チームで円滑なコミュニケーションがとれるツールのひとつに「Chatwork(チャットワーク)」があります。Chatworkは多くの日系企業で導入されており、メールを使った業務全般を大幅に改善してきました。
一方、2022年9月6日にChatworkが発表したフリープランの変更に伴い、退会(解約)を検討するユーザーも増えています。しかし、「退会の方法が複雑で分からない」「退会したあとにデータは削除されるのか心配」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、Chatworkを退会する手順と注意点、Q&Aを中心にご紹介します。
- Chatworkの退会・解約する方法が分からない
- Chatworkアカウントを削除する具体的な手順が知りたい
- 退会後の代替ツールも検討しているのでおすすめを知りたい
という方はこの記事を参考にすると、Chatworkを退会する方法だけでなく最適な移行先も分かります。
目次
Chatworkを退会(解約)する方法
以下では、Chatworkを退会する手順を画像付きで解説します。退会が完了するとアカウントは削除されて復元できなくなるので、大切なデータはバックアップを取ってから実施しましょう。
フリー|退会(解約)の手順
以下では、フリープランのアカウントから退会する方法を解説します。
はじめに、退会したいアカウントでChatworkにログインして、メイン画面を開きましょう。次に、下図のように画面右上のプロフィールをクリックして、[管理者設定]を選択します。
次に、上図のように[利用内容の確認]を選択して、画面右下の[サービスを解約する]をクリックします。(この時点ではまだ解約手続きは完了していません)
「削除するユーザー情報に間違いはないか」「削除されるデータに問題はないか」を確認したうえで、[次へ]をクリックします。
任意のアンケートに答えて、最後に[サービスを解約する]をクリックすれば完全にアカウントが削除されます。
ビジネス/エンタープライズ|退会(解約)の手順
ビジネスプランやエンタープライズプランのアカウントを削除する場合には、組織の管理者に問い合わせましょう。
組織の管理者は、解約手続きページからアカウントを削除できます。なお、アカウント削除はセキュリティの都合上、Chatwork側では対応不可となっています。
管理者以外のユーザーがアカウントの削除(解約)を希望の場合、ご契約組織の管理者様に直接ご連絡ください。組織内のユーザー削除について、弊社ではセキュリティの都合により関与いたしません。管理者様へ直接ユーザー削除のご依頼をお願いいたします。
Chatworkの退会(解約)に関するQ&A
アカウント削除の手続きで分からないことがあれば、以下「Chatworkの退会(解約)に関するQ&A」を確認しましょう。
- Q. Chatworkから退会(解約)するとどうなるか
- Q. 退会通知は送信されるのか
- Q. 複数のアカウントを作成してしまったので削除したい
- Q. 間違って登録したアカウントを削除したい
- Q. Chatworkから退会(解約)できない
- Q. Chatworkに再登録したい
- Q. Chatworkからログアウトするとどうなるのか
A. 個人のマイチャットは削除され、グループチャットからは自動で退席します。また、過去にアップロードしたすべてのファイルや、退会ユーザーが担当者になっていたタスクも削除対象です。
A. Chatworkの解約処理が完了したあとにチャット欄に通知されます。以降は「ユーザー名(解約済)」と表示されます。
A. こちらのページから、削除したいアカウントでログインして削除します。アカウントを削除すると復元ができないので注意しましょう。
A. こちらのページから、間違って登録したアカウントを削除します。アカウントの一括選択はできません。
A. 有料プランは管理者でなければ、アカウントの削除はできません。組織内の管理者に問い合わせましょう。
A. 一度削除したアカウントは復元できないので、新規登録する必要があります。
A. Chatworkからログアウトしてもアカウントが削除されたり、退会となったりはしません。再度ログインすれば、ログアウト前にやりとりしていたメッセージは確認できます。
