「ストレージ」とは、iPhone・AndroidなどのスマホやPCにて、デジタルデータを保管する場所を指します。業務で写真・書類などの膨大なデータを扱っていると、ストレージがいっぱいになり、デバイスの動作が重くなってしまう可能性があります。
しかし、「ストレージがいっぱいになったらどうすればよいか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ストレージがいっぱいになったときの対処法を中心にご紹介します。
- ストレージがいっぱいになった時の対処法を把握したい
- オンラインストレージの注意点を押さえて導入可否を検討したい
- オンラインストレージよりも安全で簡単に使えるツールがあれば知りたい
という方はこの記事を参考にすると、ストレージがいっぱいになったときの対処法が分かるので、業務を円滑に進められます。
目次
ストレージがいっぱいになるとどうなるのか
ストレージがいっぱいになると、デバイスの画面に「ストレージの空き容量がありません」と表示される場合があります。また、ストレージがいっぱいになると発生するトラブルとして、以下の6つが挙げられます。
- アプリの動きが重くなる・強制終了される
- ファイルを開けなくなる
- 写真・動画を撮影できなくなる
- データを保存できなくなる
- ソフトウェアのインストールができなくなる
- OSが正常に動かなくなる
したがって、ストレージがいっぱいになると、デバイスをスムーズに操作できなくなり、業務が滞ってしまいます。そのため、ストレージの上限に達した状態で放置せず、適切に対処しなければなりません。
【iPhone/iCloud】ストレージの確認方法
ここでは、iPhoneとiCloudのストレージの確認方法をご紹介します。
iPhoneのストレージは、iPhone本体で使える容量のことを指します。一方、iCloudのストレージは、Apple社が提供しているクラウドストレージサービスで、インターネット上に用意された、データを保存する領域のことです。
iPhoneのストレージ容量の確認方法
まずは、iPhoneのストレージ容量の確認方法をご紹介します。
iPhoneのストレージ容量を確認するときは、まず「設定」アプリを開き、[一般]をタップします。
次に、「一般」の項目にある、[iPhoneストレージ]をタップします。
すると、画面の上部に、iPhone本体のストレージ容量と使用済みの容量が表示されます。
また、画面を下にスクロールすると、アプリ別のデータ容量を確認できます。
iCloudのストレージ容量の確認方法
続いて、iCloudのストレージ容量の確認方法をご紹介します。
iCloudのストレージ容量も、「設定」アプリから確認できます。
まず「設定」アプリを開き、一番上にある[名前]をタップします。
Apple ID画面に進んだら、[iCloud]をタップします。
すると、画面の上部に、iCloudのストレージ容量と使用済み容量が表示されます。
さらに詳しく使用状況を確認したい場合は、[アカウントのストレージを管理]をタップしましょう。
すると、iCloudストレージ全体の使用状況と、アプリ別のデータ容量を確認できます。
上記の方法で、こまめにストレージを確認しましょう。
ストレージがいっぱいになったらどうする?対処法6選
ここでは、ストレージがいっぱいになったときの6つの対処法について解説します。以下の内容を押さえて、スマホ・PCのストレージ不足を解消するにはどうすれば良いか把握しましょう。
(1)キャッシュを削除する
ストレージがいっぱいになったときは、キャッシュを削除しましょう。
「キャッシュ」とは、アプリの設定や状況など、一度読み込んだ情報を一時的に保存しておくデータを指します。例として、デバイスに蓄積されているキャッシュは、以下の通りです。
- ブラウザキャッシュ
- コンテンツキャッシュ
- LINEのキャッシュ
- Google マップのキャッシュ
「Safari」や「Google Chrome」などのWebブラウザでは、閲覧したWebサイトのデータがキャッシュとして蓄積されています。
動画・電子書籍などをダウンロードして利用していると、コンテンツのデータがキャッシュとして蓄積されています。
コミュニケーションアプリの「LINE」では、アプリの表示・読み込みを高速化するために、データがキャッシュとして蓄積されています。キャッシュを削除しても、トーク履歴・写真・ファイルなどが消えることはありません。
Googleが提供している地図アプリの「Google マップ」では、閲覧した地図のデータがキャッシュとして蓄積されています。
Safariのキャッシュ方法
ここでは、Safariのキャッシュ方法を画像付きで解説します。
1. Safariを開き、下にある[ブックマーク]をタップします。
2. [履歴]を選択し[消去]をクリックします。
3. 消去したい期間を選択し[履歴を消去]をクリックします。
とくに、ビジネスシーンでは、あらゆる事象を調査するため、ブラウザを多く活用します。その結果、キャッシュがどんどん蓄積されていくので、定期的に削除しておくことが重要です。
(2)不要な写真・動画を削除する
写真や動画の削除によっても、ストレージ容量を減らすことができます。写真や動画の必要とする容量の目安は以下の通りです。
ストレージ容量 | 写真(3MB/1枚) | 動画(200MB/1分) |
---|---|---|
16GB |
約5,400枚 |
約80分 |
32GB |
約10,800枚 |
約160分 |
64GB |
約21,600枚 |
約320分 |
128GB |
約43,200枚 |
約640分 |
特に動画は容量が大きいため、不要な動画をたくさん保存している場合は、削除することでストレージの使用容量を大幅に減らせます。
不要な写真や動画は、iPhoneの「写真」アプリから簡単に削除できるため、すぐに実行できる点がメリットです。
(3)不要なアプリを取り除く
不要なアプリを取り除くことで、ストレージの容量を増やすことができます。
iPhoneの場合、設定アプリから、[一般]<[iPhoneストレージ]を選択し、「非使用のアプリを取り除く」を[有効にする]とすることで、空き容量を増やせます。
このように、ストレージがいっぱいになったときは、不要なアプリを取り除く設定をすることで、容量を増やすことが可能です。
(4)容量を増やす(プラン変更)
容量を増やすプランに変更することで、空き容量を増やせます。ここでは、iCloudのプランをご紹介します。
