企業活動の利益を最大化させるには、マーケティング分析が不可欠です。そして、より効率的に進めるために、今日ではITツールを導入する企業が増えています。
しかし、さまざまなベンダーから多様なツールがリリースされており「ツールの導入を検討しているものの、どのような基準でツールを選べばよいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、マーケティング分析に役立つツールの種類や選定ポイント・おすすめのツール7選を中心にご紹介します。
- マーケティングに使えるツールの種類や選び方を知りたい
- 複数のツールを比較検討して自社に合ったツールを選びたい
- 効果的なマーケティング施策の立案に役立つツールを探している
という方は今回の記事を読むと、マーケティング分析にツールを導入すべき理由を理解しながら、自社に最適なツールを選べるようになります。
目次
マーケティングとは
マーケティングとは、世の中に求められている商品やサービスを探り、販売を促進する活動全般を指します。
具体的には、顧客のニーズを知るために「市場調査」を実施し、データを元に商品を企画します。市場調査によって、顧客の年代や性別、売り上げなどの統計データを集約することで、商品の売り上げを伸ばす戦略立案に役立てるものです。
加えて、立案した戦略をもとにプロモーションを行い、得た利益を評価して次の改善に繋げます。そのため、マーケティングにおいて「顧客の課題の把握」や「商品価値の明確化」は必要不可欠な要素となるのです。
マーケティングにツールを利用すべき2つの理由
以下では、なぜマーケティングにツールを利用すべきなのかを解説します。マーケティングツールを利用した分析が浸透した背景には、大きく分けて2つの理由があります。
（1）消費者の行動が変化したから
1つ目の理由は、消費者行動に変化が現れたからです。
インターネットの普及により、消費者は企業からのプロモーションが無くとも情報を入手できるようになりました。そこで、一方的に製品やサービスをプロモーションする従来の手法から、消費者個人に対してアプローチをする手法へ切り替える必要があったのです。
このように、消費者の行動や嗜好に合わせた複雑なマーケティングを実施しなければならないので、ターゲットの顧客層に適切な情報発信ができるように分析するツールの必要性が高まりました。
（2）既存顧客との関係性が重要になったから
2つ目の理由は、既存顧客との関係性の重要度が高まったからです。
新規顧客開拓には、既存顧客を維持するときのおよそ5倍にも値するコストがかかると言われています。また、LTV（顧客生涯価値）を高めて継続的に利益を得るには、顧客との関係を良好に保つ必要があるのです。
このような背景から、新規顧客開拓も続けつつ、既存顧客との関係性を深めようとマーケティングに取り組む企業が増加しました。そして、そこで役立つのが「マーケティングツール」なのです。
たとえば、マーケティングツールには、既存顧客を情報ごとに区分する機能や情報分析を自動化する機能が備わっています。これらの機能の活用により、人的コストを最小限に抑えつつ、休眠顧客の掘り起こしや効果的なキャンペーンの実施が可能になりました。
※参考：Synergy!｜1：5の法則
マーケティングの分析に役立つツールの種類一覧
ここでは、マーケティングの分析に役立つツールの種類を解説します。ツールごとに機能や解決できる課題に違いがあり、主に以下の5種類に分けられます。
- MA（マーケティングオートメーション）ツール
- SFA（セールスフォースオートメーション）ツール
- CRM（カスタマーリレーションシップマネジメント）ツール
- ABM（アカウントベースドマーケティング）ツール
- サイト分析ツール
MA（マーケティングオートメーション）ツール
MA（マーケティングオートメーション）ツールとは、顧客開拓におけるマーケティング活動を可視化し、自動化できるツールです。
たとえば、ECサイトの場合、購入者との関係や、訪問者に対する適切なアプローチが大切です。とくに、大規模なサイトで人の手によって膨大なデータ数を扱うと、抜け漏れが発生するだけでなく、管理コストが高まる恐れがあります。
そこで、MAツールを利用すると、膨大な情報の管理負担が解消され、顧客に合ったマーケティング活動が実施できるようになります。
SFA（セールスフォースオートメーション）ツール
SFA（セールスフォースオートメーション）ツールとは、営業活動に関連する情報をデータ化し、蓄積・分析が可能なシステムのことです。
主にインサイドセールスやフィールドセールスに利用されており、進捗状況やスケジュールが営業担当者に属人化する事態を防ぎます。