Chatworkを退会(解約)する際の注意点
Chatworkを退会する前に確認しておくべき注意点が6つあります。退会してからトラブルにならないように必ずチェックしましょう。
- すべてのチャットに参加できなくなる
- 参加者が自分だけのチャットが削除される
- 一部メッセージは削除されない
- 担当のタスクが削除される
- ファイルはすべて削除される
- データは復元できない
アカウントが削除されると、参加していたすべてのダイレクトチャットやグループチャットから自動的に退出させられます。別のアカウントで招待されない限り、該当のチャットにアクセスすることはできません。
参加者が自分だけのグループチャットやマイチャットは完全に削除され、誰もアクセスできなくなります。
退会したユーザーを含む2人以上のチャットは削除されず、メッセージが残ります。メッセージには「ユーザー名(削除済)」と表示され、ほかのメンバーはいつでも閲覧可能です。
退会したユーザーが担当者になっているタスクが自動削除されます。ただし、依頼者になっているタスクは削除されず、そのままデータが残ります。
退会メンバーがアップロードしたファイルはすべて削除されます。
退会手続きが完了したアカウントは復元することができません。
また、Chatwork内のメッセージやタスクのログを保存する機能はありません。最上位プランのエンタープライズプランではチャットの履歴をエクスポートできますが、フリープランや下位プランでバックアップを取りたい場合は手作業でコピーする必要があります。
Chatworkを使い続ける3つのデメリット
以下では、Chatworkを長期運用する際に注意すべき3つのデメリットを解説します。運用状況によっては非効率な活用を続けることになるので、慎重に移行の検討をしましょう。
(1)目的の情報をすぐに見つけられない
Chatworkのフリープランでは、検索オプションが利用できないため、目的の情報をすぐに見つけられない恐れがあります。
検索オプションは、たとえば下図のように「除外キーワード」「発言者」「発言日」で絞り込みができます。目的のメッセージをピンポイントで探し出せるため、仕事で利用する場合には必須です。
したがって、フリープランでやりとりするメッセージ量が多い場合は「見落とさないように未読に戻す」といった工夫が必要になります。
(2)直近40日のメッセージしか閲覧できない
Chatworkのフリープランでは「過去のメッセージは、直近40日以内にやりとりされたもののみ閲覧できる」という仕様になります。
したがって、「長期的なプロジェクトを進める」「過去のメッセージを記録として残したい」場合は注意しましょう。メッセージを制限なしで確認できるようにするには有料化が必須です。
(3)大切な情報が流れてしまう
プランに関係なく、共有したメッセージやファイルが次々と流れてしまうというデメリットがあります。
Chatworkは円滑なやりとりができるチャットツールですが、その分大切な情報が流れてしまい、あとから探し出すのが面倒です。フリープランでは検索オプションが使えなくなるので、さらに目的の情報へのアクセスが困難になる可能性があります。
社内共有される情報は一時的な連絡だけでなく、何度も活用する資料やデータも多いです。そのため、フロー情報だけでなく、貴重な経営資源になるストック情報を管理できる代替ツールが必要になります。
【担当者は必見】Chatworkの代替におすすめのツール
以下では、Chatworkの代替におすすめのツールをご紹介します。
Chatworkは迅速なやりとりができる一方、大切な情報(メッセージ、資料、データ)が流れてしまい、すぐに見つからない点がデメリットです。また、フリープランではメッセージの閲覧可能な期限が決まっているので、長期的な情報の記録には適しません。
そのため、「情報を確実に蓄積でき、メッセージ数や検索機能に制限がないツール」がビジネスには必須になります。ただし、新しいツールは社内へ浸透させるのに時間がかかるので、誰でも直感的に使えるシンプルなものが最適です。
結論、導入すべきツールは、あらゆる情報が流れないようにストックでき、非IT企業の65歳が説明なしで使いこなせる「Stock」一択です。
