近年では、リモートワークの推奨や、インターネット上で取り扱う情報量の増加など、情報化社会への動きが進んでいます。そのため、オンラインでの情報共有・管理に対応するのに「場所を選ばずに使えるITツール」が、多くの企業で導入されているのです。
たとえば、Googleアカウントがあれば使える「Google Chat」も、そのひとつです。ただし、Slackなどと比べると認知度が低いので「Google Chatとは何なのか」「現行のチャットツールと何が違うのか」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Google Chatの機能や特徴、料金プランから口コミまで網羅的に紹介します。
- Google Chatの機能や使い方を詳しく知りたい
- Google Chatが自社に合うツールなのか検討したい
- 効率的に情報共有できるツールを探している
という方が本記事を参考にすると、Google Chatについて幅広く理解し、客観的な基準をもってツールを選択できるようになります。
目次
Google Chat(グーグルチャット)とは
以下では、Google Chatの特徴や機能をご紹介します。Google Chatの導入を検討している担当者の方は必見です。
「Google Chat」と「ほかのチャットツール」との違い
Google Chatとほかのチャットツールとの大きな違いは、Gmail、カレンダー、Meet、Google グループなどと統合して使用できる点です。
Google Chatは、Google Workspaceの一部として提供されているチャットツールです。そのため、ほかのGoogleのツールを活用しつつメッセージを送ることが可能なのです。
また、仕事や個人的なコミュニケーションの流れが管理しやすいよう設計されていたり、リアルタイムでChatを使用してつながり、連携して作業を進めたりできる点も特徴です。
Google ChatとGoogle ハングアウトは違うもの?
Google ChatとGoogle ハングアウトは異なるサービスです。
「Google ハングアウト」はメッセージサービスでしたが、2022年11月に廃止となりました。そして、テキストチャットツールの「Google Meet」と、ビデオ会議ツールの「Google Chat」という2つのビジネス向けサービスに分離されたのです。
現在、「Google ハングアウト」のメッセージ機能は、Google チャットに完全移行しています。また、Google Chatは、メールよりも気軽にメッセージを送れるため、話題が混ざりづらい点が特徴です。
Google Chat(グーグルチャット)の主な機能
Google Chatは体系的なグループウェアであるGoogle Workspaceのなかでも、チャットでの情報共有に特化しています。以下では、主要となる3機能を紹介します。
- チャット
- スペース
- 連携
個人からグループまで共有相手を選択し、メッセージでやりとりできます。
トピックごとに情報共有の場を設け、アイデアや意見を交換できます。
「メール」や「カレンダー」などの他Google製品と連携し、機能を拡張します。
Google Chatのチャットとスペースの違いとして、スペースでは、チャットと異なり「ファイルの共有」「タスクの作成」ができる点が挙げられます。このようにGoogle Chatは、社内情報を円滑に共有して業務効率を向上させるツールと言えるのです。
【無料で使える?】Google Chat(グーグルチャット)の料金体系
Google Chatは基本的に無料で利用ができ、単体での有料プランは用意されていません。
以下のプラン比較表は「Gmail」や「Google ドライブ」なども制限なく使えるようになる「Google Workspace」の料金体系です。
パーソナル | Business Starter | Business Standard | Business Plus | Enterprise | |
---|---|---|---|---|---|
料金
(月払いプラン) |
無料 |
816円/ユーザー |
1,632円/ユーザー |
2,448円/ユーザー |
問い合わせ |
メッセージを送信する |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
メッセージを編集する |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
メッセージを削除する |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
ダイレクトメッセージを開始する |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
絵文字を送信してリアクションする |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
メッセージにWebhookを設定する |
× |
〇 |
〇 |
〇 |
〇 |
Google Chat(グーグルチャット)の使い方
体系的なグループウェアの一機能であるGoogle Chatは、単体のツールとしての機能が広く浸透しているとは言えません。そこで以下では、Google Chatの具体的な使い方を紹介します。
(1)【iPhone・Android別】スマホでのGoogle Chatの始め方
iPhoneであればApp Storeから、AndroidはGoogle PlayからGoogle Chatをインストールしましょう。
チャットを開始するときは、画面右下の緑のアイコンをタップします。
次に、[スペースを作成]を選択し、スペース名を入力します。
そして、やりとりしたいユーザーを追加しましょう。
実際のチャット画面は以下の通りです。
(2)【PC】Google Chatの始め方
次に、パソコンでGoogle Chatを始める方法を紹介します。
ブラウザで使用する場合には、webからGoogle Chatにログインすることで使うことができます。
デスクトップアプリ(PC版)を追加する場合には、Google Chatにログインして、アドレスバーの右にある「ダウンロードアイコン」をクリックします。
次に、インストールの確認画面が出てくるので、[インストール]を選択しましょう。以上の操作で、デスクトップアプリがPCに追加されます。
(3)メッセージで情報共有をする
次に、Google Chatでメッセージを送りましょう。