さらに、リアルタイムで営業活動の状況が把握できるため、上司が部下の業務内容を把握するのにも役立ちます。
CRM（カスタマーリレーションシップマネジメント）ツール
CRM（カスタマーリレーションシップマネジメント）ツールとは、顧客情報を管理し、顧客の満足度を高めて信頼性の構築を促すツールです。
CRMツールを活用すると、顧客の購買履歴や購入頻度がデータ化されるので、顧客の傾向を分析できます。その結果、経営層が分析データを元に迅速な判断を下したり、最適なタイミングでターゲットにメルマガやクーポンを配信したりが可能になるのです。
以上のようにCRMツールを活用すれば、分析結果からニーズが可視化され、顧客の求めているサービスを適切に提案できるようになるのです。
ABM（アカウントベースドマーケティング）ツール
ABM（アカウントベースドマーケティング）ツールとは、ツール内に蓄積された企業データベースから、対象となる企業を分析・選定できるツールです。
個人向け（toC）のツールではなく、ターゲット企業（toB）の選定や、リード（自社サービスに興味がある初期の見込み顧客）の管理に使えるのが特徴です。
また、従来は顧客個人単位で管理されていたデータを企業単位で切り出せるので、企業単位や部署単位ごとにマーケティング戦略を立てられるようになります。
サイト分析ツール
サイト分析ツールとは、自社サイトの状況分析に特化したツールです。
具体的には、コンテンツや任意のキーワードに対して「どれだけのアクセスがあるか」「どれほどのニーズがあるのか」を抽出するのに役立ちます。
マーケティング担当者にとって自社サイトの弱みや強みを把握し、成約（コンバージョン）数を改善し続けることは重要な業務のひとつです。時間のかかる分析がツールによって自動化できれば、より効率的に適切な施策を打ち続けられるようになります。
【成功のカギ】マーケティングツールの有効性を高めるには
マーケティングツールの有効性を高めて営業活動へと反映させるには、情報共有の体制を整えることが最も重要です。
なぜなら、マーケティングには多くの社員が関わるので、収集した情報を適切に社内共有する必要があるからです。たとえば、営業による顧客への接触や、制作部でのコンテンツ作成など、他部門の協力がなければ施策は実行できません。
したがって、まずは、社内で円滑に情報共有できる環境を構築することが大切です。とくに、「Stock」のような情報共有ツールを利用すると、自部署だけでなく他部署へも顧客情報やマーケティングの分析結果を幅広く展開できるようになります。
＜無料あり＞マーケティングの分析に貢献するおすすめツール7選
以下では、マーケティングの分析に貢献するおすすめのツール7選をご紹介します。
マーケティングツールは複雑で、使いこなすには各機能を理解する必要があります。しかし、マーケティングを始めたばかりの企業の場合、慣れるまでに時間がかかり、結果として顧客分析が遅れてしまう恐れがあるのです。
また、マーケティングツールを導入したとしても、「自部署内での認識齟齬」や「他部門への共有」に課題がある環境では、分析した結果も有効活用できません。そのため、マーケティングを実施していくうえでは、まずは情報共有手段の確立が必須です。
なかでも、誰でも簡単に使える情報共有ツールを導入すると、社員全員が利用できて共有漏れが発生しない体制を整えられます。したがって、非IT企業の担当者でも即運用を始められるシンプルな情報共有ツールの「Stock」が最適です。
Stockの「ノート」に書き残した情報は、任意のメンバーとリアルタイムで共有できるほか、顧客ごとに「フォルダ」を分けて整理可能です。また、「メッセージ」「タスク」がノートに紐づいており、メンバーと連携を取りながら、業務の抜け漏れも防げます。
【Stock】30万社が導入している最も簡単な情報管理・共有ツール
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
＜Stockをおすすめするポイント＞
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
＜Stockの口コミ・評判＞
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
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「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
竹原陽子さん、國吉千恵美さん
リハビリデイサービスエール |
