ビジネスにおいて社内外でやり取りをする場合のチャットツールとして「Slack」が多くの企業で採用されています。2024年4月にSlack AIが新たに登場し、さらに利便性が向上しました。
一方で「Slack AIの機能で何ができるかわからない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Slack AIの特徴や使い方、口コミを中心にご紹介します。
- Slack AIの特徴や機能、使い方を網羅的に把握したい
- Slack AIの口コミや評判から使用するか検討したい
- Slackに代わるAIが備わったツールがあれば知りたい
という方はこの記事を参考にすると、Slack AIの使い方や口コミがわかるだけでなく、導入すべきか判断できるようになります。
目次
Slack AIとは
ここでは、Slack AIの特徴や機能をご紹介します。Slack AIの概要をしっかりと掴みたい方は必見です。
「Slack AI」と他のAIツールの違い
引用:Slackの公式サイト
「Slack AI」と他のAIツールの違いは、世界的に使われているビジネス用チャットツールである「Slack(スラック)」に搭載された生成AIであるため、Slack内の情報のキャッチアップに適していることです。
Slack AIには、おもに検索と要約の機能が備わっています。そのため、膨大なメッセージのやり取りの中から瞬時にAIが必要な情報を発見したり、チャットを全て確認しなくてもわかるように内容を要約したりできるのです。
また、チャンネル内のCanvasやPDF・Word文書といったあらゆる形式のファイルも検索や要約の対象になることが大きな特徴です。したがって、欲しい情報が検索や要約に反映されないというストレスが緩和されます。
以上のように、Slack AIはチャットツールの「メッセージが流れやすい」という欠点を補うべくAI技術とチャットツールを組み合わせた点で他のAIツールとは異なります。
Slack AIの機能
以下の表は、Slack AIの機能をまとめたものです。
機能名 | 機能内容 |
---|---|
要約機能 |
AIがチャンネルやスレッドを瞬時に要約してくれます。 |
検索機能 |
話し言葉で質問をしても、AIがツール内のチャットやファイルを検索して適切な情報を提供します。 |
まとめ機能 |
重要なチャンネルでは毎日のまとめをAIが作成するように設定することができます。 |
以上のように、Slack AIを使用すれば、 メッセージを一から探したり読んだりする手間が省け、業務の効率を飛躍的に上昇させることが可能なのです。
Slack AIの使い方
以下ではSlack AIの使い方をご紹介します。Slack AIの使用方法や使用感を知りたい方は参考にしましょう。(※画像はすべてSlack|SlackでAIを使って、仕事をさらに先へ。より引用しています。)
使い方1| Slack AIを追加する
まず、Slack AIを追加しましょう。Slack AIは有料プランで使用できるアドオンであるため、有料プランを選択した上でSlack AIを購入する必要があります。
フリープランを利用している場合
- デスクトップからSlackのワークスペースにサインインします。
- プランや料金の等の詳細を料金プランから確認し、有料プランを契約します。
- [Slack AIをプラス]を選択し、プランにSlack AIを加えます。
- プロプランかビジネスプランを選び、[アップグレード]をクリックします。
- お支払い情報を入力し、購入内容を確認した後[購入]をクリックすると完了します。
有料プラン(プロプランまたはビジネスプラン)を利用している場合
- デスクトップからSlackのワークスペースにサインインします。
- 料金プランにアクセスし、[Slack AIを入手]を選択します。
- 購入内容を確認した後、[Slack AIを購入する]をクリックすると完了します。
使い方2|会話を要約する
Slack AIはチャンネルやスレッド内の会話を要約することができます。
画像右上にあるボタンをクリックすると、Slack AIがチャンネルやスレッド内にあるメッセージを要約してくれます。また、要約してほしいメッセージの範囲を絞り込むことができるため、必要な情報だけを効率的に得られます。