はじめに、ホーム画面の左上にある[チャットを新規作成]をクリックします。
次に、メッセージを送りたいユーザーを選択して、[チャットを開始]をクリックすれば、チャットを始められます。
また、Gmailと連携することで、社内外問わずに全メッセージを一元管理できます。そのため、社内のやりとりには「Google Chat」、社外連絡は「Gmail」と使い分けたとしても、ツールを何度も行き来する必要がなくなるのです。
(4)スペースでアイデアを共有する
最後に、Google Chatのスペースの使い方を解説します。
Google Chatには、トピックごとに情報共有の場所を分けられる「スペース」があります。スペースは、アイデアの共有やプロジェクト計画などの様々な用途に利用されているのです。
スペースを使う手順としては、はじめに、ホーム画面の左側の[チャットを新規作成]をクリックします。
上図のスペース作成画面へ移行したら、スペース名の設定やメンバーの招待をしましょう。社内メンバーであれば、名前やメールアドレス、所属グループから簡単に探せるのもポイントです。
作成されたスペースは、下図のようにホーム画面に表示されます。
スペースはチームの情報共有のほかに、タスク管理のためにも利用できます。メンバーにタスクを割り当てると進捗が可視化されるので、プロジェクト管理にも使えるのです。
Google Chat(グーグルチャット)の評判
以下では、Google Chatを実際に利用しているユーザーの声を紹介します。第三者の客観的な意見を参考に、自社の導入可否を判断しましょう。
※こちらで紹介する口コミ・評判はITreviewを参考にしております。
Google Chat(グーグルチャット)の良い口コミ・評判
はじめに、Google Chatの良い口コミ・評判を紹介します。
ユーザーからは「情報整理に役立つ」「容易に連絡ができる」との声が挙げられています。
非公開ユーザー投稿日:2024/5/17情報ごとに投稿するスペースを名前付きで作れるので、関連するWEBサイトのページのURLなどの情報整理にとても役立っています。また、その情報を特定のユーザーと共有できるので、プロジェクトメンバーだけに知ってほしい情報などの共有にも役立っています。
非公開ユーザー投稿日:2024/3/2チャット感覚で社内の方と連絡を行うことができます。 社員情報は全てアプリ上に登録をされており、アドレスや電話番号の確認、登録が不要で、容易に連絡を行うことができます。
非公開ユーザー投稿日:2024/2/5優れている点・好きな機能メンションなどの一般的な機能はその他アプリと統一されているのでクセがなく使いやすい。Googleのアプリとの連携ができているのでGmailやmeetからワンクリックで切り替えられるのも良い。
小澤 まどか投稿日:2023/11/15テーマを作って、そのテーマに合わせてチャットができるので打ち合わせの内容がわかりやすくお互い共有できる点も良いですし、これを使ってmeetのほうにすぐには入れる点も使い勝手が良くていいです。Googleアカウントがあればすぐに招待して始めれる点も気軽で良いので、これからさらに頻繁に使っていきたいです
Google Chat(グーグルチャット)の改善点に関する口コミ・評判
次に、Google Chatの改善点に関する口コミ・評判を紹介します。
ユーザーからは「返信を見落としてしまう可能性がある」「検索がしづらい」との声が寄せられています。
非公開ユーザー投稿日:2024/5/17各投稿に対する返信が折りたたまれてしまうので、閲覧するためにはクリックする必要があるので手間であることに加えて、表示も小さいので返信がついていることを見落としてしまうことがある。
非公開ユーザー投稿日:2024/3/2検索がしづらいです。ヒットするワードが多かったり、少しでも誤りがあるとヒットしません。差出人や近い言葉などで、詳細検索ができるとより良いと思いました。
非公開ユーザー投稿日:2024/2/5iphone上のアプリは、通知がならないバグがあったり、ファイルのやり取りで上手くいかない事があった。パソコン上では特に問題なく使えていたのでパソコン上だけと割り切って使うようにした。
小澤 まどか投稿日:2023/11/15相手をスペースに招待する際に、少し戸惑ったので、簡単なマニュアル的なポップアップかフローチャートがあるとわかりやすい。
【必見】「チャットだと流れてしまう…」を解消するおすすめのアプリ
以下では、最も簡単に社内情報を一元管理するツールを紹介します。
Google Chatは、Googleアカウントがあれば無料で始められるので、導入ハードルが低いツールと言えます。一方で、ユーザーからは「使い方が分かりずらい」「マニュアルが欲しい」との声が寄せられています。
このように、チャットアプリを導入しても操作性が悪いと、使われずに放置されてしまう可能性があります。そのため、機能がシンプルで直観的に使えるアプリが良いです。
結論として、業務に関するあらゆる情報を見やすく記録・管理するには、目的の情報へすぐにアクセスでき、非IT企業の65歳の方でも即日で使いこなせる「Stock」一択です。
あらゆる情報をStockの「ノート」に蓄積し、「フォルダ」で整理すれば、簡単に社内情報を一元管理できます。さらに、ノートに「メッセージ」を紐づければ、チャットアプリのように話題が流れず、必要な情報へすぐにアクセスできるのです。
非IT企業の65歳でも簡単に使える情報共有アプリ「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Google Chat(グーグルチャット)の使い方や口コミ・評判まとめ
ここまで、Google Chatの特徴や機能など、幅広く解説しました。
Google Chatは情報共有に優れたITツールであり、ユーザーからシンプルな操作性を評価されているツールです。しかし、チャットでは話題が流れてしまうことが多く、「情報管理に困る」「アクセス性が良くない」などの課題があります。
そのため、「メッセージでやり取りできるのはもちろん、社内情報の保存までカバーするITツール」が代替に最適です。
したがって、Google Chatに課題を感じる企業は、あらゆる情報をストックする「ノート」があり、ノートごとに「メッセージ」が紐づいている『Stock』の導入が最適です。
ぜひ「Stock」を導入し、ストレスのない情報共有を実現しましょう。
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