Teamsは、リモートワークに役立つ機能が豊富に備わっており、また無料から使い始められることから、多くの企業で活用されているアプリのひとつです。
そのため、なかにはプランをグレードアップしたい方がいる一方、多機能ゆえに使いこなせずほかのアプリへの移行を検討している方も少なくありません。しかし、「Teamsのプラン変更や別のアプリへのデータ移行方法が分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Teamsのプラン変更やデータ移行する方法を中心にご紹介します。
- Teamsのプラン変更のやり方を確認したい
- Teamsから別のアプリにデータ移行する方法がわからない
- Teamsより簡単に社内情報を共有できるツールを探している
という方はこの記事を参考にすると、Teamsを移行するときの手順や注意点、必要な対応がわかります。
目次
Teamsのプラン変更のやり方とデータを引き継ぐときの注意点
ここでは、Teamsのプラン変更のやり方とデータを引き継ぐときの注意点を解説します。Teamsの移行について理解していない方は、以下の概要を抑えましょう。
(1)クラシック版から無料版に切り替える
Teamsでは、2023年の4月の無料版(クラシック)の終了に伴って、クラシックに代わる「新しい無料版プラン」の利用が可能になりました。そのため、当時、Teamsを引き続き無料で利用したい方は、新しい無料版プランにデータ移行する必要がありました。
すでに廃止されたクラシック版ですが、現在の「無料版Teams」との違いは、主に以下の通りです。
クラシック版 | 新しい無料版 | |
---|---|---|
最大人数 |
300人 |
100人 |
オンライン会議
(通話・ビデオ) |
|
|
ファイルストレージ |
|
|
ゲストアクセス(組織外のユーザーをチームに招待) |
|
|
その他の特徴 |
|
|
ただし、クラシック版のデータは自動で移行されなかったため、手動で新しい無料版プランにデータを引き継ぐ必要があったのです。
(2)無料版から有料版に切り替える
無料版から有料のTeamsプランへ切り替える場合、Teams内のデータは自動的に移行されるため、手動で転送する手間と時間はかかりません。
以下は、Microsoft Teamsの有料版の料金プラン比較表です。(左右にスクロール可能)
Microsoft Teams Essentials | Microsoft 365 Business Basic | Microsoft 365 Business Standard | Microsoft 365 Business Premium | |
---|---|---|---|---|
料金(月額) |
599円/ユーザー |
899円/ユーザー |
1,874円/ユーザー |
3,298円/ユーザー |
オンライン会議参加者数 |
300人まで |
300人まで |
300人まで |
300人まで |
グループ会議の制限時間 |
30時間 |
30時間 |
30時間 |
30時間 |
ファイルストレージ |
10GB |
ユーザー1人あたり1TB |
ユーザー1人あたり1TB |
ユーザー1人あたり1TB |
Microsoft 365 の追加サービス |
× |
○ |
○ |
○ |
電話/WEBサポート |
○ |
○ |
○ |
○ |
Teamsを有料版に移行する方法は、Microsoftアカウントにログインした状態でMicrosoft Teamsの法人向け価格プランをクリックし、自社に最適なプランの[今すぐ購入]を押して、支払い手続きを完了させます。
Teamsから別のアプリにデータ移行する方法
Teamsでは、チームとチャネルの構造やチャットのデータを別のアプリに移行できます。具体的には、以下の2つの方法があります。
- エクスポートオプションを利用する
- CSVファイルに抽出して、移管先のソフトからインポートする
以下では、各詳細を解説していきます。
Teams Export APIでエクスポートするやり方
Teamsでは、別のソフトに切り替える場合、「Teams エクスポート API」と呼ばれるサポートを無料で利用できます。サポートを利用するときは、以下の手順を踏みましょう。
- Teams 管理センターからサポートに問い合わせます。
- メールまたは電話を選択する。
- 要望を使えたら、処理が開始され、処理が完了したら通知が届きます。
担当者宛てに、エクスポートするにあたっての「タイトルの定義」や「サイズの見積もり」などの説明の連絡が入ります。
以上のように、ペンダー側のサポートを受けられますが、ハードルが高いため躊躇してしまう方も少なくありません。また、エクスポート処理が発生している間に新たに作成したコンテンツは、データ移行の対象に含まれない点にも注意が必要です。
CSVファイルに抽出して、移管先のソフトからインポートするやり方
CSVファイルに抽出して移管先のソフトからインポートする場合、手間がかかってしまいますが手順としては簡単です。
- まず、はじめにTeams内のデータをファイル形式に出力します。
- 次に移行先のソフトから、ファイルをインポートします。たとえば、情報管理ツール「Stock」に移行する場合は、トップ画面右上の[設定]から、[チーム設定の変更]をクリックします。
- 画面左にある[データインポート]を選択し、エクスポートしたTeamsのCSVファイルをStock内にダウンロード・アップロードします。