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「会社全体が、『Stock（ストック）さえ見ればOK』という認識に180度変わった」 ★★★★★ 5.0 特に介護業界では顕著かもしれませんが、『パソコンやアプリに関する新しい取り組みをする』ということに対して少なからず懸念や不安の声はありました。しかしその後、実際にStock（ストック）を使ってみると、紙のノートに書く作業と比べて負担は変わらず、『Stock（ストック）さえ見れば大半のことが解決する』という共通の認識がなされるようになりました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ（栃木SC） |
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「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします！」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
【Adobe Marketo Engage】生成AIを活用したMAツール
＜Adobe Marketo Engageの特徴＞
- 生成AIにより業務効率化が期待できる
生成AIの活用により、電子メールやナーチャリング、チャットなどのコンテンツ制作がより効率的になります。また、顧客の潜在的な質問にも応答でき、エンゲージメントの拡大が期待できます。
＜Adobe Marketo Engageの機能・使用感＞
- さまざまなツールと連携できる
- 疑問を簡単に解消できる
CRMやチャットシステムなどと連携できるので、拡張性の高いツールを使いたい場合に適しています。
コミュニティページ機能を使えば、世界のユーザーと情報交換ができます。
＜Adobe Marketo Engageの注意点＞
- 英語力が必要
- 操作性が難しい
日本語のマニュアルも用意されているものの、機能に関する詳細なドキュメントは英語表記のため、英語力が必須になります。
利用しているユーザーからは「操作性に関しても慣れないうちは難易度が高いと感じると思います。」という声があります。（参考：ITreview）
＜Adobe Marketo Engageの料金体系＞
- データベースによって料金が異なるので、詳細な料金は問い合わせが必要です。
【SATORI】見込み客を増やすMAツール
＜SATORIの特徴＞
- 見込み顧客の獲得から育成までできる
名前を把握している見込み顧客だけでなく、匿名の見込み顧客の接点を生み出せます。自社サービスに興味の深い見込み顧客を発見し、アプローチできます。
＜SATORIの機能・使用感＞
- 見込み顧客の管理を効率化する
- サイトやフォームを簡単に作成
アクセス企業リスト機能で、自社サイトを閲覧する見込み顧客を簡単にリスト化できます。
管理画面上でサイトやフォームを作れるので、ITに不慣れなメンバーが多いチームでも簡単に使えます。
＜SATORIの注意点＞
- 初期費用が発生する
- HTML言語を理解していないと使いづらい
日々の運用にかかる料金に加えて、初期費用の300,000円（税別）が発生するため、初期投資のコストを抑えたい企業は注意しましょう。
SATORIでは、メルマガ配信なども可能ですが、利用しているユーザーからは「HTML言語をある程度理解できないと、メルマガやWEBページをきれいに作ることができない」との声があります。（参考：ITreview）
＜SATORIの料金体系＞
初期費用が300,000円（税別）、年間で契約した場合の月額料金が148,000円（税別）になります。ただし、前払いの一括請求になる点に注意が必要です。
【Mazrica Sales】上場企業向け設計まで対応したSFAツール
＜Mazrica Salesの特徴＞
- 直感的に操作しやすいSFAツール
ダッシュボード形式で数値が図式化されたり、案件をカード表示で管理したりする視覚的な表示があります。
＜Mazrica Salesの機能・使用感＞
- 専門知識不要で高機能なダッシュボードが使える
- AIを活用した案件の分析ができる
高機能なダッシュボードを特別な開発なしで使えるので、すぐに運用を開始したい場合に適しています。
AIによる分析機能があり、今後想定されるリスクを事前に把握できます。
＜Mazrica Salesの注意点＞
- 初見での理解が難しい
- グラフがわかりにくい
高度な機能が備わったツールなので、利用方法を理解するまでに時間がかかるリスクがあります。
利用しているユーザーからは「売上管理グラフが視覚的にわかりにくい」という声があります。（参考：ITreview）
