オンボーディングとは新入社員の組織定着と早期活躍を促す過程であり、成功すれば新入社員の人材育成も促進できます。しかし、オンボーディングは「全社で新入社員が職場に馴染めるような長期的支援」が必要なため、教育の負担は避けられません。
そこで役にたつのが、オンボーディングをサポートするITツールです。とはいえ、どのような種類のツールを選べば費用対効果を最大化できるか悩む担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オンボーディングに役立つツール9選と、選び方のポイント3点についてご紹介します。
- オンボーディングに役立つツールの選び方や比較するべき点が分からない
- 既存社員のオンボーディングの負担を減らし本業務と両立させる方法が知りたい
- オンボーディングを成功させ、新入社員の人材育成を促進したい
という方は今回の記事を参考にすると、オンボーディングに役立つツールの選び方が分かり、人材育成の観点でオンボーディングを効率的に進める仕組みが実現できます。
目次
オンボーディングが加速するおすすめツール9選
以下では、自社のオンボーディングを素早く進められるツールを9選紹介します。
オンボーディングで利用するツールは「教育全般の悩みを解消できるか」のポイントが重要です。たとえば、オンボーディングにも使えるツールであっても、その後の情報共有は配属する部署やチームごとに共有する「情報」が異なるので、教育に使う業務ノウハウも一元管理しなければなりません。
また、機能が充実していても、複雑なツールであれば社員に使われず自社のオンボーディングが停滞してしまいます。そのため、ツール選定の際は「だれでも簡単に使いこなせる過不足のない機能を備えたツール」が大前提なのです。
結論、全社・チームごとのオンボーディングを効率化できるツールは、非IT企業の65歳以上の社員でもマニュアルなしで利用できる情報共有ツールの「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に記録した情報は即時更新され、社内メンバーにオンボーディングの状況を電話やメールで知らせる手間がかかりません。また、ノートは「フォルダ」で整理できるため、社内情報をStockに集約すれば、オンボーディングに限らず通常業務でも社内情報が探しやすくなります。
【Stock】ノート感覚で最も簡単に情報共有できる

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツールITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん 松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん 株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
https://www.stock-app.info/pricing.html
登録から30日間は、全ての機能を無料で試すことができます。
また、トライアル期間終了後も、累計20ノートまでは永年無料で利用できます。
無料トライアル終了後に有料プランに申し込むことで、そのままノートを制限なく作成できる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネスに必須の機能も継続して利用できます。そして、大容量のファイルも引き続きアップロード可能です。
有料プランでも1人あたり月額300〜400円程度からという非常に手頃な価格で利用できます。
【Asana】タスクの対応状況が一目で分かる

Asanaはタスクの対応状況の確認を中心にプロジェクトの進行状況を管理するツールで、オンボーディングに関連するタスクの進捗を視覚化できます。
Asanaの特徴
- タスク状況を視覚的に確認できる
- プロジェクトメンバーの仕事量を数値化できる
- 100個以上の外部アプリと連携できる
タスクは掲示板形式(ボード)やリスト形式(リストビュー)で対応状況を確認可能です。
一人当たり何のタスクがいくつ割り当てられているかデータ化され、多い場合はドラッグアンドドロップするだけでタスクが再度割り振れます。
SlackやGoogleカレンダーを含む100個以上の外部アプリと情報が連携できます。
Asanaの注意点
- 備わっている機能が多く、慣れるまでに時間がかかる
- タスクが増えると管理がしずらい
多機能のため、使い方を理解しどの機能がプロジェクトに有効か判断できるまで時間を要します。
タスクが膨大になると閲覧しにくくなるうえ、タスクの修正はひとつずつ手動で行う必要があり管理が難しくなります。
Asanaの料金体系
- Basic:個人的なタスクを管理できる機能が備わったプランで、0円で利用可能です。
- Premium:チーム単位でタスクやプロジェクトを管理する機能が備わったプランで、年間払いでひと月あたり1ユーザー1,200円で利用可能です。
- Business:全機能が使えるプランで、年間払いでひと月あたり1ユーザー2,700円で利用可能です。
【Trello】進捗状況を可視化してプロジェクトが管理できる

Trelloはカンバン方式でプロジェクトを管理するツールで、オンボーディングのプロジェクト管理に利用できます。
Trelloの特徴
- プロジェクトの状況を可視化できる
- 機能がシンプルになっている
プロジェクトの進捗はボード(カンバン)・リスト・カードで視覚的に分かり、残タスクや着手状況がすぐに判断可能です。
3機能で基本構成されているため、ユーザーが用途に合わせてカスタマイズできます。
Trelloの注意点
- ユーザー自身で利用方法を設計する必要がある
- 基本機能が少ない
- 無料プランだと利用に制限がある
あらゆる利用シーンを想定してシンプルに作られているため、利用方法をユーザー側が考える必要があります。
初期段階で備わっている機能が少ないことから、利用が不便な場合はプラグインで機能拡張する必要があります。
無料プランには機能に制限がついており、細かなタスク管理には不十分です。
Trelloの料金体系
- FREE:個人や小さなチームのプロジェクト管理ができるプランで、$0(USD)で利用可能です。
- STANDARD:検索機能やストレージの機能を拡張させたプランで、$5(USD)年間支払いの場合、1ユーザーあたり月額 ($6 月額)で利用可能です。
- PREMIUM:複数のプロジェクトを同時に管理可能なるプランで、$10(USD)年間払いの場合、1ユーザーあたり月額 ($12.50 月額)で利用可能です。
- ENTERPRISE:すべての機能に加えセキュリティが強化されたプランで、1ユーザーあたり月額$17.50(USD)で利用可能です。
【Co:TEAM】1on1が効率化できる

