見や行動を把握する調査手法のひとつです。とくに、マーケティングで適切な意思決定をするには、アンケート調査を実施して顧客のニーズを把握することが欠かせません。
しかし、具体的なアンケート調査のやり方やコツが分からず悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、アンケート調査の種類・やり方を中心にご紹介します。
- アンケート調査の設問の作り方や進め方が分からない広報・マーケティング担当者
- 職場環境の改善を試みたいが、十分な回答数が集まらず困っている管理職
- 過去のアンケートの管理や、結果の共有に役立つ方法まで知りたい総務担当者
上記に当てはまる方はこの記事を参考にすると、アンケート調査のやり方を把握して、取り組みを円滑に進められます。
目次
アンケート調査の種類とは
市場調査には、大きく分けて「定量調査」と「定性調査」があります。アンケートはおもに定量調査で用いられますが、自由記述式の質問によって定性的な意見を集めることも可能です。それぞれの代表的な手法は以下の通りです。
- 定量調査
数値化できるデータを収集・分析する調査方法を指します。多数の対象者から選択式の回答を集めることが多く、調査結果を統計的に分析しやすい点が特徴です。 - 定性調査
数値化できない個々の評価を得るアンケートを指します。「調査対象は少人数で、対象者の話を深掘りする」ため、質の高い意見や潜在ニーズの発見が期待できます。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| Web調査(インターネットリサーチ) | Webサイトを活用して実施する調査方法。 アンケート結果を回収する手間を削減しつつ、低コストで実施できる。 |
| 会場調査(CLT) | 会場に調査対象を集めて実施する方法。 実際に商品を試用したうえでの評価を得られる。 |
| 訪問調査 | 調査員が対象者の自宅を訪問して実施する方法。 回答率が高く、その場で不備を修正できる。調査員の人件費がかかる点がデメリット。 |
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| グループインタビュー | 対象者を5~7名程度のグループに分け、座談会形式で実施する方法。 対象者同士の対話から新たな発言が生まれる相互作用を期待できる。 |
| パーソナルインタビュー | 対象者と1対1で面談をして実施する方法。 対象者個々の意見を集中して深掘りできる。 |
| 行動観察調査 | 対象者の行動を観察する方法。 実際の行動を観察することで、精度の高い情報を取得できる。 |
上記を参考にして、目的に合ったアンケートの調査方法を選択するようにしましょう。
【3Step】アンケート調査のやり方
ここでは、アンケート調査のやり方について解説します。具体的なアンケート調査の進め方が分からない方は必見です。
(1)目的・調査方法の決定
まず、「調査の実施目的」と「調査方法」を決定します。
アンケート結果を具体的な取り組みに落とし込むには、調査の実施目的を事前に設定することが必要です。たとえば、アンケートを実施する目的の例として、以下の内容が挙げられます。
- ブランド認知度調査
自社のブランドの認知度を調査します。自社の商品の浸透率を可視化して、マーケティング活動の効果を把握できます。 - 顧客満足度調査(CS調査)
顧客満足度を調査することで、顧客のニーズを正しく把握し、商品・サービスの改善に役立てられます。 - 競合調査
競合企業について調査します。競合企業と比較することで自社の強みや弱みを把握し、他社との差別化を図ります。
目的を決めたら、対象者の人数や調査内容、予算に応じて調査方法を選びます。たとえば、多くの対象者から短期間で回答を集めたい場合はWeb調査、商品を実際に試してもらいたい場合は会場調査が適しています。
このように、調査方法は回答率や集まるデータの質にも影響するため、目的や対象者に合わせて選びましょう。
(2)調査票の作成・動作確認
次に、調査票の作成・動作確認をします。
調査票を作るにあたって、総務省統計局の【調査票の作成】を参考にするのがおすすめです。「具体的な調査票の全体像」「検討すべき調査項目」「質問文を作成するときの注意点」などを確認できます。
また、作成後にいきなりアンケートを社内に配布すると、質問の表記ミスがあったり、選択肢の割り振りに不備が見つかったりしたときに、すべてのデータを集め直す事態に陥ります。さらに、事前の確認作業を怠ると、修正の手間もかかってしまうのです。
したがって、ただ調査票を作成するだけでなく、アンケート調査の意図が回答者に伝わるか、不自然な点がないかを事前に確認するところまで実施するようにしましょう。
(3)実施・集計
調査票を作成したら、アンケート調査を実施し、集計・分析します。