＜Mazrica Salesの料金体系＞
- Starter：27,500円/月～
- Growth：110,000円/月～
- Enterprise：330,000円/月～
【Salesforce】世界シェアNo.1のCRMツール
＜Salesforceの特徴＞
- 15万社以上に導入されているCRMツール
Salesforceは15万社以上に導入されている世界シェアNo.1のCRMツールです。ツール内で営業活動の分析が完結するほか、拡張機能も充実しています。
＜Salesforceの機能・使用感＞
- カスタマイズ性が高い
- 顧客に関するさまざまな情報を管理できる
レイアウトなどを変えられる機能があり、自社で使いやすいように画面をカスタマイズできます。
顧客の連絡先や取引に関する活動履歴だけでなく、ソーシャルメディアサイト上の情報も直接取り込めます。
＜Salesforceの注意点＞
- 外部とのサービス連携の難易度が高い
- 機能が多い
さまざまなサービスと連携できますが、専門的な知識がなければ設定が難しい可能性があります。
利用しているユーザーからは「機能（設定）が多いため、理解している方でないと十分な活用ができない。」という意見が寄せられています。（参考：ITreview）
＜Salesforceの料金体系＞
Salesforceでカスタマーサービスに関する機能が使える「Service Cloud」の料金は以下の通りです。
- Starter：3,000円/1ユーザー/月
- Pro Suite：12,000円/1ユーザー/月
- Enterprise：19,800円/1ユーザー/月
- Unlimited：39,600円/1ユーザー/月
- Einstein 1 Service：60,000円/1ユーザー/月
【スピーダ】約1,000万社の企業データベースがあるABMツール
＜スピーダの特徴＞
- 約1,000万社の企業データベースを持つツール
世界中の約1,000万社の企業情報がデータベース化されているので、営業活動の効率化に役立ちます。
＜スピーダの機能・使用感＞
引用：スピーダの公式ページ
- データベースの企業情報を活用できる
- Salesforceと連携できる
データベースから受注確度を分析できるので、ターゲティングの精度が向上します。
Salesforceとの連携が簡単なので、顧客情報の管理も効率化できます。
＜スピーダの注意点＞
- 無料トライアル期間が7日間
- 情報の反映に時間がかかる場合がある
一部の製品について７日間の無料トライアルが可能です。（※参考：スピーダ 7日間無料トライアル）
利用しているユーザーからは「有価証券報告書の開示からデータベースへの反映までに2～3か月のラグがあるため、もう少し反映が早くなるとよい。」という声があります。（参考：ITreview）
＜スピーダの料金体系＞
- 詳細な料金については問い合わせが必要です。
【AIアナリスト】人工知能を利用したサイト分析ツール
＜AIアナリストの特徴＞
- データからサイトの改善ポイントを抽出するツール
AIアナリストは、自動でサイトを分析し、サイトの改善に役立つアドバイスを得られるツールです。Googleアナリティクスを連携すれば、サイトの改善提案やレポートが見られます。
＜AIアナリストの機能・使用感＞
- サイトの評価を可視化できる
- 施策の成果を簡単に確認できる
AIによってサイトの評価が数値化され、改善点を効率よく抽出できます。
施策の成果をわずかな操作で確認できるので、改善施策の効果検証にも手間がかかりません。
＜AIアナリストの注意点＞
- コストがかかる
利用しているユーザーからは「年間コストがかなりかかる。」という声があります。（参考：BOXIL）
＜AIアナリストの料金体系＞
- 詳細な料金については問い合わせが必要です。
＜比較表＞マーケティングの分析に貢献するおすすめツール7選
以下は、マーケティングの分析に貢献するツールの比較表です。（表は左右にスクロールできます。）
| Stock【おすすめ】 | Adobe Marketo Engage | SATORI | Mazrica Sales | Salesforce | スピーダ | AIアナリスト | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 |
30万社が導入している最も簡単な情報管理・共有ツール |
生成AIを活用したMAツールMAツール |
見込み客を増やすMAツール |
上場企業向け設計まで対応したSFAツール |
世界シェアNo.1のCRMツール |
1,000万社以上の企業データベースがあるABMツール |