Co:TEAMは個人と会社の成長を促す「パフォーマンス・マネジメント」ツールで、とくにオンボーディングでは1on1に活用できます。
Co:TEAMの特徴
- 1on1に特化した機能が備わっている
- ツール上で称賛コメントが送りあえる
- 目標と評価を一元管理できる
新入社員の目標やフィードバックの記録と連携しており、1on1で使用する情報が簡単に確認できます。
メンバー間で行動や成果への称賛コメントが送れ、チーム内でのコミュニケーションやモチベーションの向上に活用できます。
「目標」「評価」「1on1」「称賛やフィードバック」をツール上で一元管理し、評価指標を明確化します。
Co:TEAMの注意点
- ツールの利用用途が人事評価以外の目的に合わない
人事評価につながる機能に特化しているため、教育フローの設定やマニュアルの共有といった情報共有の側面では利用が困難です。
Co:TEAMの料金体系
- 運営会社に問い合わせが必要です。
【MotifyHR】90日でオンボーディング状況が分かる

MotifyHRはエンゲージメント(会社への思い入れ)が測定できるツールで、90日でオンボーディングが実施可能です。
MotifyHRの特徴
- 90日間のオンボーディングコースがある
- 社内文化に関する情報を発信できる
- オンボーディングの効果測定がツール上でできる
新入社員が会社に馴染むために必要なタスクや研修コンテンツが自動配信されるほか、オンボーディング状況が定期的に通知され90日でオンボーディングが完了可能です。
ミッションや会社理念、社内ニュースなどの社内文化を発信し、企業文化の浸透をサポートします。
内定者も自社のメンバーとして登録可能であり、入社前からイベントのスケジューリングや自社に関わるコンテンツを配信できます。
オンボーディングの効果があったか離職率や定着率を測定し、オンボーディングの取り組み内容の改善につなげられます。
MotifyHRの注意点
- オンボーディング機能は基本機能の追加オプションで別料金がかかる
- 初期費用が発生する
基本機能にはオンボーディングコースが含まれていないため、利用するには追加料金が発生します。
導入開始時には初期費用が発生します。
MotifyHRの料金体系
- スタンダードプラン:基本機能が利用可能で、1ユーザー¥440で利用可能です。
- オンボーディングプラン:スタンダードプランにオンボーディング機能を追加したプランで、1ユーザーに対し¥440追加で利用可能です。
- 初期費用が¥330,000~発生します。
【Onn】オンボーディングに特化して従業員情報を管理できる

Onnはオンボーディングに特化したツールで、現場と人事をつないでオンボーディングを促進します。
Onnの特徴
- オンボーディングに関する情報を一元管理できる
- オンボーディングに特化したアンケートを自動配信できる
新入社員の情報や面談メモといったオンボーディングに関連する情報を一元管理し、情報の散らばりを防止します。
オンボーディングに関するアンケートが新入社員に配信され、回答結果が関係者にリアルタイムで共有されます。
Onnの注意点
- オンボーディング以外の用途には活用が困難
オンボーディングに特化したツールであるため、オンボーディング以外での情報共有として活用は難しいでしょう。
Onnの料金体系
- 運営会社へ問い合わせが必要です。
【Cocolabo】新入社員の様子がチームに共有できる

Cocolaboは社内のチームビルディングを促すツールで、オンボーディングプランも用意しています。
Cocolaboの特徴
- 100日間の新入社員受け入れ支援プランがある
取り組み状況の管理や新入社員が相談を投稿するコメント機能など、新入社員の早期貢献を支援するプランを用意しています。
Cocolaboの注意点
- 利用人数が限られている
登録可能な人数が原則20人まで、21名以上は問い合わせが必要です。また、最大でも100名までとなっており、大規模な人数での利用には注意が必要です。
オンボーディングプランにはオンボーディングに活用できる機能のみが備わっています。
Cocolaboの料金体系
- オンボーディングプランは、月額¥3,000(登録人数20人まで)で利用可能です。
【Wistant】マネジメント状況を可視化できる