たとえば、トラブルが発生し気付かぬうちにメッセージが溜まっていた場合に、要約機能を使うことで素早く状況を把握できます。このように、メッセージの確認にかかる時間を大幅に削減することが可能なのです。
使い方3|質問に対して回答を生成する
Slack AIの検索機能を使うと、質問に対して回答を生成してくれます。
Slack AIの検索ボックスに質問を入力すると、Slack内のチャンネルやスレッド情報を検索し、回答を生成します。インターネット上の一般的な情報とは異なり、Slackに蓄積された会社の情報から回答を作るため、社内規則やマニュアルなどの検索に有用です。
このように、質問内容に関するメッセージを検索するだけでなく、AIが検索結果を要約して回答してくれるところが大きな特徴です。
使い方4|まとめ機能を使う
Slack AIはチャンネルの内容をまとめたものを毎日作成することができます。
まとめ機能では、指定したチャンネル内のやり取りのまとめを毎日生成してくれます。そのため、まとめを見るだけで内容の核となる部分が掴めたり、同じチームメンバーと認識を共有したりすることが可能なのです。
とくに、やり取りの多いチャンネルにまとめ機能を設定しておくと、メッセージ内容に目を通す時間が短縮され作業効率が上がります。
Slack AIの料金プラン一覧
以下は、Slack AIをアドオンで利用できる料金プランの一覧です。Slackにはフリープランがあるものの、Slack AIはフリープランで使えないため注意しましょう。
プロ | ビジネスプラス | Enterprise Grid | |
---|---|---|---|
月額料金 |
1,050円 |
1,800円 |
要問い合わせ |
ワークスペース数 |
1つ |
1つ |
無制限 |
メッセージ履歴 |
無制限 |
無制限 |
無制限 |
全メッセージのデータエクスポート |
【×】 |
【○】 |
【◯】 |
監査ログ |
【×】 |
【×】 |
【◯】 |
上記の3つのプランのうちいずれかを選択していれば、アドオンとして追加料金を支払うことでSlack AIを利用できるようになります。どのプランを選ぶかは、企業規模や機能に応じて決定しましょう。
Slack AIの口コミ
以下はSlack AIの良い口コミと改善点に関する口コミです。ユーザーからは、スレッド要約機能やRecap機能を評価する意見が見られた一方で、まとめ機能の改善点に関する声もありました。
Slack AIのスレッド要約機能めちゃくちゃ便利だな 多少とっ散らかってしまってるスレッドでも要点のコメントの参照先を示してくれるのがとても助かる
— Daigo | Flutter (@mamushi_journey) December 2, 2024
Slack AIのRecap機能, ポスト中に別ポストへのURLがある場合でも、別ポストの内容も踏まえてしてまとめてくるのね。とても便利。 #Slack #AI
— Takeshi Hiratsuka (@marreta27_jp) November 7, 2024
Slack AIによるまとめって何でこんなに読みにくいんだろう。内容を端折りすぎてるのと、基本的な日本語力が低い気がする。
— こくぼ@Leaner Technologies (@yusuke_kokubo) December 5, 2024
以上のように、Slack AIは要約機能で話題が錯綜してしまいがちなメッセージ内容を簡潔にできて便利な反面、まだAIの日本語での文章生成能力が十分でないと言えます。そのため、AIが生成した内容だけに頼りすぎないようにしましょう。
Slack AIを利用するときの注意点
Slack AIを利用するときは、AIによる要約や検索、まとめの内容が必ずしも正しいわけではないことに注意しましょう。
とくにSlackはチャットでやり取りをすることが目的のツールです。そのため、チャットには個人的な意見や不確実な発言が多く含まれており、チャットの内容を踏まえて要約や回答が生成されたとしても誤った情報である可能性があります。
したがって、Slack AIが生成した回答や要約を確認する場合は、どのような情報のやり取りがあったのかを参考程度に把握するだけにとどめ、内容を信じすぎないようにすべきなのです。
仮に社内で的確な情報を得たい場合は、チャットではなく精査したナレッジのみを管理している「ナレカン」のようなツールから情報を探すようにしましょう。