Stockの「ノート」にはテキストだけでなく各種ファイルも保存でき、チャットツールのように流れる心配もありません。また、「ノート」に紐づけられた「メッセージ」には閲覧制限はないうえ、フリープランでも高性能な検索機能が使えます。
最も簡単に情報を残しつつ共有もできるツール「Stock」
/ 情報ストック、タスク管理、メッセージ機能 /
チームの情報を、最も簡単に管理できるツール「Stock」
Stockは、社内のあらゆる情報を、最も簡単に「管理」できるツールです。「社内の情報を、簡単に管理する方法がない」という問題を解消します。
Stockを使えば、「ノート」の機能を利用して、要件などのテキスト情報や、画像やファイルなどのあらゆる情報を誰でも簡単に残せます。
また、「タスク」や「メッセージ」の機能を利用すると、ノートに記載したテーマごとにコミュニケーションを取ることができるため、あちこちに情報が分散せず、常に整理された状態で業務を遂行できます。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITの専門知識がなくてもすぐに使える
「ITに詳しくない65歳の方でも、何の説明もなく使える」程シンプルです。
- 社内のあらゆる情報を、最も簡単に「ストック」できる
作業依頼、議事録・問い合わせ管理など、あらゆる情報を一元管理可能です。
- 驚くほど簡単に、「タスク管理」「メッセージ」もできる
直感的な操作で、「タスクの担当者・期日の設定」と「メッセージでのやりとり」が可能です。
<Stockの口コミ・評判>
塩出 祐貴さん
松山ヤクルト販売株式会社 |
「強烈な『ITアレルギー』がある弊社にも、Stockならば、一切混乱なく導入できました」 ★★★★★ 5.0 弊社の宅配部門のスタッフの半分近くは50代以上と高齢で、キーボード入力が苦手なスタッフもいるほど、ITツールへの強い抵抗感がありました。しかし、Stockは他ツールに比べて圧倒的にシンプルで、直感的に使えるため、予想通り非常にスムーズに使い始めることができました。 |
加井 夕子 さん、海野 紘子 さん
SBIビジネス・イノベーター株式会社 |
「SBIグループの厳格なセキュリティ基準をも満たす、誰にでもお勧めの情報ストックツールです」 ★★★★★ 5.0 当社が導入するシステムには非常に厳格なセキュリティ基準を満たすことが要求されていますが、Stockのシステムは極めて高度なセキュリティ基準で開発・運営されているため、SBIグループのセキュリティ基準でも全く問題なく導入することができました。 |
江藤 美帆さん
栃木サッカークラブ(栃木SC) |
「ナレッジが属人化しやすいプロスポーツクラブには、Stockを非常に強くお勧めします!」 ★★★★★ 5.0 元々悩んでいた『ナレッジがブラックボックス化してしまう』という問題が、驚くほどうまく解消されました。 『Stockさえ見れば、すぐに必要な情報を把握できる』という状況を作り出すことに成功し、明らかに生産性が向上しました。 |
<Stockの料金>
- フリープラン :無料
- ビジネスプラン :500円/ユーザー/月
- エンタープライズプラン :1,000円/ユーザー/月
※最低ご利用人数:5ユーザーから
Chatworkを退会(解約)する手順と注意点まとめ
これまで、Chatworkを退会する方法と注意点、使い続けるデメリットを中心にご紹介しました。
Chatworkはスムーズに社内連絡ができる便利なツールですが、2022年10月6日からフリープランの機能が制限されるため、これまでの使い勝手とは変わってくる可能性があります。また、そもそもチャットツールは情報が流れるので情報の記録に不向きというデメリットもあるのです。
そこで、Chatworkを退会後は「あとから情報を振り返りやすいツール」へ移行するのがおすすめです。結論、Chatworkの代替には、情報を流さず蓄積でき、フリープランでも使いやすい情報共有ツールの「Stock」一択です。
無料登録は1分で完了するので、ぜひ「Stock」に移行してストレスのない情報共有・管理ができるようにしましょう。