Microsoft Teamsでは、無料版と有料版のプランが提供されています。しかし、無料プランである「Teams Free(クラシック)」の廃止が決定し、2023年4月12日以降はアクセス不可になり、データが削除される旨がMicrosoft社からアナウンスされました。
そのため、無料版(クラシック)を使うユーザーは「新しい無料プランまたは有料プラン」への切り替えが必要です。なかには有料版への移行を検討しているものの、各プランの差分が分からず悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Teams無料版(クラシック)と有料版の違いを中心にご紹介します。
- 無料版から有料版への切り替えを検討しているが、選ぶべきプランが分からない
- 現在のTeamsの全プランを比較して、自社に合ったプランを選択したい
- 費用対効果の高い、社内情報を簡単に共有ツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、無料版(クラシック)からの切り替え方がわかり、自社に最適なプランも判断できます。
目次
Teams無料版(クラシック)と有料版の主な違い
ここでは、Teams無料版(クラシック)と有料版の主な違いを3つ紹介します。有料版へ切り替えると、以下の点でメリットが得られます。
(1)オンライン会議で使える機能が増える
有料プランでは、オンライン会議に関する機能が拡張されます。たとえば、無料版(クラシック)では未対応、または制限があった以下の機能が利用可能です。
- 長時間でのグループ会議の実施
- 会議内容の字幕書き起こし機能の利用
- ウェブセミナーの主催(会議の開催、出席者の登録、レポートなど)
- 会議画面上で表示できるホワイトボード機能(Microsoft Whiteboard)の利用
したがって、長時間のミーティングや社外へのウェブセミナーを実施する企業は、有料プランに切り替えるとオンライン会議が円滑に進められるようになります。ただし、プランによって含まれる機能が異なるため、プラン選定に注意しましょう。
(2)ファイルストレージ(容量)が増える
無料版(クラシック)に比べて、有料版では利用可能なファイルストレージ(容量)が増加します。
無料版(クラシック)の容量は1ユーザーあたり2GBになっていますが、有料版では最安価のプランでも「ユーザー1人あたり10GBのクラウドストレージ」が使えます。そのため、有料プランに切り替えると、チーム内でやりとりできるファイル量も増やせるのです。
また、上位プランになるほど大容量のファイルストレージが使えるようになるので、自社でやりとりするファイルの量でプランを検討しましょう。
(3)サポートが厚くなる
有料プランでは、機能だけでなくサポート体制も充実します。
無料版(クラシック)ではMicrosoft Teamsのコミュニティーでのサポートが前提です。一方、有料版では電話またはWebでのサポートが24時間年中無休で受けられます。
一方、有料版のサポート体制は全プラン「24時間対応の電話・Webサポート」になるため、最安価のプランと最上位のプランいずれもサポートの厚さは変わりません。
【全プラン一覧表】Teams無料版と有料版を徹底比較
ここでは、Teamsの無料版と有料版の全プランを徹底比較します。2023年7月現在、以下のプランが提供されています。
- <2023年4月12日廃止>Microsoft Teams Free (無料版クラシック)
- Microsoft Teams (新・無料プラン)
- Microsoft Teams Essentials(有料プラン)
- Microsoft 365 Business Basic(有料プラン)
- Microsoft 365 Business Standard(有料プラン)
具体的に、メインとなる機能の違いは以下の通りです。(表は右にスクロールできます。)
Microsoft Teams Free (無料版クラシック) | Microsoft Teams (新・無料プラン) | Microsoft Teams Essentials(有料プラン) | Microsoft 365 Business Basic(有料プラン) | Microsoft 365 Business Standard(有料プラン) | |
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Officeアプリの有無 |
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音声・ビデオ会議 |
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ファイルストレージ |
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サポート |
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チャットの最大ユーザー数 |
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そのほかの特徴 |
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無料版(クラシック)を利用中のユーザーは、機能の違いを確認したうえで乗り換えプランを検討しましょう。
Teamsを継続利用する際の注意点
ここでは、Teamsを継続利用する注意点を紹介します。とくに、無料版(クラシック)を利用中のユーザーは、以下の点を抑えなければ今後の運用が頓挫してしまうので注意しましょう。
無料版(クラシック)廃止に伴うプラン変更が必要
無料版(クラシック)は2023年4月12日の廃止前にプラン変更が必須です。
無料版(クラシック)は廃止後にデータが削除となります。そのため、引き続き利用するには「新しい無料版プラン」または「有料プラン」へ移行しなければなりません。
したがって、無料版(クラシック)を利用中のユーザーはサービス提供終了前にプランを変更しましょう。
※一方、今からTeamsを無料で使うために登録すると、自動的にTeamsの新プランに加入となります。
有料版への変更後に費用対効果が悪くなる恐れがある