このとき、アンケート調査の実施後、集計・分析をなるべく早く進めることがポイントです。なぜなら、回収後に集計や社内共有を後回しにすると、せっかく集めた現場の課題をタイムリーに改善へ反映できなくなるためです。
たとえば、集計を紙や手作業の入力で実施していると、分析までに数週間かかり、現場の意見が放置されてしまいます。そこで、あらかじめ集計方法を決めておき、回収と同時にデータをまとめられる状態にしておくことが重要です。
このように、アンケートは実施して終わりにせず、集計・分析までをスムーズにできる体制を整えておきましょう。
回答率UP!アンケート作成のコツ4選
ここでは、社内アンケートの回答率を上げるための具体的な作成のコツ4選を解説します。現場のスタッフから本音の回答をしっかり集めて社内環境の改善につなげたい方は必見です。
(1)目的を明確にする
まずは、アンケートを実施する目的を明確にすることがポイントです。
目的が曖昧なままアンケートを実施すると、現場のスタッフに「なぜ回答しなければいけないのか」という意図が伝わらず、後回しにされてしまいます。また、実施する側も、本当に必要な質問を絞り込めなくなってしまいます。
たとえば、「職場の不満を解消するための環境改善アンケート」のように目的を掲げ、質問内容をその改善に必要な項目だけにする工夫が必要です。したがって、回答率を高めるためには、最初に「何のための調査か」を誰にでも分かる状態にする必要があります。
(2)アンケートの構成をシンプルにする
次に、アンケートの構成をできるだけシンプルにします。
スクロールしなければ終わらないような長いアンケートや、質問の数が多すぎる構成は、回答者に大きな負担を与えます。また、日々の業務の合間に回答する社員の集中力が途切れ、提出を諦める原因にもなるのです。
たとえば、「質問全体の数を最大でも10問程度に抑える」など、一目見ただけで全体像が把握できる程度の分量にすることが求められます。このように、現場のスタッフが負担を感じずに最後まで回答を続けられるようにする必要があるのです。
(3)質問文に簡単な言葉を使う
次に、質問文に簡単な言葉を使うことも重要です。
カタカナの横文字や難しいビジネス用語が使われていると、現場のスタッフが質問の意図を正しく読み取れなくなります。また、意味を考える手間が発生することで回答へのハードルが高くなり、未回答や回答途中での離脱が増える恐れもあるのです。
たとえば、「エンゲージメントの現状について」とするのではなく、「日々の仕事にやりがいを感じているか」と分かりやすく言い換える必要があります。このように、業務経験や勤続年数に関係なく、誰でも直感的に理解できる言葉でまとめましょう。
(4)回答方法を簡単にする
最後に、記述式を減らして選択肢から選ぶだけの簡単な回答方法に設計することです。
自分の考えを文章で細かく記入させる質問ばかりだと、回答を記入するまでにどうしても多くの時間と手間がかかってしまいます。また、文字を入力する面倒くささから、アンケートそのものが放置される大きな原因になりかねません。
たとえば、基本的には「はい・いいえ」の2択や、5段階の選択肢から1つ選ぶ形式を中心に設定し、自由記入欄は最後に1か所だけ設ける形にします。このように、パソコンやスマートフォンから、数回タップするだけで回答が完了する設計にしましょう。
アンケート調査の成功事例3選
ここでは、アンケート調査の成功事例3選を解説します。以下の事例を把握し、アンケート調査の明確なイメージを持って取り組みを実施しましょう。
(1)株式会社モバオク

株式会社モバオクでは、オンラインリサーチを定期的をして、「サービス企画」「開発」「問い合わせ」などにユーザーの意見を反映させたいと考えていました。しかし、ユーザーの意見を取り入れる環境が整っていないという課題があったのです。
そこで、UX(ユーザーエクスペリエンス/ユーザー体験)リサーチ支援サービスを活用し、UXリサーチの社内普及活動を実施しました。また、社内共有会を実施し、リサーチ結果を全社で迅速に共有できる仕組みをつくったのです。
その結果、社員がユーザーを意識して「企画」「開発」「問い合わせ対応」に取り組めるようになりました。また、KPI(重要業績評価指標)として設定している訪問数や出品数も目標達成に近づきました。
(2)株式会社ハースト婦人画報社

株式会社ハースト婦人画報社のリサーチ課では、CRM(顧客関係管理)ツールを使ってアンケートを実施していました。しかし、「集計・分析」や「結果の共有」を十分にできていないという課題があったのです。
そこで、Webアンケートツールを導入して、アンケート開始の翌日には速報を共有し、調査結果をアクションにつなげられる環境をつくりました。また、操作方法が簡単で回答しやすいWebアンケートを作成し、回答率やデータ精度の向上を図ったのです。