Wistantは企業の目標管理・1on1・評価を支援するツールで、オンボーディングでの1on1や目標管理に役立ちます。
Wistantの特徴
- 1on1の管理をサポートする機能が備わっている
- マネジメントの現状を数値化できる
1on1の定例化や事前アンケートによるアジェンダ生成機能があり、運用コストを下げ1on1を効率化します。
マネジメントレベルを数値化し、改善点を明らかにする経営・人事向け分析機能が備わっています。
Wistantの注意点
- プランによって利用できる機能が異なる
1on1プランでは1on1に特化した機能のみになるため、目標管理機能やフィードバック機能が必要な場合はフルパッケージプランを選ぶ必要があります。
Wistantの料金体系
- 1on1機能のみの1on1プランは、1ユーザー月額 700円(税抜き)で利用可能です。
- 1on1を含むフルパッケージプランは、1ユーザー月額 1,500円(税抜き)で利用可能です。
【Talmundo】オンボーディングが自動化できる

Talmundoは従業員の入退社・異動を管理するプラットフォームツールで、オンボーディングを盛り上げる機能が用意されています。
Talmundoの特徴
- クイズ形式による理解度チェックが行える
- オンボーディングのタスク管理や回答を自動化できる
- 新入社員の成果を測定できる
企業は新入社員に対して、理解が必要な企業情報を対話型のクイズとフォームで回答させることができ、組織理解を促せます。
定期タスクの生成やチャットボットでの回答を通じてオンボーディングの取り組みの一部を自動化できます。
エンゲージメント(会社への思い入れ)、生産性、定着度を測定し、オンボーディングの効果が分かります。
Talmundoの注意点
- 海外製のツールである
海外製のツールであり、日本語対応がされていないため利用には注意が必要です。
Talmundoの料金体系
- 運営会社に問い合わせが必要です。
オンボーディングに活用するツールを選ぶときの3つのポイント
ここでは、オンボーディングに活用するツールを選ぶ際に気を付けるべき3つのポイントをご紹介します。チームのオンボーディングに成功している企業は、以下のポイントを確実に押さえながらツール選定をしています。
(1)目的に合った過不足のない機能を備えているか
まず、自社の目的に応じた過不足のない機能を備えているかを確認しましょう。
オンボーディングに活用するツールには、用途がオンボーディングに特化したものから複数の機能を備えたものまでさまざまです。そのため、自社の利用目的に合っていなければ機能が充実していても持て余したり、逆に欲しい機能が足りず運用に利用できなくなったりしてしまうのです。
そこで、「導入社数が多いから」「有名であり同業界の企業も使っているから」など、定性的な理由でツール選定をしないことがポイントです。
(2)利用が難しくないか
次に、ツールの利用が自社で難しくないか確認しましょう。
オンボーディングは全社単位での取り組みになるため、だれもが使えるツールを選ぶ必要があります。多機能なツールだと社員のITリテラシーによっては使いこなせないので、選定候補のツールは全社員が利用可能なものか確認しましょう。
確実に全社員が利用可能なツールを選ぶには、「Stock」のように、機能がシンプルで非IT企業向けのITツールを選択するのが最適です。
(3)長期運用できる価格か
最後に、長期運用できる価格であるかどうかを確認しましょう。
ツールを利用するには導入費と維持費が発生するので、初期費用と年間費や月額費が自社に見合ったものであるか確かめることが重要です。とくに、長期的に利用できなければ多大な教育コストや金銭的コストが無駄となってしまうのです。
そこで、ツール選定の際、価格が長期的に支払えるかつ自社の利用目的に対し、費用対効果があるかを踏まえて検討しなければなりません。
オンボーディングにツールを導入するメリット
ITツールを使うと、オンボーディングにおける運用の負担軽減や情報共有の仕組み化が実現できる点が最大のメリットです。
たとえば、オンボーディングにおける課題は「対応に時間がかかる」「全社で関わるため情報共有が難しい」という点にあります。しかし、ツールを利用すればツール内で情報共有が完結させられ、コミュニケーションもテキストで共有できるようになります。
結果として、ツールに情報が集約されるので情報共有の煩雑さが解消し「情報が共有されないストレス」を感じなくなるのです。したがって、オンボーディングにツールを導入することは「企業と新入社員の双方の負担軽減」「仕組み化による情報共有スピードの向上」を得るためにも必要であると言えます。
オンボーディングに役立つツールまとめ
これまでオンボーディングに役立つツールについてご紹介してきました。オンボーディングツールの選定に失敗しないポイントは以下の3点です。
- 利用目的に合った過不足のない機能を備えているか
- 誰でもすぐに使えるほど利用が難しくないか
- 教育コストはもちろん、長期的に運用できる価格か
オンボーディングでのツール利用は、企業側の運用の負担をなくしストレスのない情報共有の仕組みを構築できるメリットがあります。ただし、オンボーディングは全社で新入社員を支援する取り組みなので、上記3点を踏襲するツールが必須です。
したがって、オンボーディングを成功させるには選定における3つの条件を満たしつつ、ITに不慣れな社員でもストレスなく、情報管理の側面からオンボーディングの課題を解決する情報共有ツール:「Stock」が必須です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入してオンボーディングにおける人材育成を効率化させましょう。