無料版から有料版に変更すると、費用対効果が悪くなる恐れがあるため注意が必要です。
有料版には「Teamsのみを使うプラン」と「Teams以外のOfficeアプリが含まれたプラン」があります。Teams以外のOfficeアプリが含まれたプランは料金が高額になる分、Teamsでの利用可能な機能も増加します。
しかし、機能やアプリが豊富だと、ITに不慣れなメンバーが使えません。以上のことから、Teams以外のOfficeアプリを利用する予定がない企業や非IT企業は、有料版へ移行すると、かえって費用対効果が悪くなる可能性が高いのです。
そこで、「Stock」のようなシンプルな情報共有ツールを使うと、情報共有に過不足のない機能のみ備わっているので、費用も最小限に抑えながら情報管理ができます。
【必見】ストレスなく社内情報を共有できるおすすめのツール
以下では、ストレスなく社内情報を共有できるおすすめのツールをご紹介します。
Microsoft Teamsは豊富な機能を備えた、情報共有に役立つツールです。しかし、多機能な分「月々の契約料金が高い」「操作が複雑で使えないメンバーが発生する」デメリットもあるため、無料版(クラシック)からのプラン変更は慎重に検討しましょう。
費用を抑えつつ、社内情報を簡単に共有する仕組みをつくるには、ほかのITツールへの乗り換えが効果的です。とくに、非IT企業や限られたメンバーの中小企業では「誰でも簡単に使える情報共有ツール」を選ぶと、教育コストもかかりません。
結論、ストレスなく社内情報を共有するには、非IT企業の65歳以上のメンバーでも、マニュアルなしで操作可能な「Stock」が必須です。
Stockの「ノート」には文字や画像、表やファイルを簡単に残しつつ、リアルタイムでメンバーへ反映されるので共有も簡単です。また、ノートに「メッセージ」「タスク」が紐づけられ、関連情報のやりとりも入り乱れません。
非IT企業でも簡単にチームの情報を共有可能なツール「Stock」

「Stock」|チームの情報を最も簡単に残せるツール
Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート機能」を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても問題なく、簡単に始められます。
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残せます。
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、さらに直感的な「タスク管理」も可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 池本 健太郎さん
きずな綜合会計事務所 |
「会計事務所内の『情報ストック』と『タスク管理』が、すべてStock上で完結しています」 ★★★★★ 5.0 少なくとも会計事務所であれば、どこの事務所であっても大幅に業務効率を改善できると思います。しかし会計事務所に限らず、フォルダ階層形式でサクサクと情報共有したり、または簡単にタスク管理したいチームであれば、どこにも強くオススメできます。 |
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』があるチームでも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 西尾 太初さん
株式会社ハピネス |
「LINEだと情報が流れていってしまう問題が、一気に解消されました!」 ★★★★★ 5.0 従来使っていた『LINE』だと、情報が流れていってしまうので、後から過去の『営業の打ち合わせ記録』を振り返ることはできませんでした。しかし、Stock(ストック)を導入した後は、すべての『営業の打ち合わせ記録』が『ノート単位』で整然と管理されており、過去の営業記録にも即座にアクセスできます。過去に『いつ・誰と・何を』話したかが明確に分かるようになったので、2回目、3回目の営業戦略を立てられるようになりました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :5人で1,980円/月〜
- エンタープライズプラン :5人で4,800円/月〜
Teamsに関するよくある質問
以下は、今回のTeams無料版(クラシック)廃止に関するよくある質問です。
- 新しいTeamsは無料で十分使えるか?
- Teamsの無料版に時間制限はあるか?
- Teamsの無料版終了でどうなるか?
- Teamsの無料版が「クラシック」「新プラン」のいずれか知る方法は?
新無料プランは、企業規模として100名未満の企業であれば、無料でも使えます。
マンツーマンの会議では「上限30時間」、グループの会議では「上限60分」の時間制限があります。
無料版(クラシック)については、Microsoft公式が「Teamsの無料版(クラシック)ライセンスは非推奨とし、2023年4月12日に使えなくなる」としています。
Teamsアカウントの「プロフィール」をクリックして出たメニュー上部に、現在加入しているプラン名が表示されます。
一方、Teamsは無料で使い続けられるものの「無料(クラシック)から新無料プラン」への移行は、手作業でデータ移行しなければならない点に注意です。
Teams無料版(クラシック)と有料版の違いまとめ
これまで、Teams無料版(クラシック)と有料版の違いを中心にご紹介しました。
Teams無料版(クラシック)と有料版は、主に「オンライン会議の機能」「ファイルストレージ」「サポート」に違いがあります。各プランごとに機能制限が異なるため、Teams無料版(クラシック)からプラン変更するときには、慎重に検討しましょう。
また、情報共有では多機能なツールでなくとも、必要な機能が過不足なく備わっていれば無駄な費用を掛けずに運用できます。とくに「シンプルな情報共有ツール」を使えば、ITリテラシーを問わず誰でも簡単に使いこなせるのです。
したがって、「ノート」「メッセージ」「タスク」の情報共有に過不足のない機能を備えた、情報共有ツールの「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」を導入し、料金・操作性ともにストレスのない情報共有の体制を整えましょう。