また、「ツールを移行した後の運用が複雑にならないか」にも注意しなければなりません。そのため、Teamsから乗り換えるときは、誰でも簡単に使えるかを確認したうえで移行作業を進めましょう。
Skypeが終了?!Teamsへの移管方法とは
以下では、「Skype」が終了する背景と移管する方法を解説します。Skypeを自社で活用している方は必見です。
Skypeがサービス終了になる背景

「Skype」は、Microsoft社が提供する無料のビデオ通話アプリです。
ただし、Microsoft社は2025年2月28日(現地時間)、「Skype」の提供を2025年5月5日に終了すると発表しました。Skypeをサービス終了する理由としては、無料のコミュニケーションサービスとしての役割を「Microsoft Teams」に一本化するためです。
そのため、Skypeを使用しているユーザーは2025年5月5日までに、Teamsへの移行か、Skype内のデータのダウンロードを完了しておく必要があります。
SkypeからTeamsに移管する方法
SkypeからTeamsへのデータ移行は簡単で、手順は以下の通りです。
- Skypeにログインする
- Skypeのトップ画面上にある[Teamsの使用を開始する]を選択し、ダウンロードを開始するか、既にインストールされている場合はTeamsを開きます。
- Teamsを開けば、上の画像のように、Skype内にあったチャットと連絡先のデータ全てがそのまま表示されます。


参考および画像引用:SkypeからMicrosoft Teams Free への移行
【重要】非IT企業がTeamsを使うときの注意点
Teamsはオンライン会議やメッセージの送付が簡単な一方で、企業によっては導入しても合わない恐れがあります。そこで以下では、非IT企業がTeamsを活用するときの注意点を紹介します。
多機能ゆえに使いこなせない
Teamsは機能が豊富なものの、非IT企業では使いこなせない恐れがあります。
メインの機能はオンライン会議やチャット・電話ですが、各機能を使うには細かい仕様を覚えなければなりません。しかし、使い方が複雑なことでITに不慣れなメンバーは、操作方法が分からず、一部のメンバーにしか活用されなくなってしまいます。
また、十分に使えず機能を持て余せば費用対効果も悪くなります。そのため、現状Teamsをうまく運用できていない企業は、別の代替ツールへの乗り換えも検討しましょう。
動作が重くなることがある
利用していると動作が重くなることに注意が必要です。
実際に、ITreviewのTeamsに関する口コミでは「特に低スペックなデバイスでの動作がスムーズになるよう改善してほしい」「インターネットが不安定な場合でも作業が継続できるようにしてほしい」といった意見が寄せられています。
したがって、やりとりする情報量が多い企業にとって、Teamsは業務が進まずストレスを感じる可能性が高いのです。そこで、「Stock」のような情報共有ツールを使えば、大容量ファイルや動画を共有しても、軽い動作で使い続けられます。
誰でも簡単に使えるおすすめの情報共有ツール
以下では、誰でも簡単に社内情報を共有できるおすすめのツールをご紹介します。
法人向け無料版Teams(クラシック)の廃止に伴いデータ移行が必要になりますが、ITに詳しくない方にとっては複雑な作業です。また、そもそもTeamsは多機能ゆえに非IT企業では使いこなせない恐れがあります。
そこで、社内の情報を管理・共有するツールを選ぶときには、「誰もがストレスなく利用できること」を重視しましょう。ひとりでもうまく使いこなせないメンバーがいれば、重要な連絡が伝わらず、業務が停滞してしまいます。
そこで「直感的に使える情報共有ツール」を導入すれば、複雑な操作が不要になり、運用の負担を最小限に抑えられます。したがって、非IT企業の65歳以上のメンバーでも、マニュアルなしで簡単に使える情報共有ツール「Stock」一択です。
Stockの「ノート」に残した社内情報は、即時任意のメンバーに共有されるので、複雑なTeamsよりも簡単に情報を共有できるようになります。また、ノートには「メッセージ」「タスク」が紐づけられるので、業務を効率化するための機能に過不足がありません。
チームの情報を最も簡単に共有・管理できるツール「Stock」

/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
![]() 塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
![]() 竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
「会社全体が、『Stock(ストック)さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock(ストック)を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock(ストック)さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
![]() 江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Teamsでデータ移管する方法と注意点まとめ
これまで、Teamsでデータ移管する方法と注意点を中心にご紹介しました。
Teamsの無料版(クラシック)は廃止されていますが、新たな無料版Teamsの利用は可能です。しかし、無料版Teamsへのデータは自動で移行されないので、手動で移行するか有料プランへの切り替えが必要です。
また、Teamsは機能が豊富に備わっているものの、ITに不慣れだと使いこなせません。また、動作が重くなる現象も度々発生しているため、Teamsの運用にストレスを感じている企業は、別ツールへの乗り換えを検討しましょう。
そこで、情報共有に過不足のない機能を備えた、軽い動作で使える情報共有ツール「Stock」を利用すれば、社内の誰もが円滑に業務を進められるようになるのです。
ぜひ「Stock」を導入し、社内情報を共有しやすい体制を整えましょう。