人工知能を利用したサイト分析ツール |
| シンプルで簡単or多機能 |
シンプルで簡単（中小規模の企業向け） |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
多機能 |
| チャット機能 |
【〇】 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
【×】 |
| 外部ツール連携 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
【〇】 |
| 注意点 |
5名以上での利用が前提 |
英語力が必要 |
初期費用が発生する |
初見での理解が難しい |
外部との連携操作の難易度が高い |
情報の反映に時間がかかる場合がある |
年間コストが高い |
| 料金 |
・無料
・有料プランでも1人あたり500円/月〜 |
・料金は要問い合わせ |
・無料プランなし
・有料プランは300,000円（初期費用）＋148,000円（月額費用） |
・無料トライアルあり
・有料プランは27,500円/月～ |
・無料トライアルあり
・有料プランは3,000円/ユーザー/月～ |
・無料トライアルあり
・有料プランの料金は要問い合わせ |
・無料プランあり
・有料プランの料金は要問い合わせ |
| 公式サイト |
「Stock」の詳細はこちら |
「Adobe Marketo Engage」の詳細はこちら |
「SATORI」の詳細はこちら |
「Mazrica Sales」の詳細はこちら |
「Salesforce」の詳細はこちら |
「スピーダ」の詳細はこちら |
「AIアナリスト」の詳細はこちら |
以上のように、マーケティングツールは目的によって種類や機能が大きく異なります。そのため、自社が抱えている課題を洗い出してからツールを選定すれば、「多機能で使いこなせない」という事態を防げます。
マーケティングツールの3つの選定ポイント
ここでは、マーケティングツールを導入するときの選定ポイントについて解説します。以下の点を踏まえて選定しなければ、自社に合わないツールを導入する恐れがあるので注意しましょう。
（1）利用目的に沿っているか
はじめに、該当のツールが自社の利用目的に沿っているかを確認しましょう。
マーケティングツールはそれぞれ機能や特徴、利用すべきタイミングが異なります。たとえば、MAツールは見込み客の獲得に有効ですが、SFAツールは営業活動全体に活用するので、自社の目的や利用シーンに合わなければ、十分な効果が発揮されません。
したがって、最適なツールを導入するには自社のマーケティングの課題点を明確化し、対応できるツールを検討しましょう。
（2）連携機能はあるか
選定予定のツールに、連携機能があるかも重要なポイントです。
マーケティングツールは単独だけでなく、ほかのツールと連携する機能があればより便利に使えるようになります。たとえば、MAツールと自社の顧客データベースを連携させると、追加でサービスを契約せずともABMツールとして活用できます。
以上のように、現在利用しているツールとの連携機能があれば、コストを抑えつつマーケティング効率の向上が見込めます。
（3）操作性に問題はないか
マーケティングツールを導入するときは、操作性についても確認が必要です。
マーケティングは日々観測が必要なので、「操作が複雑」「動作が重い」といったツールでは、利用時にストレスが生まれます。とくに、マーケティング初心者の場合、専門的な知識を必要とするツールを導入しても十分に使いこなせません。
したがって、シンプルな操作性で運用の負担なく利用できるツールかを見極めましょう。
マーケティングの分析に役立つおすすめツール7選まとめ
ここまで、マーケティングツールが浸透した背景やツールの選定ポイント、おすすめのITツールについて解説しました。
ツールを導入するとマーケティングを効率的に進められる一方、自社に合わないサービスを選定しないように注意が必要です。操作性が難しいと使いこなせず社内に浸透しなくなるので、無料トライアルなどを活用して詳細に仕様を確認しましょう。
また、マーケティングの実施において「情報共有」は不可欠です。顧客の情報を収集・分析するだけでなく、情報を過不足なく社内展開する体制を整えなければ、認識の齟齬や共有漏れが発生してしまい、結果として効果的な施策を実行できません。
そこで、ITリテラシーの低いユーザーでも、説明なしに使いこなせる簡単な情報共有ツール「Stock」を利用すると、ストレスを発生させずにマーケティングに関する情報共有が円滑に進みます。
ぜひ「Stock」を導入し、自社のマーケティング戦略立案に活用しましょう。