【必見】Slack AIよりも正確性の高い情報にアクセスする方法
以下では、Slack AIよりも正確性の高い情報にアクセスする方法をご説明します。
Slack AIは、チャンネルやスレッド内の会話を要約したり、検索したりできます。しかし、会話の内容には不確定要素が多く混在しており、それらをもとに生成された要約や回答は必ずしも正しいとは言えません。
そこで、チャットではなくナレッジの管理に特化したツールを使えば、内容の信頼性は高まります。また、高度なAI検索がついていれば、 わからない内容を話し言葉で質問するだけで正確な情報を即座に得ることができます。
結論、自社が導入すべきは、社内のナレッジをすべて横断して、最も適切な回答を返してくれるAIが搭載された社内文書管理ツール「ナレカン」一択です。
ナレカンは、“平均0.2秒”“ヒット率100%”を誇る超高度なAI検索で必要な情報を瞬時に探し出すことができます。また、WordやExcelなどのファイルを添付すると自動で内容を要約してナレッジ化するため、社内情報の一元化が進みます。
社内のナレッジから根拠を示して回答するAIツール「ナレカン」
「ナレカン」|社内のナレッジに即アクセスできるツール
https://www.stock-app.info/narekan_document_request.html
「ナレカン」は、社内のナレッジに、即アクセスできるツールです。
「社内のあらゆる場所からナレッジが一元化」され、しかも、そのナレッジを「超高精度検索」できます。
自身の頭の中にあるナレッジを残すときは「記事」を作成でき、誰かにナレッジを尋ねたいときは、知恵袋のような感覚で「質問」することが可能です。また、ファイルを添付するだけで、AIが貴社のファイルの中身を全自動で、続々とナレッジ化していきます。
また、ナレカンを使えば、欲しい情報が即見つかります。
Google検索のように使える「キーワード検索」や生成AIを活用した「自然言語検索」によって、メンバーの検索スキルに依存することなく、誰でも簡単に情報を探し出せます。
更に、「初期導入支援サポート」と「ご利用中サポート」もあり、支援も充実しています。「すぐに使える状態にセットアップ」「月に1度のオンラインミーティング」など、実際に、社内のナレッジが動き出す仕組みを整えます。
<ナレカンをおすすめするポイント>
- 【ナレッジの一元化】 ナレッジ管理に特化した、これ以上なくシンプルなツール。
記事形式で書ける「社内版wiki機能」、質問形式で聞き出せる「社内版知恵袋」、メールやチャット内のやりとりは「転送機能」を使って、ナレッジを残していくだけなので、誰でも迷わず使えます。
- 【超高精度な検索機能】 誰もが簡単に欲しい情報を見つけられる検索性。
「複数キーワード検索」「添付ファイル内検索」「ゆらぎ検索」など、思い通りの検索が可能です。
- 【サポート】 圧倒的なクオリティの「初期導入支援」と「ご利用中」サポート。
初期導入支援だけでなく、ナレカンが定着するように、ご利用中も最大限サポートするので、貴社担当者様のお手を煩わせません。
<ナレカンの料金>
- ビジネスプラン:標準的な機能でナレカンを導入したい企業様
- エンタープライズプラン:管理・セキュリティを強化して導入したい企業様
- プレミアムプラン:「AI自然言語検索」も含めて導入したい企業様
各プランの詳細や金額は、下記「ナレカン資料の無料ダウンロード」ボタンより、資料をダウンロードしてご確認ください。
Slack AIの使い方や口コミ・評判まとめ
これまで、Slack AIの概要や使い方、注意点を中心にご紹介しました。
Slack AIは、スレッド・チャンネル要約機能、AI検索、まとめ機能などを備え、膨大なチャットの内容を短時間で把握できる便利なAIです。しかし、Slackに蓄積されたチャットの内容が不確実な情報であれば、AIが示した回答も正しいものであるとは言い難いです。
そこで、もともと正確性の高い社内情報しか蓄積しないナレッジ管理ツールであれば、正しい情報を取得できます。また、ナレッジに紐づけてメッセージのやり取りができれば、チャットツールを併用する必要がなくなります。
結論、自社が導入すべきは、ナレッジに紐づいたコメントが残せて、適切な社内情報のみが蓄積されるナレッジ管理ツール「ナレカン」一択です。
無料の導入支援も受けられるので、ぜひ「ナレカン」を導入して、瞬時に正しい情報を得られる仕組みを構築しましょう。