・iCloud(参考:iCloudのストレージ料金)
プラン・容量 | 料金 |
---|---|
50GB |
130円/月 |
200GB |
400円/月 |
2TB |
1,300円/月 |
6TB |
3,900円/月 |
12TB |
7,900円/月 |
容量を必要に応じて追加することで、容量がいっぱいになり、業務が滞る事態を防げます。
(5)データを外部ストレージに移行する
データを外部ストレージに移行することも、ストレージがいっぱいになったときの対処法のひとつです。
スマホ・PCなどのデバイスに搭載されたストレージを「内部ストレージ」と言う一方で、デバイスに接続して使うストレージを「外部ストレージ」と言います。具体的な外部ストレージは、以下の通りです。
- SDカード
- USBメモリ
- 外付けハードディスク(HDD)
- DVD・Blu-rayなどのディスク
このように、ストレージがいっぱいになったときは、外部ストレージを活用すると、内部ストレージの容量不足を解消できます。
(6)データをオンラインストレージに移行する
ストレージがいっぱいになったら、データをオンラインストレージに移行しましょう。
「オンラインストレージ」とは、インターネット上にデジタルデータを保管できるサービスを指します。たとえば、Googleが提供する「Googleドライブ」では、15GBまで無料で利用できます。
オンラインストレージには、自動でバックアップをとれる機能があり、データを保護しながら管理できます。また、自社でサーバーを用意する必要がないので、低コストできる点がメリットです。
以下は、iPhone内の写真・動画を「iCloud」に保存する操作手順です。
1.「設定」アプリを開き、下にスクロールして[写真]をタップします。
2.[iCloud写真]にチェックを入れると、撮影した写真や動画がiCloudに自動保存されます。
上記の操作で簡単にデータを保存し、容量を節約できます。
オンラインストレージの注意点3選
ここでは、対処法のひとつである「オンラインストレージ」の3つの注意点を解説します。オンラインストレージを導入するときは、以下の3点に注意して、自社に最適なツールを検討しましょう。
(1)情報漏洩のリスクがある
オンラインストレージの注意点として、情報漏洩のリスクがある点が挙げられます。
オンラインストレージでは、不正アクセスを受けて、情報漏洩が発生する恐れがあります。そのため、「アクセス制限を細かく設定できる」「国際規格である「ISO27001」を取得している」などを選定基準にして、高セキュリティなツールを導入しましょう。
たとえば、強固なセキュリティ対策を重視している企業では、「ISO27001」認証を取得している「ナレカン」のような情報管理ツールを使って、高いセキュリティレベルを確保しています。
(2)容量や保存期間に制限がある
オンラインストレージでは、容量や保存期間に制限がある場合もあります。
保存できるデータの容量はツールによって異なるため、すぐに上限に達してしまい使用できなくなることが起こり得ます。また、保存期間が過ぎたり、無料プランで一定の期間以上アクセスしなかったりすると、データが削除されることもあるのです。
したがって、オンラインストレージを導入する際は、容量・保存期間を確認して、自社に合ったツールを選ぶ点に注意しましょう。
(3)情報へのアクセス性が悪い
ツールによっては、情報へのアクセス性が悪いこともオンラインストレージの注意点のひとつです。
ファイルが多くなったり階層が深すぎたりすると、情報がどこにあるのか分からなくなってしまいます。このように、ファイル管理が面倒だと、オンラインストレージの利用がストレスになりかねないのです。
そのため、欲しい情報をすぐに見つけられる使いやすいツールを選ぶようにしましょう。
【これで解決】最も簡単に情報へアクセスできるツール
以下では、最も簡単に情報へアクセスできるツールをご紹介します。
個人のスマホで情報管理しているとストレージがすぐにいっぱいになるうえ、情報が属人化するリスクが伴います。そのため、業務に関する情報は、そもそも個人のスマホで保管するのではなく、チーム全員がアクセスできる仕組みで保管すべきです。
なかでも、オンラインストレージであれば、自動でバックアップをとれるため保管先としておすすめです。ただし、社内情報が散在して情報を探す手間がないように「情報へのアクセス性が良く、社内情報を安全に一元管理できるツール」を選びましょう。
結論、自社が導入すべきは、社内のあらゆる情報をナレッジとして蓄積でき、欲しい情報に迷わずたどり着ける「ナレカン」一択です。
「ナレカンの「記事」には、画像やファイルはもちろん、メールやチャット上のやりとりなどあらゆる情報の蓄積が可能です。また、ナレカンでは「10GB~/1人あたり」で利用でき、画像約10,000枚もしくは、一般的なファイルを約10,000個の集約が実現します。
社内の情報管理を円滑化できるツール「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
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「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
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ストレージがいっぱいになったときの対処法まとめ
これまで、ストレージがいっぱいになったときの対処法を中心にご紹介しました。
ストレージの空き容量が不足したときには、「不必要なデータを削除する」「データを外部ストレージやオンラインストレージに移行する」などの対処法があります。
ただし、オンラインストレージによっては、不正アクセスによる情報漏洩のリスクがあったり、必要な情報を探すのに時間がかかったりする恐れがあります。そこで、「高セキュリティなうえ、簡単に目的の情報を見つけられるツール」があると便利です。
したがって、ストレージがいっぱいになったときには、厳格なセキュリティで情報を保護できるうえ、大量の情報からすぐに目的の情報へアクセスできる情報管理ツール「ナレカン」が最適です。
ぜひ「ナレカン」を導入し、ビジネスに必要な情報を隈なく残せる仕組みを整えましょう。
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