その結果、調査結果の取得後、すぐにディスカッションをして判断できるので、迅速にPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルを回せるようになりました。今後は、全社員が調査結果を見られる場所をつくり、データ活用の事例共有も活性化したいと考えています。
参考:導入事例:株式会社ハースト婦人画報社- クリエイティブサーベイ
(3)ヤマハ株式会社

ヤマハ株式会社では、テキストマイニング(テキストデータから有益な情報を取り出すこと)ツールを使ってCS(顧客満足度)の改善に取り組んでいましたが、操作方法が難しく、ツールの利用が社内全体に浸透しないという課題がありました。
そこで、操作方法が簡単なテキストマイニングツールを導入して、顧客の声を分析する時間を短縮しつつ全社的な利用を促進しました。また、複数の部門でCSポータルサイトを立ち上げ、「顧客の声」や「アンケート調査の結果」を共有できる仕組みをつくったのです。
その結果、必要な情報へスピーディーにアクセスできるようになり、打ち合わせのときにも顧客の声に基づいて製品開発や顧客対応に対する提案ができるようになりました。
アンケートの作成から共有・管理を仕組み化するツール
ここでは、アンケートの作成から共有・管理を仕組み化するツールをご紹介します。
アンケートを回収しただけで満足し、集計したデータを個人のパソコンや手元のノートに眠らせたままにしてしまうケースは少なくありません。こうした状態では、現場から出た貴重な改善のサインが見落とされ、職場環境や業務課題が放置されたままになるのです。
結果を共有しようとExcelファイルにまとめても、ファイル数が増えると必要な情報を探すのに時間がかかり、活用されなくなります。また、アンケート調査・結果の共有方法がメールやチャットだと、日々の業務のやり取りに埋もれて回答・確認を忘れやすくなるうえ、「いつでも見返せる状態」に保つのは不可能です。
そこで必要なのが、特別な操作をしなくても、集まった回答や集計結果を自然に1か所へ蓄積でき、デバイスを問わずに見返せる仕組みです。こうした仕組みがあれば、毎回過去のファイルを探し回る手間がなくなり、現場の意見を確認・反映しやすくなります。
こうしたアンケート調査の運用に最もおすすめなのが、デバイスを問わずアンケート結果を「ノート」に誰でも簡単に残せるツール「Stock」です。Stockはテーマごとにノートに情報をまとめて共有できるほか、ノートに紐づくメッセージやタスク機能で周知することも可能なため、「ほかの情報に埋もれて回答し忘れた」という事態を防げます。
情報共有を効率化できるツール「Stock」
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
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「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
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「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
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「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :650円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,200円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
アンケート調査の種類・やり方まとめ
これまで、アンケート調査の種類・やり方を中心にご紹介しました。
社内アンケートは、実施スケジュールやテスト確認などの手順を正しく踏み、選択肢形式を中心にしたシンプルな調査票を作成するべきです。回収したデータを素早く集計・分析すれば、現場従業員の本音や職場の課題を正確に把握できるようになります。
一方で、アンケート調査結果を業務に活用するには、結果を正しく管理・共有できる仕組みづくりが欠かせません。また、集計した結果をExcelファイルや紙のままで保管するのではなく、店舗や外出先からでも全員がいつでも見返せる仕組みにすることが必要です。
したがって、アンケート調査におすすめなのは、直感的な操作で、集まった回答やデータを「ノート」へ誰でも簡単に残して共有・管理できる情報共有ツール「Stock」です。実際に、非IT企業を中心とした250,000社以上が情報共有の効率化を実現しています。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入して、全社でアンケート調査の結果を活用しましょう。



